ムギイカ、反応少なく地味乗りのまま時間切れ

6月2日(土)、金沢八景の米元釣船店からムギイカに行ってきた。
先週は沖の瀬の沖メバル五目の予約を入れていたので、二日酔いを押して出かけてみたものの、思わぬ展開で早朝から三浦海岸往復となり8時半には帰宅。その後、着替えて一息ついたら家出るの面倒になっちゃって、午後アジでも行くかと思ったけど結局は行かず仕舞い。夕方、釣果情報チェックしたら半日アジの定宿はナントAM0〜6、PM0〜6だって。危ね〜っ!(笑)で、日曜も予定は無かったので行こうと思えば行けたのだが、済ませたい買い物とかもあったし、土曜の釣果見たらアジも怖くて手が出せず、成り行きで一週お休みとなってしまった。で、今週から月が替わり、そう6月と言えばコレですよ、剣崎沖のイサキが解禁じゃないですか。例年、開幕当初はパッとしないのが恒例だが、昨年のように早々から居付きのデカイのがボコボコ上がったりすることもあるので要チェック。先週、歯車噛み合わずに好物のコマセシャクリができなかったのもあるので、今年は解禁早々様子見に行ってみようかな!?一瞬、そんな気にもなったのだが、初日(金曜)の釣果がアララ・・・何処の船も軒並み15〜23cm、3〜21尾付近の凸凹状態。こりゃ様子が画に浮かんでしまう、シャクってもシャクってもお魚こっち向かずってヤツで、食っても極ウリ。行くならココと決めていた八景某店もイサキのはずが釣果情報1〜3枚って!?どういう訳か違う釣りになっちゃってるし、ダメだこりゃ・・・ってんで何やろうかしら。マルイカも止めた訳じゃないんだけど、反応出っ放しの割りに触りも何にも出ないあの状態を思い出したらモチベーション上がらず。マジで何やろう、会社から帰宅して船宿HP物色していたら、八景米元丸がムギイカスポット出船で現在予約7名。ヨッシャ、今週はコレ行こう。少々時間が遅くなってしまい電話するの気が引けたが、女将さんが明るい調子で予約を受けてくださり釣行決定。人数聞かなかったけど増えても2倍でしょう。いつもの電車で6時頃に船宿に到着するとすでに四隅から1、2席埋まっていたので、左舷ミヨシ2番に荷物を下して受付完了。船長にご挨拶すると早速投入器を2台持ってきてくださりいつも面倒見のいい船長。で、お隣ミヨシ1番のお客さんがナント!以前からお知り合いの常連H本さんじゃないですか!偶然お隣の席とは話し相手できて良かった〜、一日よろしくお願いします!で、左右6名づつの12名といい塩梅の人数となり、準備も整った7時過ぎに出船となった。


左右6名づつの12名にていざ出船。今年はムギイカも微妙な情勢だが、反応見つかるかどうか・・・。

定石だと金谷〜富浦だけど、模様上がれば久里浜〜観音崎、たぶん舞台が上手寄りで潮濁っていればガス糸巻きのラッキョ角も面白いのだが、う〜ん、ラッキョ角一度出したけど、やっぱり去年のイメージを大事にしてプラ角仕掛けに繋ぎ換えた。船長も最初は金谷って言ってたんだけど、出船早々富浦に行くとの言葉にお隣H本さんもプラ角仕掛けに交換。航程約1時間、8時10分、スローダウンすると一足先に緑(吉野屋)と青(一之瀬丸)が探索開始。本船も徐行に入るといきなりブレーキ、と同時にハイいいよ!思いのほか急展開で幕が開けた。海上ほぼ無風でベタ凪、空は薄曇りで水色は真っ青。これ以上無い最高の釣り日和で、後はイカの乗り目だけ。第1投は水深89mで反応は底付近とのこと。着底〜2秒ほどゼロテンション取って大きくシャクるとノシッ!?うん?1杯着いたね。その後の電動シャクリに追い乗りは無く、回収するとナント、12本角の1番下に1杯だけ。ホント底だね、まぁいきなり顔見れたのでヨシとしましょう。俄かに船団密になり、お隣青の船は全員巻きでゾロゾロ上がるムギイカ。多い人で10点掛けといったところだろうか。間近にアレを見せられちゃうとアドレナリン全開。今日はイケそうかも!お隣H本さんとニヤつきながら、船長、早く反応探してくれ〜!後ろから回り直して緑の右側に付けると反応に乗って急ブレーキ、船尾から狼煙が上がる。バックに入れて船体戻すと、止まるか止まらぬうちにいいよっ!全員同時に12個のオモリが滞り無く放り込まれる。イカ釣り独特の気持ち逸るこの雰囲気、何度味わってもいいものだ。水深85m、着底して満を持しての一シャクリ、ギシ〜ッ!のはずだったのだが、アレ〜ッ!?あろうことかこの投入は船中スカ。その後、2、3回入れてみるも何だか状況おかしいぞ。僚船は青が2隻、緑、白(八景鴨下丸)の他、勝山の船が1隻、東京湾はマルイカやってる船も多いので、今のところ船数はそう多くない。その後、マズイことにほとんど止まれなくなってしまい、たまに入れてもスカ。朝イチ、僚船で見たゾロゾロはいったい何だったんだ〜!船団も完全にバラけてしまい、結局、開始1時間で4、5回入れたけど型出したの初回だけ。潮周りは大潮前の中潮最終日で干潮が8時半頃、満潮が15時頃の予報で、この時間ちょうど底り、これから上げ潮に入ってムギイカ的には良さ気な潮周りなんだけど、上手で爆裂反応でも出てくれないかな・・・。


