オニカサゴ、半年振りのリベンジもアタリほぼ皆無

8月12日(日)、三崎港のえいあん丸からオニカサゴに行ってきた。
一昨日のイサキ釣りは上手いこと狙いが的中し、沸々と上がり始めた溜飲がやっと底まで下がりきった思いである。水曜までの夏休みもどうやら月曜の後半以降は徐々にシケ予報のため、釣りは日曜に行っておいてその後は様子見になりそう。しかも、イサキの在庫がまだ残っており、週の半ばからは家族が帰省して独りになることもあって、釣れ過ぎない釣りモノ限定!という制約付きでの釣行である。釣れ過ぎない(って言うか、釣れないかな?笑)と言って真っ先に思い付くのはアレ。そう、アレです。前回は2月11日、アタリゼロの大撃沈以来ちょうど半年振り、季節は180度変わって猛暑の夏鬼となりそうだが、久し振りに重たい道具で頑張って来ましょう。釣れ過ぎどころかボーズの可能性が極めて高いこの釣り、このところの状況も相変わらずパッとせず(笑)、前日、I澤さんが良型3尾を仕留めて船宿HPのトップを飾っておられたが、如何せんI澤さんは別格なので、これを見て釣れると思ったら大間違い。相当の苦戦を覚悟して臨むのが現実的であるというのが、これまでの乏しい学習効果である。最近は近場の釣りが多かっただけに久し振りの三崎釣行は遠く感じる。ようやく三浦海岸駅に到着し、よっかつ船長の送迎車に乗り込むと、足立のおとうさんともうお一方はよくお見掛けする常連さん(お名前思い出せずスミマセン)、3名を乗せていざ港へ。別船ワラサ乗合は5時半出船のため岸壁には本船のみ。予約済みの右舷ミヨシで仕度を始めると、今日は左右3名づつの6名と釣る側からすれば理想的な人数。準備も整い少し早めの7時50分に出船。三崎東口から出るとそのまま南東方向に徐行。剣崎灯台の向こうに久里浜の煙突が3本、角度的には松輪瀬から南に下がったかなり沖合。8時23分、船体が停止するとハイ、いいですよ!南南西の弱風で曇り、日差しが無くて大変過ごし易い朝である。海上良い凪で水色は薄濁り。水深113mで着底するとそこからはオモリをワンバウンドさせる毎に3、4m降りてしまう急な下り坂。


城ヶ島大橋を潜り、三崎東口から沖へ向う。曇り空で湿気は多いが気温低めで大変過ごし易い朝である。

潮は下げの一本潮でミヨシ突っ込み、海底は崖のような傾斜で仕掛けのコントロールが難しいが、細かいアタリサワリも拾うべく慎重なタナ取り。途中、フサカサゴらしきアタリを数回検知したが針掛かりせず。水深150m超まで下ったところで回収指示。と、左舷ミヨシの常連さん、仕掛けを回収すると800g級の本命イズカサゴ。早いですね〜!自分にはアタリ出なかったものの本命が顔出したことには歓迎。開始早々、大島方面が空から海面まで真っ黒でヤバイと思っていたら案の定、9時頃になるとポツポツと始まり、濡れる前に急いでカッパを着込むと大正解、次の瞬間、土砂降りの大雨。所により雨という天気予報は当たりか。2流し目も同じパターンの流しだったが、水深160mでサメに捕まってしまい、竿真下に向けて全速巻き。8号ハリスが上手いことチモトで切れてくれてセーフ。その直後、お隣さんにもサメ。サメだと分からないのか、船長から回収指示が出てるのに何故か超慎重なやり取りで時間を浪費。案の定、海面を割ったのはメートル級のサメ。3流し目も水深110m強から入れるが、今度は何故か潮が動かない。110〜120mの間で行ったり来たりもコレと言ったアタリは検知できず。早めに顔見れるとウレシイが、依然、フサカサゴ1尾とキビシイ前半戦。雨は小1時間で収まり、代わりに招かざる太陽が顔を出し容赦なく照りつける。10時10分、右舷トモのおとうさんに小振りながら本命。おとうさん、今日はこの後、民宿に泊まって明日はワラサで5時半出船だって、相変わらずお元気でうらやましいこと。3、4回目の流しは潮がぜんぜん行かず小康状態だったが、5流し目は再び流れ出してどういうんだろう?同じく下げ潮で海底は急な下り坂、低めに取っても浮き過ぎてしまい、仕掛けのコントロールは難易度A。11時、15分ほど西に徐行して久里浜の煙突が見えないくらいの角度、西側のスルメ船団が操業中の横。水深120m超から入れてまたしても下り坂、水色はピンピンの真っ青でスルメ色だが釣れてるかな?


大島方面が真っ黒になったかと思ったら、案の定、こちらも土砂降り。最近の雨はこういう降り方が多い。

移動後もコレと言ったイベントは無く、淡々と時間だけが経過してしまい、釣れない釣りを選んで来たのはホントのことだが、それにしても釣れなさ過ぎるぞ〜!(笑)あまりにアタリが遠いので集中力途切れて、油断した時に不意を衝かれ悔しい思いするパターンにならないよう、気持ちを切らさないことが重要でしょうか。この時間、すでに修行の域に入っており、アタリの無いコマセシャクリもかなりの修行だが、生体反応皆無の水深150m、これもまた相当の修行。日差しが強まった代わりに風が少し強くなってきたことだけが救いである。11時35分、水深115m、本日初のまともなアタリを検知。一旦アタリが出れば食い込み自体はそう悪くないようで、難なく針掛かりし、ガッツリアワセを決めたが、巻き始めの重量感がぜんぜん足りない。上の水温が高過ぎるせいか途中で暴れることも一切無く、海面を割ったのはまさしく本命のオレンジ色には違い無かったが・・・後の計測で28cmとヘタすりゃ放流サイズ、今日はあまりに釣れないのでキープ。と、同時に左舷ミヨシの常連さんにも同級か一回りデカイか?直後、お隣さんにも何やらヒット。キーパー掛けっ放しの巻き上げは、途中、それらしい叩き方も見せたが、取り込んだのは50cm級のワニゴチ。一瞬、パラパラっとアタリが出たが、場所を過ぎれば元通りの何にもナッシング。その後、更に西へと移動し、城ヶ島東沖と言うべきか?同じく水深110〜160mの範囲を流すが、左舷ミヨシの常連さんが、見た目、優にキロオーバーの船中今日イチを取り込まれた以外、他は無し。今日は長潮の割りに潮の動きは良く、城ヶ島沖も西から東へ適度な一本潮で、やってて条件は良さそうに思えるのだが、お魚はチョーご機嫌斜め。終盤、160m超でノドグロの一荷があったくらいで、まともなアタリはさっきの小鬼以来ゼロ。最後、水深150m超まで流し込んだところで14時40分、終了を告げるアナウンスとなった。オニカサゴ、行きよりもクーラー軽い帰り道・・・ってか。


本日の釣果、イズカサゴ 1尾(28cm)、フサカサゴ 1尾(22cm)、ユメカサゴ 2尾(23cmと17cm)で小さい方は放流。水深110〜160m、一日手持ちで頑張ってこれだけです。

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