イサキ、青物多過ぎか?終日食い気上がらず

7月28日(土)、金沢八景のあさなぎ丸からイサキに行ってきた。
先週は後半速潮に苦戦したものの前半割とアタリ出てくれたお陰で、結果的には十分な釣果となり、料理人が夏休みだったのもあって、いつもより手を掛けた料理に挑戦できたり、旬の剣崎イサキを味わい尽くした週の前半であった。例年のこの季節、イサキとアジの2本柱に加えてタチウオなどの単発モノを織り交ぜた釣行パターンが主となるのだが、今年はどうしたことかもう1本の柱である近場(横浜界隈)のアジが低調。半日船でスソは1桁、頭で10尾台なんて地味食いが多く、アジの味覚もそろそろ恋しいところだが、サクッとお仕事という感覚ではなかなか踏み出せない。タチウオも一度やろうと思いつつ、深くなったり浅くなったりは毎度のこと、連日0〜3本なんてのが相場だから、こちらもなかなか手が出ないが、釣れ始めたら始めたで、週末の混雑タチウオ船も恐怖なので、結局、行かないことに変わりないか。(笑)ってことで、今週も修行と実益を兼ねてのイサキ釣りで経験値アップと行きましょう。過去2回の釣行は2週空いて、どちらもちょうど潮周り大きい週だったので、ここで1回潮周り小さい週にやってみようとの思いもあり。これまで今シーズン4回中、撃沈2回、まずまず2回で確率半々、今週はどっちに出るか。一点、気になるのは前日、名手A井さんが43尾って、数字だけ聞けば悪くないが、A井さんがこの数字ってのは普通に考えればかなり危険信号。前にもまったく同じパターンで金曜から落ち込んで土曜日行ったら撃沈ってことがあったが、ホントどっちに出るかは賭けである。いつもの時間に金沢八景駅を下車、早速送迎をお願いすると今朝は常連さんのお迎え。車中、何故か釣れないマルイカ話で盛り上がって、あっという間に船宿到着。先客が何名かいらしたが、右舷ミヨシ1番に荷物を下して受付完了。船宿のTVではオリンピックの開会式の模様が流れ、お客さん少な目なのはオリンピック始まったせいかな?2番送迎で常連MSさんもお見えになり、今日は珍しくトモ方へ。結局、右舷4名、左舷3名の計7名で確定。今日は速い潮もないだろうし楽チンできそう、こういう日に食ってくれると仕事が楽なんだけどね。準備も整った7時15分、奥澤紀之船長の操舵でいざ出船。


今や少数派となったイサキ船団は6、7隻。向こうに見えるのは爆釣イナワラ大船団。

今朝は朝から相当蒸し暑く、これじゃ船室に入るのも拷問。釣り座で爽やかな風を受けながら現場までMSさんと談笑。8時5分、スローダウン、どれどれ、少し先方に目をやるとスゲ〜船数。アレみんなイナワラ船団。あれだけの船と人数でコマセバカスカ巻いて連日釣れ過ぎ早上がりだってんだからイナダって何?(笑)それにしても、相変わらず青物系=集客率↑の図式は固いようで、松輪の船も軒並みイサキ → イナワラに転向。この時期のあのサイズって美味しいのかな?お陰でこちらイサキ船団は少数派、水深と根が違うので場所が完全に被る訳ではないにせよ、知らない人が海上見たら同じ船団に見えるくらいの至近距離である。さて、8時12分、位置取りが決まると開始のアナウンス。南南西の弱風で晴れ、海上風は無いが沖で少し吹いてるものと思われ、若干ダブつき気味の海。水色は澄みでビシが5mほど見える。指示ダナ18〜13mでシャクり始めると、開始第1投の1回目で難無くアタリが出て早くも20cm級の初物。こりゃ今日は行けるか?と思ったのも束の間、2投目以降、まったくアタリも無ければカスリもせず。なんでだ〜?10分も経たずに回収指示。再開するとこれまた1投目でアタリ、そして速攻で入れ替えるとまた1尾。型はどれも20cmそこそこサイズ。ところが3投目以降がまったく食わない。指示ダナ外すのはあまり良くは無いが、あまりに当たらないので、底上3mからシャクって反応を見るがスズメダイもウミタナゴも一切食わない。どうしちゃったもんだか、外道も含めて魚っ気ナッシング。僚船も同じような状況と見え、今日は各船回り直しが頻繁で明らかに様子がおかしい。次も回り直し後のブッ込み1シャクリ目で一荷。一荷で食うってことは魚居る訳だよ。しかも釣れる時は活性のある食い方で針掛かりも悪くない。なのだが、時間と共に生体反応皆無の世界へ。左舷ミヨシの常連さんは30cm超の良型に玉網が入ったがコレも単発。船中、まだ型見ていない人の方が多いか?9時20分、一か八か船団を離れて少し西寄りの根に着けてみるも、30分強の間、あろうことか生体反応ゼロ。諦めて元の船団に戻るが・・・。


