好調ワラサ、仕立船でゆったり和やか釣行

9月10日(土)、剣崎松輪港のあまさけや丸からワラサに行ってきた。
先週は台風12号の影響でお休みとなり2週間振り。さぁ、いよいよやって来ました、お楽しみのワラサ釣行の日。遡ること一ヶ月と少し前、すずきんさんから仕立船のお誘い、聞くとK上さんとケンケンさんからのお誘いとのこと。ケンケンさんとご一緒するのも久し振りだし、K上さんとも一度お目に掛かりたいと思っていたので二つ返事で参加表明。釣り物はワラサ、これも誘われないとやらない釣りで久し振りの機会、いっちょ気合入れて頑張りましょう!企画時点ではワラサの気配もまだ薄かったのだが、2週間ほど前から俄かに盛り上がり始めて、ナント先週の台風明けから爆裂モードに突入。今週は軒並みトップ2桁前後の釣果で推移し、そんなに釣れても!?状態。そして釣行日、仕立船の企画としてはコレ以上無しの大当たり。K上さん、流石の読みでした。乗合船はおのずと片舷10名前後の混雑が予想される中、本日のメンバーは6名ですよ。『土曜はダメよの法則』で少し控えめに見ても既に釣れたも同然!(そんなこと言っててドツボにハマらなきゃいいけど、笑)仕立なので釣り的には心配無いのだが問題は場所。ワラサフィーバーのこの時期、普通の感覚で行こうものなら駐車場に入るのすら困難なワラサのメッカは剣崎松輪港。情報によると、早く行って奥の方に止めちゃうと帰港してから車出せなくなるほどの過密駐車らしい。そんな話なので、K上さんとケンケンさんは前夜11時くらいから現地入りして、出口に近い場所を確保してくださるそうで感謝!すずきんさんと私も当初の予定を繰り上げて深夜2時にお迎え頂き現場へ急行。行程順調に3時前に到着すると、さすがにこの時間まだ余裕があったが、30分ほどでアレよアレよの満車状態。これじゃ出船1時間前に来てもアウトだわ。乗船までまだかなり時間があるので、空いてるうちに餌やコマセを調達したり、メンバーの皆さんと談笑しながら薄暗い駐車場で時間を潰す。5時少し前、空が白んで来てようやく出船1時間前。荷物を担ぎ、ガラガラとクーラー引っ張りながら船着場に移動。


出船前の港、ワラサフィーバー真っ只中、まさにゴッタ返しているという表現がピッタリ。

漁協でデカい氷を2個購入し、乗船名簿を記入。程無く本日お世話になる勝利丸が着けられたが、ナント大松丸3隻の外側4番目、手前の3隻も釣り人が準備中のところ横断して3往復。とどめのトランク大将はコマセや氷で既にズッシリ、コレ運ぶの一人じゃ無理!(汗)乗船前から五十肩にムチ打ちながら、一苦労して全員乗船完了。フ〜ッ、汗ビッショリ、既に一仕事終えた気分の中、次は道具の準備である。場所は事前にクジ引きで決定。右舷ミヨシからすずきんさん、INさん、KBさん。左舷ミヨシからK上さん、ケンケンさん、私の順、特等席頂いたので頑張りますよ〜!(笑)5時30分、外側に着けてたもう1隻が舫を解いて出船、続いて本船も離岸すると港の外で協定時刻の6時を待つ。コマセの中から付け餌を選ぶが、今日は質がイマイチでなかなか良い粒が見つからない。付け餌持って来りゃ良かったかな。本日の道具はこの手の釣りで愛用してきた『リーディングXネライ210M』(旧型のDBガイドのモノ)に『ビーストマスター3000』の組み合わせ。仕掛けはハリス8号6m、針は『金龍ヒラマサ13号』の1本針。光物の類は無し。餌はオキアミを刺した後、『紫外線イカ』をチョン掛けしたミックス構成。『紫外線イカ』は今回初使用、良いお値段するけど効果の程は如何に?餌取りが多いようなのでイカタンはいずれにしても必需品。しばらく波に揺られ、時計の針が6時を指すと全船一斉にエンジンの回転数を上げワラサポイントを目指す。何度乗っても朝イチのこの瞬間は気持ちいいものである。航程10分ほどでスローダウン、早くも形成されつつある大船団の西側に位置取りすると、早い船は航跡が消えない内に道具を下ろすのが目に入り、本船も投入の合図と同時に速攻でブチ込む。タナは底から10m。着底すると水深は42m、底取りを確実に行ってから5m、7m、9mと縦に3回コマセを振って10mやや上気味で待ち。南南西の弱風で晴れ、海上少しウネリがあるが良い凪。水色は澄みで、昨日より色が良いよと上乗りさん。


