イサキ終日食い活発、ソーダの猛攻も何のその

8月10日(金)、金沢八景のあさなぎ丸からイサキに行ってきた。
先週は久し振りに近場のアジの様子を見に行ったものの、大潮周り+北東風で海ダボダボ+適度な濁り潮、さらに午後は突風大雨に見舞われるなど、爆釣条件が揃ったように見えたが、一日通して渋食いのまま一向に盛り上がらず、午前&午後で何とかおかずだけ掻き集めといった状況。当日、あさなぎ丸からイサキに出撃されたIさん、MSさんは、速潮で流し釣りを余儀なくされる中、流石の好釣果でワンツーフィニッシュ。結果論としては天邪鬼が裏目に出てしまったようだが、まぁ久々にウンマイアジを多少なりとも賞味できたので良しとしよう。今週は11日(土)〜15日(水)まで会社の夏休みだが、土曜日は家の用事で陸止めとなってしまい、我慢できず一日フライングの金曜出撃である。(笑)いつもの電車で金沢八景駅を下車すると、降りた釣り人の数は4,5名と思いの外少なく、平日はこんなもんなのかね?早速、送迎をお願いし、蚊に食われないよう周辺をグルグル歩き回っていたら程無く社長のお出迎え。なでしこジャパンの決勝は後半戦の途中で家を出てしまったが、結果は案の定とのこと。それまでお客さん誰も居なかったそうだが、試合終わった頃からゾロゾロ集まって来たらしい。船宿に到着すると船形の釣り座札はすでに四隅から数枚抜けており、左舷ミヨシ2番を抜いて受付完了。やおら乗船して仕度に取り掛かると、お隣ミヨシ1番さんは以前にも何度かお会いしたことのあるお客さん。気さくに色々お話させて頂き、出船までの時間、退屈せずに過ごすことができありがとうございました。2番の送迎でも数名のお客さんが来られて、結局、左舷6名、右舷7名の13名で確定し、準備も整った定刻7時20分、奥澤紀之船長の操舵で出船。今朝は穏やかで風も無く、釣り座で寝転んでの航行が実に気持ちイイ。イマイチ気持ちが落ち着かず、起き上がったり寝転んだりを繰り返すこと8時15分スローダウン。目下のイナワラ船団は下浦〜久里浜沖がメイン漁場のようで、イサキの小船団+ワラサ船少々と一頃に比べ閑散とした松輪瀬である。この状況、見るからにイサキの活性上がるパターンだが如何に?位置取りもすぐに決まって指示ダナ18〜13mで本日第1投。


目下イナワラ船団の大勢は下浦〜久里浜沖へと場を移し剣崎沖は閑散、イサキ船は久里浜港が定休日により横浜、松輪船のみの5、6隻程度。

南南西の弱風で晴れ、海上良い凪。水色は緑系の濁りで透明感が低くイイ感じ。まずは自分の定番パターンで始めると第1投の2往復目で難なくアタリ。いきなり20cm前後の一荷。前回は1投目しか食わなかったので喜ぶのまだ早いか?続く2投目、再びシャクリに絡み付くアタリでシングル、そして3投目も。周りの皆さんも早々に型を出し始め今日こそは本物か?毎度のこと速いシャクリに反応するのは小振りが多い、とは言え、例年に比べればだいぶ大きい。道具入れてからの勝負が早いのでバラシも多いが、それに負けないくらいアタリが多い。18mから小刻みにシャクって食いダナはだいたい15m前後がメイン。あっと言う間にツ抜けしたが、30分程経過したところ、これまでのシャクリパターンで急に反応が出なくなっておかしいな。パターン探ってみると、少しタナで待ちを入れると一回り大きいのが食って来た。自分は速いシャクリに反応させて掛けるのが好きなので、ついつい速過ぎてしまう嫌いがあるが、イサキは型が大きいほどこの待ちが有効。船下、色々なサイズの群れが出たり入ったりしているのか、活性が高いとは言っても、やりながらその辺りの微妙な調整が必要。アタリの出方に波はあるものの完全に途切れることもなく、9時半、樽の中の第一陣をクーラーに移すとジャスト30尾。この調子で食ったら束行っちゃうかもね!と思ったのも束の間、招かざるアイツが襲来するや、船中ドタバタ騒ぎの始まり、デッキで小刻みに尻尾を叩く音があちこちで鳴り響きイヤだね〜。オマツリで新しい仕掛けに交換した時に限って落下中にフワ〜ッ!頼むよも〜!苦労して作った仕掛け、一発でオシャカは堪らん!イサキの活性自体は良く、タナまで降りれば食うのだが、食ったら食ったで巻き上げ中に捕まる率も高く、お陰で10時台は大味な釣りになってしまいゲンナリ。小潮の2日目で確か9時半満潮、14時半干潮くらいと記憶しているが、現場は朝からずっと穏やかな上げ潮。この程度の潮ならいいわ。11時頃、ようやく邪魔者が抜けてくれてイサキのペースが上昇。20cm未満は朝イチに見たくらいで、その後は20cm超ばかり。11時半、第二陣を移すと計62尾。


