オニカサゴ、当たり日っぽいが調子出ぬまま終了

9月8日(土)、三崎港のえいあん丸からオニカサゴに行ってきた。
先週は土日とも海は凪だったようだが、時折激しい雷雨に見舞われる不安定なお天気模様。土曜日は単独釣行予定で準備はしたものの、朝起きずそのまま二度寝。約束してたり予約してれば絶対に起きるんだけど、どうも最近こういうのが多くてイカン。で、そんな日は午後LTアジで埋め合わせをするのが常だが、何だかそれもモチベーション上がらず結局行かず仕舞い。そして、日曜も同じ流れで釣りに行かないまま週が明けてしまい・・・8月はけっこう頑張ったが、9月は一週目からつまづいて、2週間振りの釣行となった。ひとつ気になる釣りモノがあって、今週はIさんをお誘いして一緒に出撃のつもりだったが、タイミング悪くご都合NGとのことで、んじゃ次回ご一緒しましょう。で、船宿情報物色していたら、えいあん丸がこの日、スポットのアカムツ乗合で常連の皆さんそちらにご乗船と見えて、オニカサゴ船が何時まで経ってもガラガラ状態。前回、目標のキロオーバー釣れて気も軽いし、今週はちょっくら鬼の様子を見に行ってきましょうかね〜。前日の段階で右舷トモに1名の先客だったので、右舷ミヨシを予約して釣行確定。朝、いつもの電車に乗るべく買い物済ませて駅のホームで待つと、人身事故発生により途中折り返し運転に切り替えとの構内アナウンス、朝っぱらから頼むよホントに〜。ハラハラしたがI澤さんも同じ電車だから大丈夫だろう。結局、12分ほど遅れて到着すると、いつもの車両にI澤さん。おはようございます!横浜駅で1本遅い京急に乗り込み、これだとギリギリ間に合う計算だが、船長心配するとマズイので途中で連絡入れてくださり一安心。送迎車は足立のおとうさんと我々3名を乗せていざ港へ。今日はアカムツ船が7名、我がオニカサゴ船は右舷2名、左舷3名の5名と余裕の釣り座。これで潮さえおかしくなければ一日のんびり釣りができそうだが・・・。準備も整い定刻8時少し前に出船。本船は三崎東口からいつものコースへ。アカムツ船は西口から出たようだ。しばらく南東方向に走り最近定番の剣崎沖でスローダウン、8時20分、船首を返してブレーキ。ハイ、いいですよ!のアナウンスで第1投。海上無風ベタ凪でこの時点では船は北東向き。水色は真っ青。早朝は少し秋っぽさも感じたが、今日も暑くなりそうだ。水深114mで着底し、まずはいつもの釣り方で様子を見ると、しばらくしてフサカサゴらしきアタリが出たが食い込まず。その後、再びクックックッと引っ張るアタリも食い込まずに回収。何かしら生体反応あるだけ今日はマシか?