6時ジャスト、ヨーイドン!全船エンジンの回転数を上げて松輪瀬に一直線。


あっと言う間に大船団。大型船から小型船まで100隻どころではありません。

1投目から船中竿が刺さりまくる画を想像していたが、期待とは裏腹に静かな幕開けか?2回タナを取り直したがアタリ出ず、回収して2投目。すると本日初ヒットは左舷ミヨシのK上さん、まずは船中初物でおめでとうございます!その直後の6時15分、私の手持ち竿に異変。オッ?当たったぞ。入れ!入れ!入った〜ッ!竿を起こしてガッツリアワセを入れてやり取り開始。ドラグの調整は完ペキ。1mmもいじること無く、強い引き込みに竿を送るとジリジリと滑り出す道糸。久し振りだな〜この手応え。最初は引きが強く10m浮かせるのに少し時間を要したが、ポンピングしながら徐々に電動で巻き込んでいよいよ海面にビシが。遊ばせないようにガンガン仕掛けを手繰り込み、無事、上乗りさんの玉網に納まったのは3Kg前半のレギュラーサイズ。ヨッシャまずは1本取ったよ。その間、右舷でも2、3発当たったようだが、オマツリバラシなどあって取り込んだのはINさんの1本だけかな?10分後、再び手持ち竿に前アタリ。これも上手いこと入ってくれて早くも2本目をゲット。3Kg半あるかな?上がるのはみんな似たようなサイズである。それにしても食いますね『紫外線イカ』、パックにちょこっと入ってて¥525は見た瞬間エ〜ッ?て思ったが、餌持ちも良いし効果あるなら高い買い物では無いかも!?たまたまかな。(笑)6時45分、アタリ続かず1回目の潮回り。大潮前の中潮最終日で干潮が9時半頃の予報だが、湾口部の潮流は読めず、この時間、上げ潮でトモ寄りに入る。潮は穏やかで釣りに支障は無い。さて、2流し目は水深46mから。ブッ込み早々、K上さんの竿が入ったが、あと少しのところでスッポ抜け。次の瞬間、再びK上さん、早くも掛け直しでやり取り中。仕事速いですね〜。今度は無事取り込み成功で2本目ゲット。数分経過して7時ジャスト、ビシダナ35m、私の手持ち竿に再び前アタリ。一瞬フワフワしたような穂先の動きから1回グンッとお辞儀した次の瞬間、竿がバッドからひん曲がる。同時に両腕で竿を起こしてアワセ。


右舷の風景、ミヨシからすずきんさん、INさん、KBさん。ブルーのTシャツは上乗りさん。


ケンケンさん、待望の初物がやっと来ました!長かったですね〜。(汗)

何故か今日はやっててバレる気がせず、結果的に開始45分、ここまでロスト無しの3本は個人的には余裕の展開、たまにはこういう日もありますって。そして少し経過した7時15分、待ってましたよ〜!前と後ろでドスドスやられて気が落ち着かなかった(笑)ケンケンさんに待望の初アタリ。無事に玉網に収まってヨッシャ〜!おめでとうございます!この流し、右舷でも何本か上がったようだが、大ドモのKBさん、朝イチのバラシで魚運も落としてしまったか、アレ以来アタリに恵まれず。頼みますよ〜!その後、1流し30分前後で回り直しを繰り返し、水深は浅い場所で38m、深いところで60mくらい。タナは都度海面から船長が指示する船もあるが、本船は各自底からのタナ取り方式。入れ替えであまり水深が変わっていないと見れば、前回のタナ+5mまで沈め、コマセ振り上げてー5mすれば良い。道糸のマーカーが半端な位置で、タナを合わせ難い時は切り上げて高めに合わせれば良い。魚も底から10mを測って一直線に並んで泳いでいる訳では無いので、その辺は良い意味でアバウトなのがいい。僚船でも取り込まれる場面をめっきり見なくなりいよいよ小康状態か。9時半頃が潮変わりなので、その前後と、上げに入ってから一盛り上がりあるだろうか?こういう時間も道具だけは定期的に入れ替え、休むこと無くコマセを撒きながら置き竿で様子見。想像するに今日のような食い方はある意味『土曜はダメよの法則』なのだと思う。結局、船の数と釣り人の数がスゴイので、コマセ撒いても群れが船下に着かずにすぐに抜けてしまう。大流ししてる最中、たまたま群れが船下に入ったときにパタパタっと食ってまたすぐ抜ける。魚の活性は悪くないが落ち着かない状態?今週一週間、トップ10〜18本ほどの高釣果を何度も目撃したが、たぶん連荘が無ければ行く数字ではなかろう。と言っても3Kg超のワラサ、一般家庭で消費するには2本あれば十分、お裾分け分を入れても我が家なら4本がイイトコ。10何本も釣ってハケるのならいいけど。(笑)


