朝の一時勝負、活性上がらぬ下浦沖のハナダイ

10月29日(土)、久里浜港の五郎丸からハナダイに行ってきた。
予定が合う日に一度ご一緒してみませんか?Iさん、すずきんさんと以前から釣行機会を窺っていた久里浜港五郎丸のハナダイ釣り。今週末ようやく実現の運びとなり、水曜日、早々にIさんから予約を入れて頂き釣行確定。ここ数週間、土曜日は悪天候が多かったが今週は久し振りの好天予報、しかも平日トップ20〜40枚と好釣果が上がっているだけにそれなりの人手が見込まれそうでもある。混雑の予感もあり、少し早めに行きますか?と4時45分、すずきんさんにお迎え頂き現場へと向かった。5時半頃港に到着するとゲゲゲッ!すでに乗船順25番目っすか!?想像を上回る大混雑。船2隻でしょ?船の大きさからして片舷6名が限界だろうから、我々入れて27名は完全にキャパオーバー。後からも何名か来られたが皆さん予想外の状況に目が点。地元の常連さんは日を改めると言い引き返す人も出始め、そんなこんなの6時過ぎ、船宿さんの配慮でもう1隻チャーターしてくださることになり3杯出しが決定!臨機応変な采配に感謝である。6時半、28名ほどの乗客は五郎丸、五勇丸、吉五郎丸の3隻に分乗し、五勇丸は我々が最後の乗船、皆さんトモ寄りから詰めて下さったおかげで左舷ミヨシに並ぶことができ、ちょうどその頃、電車でご到着のIさん、釣り難くてすみませんがミヨシ1番の段上でお願いします!ってことで蓋を開ければ左舷6名、右舷5名の11名で落ち着き、準備も整った6時50分に出船。いつものように港の外で待機すること定刻7時の時報と同時にエンジンの回転数を上げ各船場所を目指す。一時はどうなるかと思ったが、船宿さんの良心的な対応によりまともに釣りができるところまでは保障され、あとはお魚のご機嫌次第。仕掛けも売るほど作ってあることだし、頼むぞ〜!15分ほど走ったところで場所は下浦沖、位置取りが決まると7時17分、開始の合図である。北北東の風やや強く晴れ、海上ウサギが飛び少しグラグラするが、キリッとした朝の空気が気持ちいい。水色は薄濁り、水深36mで着底すると指示ダナの3〜10mの間をやや強めにシャクリ上げる。仕掛けはハリス2号2.8m、伊勢尼5号の4本針、ウィリーは元からクリーム、蛍光緑(KA)、茶(107)、緑(383)で枝素は少し長めの15cm。基本仕様は同じで配色違いを数種類用意。


5時半頃に到着すると、すでに乗船順25番目!?後からも数名来られ、船を追加手配してくださり今日は3杯出し。

定刻7時に出船。五勇丸の左舷ミヨシからIさん、私、すずきんさんの順で並び左舷6名、右舷5名。

黙々と3、4回入れ替えたが未だ生体反応無し。その後も一度カスったくらいでなんだか様子が・・・。周りでショゴが何匹か出たようだが、流石!最初に本命をヒットさせたのはお隣Iさん、まずは早めに顔見られてホッですね。隣でシャクってる私は依然アタリ何にも無し。その隣のすずきんさんはショゴが1匹。前回、五目釣りで途中2時間ほどハナダイやった時は空で回収することが無いほど外道もハナダイも活発だったが、今日は手応え薄く苦戦を強いられそうな予感。開始20分ちょっと経った7時40分、強めにシャクって止めた瞬間、ンゴゴゴッ!という絡み付くようなアタリが出てようやく私にも初物、28cmのハナダイであった。毎回同じタイミングでアタリが出てくれるほど食いは活発ではないものの、しっかりシャクれば何回かに一回アタリだけは出る・・・と言うのも掛からないアタリと掛かってもバレるのが多く、なかなか船まで魚が上がってこない。アタリの数の割りに掛からないこの悔しさはこの釣りの熱くさせられる部分で、それが道具や仕掛けなどへのこだわりに繋がって、釣りを面白くしているのは間違い無いところだが、そうは言っても今日は掛からないアタリ多過ぎ!やっぱこういう日はチヌ針の方がいいのかな?などと毎回悩まされる。苦戦を続けること8時を回り、少しアタリが続いてイイ感じになってきたところ、あろうことか良型ヒットでハリス切れ。バッカヤロー!今の絶対ハナダイ、しかもデカかったし!貴重なアタリを何度も無駄にしていると気持ちが萎えかけてくるが、このシャクリでアタリが出るところまでは出来ているので気持ちを切らさず、仕掛け交換して次に備えましょう。その後、四苦八苦しながらようやく2枚目を取り込み、直後、再び良型らしきをヒットさせ、今度は10mくらいやり取りしたが、バカモン!またバレたし!回収するとハリス切れ。なんでよ〜!切れる場所が決まって枝素の結び目。2号がこんな簡単に切れる筈が無く、この日に作った仕掛け全部ダメか?この期に及んで仕掛けの欠陥に泣くとは情けない。そんなこんなで、せっかくの好時合いも掛かり損ないやらバラシの連続で歯車は完全にチグハグ、何回アタったか憶えてないけど釣果は僅か3枚。たぶん打率2割以下。釣れる時は簡単に釣れるけど釣れない時ドツボなのはどんな釣りも同じか。


