ハナダイ、釣れないからハマるディープな世界!?

11月23日(水)、久里浜港の五郎丸からハナダイに行ってきた。
先週末、土曜日は台風並みの暴風雨に見舞われもちろん釣りどころではなく、翌日曜日、湾口方面は明け方まで南西強風が残ったが、湾奥側は早めに凪ぎそうだったのでアジかスミイカなら大丈夫かな・・・な〜んて思ったりもしたが、シケ後で底荒れ&潮周りも良くないしで冒険はせず中止。時間が余ったおかげで気になっていた家の中の細かい補修やら掃除やらが捗った。自分の部屋の隅っこにガシャ〜っと立て掛けてあったのは、これまでお世話になった数々の釣り竿たち。よく見たらバッドのEVAがカビだらけになったものも多く、風呂場で全部キレイに洗ってブランクからガイドの細部までピカピカに磨き上げ、土曜日にネットで注文したロッドスタンドが早くも日曜日の夕方には到着し、この週末でマイ竿置き場が生まれ変わった・・・と、どーでもいい話はともかく、今週は2日出勤して水曜日が勤労感謝の日で祝日。釣り的にはなまじハッピーマンデーの3連休より飛び石休の方が釣行計画は立て易い。悪天候で先週末お預けだった分、凪予報なのでもちろん出撃である。振り返ればこのところハナダイ、ハナダイ、アオリ、ハナダイと来て、1回イカが交ざったけどオールシャクリ釣りの完全シャクリスト状態。で今週は?・・・実は釣友のIさん、シケ後の日曜日、無謀にもハナダイ行かれたそうで、海上、隣の船が見えたり見えなくなったりの中、大苦戦して来られた模様。そんなこんなで今日はリベンジに燃えて居られた?ので(笑)、私もお付き合いしない手はありません。ホント好きだよね。シケ回復の月曜日はハナダイ他、各釣りモノ絶好調だったようだが、その後は再び下降気味か?祝日は人出も多くあまり期待できそうにないが、まっ、とにかく行ってきましょう。いつものように横浜駅から京急に乗り換えてIさんと合流。6時半を少し回った頃、港に到着すると、第五勇丸の右舷ミヨシから2席を空けて下さっており毎度船長に感謝感謝!本船8名、五郎丸7名、仁助丸6名の合計21名で3杯出し態勢。今日は船が多いから釣れないぞ〜!と別船五郎丸の指定席は左舷胴の間のK名人。準備も整い6時50分に離岸するといつものように港口で待機、7時の時報と同時にエンジンの回転数を上げて各船場所を目指す。


朝一番、場所に到着、追って別船も次々に到着。さ〜て、今日はどんな釣りになるのかな?

場所はいつもの下浦沖。本船、仁助丸、五郎丸の順で到着すると、早速反応を捉えたようで位置取りは一発で決まり、舳を風上に立てると7時16分、開始の合図となった。北の風で薄曇り、海上波は無く穏やかそのもの、水色は澄み過ぎない程度の澄み潮で良い感じ。第1投、水深38mで着底するといつものようにシャクリ開始。早々にIさんに何やらヒット。海面下で少し光り方が違うか?と思ったら正体はカイワリ。流石、仕事早いですね。その直後、2投目の2往復目で私にも初アタリ。シャクリ上げて竿の角度を水平に止めたと同時に絡み付くようなアタリから即座にアワセに移行。上がってきたのは24cmの本命ハナダイ。食ったのは元から2番目のKA。タナは6、7m。こりゃ今日は早めに顔みれてイケるかも!?と思ったのも束の間、その後がまったく続かない。なんだかな〜、いつものことながら同じパターンでアタリが続く訳でも無く、釣りを続けていると時々カスったり掛かり損なったりと、掛からないアタリが今日も多くて掴みどころが無い。反応が上ずっているようで指示ダナは5〜13mと高め。期待させるような情報ではあるが、上ずっているからと言って食いが良いかどうかは別問題で、確かに高めの10〜13m付近でのアタリも何度か捉えたが尽く針掛かりに至らない。今日もまたこのパターンに悩み、やりながら打開策も見つからない。自分のシャクリ方や仕掛けに疑心暗鬼となるが、自分だけ釣れないのならまだしも周りも釣れていない。2枚目がヒットしたのは初物から30分以上経過した8時少し前、キビシイよね〜。食ったのは珍しく先針の383B。潮周りは大潮前の中潮最終日で干潮が9時頃の予報。この時間下げ残りの潮がトロトロあって良さ気なのに食いはコレでしょ?この後、潮変わりで活性上がってくれるかな。無さそうだな・・・。別船の調子も似たり寄ったりで、今日はどこか1船の下にハナダイが着いて模様が偏ると言ったパターンでも無さそうだ。8時半頃まではたま〜にアタリは出たのだが、9時に近づく頃には生体反応まったくナッシングのシャクリ修行。タナを元の3〜10mに戻すようにアナウンスがあり、あまり上には反応が出ていないと船長。ってことは居るには居るのかねぇ・・・。


