剣崎沖のイサキ、今週も土曜日はダメよの法則

6月30日(土)、金沢八景のあさなぎ丸からイサキに行ってきた。
先週の悪夢がこの一週間ずっと頭の片隅で余韻を響かせており、このままでは精神衛生上極めてよろしくない。今週も土日は良い凪日和が期待できそうなので、何か爆釣モノでもやって一発スカッと行きたいところだが!?タチウオもそろそろ好気配で出船開始の船宿さんも目立ち始めたが、土日の混雑船を想像すると腰が引けるのは毎度のことである。今季なかなか出漁機会が作れないムギイカ釣りは米元丸が久々土曜日スポット出船とのことで食指が動かされるところだが肝心の模様がイマ2、イマ3。このところ湾口部の水色が良くないみたいなので、一回南西シケで沖の潮が入らないとダメだろう。う〜ん、この時季釣りモノ多い割りにこうやって見ると案外選択肢が少ないのは自分の趣味の問題か。残るは剣崎沖のイサキ釣りだな。(爆)先週の悪夢がスッキリ晴れるのか、再び奈落の底に叩き落されるのかはやってみないと分からないところだが・・・。ちなみに先週の釣行以来、日曜はかなりご機嫌復調して良型交じりで好調に釣れたようで、一日違うだけでなんだよ!って感じ。週明けの月曜からが更に絶好調、各船、連日頭1束〜1束半の食いだから最盛期モード、ホント土曜日はいったい何だったんだ〜!会社で情報見ながら毎日血圧が急上昇して体に悪い。(笑)ちなみに八景あさなぎ丸は常連Aさんが爆釣モード全開だったようだが、ひとつ気になるのはそのAさん、金曜日は急に50尾台と釣果ガタ落ち。Aさんが50尾ってことは相当厳しい状況だったことが窺えるところ。さて、これをどう読むか、一日落ち込んですぐ復調するか?なんだか土曜日はダメよの法則の前兆のような気がしなくもないが、沖で手を振ってくれた船長にも会いたいし、MSさんにもお会いできそうなので、ダメモトで行って来ますかね。ってことで、私はまったくそっちの気は無いのだが、これでまた先週のようにドツボったらGMさんの喜ぶ顔が頭に浮かんで出発前からクヤシイ。(笑)いつもの時間に金沢八景駅を降りると送迎車で船宿へ。お馴染みの常連さんが迎えに来てくれたが、今日はけっこう人数多いって。マジっすか・・・。


8時10分、現場に到着。今日はいつもに増して船が多いし、お客の数も多いようです。(汗)

釣り座札のボードを見ると、あらホントだわ。先客はザッと10名、すでに四隅から2、3枚づつ抜けており、とりあえず右舷の前から4番目を抜いて受け付け。札が抜けている割に船には誰も居らず、ブリッジの横に荷物を下ろし自分はさっさと準備完了。しばらくして2番特急のお客さんが送迎で到着すると、そこにMSさんのお姿が。おはようございます!乗船されると悠々と右舷ミヨシ1番へ。流石!常連さんは格が違いますね〜!結局、右舷7名、左舷8名の15名で確定し、私は右舷のド真ん中、前から4番目、後ろから4番目、出船前から今日もヤバイ雰囲気に満ち溢れているのであった。(笑)準備も整い、7時15分に出船。凪の海上を巡航速度で南下、梅雨の晴れ間の爽やかな朝である。8時10分、剣崎沖は吉野瀬に到着。今日は船数多いわ、しかもどの船も満員御礼。ヒドイ船は片舷12名、本船はまだマシな方である。船団の後ろから回り込みクラッチとスラスターで巧みな操船、ようやく位置取りが決まると開始のアナウンス。北東の微風で晴れ、海上ベタ凪、水色はう〜ん、なんじゃこの色は!濁り潮だが緑でも無ければ茶色でも無い、かと思えば意外と透明度がある。この潮、以前にも見覚えがあるのだが、これが何にも食わないんですよ、ヤバイぞこりゃ。指示ダナ20〜13mでとりあえず始めてみるが、案の定、何回入れ替えても生体反応まったくの皆無。こりゃマズイよ。僚船もまったく魚の上がる場面が見られない。本船も珍しくたった10分で回収指示。いつもは場所決めたらまったく動かない一之瀬丸も仁助丸も今日は船団の周りをグルグル。船回り直そうが、シャクリ方調整しようがまったく竿先微動だにせず、ズズメダイ1匹すら食わない。何回か場所換えして9時40分、シャクリに偶然反応したかのようにウリンボの一荷、とりあえずボーズは脱出したが如何せんの極ウリ。その後は再び生体反応一切無し。若潮でタイドグラフ上はダラダラの上げ潮のはずだが、よくあることで現場は下げ潮ぶっ飛びで釣り難い。コマセの無駄使いなので皆さんも休み休み、私もお隣さんが竿上げてる間だけ道具入れてみたりと・・・。


船長も降参。とにかく何にも食わん!コマセもったいないので皆さん休み休みシャクって様子見。

お昼の時点で船全体でまだツ抜けしていないだろう。昨日も午前中ぜんぜんダメで後半好転したらしいが、今日はなんだか気配も無いな。松輪の船が上がってから食い出すかな?12時40分、だいぶ船数減ったところ回り直してブッ込み一発、左舷オモテで型が出た様子。13時少し前、お隣の野毛屋さん左舷ミヨシ寄りで中型が上がり歓声、それを見るやこっちの船も皆さんいきなり本気モード。13時、本船左舷で再び型が出ると13時5分、待ってました!ミヨシのMSさんに本日初物。これを気にポッツンポッツンと周りでも型が出始め、13時25分、私にも20cm級がヒット。MSさんはコマセ振ってタナで長〜い待ち戦法で順調にアタリを出し、ひとりプチ入れ食いモードへ。合間を縫ってミヨシ2番さんにヒットするも3番さん以降はアタリ皆無。え〜っ!これって先週と同じじゃん、前しか食わんっ!てか?MSさんに釣り方取材して自席に戻るもまったくアタリ出ず。なんだかな〜。でもこの釣り方で自分だけ釣れなかったとしても本望である。14時、お隣ミヨシ3番さんに本日初物。今日はボーズかと思ったと、シビレますよねホント。風が北東から南に回り、ヨッシャ、少しこっちにもアタリ出始めるかな?船の向きが変わると、案の定、これまで好調だったミヨシのMSさんアタリ遠のく。ミヨシ3番さんと私、ようやくシャクリに反応し始めてポッツンポッツン。とは言え、アタリの間は長く本気食いには程遠い状態だが、シャクリに反応するようになったことは有り難い。このアタリの少ない中、ちょっとシャクリが強いとチップやスレバラシが増えてしまいもったいない。バラしてシャクリに余計な力を入れないことである。潮向きが完全に変わって、水色も幾分まともになってきた。最後の最後、ようやく釣りになってきたところ、定刻15時を迎え、後ろ髪惹かれつつ終了。結果、MSさん19尾で竿頭、14時に初物ゲットのミヨシ3番さんと私は10尾で同点、辛くもツ抜けのみ。あ〜、今週もGMさんの喜ぶ顔が目に浮かぶ。(笑)やっぱダメだよ、ウィリーシャクリはシャクって食わないと!

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