タチウオ、ダメダメモードも下げ潮で終盤ポツポツ

8月25日(土)、大津港の小川丸から午前タチウオに行ってきた。
この夏はイサキメインに途中オニカサゴを挟んでみたりと、タチウオは気にしながらも釣行機会が無かったのだが、前回、すずきんさんとイサキ釣りの帰り、週末都合が良ければ行ってみましょうか?なんて話になって、今月一杯で漁期終了の剣崎イサキも最後ダメ押しで1回やりたいとこだったが、贅沢なことに食材的にお腹一杯とのウラ事情もあり、本日は今季初のタチウオに出撃。船宿はすずきんさんの地元鶴見富士丸か私の定宿大津小川丸のどちらかが候補だったが、今回はすずきんさんのご希望もあって小川丸から出船することに。混みそうなんで少し早めに出ましょうかってことで、朝4時半にお迎え頂き、船宿に5時15分頃に到着。さすがにこの時間、まだお客さん少なく釣り座札は右舷ミヨシ1番が抜けているのみ。迷わず左舷ミヨシから2枚を抜いて受付完了。店先で社長や最近週末は上乗りやられているという元専属芸人K上さんらとしばし談笑。ワラサ船のお客が増えたのか?タチウオ船は18号のジャンボ船から8号船にチェンジとの指示を受け船着場に向った。今日はミヨシ1番を譲って頂いてしまい恐縮です。とは言っても、乗り台にはルアーマンが数名入るようなので何番なのか分からなくなり・・・。早く行くのはいいのだが、出船まで長いわ暑いわでとにかく堪らん。早く船走らせてくれ〜!自分が単独釣行の時は京急の1番特急で来て6時18分頃に到着するのだが、ちょうどその辺りからお客が増え始め、やっぱタチウオ釣りは人気あるなぁ。結局、片舷10名づつの満船+乗り台に4名のルアーマンだから総勢24名。一方、お隣のワラサ船、10数名の団体客?が入ったようで船上貸し竿ズラリと激混みビシアジ船状態。どういう事情か知らないけど10数名の団体でワラサ乗合っすか!?(笑)K上さん、大変そうだけど頑張って〜!7時、貴光船長の操舵でワラサ船が出船した後、梅ちゃんが札と引き換えに着け餌配ってくれて準備も万端。定刻7時15分ジャスト、小川淳平船長の操舵で出船。10分くらい走るとのアナウンスがあり、間も無くスローダウンしたのは第二海堡の下手。千葉側の船など数隻がすでに操業中だが、船団纏まらずタチウオが釣れ上がる場面も見えず、本船も旋回しながら反応を探すがなかなか止まれない。(汗)


だいぶ水深下がって、2カイホの下手、水深60m前後。魚群は固まらず広範囲にバラけている模様。

しばらく回ってようやくブレーキ、7時37分、開始のアナウンスである。水深35mで底から15mとの指示。海上無風で晴れ、船首は北向きで安定、水色は緑系の濁り。先日辺りから少し水深が落ちてきたようで、今日の道具は『A−グリップサソイ180SS』に『電動丸400C』の組み合わせ。竿はここ数年イサキやLTアジで使い倒している万能竿である。PE2号にオモリは規定の50号。ハリス8号約2mにケン付きタチウオ針2/0号の1本針。着底すると水深38m、2mほど巻き取ってから誘いを開始。最初活性が分からないのでイサキシャクリの少し速いバージョンのシャクリでスタートするが、3往復、4往復やってカスリもせず。船中型出ないようで10分弱で回収指示。その後もなかなか止まれず、次第に八景、横浜、鶴見、川崎方面の船も到着し続々参戦。8時、他所で模様があったか一気に南寄り(観音崎寄り)に走ると、すでに大船団が形成されつつある中、後ろ側から回り込んで反応に乗せる。水深50mで底から10mとの指示で再開。小潮の2日目で満潮が9時20分頃と半日釣りで潮止まりが挟まるあまり良くないパターンだが、この時間、緩い上げ潮で、すずきんさんの左隣のお客さんとのオマツリが多い。再開早々、乗り台のルアーマンが続々とヒットさせ、あっという間に3本、4本、針がバーブレスなので水面バレも多い。魚居るようだけどこちら餌釣り組は右舷で1本上がったきり静かなもん。すずきんさんが底近くでやられたそうで、私も低め中心に誘いの速さを変えてみたりで、どうやったらアタリ出てくれるのか・・・。半信半疑のまま8時20分、真冬モードのゆっくりした誘いにモタレ。最近よく言われるのがモタレさせちゃダメ。速いシャクリでアタリを出してアタリが出たらそのまま誘い続けてタチウオの活性を上げて一気に食いつかせろと。そうは言うけどモタレアタリが出ちゃったので、これを何とかして掛けるしかない。何回か押したり引いたりしているうちに上手いこと確信の重量感を捉え、ウリャ〜!と竿を起こしたらバッドからひん曲がる180SS。だが、巻き上げ感は軽く、取り込んだのは案の定、70cm台前半の小振り。とりあえずボーズは脱出したが状況はキビシイ。


