アオリイカ、潮限りなく澄み渡り流れずで苦戦

11月4日(金)、腰越港の飯岡丸からアオリイカに行ってきた。
前日のシャクリ修行を終えドッと疲れているところだが、飛び石の合間の金曜日は休みをもらっているので、せっかくだから釣りに行きましょうか!釣行記が溜まると大変なので、普段はあまり連荘はしないように抑制しているのだが、今日は行っても土日があるからOK牧場。昨日魚持って帰ったばかりなので今日の釣り物はイカ・・・と言っても今季まだ行ってないエギスミイカ、もしくはアオリ?目先を変えてヤリイカもあるね。スミイカもいいけど内湾は潮が効かなそうなのでアオリでもシャクって来ようかな・・・って結局シャクリかい!(笑)腰越港も11月から7時出船なので電車釣行の射程範囲が増えて有り難い。最近ご無沙汰中の飯岡丸では一昨日が4〜9杯、昨日が3〜9杯と何気に好調。谷間を選んでの釣行が得意技ではあるが、余程コケない限り5、6杯は固いでしょ!そんな甘い考えで前日の19時過ぎ、予約の電話を入れてみると先客は4名とのこと。あと何人か入ってもそんなに混まないだろう。始発電車に乗り込み、今日は横浜駅から東海道線に乗り換え、藤沢駅から江ノ電という経路で現場へ向かう。6時20分頃に港に到着すると、門を入ってすぐ左の受付所で支払いを済まし、船着き場は一番奥。え〜と、アオリ乗合の21号船は?ズラっと竿が立っているかに見え一瞬ギョッとしたが、皆さん2、3本づつ出してるのね。バランス見て最初左舷トモ2番に荷物を下ろしたが、オモテっ側が3人連れのようなので、右舷ミヨシ2番に移動。案の定、私の後からは誰も来ず、これで左右4名づつの8名で確定。ヨッシャ!今日もシャクりますよ〜!右舷は私以外皆さん長竿、最近は長竿使う人の方が多いですね。私は短竿の方が好きなので、1.2mの自作短竿も持参したのだが、たぶん五十肩で短竿シャクリはキビシイと思われ、今日は『アルバトロスフラフラ180ML』で両手使ってシャクろうと思う。必ず使いそうなエギをとりあえず3本ほど餌棚に出して準備万端。予約人数が全員揃い氷の配給が終わったところ、少し早めの6時40分に出船となった。


6時40分、予約人数が集まり次第の出船。無駄な待ち時間も無く、これはけっこう有り難いですね。

港を出ると船は面舵、江ノ島の真沖に進んでスローダウン。丹念に船の位置取りを調整し6時50分開始のアナウンス。北北東の風やや強く晴れ、日中暖かくなりそうなので、長袖シャツにウインドブレーカー1枚という軽装で乗船したが、朝イチは思ったより風が強くて肌寒い。と言っても11月になってこんな格好で釣りしていられる方がおかしい。中オモリは10号か12号、ハリスは5号4mで統一、船長が逐次中オモリまでのタナを指示するのでそれに合わせる。最初、エギが馴染むのに時間が掛かるので15秒前後待ち、その後は7、8秒に1回鋭く強くシャクリを入れる。潮が効いている時には待っている間にアタリが出ることも多いが、そうでない場合はシャクリ上げてノシッ!というのが一番多い。指示ダナ21mから開始して20m、18m・・・と指示に合わせるため道糸のマーカーが頼りの釣り。昨日、一昨日と好成績だったようだが、水色こんなに澄んでたのかな?青緑のエギでさえ肉眼で7、8mほど追えるほどのプールのような水。それに加え、小潮の最終日で満潮がお昼過ぎの予報だが、この時間流れも何にも無いから乗らない条件全部揃ったかのように見えるが!?良い日は一流しめ、二流しめで何処かしらで型が出るのだが、今日は朝イチから沈黙の流し換えが何度も続いてイヤ〜な感じ。最初、試しに左手1本でシャクってみたが1回やってダメ。五十肩の具合が多少楽になってきたとは言え、フルパワーで上までシャクリ上げるのは無理で、右手を添えてどちらかと言うと右手の力メインでシャクって何とか様になる状態。思ったより痛みがあって先が思いやられる。やっぱエギスミイカが正解だったかな・・・と序盤戦、肩痛いしイカも乗らないしで早くもヘタレ気味。開始40分、沈黙を破ったのは左舷大ドモのお客さん。7時30分、船中初物が上がったようだ。続いてまたしても左舷大ドモで連荘。死角で見えないけど船長カメラ出動しないし型は小さめなのかな?