手前から本船(第五勇丸)、仁助丸、五郎丸という態勢。ちなみに道具はサソイ180S&400CにPE4号。

延々と空シャクリが続いた10時30分、俄かにイナダの回遊があって周りでパラパラッと型を出す。釣り的にアタリが欲しくもあり、こりゃ狙ってお土産1本稼いどくか!ってことで、コマセの放出口気持ち余計に空けて底上10mからシャクリ始めて一発ヒット。やけに引くね〜?出し入れしながらマジメにやり取りして、最後、船長が救って下さったのは44cm、1キロちょいのイナダくん。少し大きくなってきたなぁと船長。今のイナダは小振りでも適度に脂乗ってて美味しいそうなので楽しみだ。すかさず底上10mからのシャクリで2匹目のドジョウを狙ったがそうは上手く行かず。じゃぁ元に戻して3mからハナダイ狙ってもアタリ出ず、掛かって来るのは『激渋の使者』ばかりなり。この魚(オキヒイラギ)がやたら引っ掛かって来る日は決まって本命が激渋なので『激渋の使者』と命名。真ん中の仁助丸は皆さん道具上げてマッタリ談笑タイム。10時50分、みんなやる気ないから食わね〜っ!と仁助丸の船長、捨てゼリフ?を残して何処かへ走り去った。(笑)11時10分、左舷ミヨシのお客さん、見事な腕前で本日7枚目のハナダイ。その直後、右舷ミヨシのIさんに久々のチップ。そのまた直後、私に2時間半振りとなるハナダイからのシグナル。いきなり当たるからビックリするぜ、小気味良い引きをかわしハズれるなよ〜!無事、船内に取り込んだのは28cmの本命。これも383B。その後、シャクれどもシャクレどもアタリは出ず、お隣Iさんは高めを攻めてイナダ連発の場面もあったが、ハナダイは2人で3枚づつ。Iさん、船長に恒例のお土産釣りを打診すると、案の定、仁助丸が先に行ってるそうで、タイミングをズラして移動するようだ。13時10分、回収指示。最後はいつものようにアジでおかず釣り。13時20分、水深25mで3〜8mの指示で開始。最初の10分ほど周りでショウサイフグなどが顔出した程度で低調だったものの、次第にアジが口を使い始め、やっぱアタリがあるっていいなぁ。食いダナは5〜6mで待ち長め。14時、あと10分やって上がりましょう!結局、裏本命イシダイは出ず、自分は大中10本のアジをゲット。毎度の激渋ハナダイ釣行もコレで気持ちが救われ、今日もまた船長に感謝。


本日の釣果、ハナダイ 3枚(24〜28cm)、イナダ(44cm、1.04Kg)、マアジ 10尾(23〜39cm)。他、『激渋の使者』は多数。

【船宿HPコメント】
下浦沖35m前後、水温=18.5℃、水色=薄濁り 22〜33cm・0〜11枚 釣人21名、8名・7名・6名の小人数で3隻出船 外道にカイワリ・カワハギ・アカメフグ・ショウサイフグ・イナダ・アジ等
管理人さんの所は8名乗船して、開始直後から調子良くアタッて20分後には皆さん顔を見る事が出来ましたが、それも朝の下げ潮が残っている間で、上げ潮に変わってからはアタリも遠のいて、たま〜にポッツ〜ン・・・(-。-;)別船は中々調子上がらずに、0の方が消えないまま一日が終了してしまったと云う状況で大苦戦の一日でした。明日は風の予報があまりよろしくない様です・・・(;_;)


花鯛は今回も火を通さず生の皮付きでお刺身。う〜ん、ちょっと皮がキビシイ感もあるが、味的にはコレがウマイかな。あとは好みでしょうね。当日は小振りの鯵を叩いてこれもマイウ〜!脂ありそうなヤツはあえて翌日に回します。

翌朝から数日間、ヅケ丼が続くワタシの朝食。イナダは程好く上品な脂の乗り具合、こりゃ幾らでも食えちゃいますね〜。あえて狙わなかったんだけど、この品物ならもう1、2本釣ってくれば良かったよ〜!

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