みなさん激渋タチウオに苦戦模様。ヒットパターンは真冬モードか、手の合ったお客さんは連釣の場面も。

アタリが少ないので何が正解なのか確信が持てず、おまけに横ではシャカシャカとルアーマンが派手なアクションでアタリを連発するので、それを見ながらどうしても自分も誘いが速くなりがちなのだが、今日は速い誘いでアタるとそのまま放してしまい追い食いしない。う〜ん、分からん。僚船ではルアー釣りのようなアクションで食わせている人も居るし、ほとんど動かさないで食わせている人も居てマチマチ。2流し目は水深68mからと少し深くなり、たま〜にアタリは出るがどうしても真冬モードのゆっくり系からのモタレで、その後の食い込みが悪過ぎてどうしても針まで乗らない。9時10分、すずきんさんにようやく初物がヒットし、今日は快釣して前回のリベンジと行きたかった筈なのだがこの調子じゃ。潮も完全に止まってしまいダメダメモードのまま虚しく時間だけが経過。朝イチ、モーニングサービスは無し、その後も活性上がらないまま時すでに後半戦。10時を回った頃から上っ側だけ下げ潮がトロトロ動き始めたかと思ったら、すずきんさんのお隣さんが3本連荘してひとり気を吐く。やっぱり今日は動かさない方が良いと。自分も久し振りにアタリ出たがまたダメ。しばらく静かだったルアーマンにもヒットし、少し好転の気配を感じたところで回収指示。少しカイホ寄りに昇った水深55mから再開すると、ようやく船中パラパラと顔見せ始め、ルアーマンも連荘モード。何度かやられ続けた11時、自分もようやく本アタリまで持ち込み成功で久々の1本。そして連続でもう1本とこの期に及んでやっと釣りらしくなってきたが、すずきんさんになかなか来ないんだわ。やっと当てても途中で逃げられ。(汗)この時間、53mまで下してからゆっくりと誘い上げ、50m前後でネチネチとタナを上げずに誘ってるとグッと銜えるモタレアタリ。さっきまではこの後一切食い込まなかったのだが、潮のせいかそこから本アタリまで持って行く難易度はそう高くない。やっぱこうじゃなきゃ釣れないでしょ。結局、最後の流しはこの後空振り挟んで2本追加し、計5本として11時37分、納竿。結果論だけど、最後の流しの食いがもっと早くからあればそこそこ釣れてたでしょうね。こりゃ、すずきんさんとまたリベンジかな?


本日の釣果、タチウオ 5本(73〜85cm)、外道は無し。

【船宿HPコメント】
タチウオ 65−100cm 0−13本
船長コメント:本日も水深50メートル程のやや深場で釣れました!大型タチウオも交じり竿頭13本で船中78本でした!水深が少し深いので小型の電動リールをオススメします!道具はライトタックル、PE2号以下オモリ50号でお願いします。淳平船長


当日は小振り1本、タタキで賞味。小さくても脂あって旨いです。ウリンボの大葉包み天麩羅でおかずボリュームアップ。

翌朝のお約束はコレ。歯応え良くほどほどに脂もあってウンマイ!アジ、イサキに限らずヅケ丼は何でもイケちゃいます。

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