まったく釣れませ〜ん!シャクれどもシャクれどもアタリ出ず。たまに釣れる時は食い良いのだが・・・。

コマセのお代わりもらいにトモまで行くとMSさんも大苦戦とのこと。だよね〜。回り直して最初だけですぐ当たらなくなるって船長に言うと、道具入れると反応散っちゃうって言うので、証言は状況と一致。どういうこと?トモのお客さんがイナダ掛かってハリス切られたりしているようなので、もしや周りに青物多過ぎてイサキが落ち着かないとか?イサキ自体釣れる時は活性悪くないので、思い当たるところと言えばそんなところか。潮の状況は、朝からずっと北東から南西方向へ適当な流れがあって、船が南向きなので右舷は払い出しに道糸が押され、頻繁に入れ替えないと凧揚げに。船首が右に振られるので右舷は始終スラスターが入りっぱなしで目の前真っ白け。道糸のマーカーがぜんぜん見えない。11時、2時間振りにアタリが出てご無沙汰のご対面。そして、忘れた頃にまた1尾と、お昼の時点でまさかの8尾。潮変わるか船減るか青物散ってくれるか、海中に何らかの変化が無い限り好転の可能性は無かろう。船首が南東に向いて道具がトモ寄りに押される格好になり、アタリポッツンポッツン。朝はシャクリに絡み付いて来たが、この時間、少しタナで待った方が良さそう。と言ってもアタリ少な過ぎて傾向も特定できない。周囲のイナワラ船は釣れ過ぎ早上がり続出、定刻前に船数は減る一方。13時、第18小川丸の貴光船長、帰り際にわざわざ本船の際に寄ってくれてありがとうございます!手を振ってご挨拶。またお邪魔しますね〜!14時半、18mからシャクって14m付近でシャクリに反応して5連荘。型は16、7cmと小振りになってしまったが、今日はサイズよりアタリが出ることが貴重。やっぱりハマるとアタリ続くので、釣り方云々の問題ではない。今日イチのプチ入れ食いも一瞬で終わってしまい、再び虚無のシャクリ修行。バケツには18尾のイサキとマルアジ1尾が元気に泳ぐ。14時50分、終盤だいぶ間が空いたが、良いアタリで23cm級、なんとかあと1尾で20尾!と思ったが、力及ばずのまま定刻15時を迎えた。こうなると二度の水面バラシが悔やまれる。斯くして一抹の不安は悪い方に大当たり、この釣果ならまた来週もできるので嬉しいんだか悲しいんだか・・・。(苦笑)


本日の釣果、イサキ 19尾(16〜23cm)、マルアジ 1尾。他、外道もほとんど釣れず・・・。バッテリー切れで写真撮れなかったのですが、小型のイサキは今季一番の脂の乗り具合で品物は最盛期です。今回はお刺身2回と翌朝のヅケ丼&塩焼き1匹で終わりかな?

【船宿HPコメント】
LTイサキ乗合、7月28日(土)18〜32cm、4〜19匹。港北区の小峰さん19匹、何だ〜?食いが悪い・・・。ウイリー仕掛け、FL60号LTビシ使用


今回のヅケ丼はイサキとマルアジのハーフ&ハーフ、お椀はイサキ出汁のキムチ汁で昼から満足満足。

ホーム目次前のページ次のページ