K上さんとケンケンさんのダブルヒット。直後、右舷のKBさんにもヒットして全員ゲットでメデタシ。

9時ジャスト、ケンケンさんの一発以来、1時間45分、最初に静寂を破ったのは何を隠そうこのワタシ。コマセ振って置き竿にしたら、やっぱりアタリが出る間合いってのがあって、それがきっとコマセと付け餌の同調なのだろう。竿に神経を集中している間に前アタリから検知して、そのままやり過ごすと見事にドスン!とバッドから突き刺さった。手持ちの釣趣も捨て難いが、この視覚的な一面は置き竿の醍醐味である。いや〜楽しいな、釣りって。(笑)無事取り込んで4本目をゲット。かみさんには5本まで持ち帰って良いと許可を得たので、あと1本で打ち止めか・・・残り時間あと4時間!?今回は完全に単発で他は何方もアタリ出ず、そのまま経過して9時30分、またしても私の置き竿が刺さった。少しは空気読もうぜ。(笑)今日はまったくバレる気がせず順調に5本目をゲット。多少太さは違えど皆似たようなサイズで、あとは下ろしてみて脂あるか無いかが運命の分かれ道。直後、すずきんさんにヒット、これは良型で4Kgあるかな?続いてK上さん、ケンケンさんとダブルヒットで私は玉網係り。そして、ついに来ました!右舷大ドモのKBさん、これを逃がしたら悔やんでも悔やみきれません。左右から私と上乗りさんのダブル玉網サポートで、結果、上乗りさんの網に納まり、これで全員ゲットでメデタシ!やりましたね〜。ちょうど潮変わりの時間帯、船中連続5人当ててワラサ釣りらしい光景が繰り広げられたが、盛り上がりも束の間、その後はアタリがすっかり遠ざかり、コマセを振れども海中からはノーシグナル。全員型見られたし、定時までやると港が混みそうとの配慮でK上さんから早上がりの提案。私はもちろんOK。ってことで、5連荘の最後、KBさんの一撃以来、船中2時間アタリ出ずのまま11時45分に沖上がり。いやはや個人的に今日は出来過ぎでした。ありがとうございました。連日の爆釣を思えば、やや物足りない方もいらしたと思いますが、ワラサ釣りで全員型見たのは気持ちいい。また機会がありましたらよろしくお願いします!


後半はアタリまったく出なくなり消化試合モードか。港が混む前の11時45分、楽々の早上がり。


本日の釣果、ワラサ 5本(3.3〜3.6Kg)、外道は無し。4本持ち帰りましたが、全員脂乗っててハズレ無し。1本幅広の魚がズ抜けて脂ありました。

【船宿HPコメント】
9月10日 ■天気…晴れ ■風…南南西 ワラサ 剣崎沖 30〜40m
3.3〜4.7Kg 1〜5本 横浜市港北区 小峰俊之さん
3〜4.5Kg   0〜4本 埼玉県さいたま市 ○○さん
朝方にポツポツと掛かるも。今日も良い感じにワラサの反応は出てくれて、朝からワラサのヒットで竿が曲がるも連発せず。船が多すぎて、ワラサがあっちこっちと移動している様子で船の下に入ってもなかなか船下に付くと言う事もなく ”ポツポツ” と数を増やし行く感じでしたね。8時頃には潮の流れも変わってきて、下げの潮になりました。この時の当たり具合は、ときどきどこかでワラサが出ていると言った具合。後半の潮変わりを期待したのですが、潮の流れは下げ潮のまま。流れの速さがたるみはしましたが、ヒットに繋がらず。今日は後半の盛り上がりが無かったです。明日もワラサのバリバリ食いに期待ですッ!ワラサの反応が出ていてる時は、船の下にワラサを付けるつもりでコマセをよく撒いて下さいっ!!2人や3人の場合、ヒットでカゴが上がると反応がパァーっと消えてしまうので素早い手返しですぐにタナを取り、コマセを撒くようにして頑張ってください!!!付け餌にイカは必須アイテムです!

【料理色々】
定番料理ばかりですが、とりあえず4日目まではこんな感じで・・・。


カマの塩焼き/腹身の塩焼き

カマの煮付け/中落ち

カマのソルトグリル(洋風塩焼き)/ヅケ丼は毎朝3日連荘!でも飽きないんだな〜。

お刺身・・・背中は中トロ、お腹は大トロ。

辛子ヅケもイケますよ〜。そして中落ちの梅紫蘇和え、サッパリしながらも旨みを損なわず・・・。

極め付けはワラシャブ!半凍り状態の半身を薄切りにし、鍋に潜らせ、紅葉卸しポン酢で・・・コレヤバい、口の中で溶けます・・・。

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