Iさん、終日段上の釣り辛い場所で頑張って頂きありがとうございました!おかげでご褒美がありましたね。

朝一時の食いが終わるとバッタリ、今日は外道のアタリも何にも無いまま、納竿まで修行のシャクリが続く。

8時半を回る頃になるとあれだけ出ていたハナダイらしきアタリもすっかり無くなり、生体反応皆無のシャクリが延々と続く。シャクリ方が合わなくなったのかな?色々考えてパターン変えてみたりしても結果変わらず。9時、回収しようと電動のレバーを倒し、竿を下向きのまま全速で巻き上げるとウン?なんかガタガタ抵抗があって魚着いてる?ビシを回収するとこれがビックリ、ハナダイの鼻に針が貫通していて思いもよらず1枚追加。ってことは魚は居るけど活性低くて口使わないんだろうね。お隣すずきんさんも相当な苦戦模様の中ようやく型を出し、コレが30cm超の良型でボーズ脱出。段上のIさんはそんな中ポツリポツリとアタリを出すところは流石だが、あと5mくらいのところで抜けたりとバラシの連続。掛けるところまで行っても魚との距離感が遠い感じは私と同じようだ。そうこう言ってると、今度はちょっとデカそう?何か良さ気な魚を掛けてやり取りに入ったIさん、こりゃ玉網要りそうですね!強い引きをかわし無事浮上させたのは1.5Kg級の良型クロダイ。私は腰の具合があって最初から段上は無理なので、今日はIさんに釣り難い場所で頑張って頂いて、ご褒美が釣れて良かった良かった。しかしキレイで旨そうなクロダイ!その後も相変わらず生体反応皆無のシャクリが続いたが、10時半、突然のヒットで1枚追加。これが本日自己最大の30cmジャスト。分からないものである。偶然間違って引っ掛かっちゃったのか?一番上のクリームが唇にガッツリ掛かっていたので食ったんだろうね。潮周りは大潮後の中潮初日で干潮が11時半頃の予報、後半上げ潮への潮変わりを期待したが、状況は好転する兆しも無いまま、1回青物(イナダっぽかったかな?)を掛けてまったく歯が立たずサヨナラってのが1回あったのみ。たまに7cmくらいのオキヒイラギがスレで引っ掛かってくる以外、これだけアタリの無いウィリーシャクリも珍しいってほど見事に何も食わない。結局、10時半の偶然掛かった1枚を最後に、14時の納竿まで延々修行が続いて終了。背中と肩がパンパンで限界、アタリの無いシャクリはホントに堪えますね。少しは体重減ったかな?Iさん、すずきんさん、今日は本当にお疲れ様でした。早速ですが、リベンジは如何致しましょうか?(笑)


本日の釣果、ハナダイ(チダイ) 5枚(23.5〜30cm)で型はまずまず。今日は外道の食いも悪くアジ1匹交じりませんでした。7cmくらいのオキヒイラギがスレで沢山引っ掛かりました。

【船宿HPコメント】
下浦沖35m前後、水温=20.5℃、水色=澄み気味
23〜41cm・0〜14枚 3隻出船、2番手13枚・3番手12枚、外道にショゴ・クロダイ等
今日は3隻で出船して3〜14枚・0〜13枚・0〜8枚の釣果でした。 定休日で一日空けたのが悪かったのか、潮の具合が悪かったのか、はたまた・・・?、とにかく魚のご機嫌は良くなかったですねェ〜(;_;)早い時間帯はアタリは結構有ったと思うンですが、中々おハナちゃんも手強く、針に引っ掛かってくれませんでした。 その内に潮が変わって来る辺りから活性がグンッと落ちてしまいました。 明日は午前中の下げ潮の間が勝負だと思います。


当日は小振りの2枚から着手。湯引きのお刺身ウンマイ!塩焼きも相変わらず絶品。見事な脂の乗り具合です。

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