LTアジ、小振りの渋食いで一日盛り上がらず

8月4日(土)、新山下の渡辺釣船店からLTアジに行ってきた。
イサキ釣りもここ5回続けたが良かったり悪かったり、土曜はダメよの法則ってのはホントにあって、土曜日釣行では良かった例がほとんど無い。先週も土曜は今季サイテーの日と船長に言わせしめるほどの絶不調に泣いたが、翌日曜日には呆気なく復調、そのまま今週は高め安定を維持しており、この分だと今週末は期待できそうな雰囲気ではあったが、ここが私の天邪鬼なところ。大潮の最終日で干潮が11時40分、北東の風で曇り空と言えばLTアジの爆釣条件。今季、想定外の不安定さを抱えた近場のLTアジだが、8月に入って少し上向きか?半日で頭30〜40くらいの数字が増え始め、前回釣行から3ヶ月以上も経ってしまったので、今週はちょっくらこっちの様子を見に行ってきましょう。混みそうな感じもあるので、始発電車に乗って船宿に5時半に到着したが、あらら、なんだか早くもスゴイ人数。一番奥に着けられたいつもの船に乗ると四隅+数名の乗客。とりあえず右舷トモ2番に荷物を下して受付に行こうとしたら、他のお客さんにアジですか?この船タチウオですよ!って言われてマジっすか?今日はタチウオ2杯出しなので、アジは手前の古い船だって。そうだったのか、そそくさと別船に移動すると未だ先客は無く、右舷大ドモに荷物を下しアジ客としては一番乗り。その後、アジ客もポツポツ見えたが、その2倍以上のペースで来るわ来るわのタチウオ客。パッと見、50人?(後の情報では45名だそうで!?)あ〜恐ろしや恐ろしや。(笑)で、我がLTアジ船は左舷7名、右舷3名と何故か偏ってしまい、頼むよ〜また右舷だけコマセ効かないじゃん。何時乗ってもココのアジ客は左舷好きが多いような気がするのは気のせいか。定刻7時、満船のタチウオ船2隻に続いて本船も河岸払い。船長はいつも胴の間で釣りしてる常連さんかと思ったら臨時便の船長さんだったのね。これまで何度もお会いしてて私の釣りもいつも見てくれている陽気なオジさん。とりあえず昨日食った場所から定番ポイントを目指すそうだが、果たしてどういう展開になるだろうか。ダメなら午後船も覚悟の長丁場、半日で仕事完了と行きたいところだが・・・。


タチウオ船は2杯出しの満船、後の情報では乗客45名だそうで!?よって本日のLTアジは手前の古い船で出船。

直接、本牧沖に向うかと思ったが、急に取り舵に切って着けたのは横浜港第二新堤の内側の大黒埠頭の護岸際、7時15分、水深12mから開始。東北東の風で曇ったり晴れたり。水色は強めの濁り。隣には打木屋と黒川本家の2隻も操業。状況イマイチと見え黒川本家は早々に移動。何投か打ち返しているとやはり左舷の方がコマセの効きが早いようで25〜28cm級の良型がポツリポツリ。声の上がる左舷を他所にお葬式状態の右舷だったが、7時40分、ようやく初のアタリが出て22cm級のアベレージサイズ、頼むぜホント。潮っ気も何にもなく、掛からないアタリ数回。こんな場所でもバリバリ食ってくれれば良いのだが、次第に左舷側も静かになり、ブリッジの窓から当たる?と船長に聞かれて、ぜんぜん食わない、と私。直後、回収指示となり港外へ移動。8時、いつもの本牧漁港の前、水深12mで再開。ここでも左舷側の方がアタリが早く、船長は早速アンカー投入。う〜ん、それにしても当たらん。大潮の最終日で干潮が11時40分頃の予報、この時間、下げ潮が通すはずが流れも何にも無いのは何故だろう。2回ほど掛からないアタリの後、激渋仕様の仕掛けに交換してようやく針掛かりしたのは少々小振りの18cm級。さっきから掛からないのが多いけど魚細かいんだな。アタリはかなり不定期で、振ってタナ切って3つ数えて・・・なんて言う世界には程遠い。東っ気で海上ダボダボ、食いそうな雰囲気なんだけどホント食わない。今年はやっぱりこんな活性が多いのかな?ポッツンポッツンとペースと言うほどのペースも無く、8時45分、やっとのことでツ抜けしたが魚が小さくてボリューム感は無し。9時、元々無い潮がまったく無くなり早くも潮止まり状態。続かなかったアタリが更に出難くなり、置き竿にして曳き波で食わせる戦法も忘れた頃にポッツ〜ン!12尾で完全停止。状況耐え切れず10時頃、船長は移動を決断、海釣り桟橋沖、横浜1番ブイの際など点々と攻めるがアタリ無し。無線に響くは他船のボヤキ節、何処も一緒か?11時を回ったところ本牧D突堤の角、水深17mで久々に魚信が出て、ここで26cm頭に4尾追加し、辛くも午前船は16尾で終了。


