マダイ、シケ後の食い渋り&マルソーダの猛攻

12月4日(日)、金沢八景のあさなぎ丸からマダイに行ってきた。
先週は良い凪日和だったのだが、寝過ごしたり風邪ひいたりで思わず1週お休みとなり、そして今週末は・・・予報悪過ぎ〜っ!爆弾低気圧の発生で土曜日は風雨荒天予報、日曜日は低気圧通過後の南西強風〜北の吹き返しで釣りやるにはサイテーの天気。釣れる釣れないだけ考えたら出撃は100パーセント土曜日なのだが、今回は本格的な風雨が予想され、Iさんから腰越港のシャクリ船のお誘いを頂いたりもしたが、朝から本降りじゃぁ外出るのもめげるし・・・で結局、土曜日は本当に朝から本格的な雨&北東強風で予想通り。その後、夕方から南西強風が吹き荒れたが、早めの時間にナライに変わってくれたので日曜日は大丈夫かな?釣りモノはイカかアマダイとも思ったが、8月のイサキ以来ご無沙汰の八景あさなぎ丸で久し振りにコマセマダイでもやってみようかな。タイの場合、南西強風の後は食い渋る確率が高いけど、吹いてる時間が短かったし吉と出るか凶と出るか、とりあえず行ってみましょう。最寄りの駅から電車に乗り込むと今朝もI澤さんとバッタリ。やはり昨日は荒天で釣行見合せは私と一緒、そりゃそうですよね。今日は出直しで久比里のエギイカですか。ご健闘を祈りつつ、一足お先に私は金沢八景で下車し、いつものように送迎を依頼。前日が荒天だったせいか駅を降りた釣り人は多めに見えたが、皆さん散らばって定位置で送迎車を待つのは私ひとり。程無く社長に代わっていつもの常連さんがお迎え下さりありがとうございます。船宿に到着早々、船形を見ると意外にも先客3名と少なく、迷わず残っていた右舷ミヨシの札を取って受付。久し振りにマダイ釣りに来たら、またコマセのシステムが変わっているじゃないですか。オキアミは中ぐらいのブロックと小さいブロックが標準で付くそうで、見せてもらったら全然足りそうに無いので中ぐらいのを1個追加してもらったが、これでも今までの釣り方じゃぁ間違い無く1日持たない。以前はアミコマセを併用していたがこれも無いから尚更。どうやらオキアミパラパラのケチケチ作戦で行くしか無さそうだ。私の後から2名来られ左右3名づつで確定し、準備も整った定刻7時20分に出船、海はかなり吹いてそうなので荷物持ってさっさと避難である。


定刻7時20分、いざ出船。今日は片舷3名づつの6名。北風が強そうなので早々にキャビンに避難です。

思った通り八景島の外に出る頃から海上プチシケ状態、斜め後ろからの強風により船体は大きくローリングし船縁から水を汲みそうになるが、さすがに観音崎を超えると少しマシになり・・・航程約40分で久里浜沖はアシカ島のだいぶ下手まで下がったところでスローダウン。キャビンを出た途端、風ビュービュー。見ると久里浜の船が6、7隻で船団を形成しており、本船はその後ろ側に着けると8時5分、開始のアナウンス。北の風強く晴れ、体感では12mくらい?水色は澄み気味。第1投は水深56mで着底。仕掛けはハリス2.5号8mの1本針。コマセの量が不安なので、いつもよりビシの下窓を少し締め気味にし、詰めるオキアミも7分目ほどで、仕掛け回収時に下の放出口に2、3匹オキアミが挟まって戻ってくる程度に調整。タナはプラス2mから始めたが、最初は付け餌そのまんまで回収。2投目はプラス1mに落としたが同じく付け餌そのまんま。なんだよモーニングサービスどころか餌も取らないじゃん。そして4投目、落下途中で仕掛けが止められ、お呼びでないアイツの登場。その後、普通に投入すると8割方ソーダに止められ、底まで落ちたら落ちたで餌も取られないので、今度は回収で捕まってしまってどうにもならない。しょうがないので投入時には餌の付いた針はビシの下の放出口の中に納めて投入。これでなんとか底まで沈むようにはなったが、餌取られないので回収時に捕まるのは同じ。取り込みで毎回格闘となり同時に仕掛けの消費も増えてしまって、早くもゲンナリ気分。潮周りは長潮で満潮がお昼頃の予報。この時間、緩い上げ潮があってミヨシ席の潮だが、如何せん、潮と風が真逆なものだから余計に波が掘れてしまって海はグチャグチャ。置き竿だと暴れ過ぎてしまうので、少し収まるまで手持ちでやるしかない。それにしても活性が低いと言うかソーダ以外なんにも食わないもんね。船長もそんなにタナが低いってことは無いって言うから、しばらくプラス1mの手持ちで辛抱。淡々と入れ替えを続けていたら8時50分、左舷ミヨシの送迎してくれた常連さんに船中初のアタリ(たぶん)。上がったのは35cmくらいのショゴ。少し魚っ気出てきたか?こちら相変わらず回収時には決まってソーダと格闘。(泣)