朝イチは富浦沖から、早速船団密になって僚船ではゾロゾロ。今日はイケるか!と思ったが・・・!?

9時23分、約30分振りの投入。これも最初の着底はスカだったのだが、後ろから入ってきたと船長。トモ寄りのお客さんは巻き上げ中。乗らない人はもう1回下してみてと。すると2回目の巻き落としでシャクリにズシ〜ッ!ホント乗ったし。しかも幾つか着いてるよ。電動シャクリで少し追い乗りしたかな?回収するとまず1番上に1杯とだいぶ離れて下の方に4連の5点掛け。お隣H本さんもここに来てようやく3杯掛け。こんなのがちょくちょくあるとすぐ数になるのだが、どういう訳か今日はコレが続かない。再び遊覧船と化し、10時、大房岬の真沖で青と白が探索中、本船と緑が並走しエンジン上げて合流するが、アレ?止まれないじゃん。2回ほど入れたけどスカ。11時前になってようやく何人か乗る投入があって、お隣H本さんが5杯掛け、私は投入時に角が投入器に挟まってしまって出遅れ、着底で1杯乗ったが追い乗り狙い過ぎて居なくなり。もう1回巻き落として何とか2杯拾うのがやっと。その後、再び猪の瀬に戻って上げ潮期待どころか反応も見つからなくなってしまい、見切りを付けた船長、単独、剣崎沖へ。中層反応で2回入れたがダメ、モノが違うらしい。移動後、上っ側の水が悪いようでバケツで元気に泳いでたイカ様が全員ご臨終。1時間弱探したが当たらず、13時前、最後の頼みは金谷沖。移動後すぐ投入すると右舷ミヨシで型出て、次の投入でH本さんに単発、次は胴の間のお客さんに・・・どういう訳か入れる度に顔見るのは船中1、2名だけ。その後、イカは居るようでちょくちょく反応見れるのはいいが、移動も高速で乗り目はかなりイマイチ。14時10分、久里浜寄りで青の船が当てたようで本船もエンジン全開。すると船長途中で反応捉えたようで急停止、何度か旋回して乗せ直すこといざ投入。この投入が今日の明暗を分けた。左舷は後ろ3名ニコニコ顔で多点掛け、右舷もミヨシ寄りは7杯掛けを含む皆さん多点掛け。あろうことか左舷オモテ3名だけ文字通りの蚊帳の外。ダメだこりゃ!H本さんと2人でブーイングしても後の祭り。その後も居るには居るようでチョコチョコ投入するが、全員巻きに至るような投入は無く。14時50分、ラス2で単発乗り、辛うじてツ抜けはしたものの、結局、1、5、2、1、1と一日やって乗った投入5回だけ。左舷は似たり寄ったりの釣果で、頭は右舷オモテの常連さん26杯はダントツ。斯くして念願の塩辛大量生産は次回以降に先送りである。


本日の釣果、ムギイカ(スルメイカ)10杯(胴長18〜23cm)。今年は仕事一発で決まりませんでした。

【船宿HPコメント】
ムギ・スルメイカ船/スポット予約乗合7:10出船(電話予約乗合)
22〜32cm/10〜26杯 富浦沖90m前後/イカ名人12名様での出撃です(笑)ありがとうございました。本命は一投目からご対面でき、幸先の良いスタート。その後は乗ったり空ぶったりの繰り返しでしたが、皆様オカズ程度は確保できました。※次回は6/17(日)にスポットでムギ・スルメイカ船の出船を予定しています。ご予約お待ちしています!!


この時期のムギイカはお刺身でも大丈夫。翌日のお刺身はネットリ甘味があってウンマイ!船上干しならぬ家干しも上出来。一応、立て塩に4分漬けて干しますが、塩は薄めなので七味マヨネーズなんかもよく合いますよ。キモ集めたら少しあったので身を3杯分使って塩辛も仕込んでみましたが、どうかな・・・。

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