案の定、アジ様今日もご機嫌上がらず。条件的には食って良さそうなんだけどね〜。大潮周りなのに潮が効きません。

なんだかな〜、厳しいのは覚悟だったがホント食わない。流れは物足りないものの他の条件は完ペキに見えるのだが・・・。早く帰っても暇だし、おかず不十分につき午後も残業だな。皆さん下船され残ったのは私だけ。コンビニで冷やしたぬきうどん買って来てとりあえず掻き込む。午後船もお客ポツポツ、私は釣り座変わらず、隣に3名入るとのことで船長コマセのセッティングをしたが、時間になっても現れない。少し待ったが、こりゃダメとのことで、12時37分、左舷5名、右舷4名で出船。なんだよ、また右舷コマセ効かないじゃん!やりたい場所あるか船長に聞かれ、う〜ん・・・漁港の前でアンカー入れて上げ潮期待で魚が着くの待ちますか?午前の状況を踏まえてそんな固め?の作戦でGO!午前船の帰り際に型出したD突堤の角に寄ってみたが生体反応ゼロ。13時、予定通り漁港の前、水深12mで再開。何回か入れ替えているとポッツンポッツン始まって、午前中より良さ気か?アンカー入れて打ち返し続行。13時45分、ようやくアタリが続き始めて、船長と顔見合わせやっと魚着いたね、と2人で安堵の表情。ヨッシャ、ここからマシン化してお仕事無事達成!のつもりでエンジン入れたのも束の間。14時、空は真っ黒な雲に覆われ、こりゃ雨ヤバイな・・・と次の瞬間、これまで東の弱風だったのが南からの突風に見舞われ、同時に大粒の雨がバシャバシャ。堪らずカッパを着込んだが、カッパ持ってるの船中私だけ!?スゲ〜土砂降りもなんのそのマシンのスイッチONのはずが、アレッ?周り見回すとさっきと景色が反対?そう、風向き変わって船アンカー入れたまま90度以上回ってしまい、せっかく船下に着いた群れも何処へ行ったやら、再び振り出しにリセット。あ〜何てついてないんだろう。あのまま行ってたら後半楽勝パターンのはずが19尾で強制終了。結局、その後、何度入れ替えても群れは戻って来ず、釣れるはヒイラギヒイラギヒイラギ〜!今日は時間で食い始める気配も無く15時40分、諦めてアンカーを上げる船長。終盤、点々と場所換えてみたがまぐれで1匹食っただけ。16時55分まで粘ってくれたけど今日はこれが限界。マジ食わね〜っ!(泣)


本日の釣果、マアジ 36尾(16〜26cm、AM16尾/PM20尾)、イシモチ 1尾(28cm)、カサゴ 6尾(16〜27cm)、メバル 2尾、シコイワシ 13尾の持ち帰り。他、ヒイラギ多数は放流。マアジは18cm〜20cmクラスの小振り主体でしたが、その分、お味の方は当日から最盛期。

【船宿HPコメント】
<午前LTアジ船> 17−28cm 3−16匹 本牧沖 横浜市の小峰様
<午後LTアジ船> 17−26cm 1−20匹 本牧沖 横浜市の小峰様


久々に堪能、独特のこの甘味のある脂。ウンマイね〜!食いが良くても悪くてもお味の方は折り紙付き。右はシコイワシの唐揚げ、何気にコレがウマイ!料理人の好みで頭と腹わた取ってますが、苦味がお好みであれば丸ごとでもOK。時間が遅くなってしまい当日はこんなもんで・・・。

こちらは番外編、「イサキ出汁」の応用で、左は刺身こんにゃく風、白コショウが絶妙なアクセント。右は冷やした茹で茄子にジュレを乗っけて。これが涼しげで優しいお味、なんとも夏らしい。どちらもイサキの出汁を寒天で固めたものですが、味付けは塩と白だし少々だそうです。

翌晩のお刺身、一日経って脂がピーク。お約束のヅケ丼は都合により月曜の朝、コレが食べられればとりあえず満足・・・。

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