何度入れ替えてもオキアミがキレイなまま戻ってきます。お隣、五郎丸も今日はハナダイの上がる場面見られず。

9時ジャスト、プラス1mの手持ちに初のアタリ到来。チョチョン!と来たので入るの待つとグングンッ!確信を持って竿を立てると心地よい重量が竿に乗った。タイっぽいけど大きくないね。何の苦労も無く巻き上げ、ハリスを手繰るとキロ弱のマダイが浮上。お隣さんが救ってくださり無事ゲットは後の計量で870g。食べ頃サイズのキレイなマダイ、このクラスが3枚釣れれば満足なんだけどね。船中初物上げて、さぁこれからだぞ!との気合いとは裏腹に海底は相変わらずの低活性。その後、3回ばかり怪しい餌の切られ方はあったが針掛かりせず。ホントに渋いね。次第に朝イチ同様、入れ替えてもオキアミがキレイな状態で回収されるのみとなり、外道も一切口を使わない。強風続きで急に水温下がったかな?たぶんそんなところだろう。11時、本日2度目のアタリはなんだか引きが微妙?最初ドラグが滑っただけで途中まったく動きが無い。取り込みで糸手繰ったらあっさりハリス切れ。左の常連さんも少し後に20m走られて切れたって言ってたけどたぶんサワラかな?上げてれば良いおかずなのだが残念。だいぶ風が収まって来て置き竿でもイケそうな状態になったが、今度は潮が止まってしまってどうにもこうにも。ブロック1個半お昼過ぎに消費してしまい残り中1個、ギリギリ足りるかな?配分が難しいぞ。相変わらず上はマルソーダの猛攻で底は何にも無し状態が続いたが、13時頃から気持ち下げ潮が入ってくるとあれだけ煩かったマルソーダが姿を消した。だいぶ釣り易くなり、他船で魚食い出したとのアナウンスもあり、少し期待が高まったがどうにも魚っ気が薄い。14時、沈黙を破ったのはこの私だったが、最初あまり走らずやたらトルクのある引きで底を離すのに手こずる。この引き方は・・・薄々気付いては居たが、ようやくビシを回収し、あまり期待せずにハリスを手繰ると!?ホラ、やっぱり!正体はメーターオーバーのデッカいサメ。船長もやり取り見てて分かってたんでしょうね、笑ってたから。おかげで腕がパンパン。その後、定刻15時までまったく生体反応無しのまま、コマセは一掴みも残らずギリギリ終了。一日やってアタリ3回、タイは他に誰か釣れたのかな・・・。


本日の釣果、マダイ 1枚(39cm、870g)、ショゴは頂き物。一日やって生体反応3回だけ・・・。


頂いたショゴで当日と翌朝を凌ぎ、翌日からマダイを賞味。いや〜ヅケ丼が抜群にウマい。最近はハナダイばかり食べてたけど、やっぱマダイは身質と品が違いますね。

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