午後になると周り見渡すも一之瀬丸と本船のみ。今日のイサキは朝からご機嫌、後半下げ潮に変わると尻上がりに型もアップ。

お昼を過ぎると松輪の船も撤収し、今日は久里浜が定休日、他のイナワラ船も場を換えたか、いつも大船団のこの吉野瀬周辺も本船と一之瀬丸の2隻のみ。午後からは潮が左舷払い出しに出て行く流れで、どんどん入れ替えないとすぐに凧揚げになって釣り難い。後半戦、気持ち下げ潮に転じるとイサキは尻上がりに食いも型も上昇。ホントここのイサキもアレだけ釣ってもコレだけ居るんだから、新しい群れがドンドン入って来てるとしか思えない。13時、第三陣をクーラーに移すと計85尾。しばらく落ち着いていた邪魔者が再び来襲してしまい、もう勘弁してくれ〜!これじゃ仕掛け幾つあっても足りゃしない。終盤、もったいないので、切れた仕掛け継ぎはぎの節約モード。それでも14時前には今季初の束釣り達成、他のお客さんも魚要らないだろうし、クーラーに100まで仕舞って後は放流かな。ちなみに持参したクーラーは21Lだが、この魚だと100で満タン。これでソーダの邪魔が無ければどれだけ釣れちゃうのか?前回とのギャップあり過ぎ!もう少し平均に食ってくれるとウレシイがそれは無理な注文だろう。南風がだいぶ本格的に吹いてきてこれくらいがちょうどいい。僚船の一之瀬丸も釣れ過ぎと見え、早上がりを予告するアナウンスがこちらまで届き、本船も船長が見回りに来てくれて、その時すでに106尾。ほとんどのお客さんもうお腹一杯でしょ、むしろこの炎天下で氷が全部溶けちゃって魚が心配。もう少しやって上がりますか?最後、コマセ使い切っちゃおうと思って手返し良くバンバン入れ替えると、これがまた釣れるのよ。もう要らないと思うと変な殺気が魚に伝わらなくなって余計に釣れちゃうパターン。今年のイナワラがその典型でしょうか。トモ寄りでは準ジャンボも上がったそうで、自分も終盤28cmまで顔出してくれて、シャクリは十分満喫できました。ってことで14時30分、道具上がった人から片付けてください!と船長。今日はホントよく釣れたね!予定通り、最後の樽は数だけ数えて海へ。結果、船中13名で束釣り3名、スソでも45〜だからスゴイとしか言いようがない。やっぱ8月は食うよね〜。


本日の釣果、イサキ 116尾(18〜28cm)、外道は無し。最後の1樽は海に返して100尾の持ち帰り、写真は乗り切れず80尾ほど。全体で20cm未満の小型は7、8尾のみ、23cm前後の中型主体に最大は28cm止まり、100尾で21Lクーラー満タンでした。

【船宿HPコメント】
LTイサキ乗合、8月10日(金)18〜37cm、45〜116匹。小峰さん116匹、○○さん105匹、○○さん102匹、中型主体に平均60匹と絶好調です、釣れ過ぎで早上がり。ウイリー仕掛け、FL60号LTビシ使用


今日は中型多く早速塩焼きで賞味。サンマと一緒で腹出さない方が断然ジューシー、お味の方も言うこと無し。お刺身は当日から食べ頃ピークを迎えてます。明朝のヅケ丼が楽しみ。

この脂!20cm超級の脂の乗りが更に増したようです。そして翌朝のお楽しみはコレ、大漁なので飯もヅケもマシマシで!(笑)お椀はイサキの中骨で採った潮汁。最近、出汁の採り方はもっぱらこの方法


船宿HPから写真頂戴しました。ありがとうございました!

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