今日は全員低調なので、エギのせいにして取っ替え引っ替えにはならず、出したのはこんなもん。乗ったのは左のエギ。

7時50分、右舷ミヨシのおとうさんにヒットしたが300g無さそうなミニサイズ。なんだかな〜、乗りが続かず忘れた頃単発で小型が乗ってくるのは典型的なダメ日。なんだかこのフレーズ毎回使っているような・・・。船長は徐々に東寄りに場を替え、腰越沖、稲村ガ崎沖と実績のポイントを次から次へと細かい操船で回してくださり、モグラタタキの如く攻め込んで行くが、何処へ行っても潮は真っ青で流れずイカのご機嫌は超ナナメ。昨日、一昨日の数字がすっかり幻に。そこから2時間、沈黙を破ったのは右舷大ドモのお客さん、しかし、またミニサイズ。毎回船長が玉網持って救ってくださるが300g無いもん。5分後、今度はお隣右舷トモ2番のお客さん、船長の回収指示と同時にヒットしたが!?これはスミイカ。しっかし今日はスミイカまで小さい。イカの型が出たので回収指示撤回となりそのまま流し続けるとそのまた5分後、左舷ミヨシ1番さんにヒットしたが・・・これもまたミニサイズ。型が小さいとは言ってもイカの乗り自体は多少続いたので少し状況好転を期待したが再び沈黙。そしてついに来ました!開始3時間40分経過した10時30分、シャクリ上げの最後にグッと乗りがあって、すかさずリールを巻き込むとグイングイン!イイ感じで煽られ、やっと乗ったよ〜。無事、船長の玉網に納まったのは後の計量で660gのアオリイカ、この時期にしてはまずまずサイズ、今日は船中ミニサイズばかりの中、ダントツ?ここで船長のカメラが出動となった。とりあえず四隅以外では最初に型出してホッであった。最低このサイズ3杯取れればOKなんだけどね、今日はイカとの距離感が遠くて道は長そう。そこから再び船中誰も乗りを捉えることなく、10時50分、潮流れないので亀城まで30分くらい走ります!とのアナウンス。少し早いけど昼飯にするか。しばしの間、爽快で快適なクルージング、11時20分、佐島沖は亀城の灯台の遥か沖合いでスローダウンすると指示ダナ21mから再開。


終盤、再び江ノ島沖に戻り、東への流れがややあったものの乗り悪いまま終了。

周りではカワハギ船とアオリ船が混在して操業中。再開すると下げ潮っぽい流れがあり、めまぐるしく指示ダナが変化。流れは西側より良いのだが、こちらも異常なほどの澄み潮で到底イカのご機嫌が上がる水色には見えず。ひたすら信じてシャクリ続けるがまったくカスリもせず生体反応ゼロ。連日虚無のシャクリ修行は左肩にズッシリと堪え、あ〜マジでエギスミにしておけば良かったと泣きが入る。筋を替えて何度も流し替えてくださったが、結局、右舷大ドモでミニが1杯、左舷ミヨシ1番さんに私と同じか一回り小さいかな?ってのが1杯上がったのみで、12時40分、西の方が流れ始めたとのアナウンスで引き返し。江ノ島沖に戻ると13時10分、指示ダナ22mから再開。風は弱まり船首は東向き、午前中よりは多少東向きの流れがあってミヨシ突っ込み。しっかし今日は乗りません。少し陽に角度が付いてきて時間で乗って来てもおかしく無いが、ダメっぽいね今日は・・・。何度か流し替えて右舷ミヨシのおとうさんにヒットしたが、残念ながらシリヤケイカ。定刻14時を過ぎ延長タイムに入ったところ、指示ダナ23mで私に本日2回目の乗り。スゲー久し振りに乗ったのは200gちょっとのミニサイズ。カ〜ッ!ようやく乗ってもコレだもん。ダメな日はダメだね。その後、何度か流し替えたが不発。この流しで上がりますとのアナウンスとなり、最後の最後、逆転サヨナラを狙ってシャクリ続けるも虚しく水を切るのみ。14時25分まで延長してくださったが、何事も無いまま本日の釣りは終了〜!誰かが乗せると乗った!って必ず船長が言うので、その回数だけで判断すると右舷ミヨシからアオリ1(ミニ)+シリヤケ1、私アオリ2(中、ミニ)、アオリ1(ミニ)+スミ1、アオリ2(ミニ)。左舷ミヨシからアオリ2(中、ミニ)、0、0、アオリ2(サイズ不明)。(間違ってたらゴメンナサイ!)という惨憺たる結果で連日の修行は終了。なんだかやるもの全部リベンジ対象リストにエントリーだね・・・。


本日の釣果、アオリイカ 2杯(660g、210g)、一日シャクり続けて生体反応2回のみ、連日の修行に疲労困憊。

【船宿HPコメント】
11月4日:潮流れず苦戦 今日は昨日良かった近場では潮が流れず苦戦でした。亀城根で潮が流れているとの事で行きましたがパッとせず、最後近場が潮が流れてきたとの事で戻りましたが、時すでに遅くですかね。顔は見たものの時間となってしまいました。2杯が5名でしたが、ボウズも出てしまいました。明日は潮が流れるよう期待しましょう!0〜2杯、2杯が5名。

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