一応、本鬼だが・・・。周りではいい鬼が上がるが、何時まで経ってもこの状態。まともなの釣れたら放流しようと思うがとにかく釣れない。

小潮の初日で満潮が8時50分、干潮が14時頃の予報。この時間、西から東への緩い流れで問題無し。細かいアタリが頻繁にあるが尽く食い込まない。原因はサバタンの〆過ぎかもしれん。実は先週、買い物のついでに安いサバを見つけて餌用に購入。当日にいつもの方法で〆たまでは良かったが、そのまますっかり忘れて一週間冷蔵庫で放置。昨晩、短冊にカットしたのだが、〆まり過ぎてちょっと硬過ぎるかな?という懸念はあったのだが・・・。色は良くてアタリは多いのだが、どうやら小さい魚は食い込めないようだ。まっ、小さいの狙ってないからいいか!?中には本鬼っぽいアタリも交ざるが、潮がタルいのも手伝って最後のもうひとつが食い込まない。たぶん本鬼でも型が小さいのだろう。3流し目、9時を回ったところで左舷トモのお客さんがキロ級を仕留めた。その10分後、左舷ミヨシのお客さんに600g級と活気付くのは左舷ばかり。9時30分、ようやくアワセを入れられるアタリを呼び込み、ここぞのタイミングで竿に乗せたが、う〜ん軽い!フサカサゴか?いや本鬼だったが300g級の小型。今日は食い込まないアタリが多いと思ったらやっぱりこのサイズであった。放流サイズだが、寂しいので良型が釣れるまでバケツに入っててもらいましょう。水深は110〜130mと浅めで潮も大人しいが、上っ側と下の方が噛み合わないようで、この人数でもオマツリが多い。それより暑くて堪らん、少し吹いてくれ〜!船はスパンカ揚げたがあっち向いたりこっち向いたり安定せず、流し方向が一定しない釣り難さはある。10時10分、左舷ミヨシのお客さんが玉網要請。胴の間のお客さんのタモに納まったのはこれまたキロ超の良型。釣り座予約は右舷から埋まったが、蓋を開ければ左舷が好調、とよくありそうなパターン。アマダイ乗合でも不思議と出船ギリギリに来た最後のお客さんが最初にドカン!と良型上げたりすること多いけど、こういうの何の法則って言うんでしょうかね?その直後、再び左舷ミヨシのお客さんがリールの巻き上げ音。取り込んだのは中型の本鬼。今日はお魚左側に寄っちゃってるのかな?めげずに自分の釣りを続けるのみ。マジメにやってればそのうちいいことあるでしょう。と10時30分、前アタリから、やや送り込み気味にテンションキープして、ズン、ズン、ズ〜ン!と入ってウリャ〜!ガッツリアワセが決まって、こりゃもらった!重量感はキロ級か!?ところが電動で巻き上げ中、ガコンガコン、ガコンガコン引きっ放し。なんだコレ?身に憶えのある不吉な動きである。


トモのお兄ちゃん、AM不発も後半戦で1.5Kg級の大型2尾ゲットで大逆転。左舷も好調のようだったが自分はイマイチ調子上がらず。

海面まで同じペースでガコンガコン叩きっ放し。分かっていたけど案の定、海面を割ったのは直径30cm級のバレーボール。ペンチ忘れちゃって素手で針外すのが怖しい。こんなのに噛まれたら一発で指先無くなっちゃうよ。先針にはオマケのヒメで仕掛けチリチリ。やっと来たと思ったら至上最悪の一荷だ。左舷は全員良型含みでバケツに何尾か入ってそうで、同じ流しで内容違い過ぎだろ!まだ時間あるからめげずに頑張りましょう。自前のサバタンが食い込み良くないので船の餌も併用するが、船の餌は逆に柔らか過ぎて餌持ち悪過ぎ。フサカサゴにクックッと引っ張られアタリが止まったと思うともう餌が無い。上手く行かないな〜、でも周りのお客さん船の餌で釣ってるんだもんね。しばらくして、ガクン!と食い上げの大きいアタリ、オモリ浮かされ、手じゃ間に合わないので電動レバー押し込むとグググン!と一瞬重さが乗ったところでハズレ。コレはもしや!先週、常連S藤さんが40cm超のカイワリを上げられ、その魚が何故かI澤家の食卓に並んだそうだが、その食味と言ったらもう・・・だったそうだ。マトウダイにしては動きが俊敏な感じで、頭の中、一瞬アレ一色になったが、バラしてしまっては元も子もない。ダメだな今日は〜!11時10分、抱え込みに入った道糸からグングン、コレは来たでしょ。ちょっと角度に余裕が無くヤバかったが、食い込み早めでウリャ〜!乗った〜!重さは大したこと無いが、残り30m付近で激しく暴れてコレ間違い無し。海面を割ったのは後の計測で650gの中型。う〜ん、釣れたけどイマイチ。下げ潮に入ってから流れは上げ潮となり、お昼から南風がソヨソヨと船はトモ流しでほぼ安定。12時20分、これまで静かだった右舷トモのお兄ちゃん、今日は電源接触不良が多くカワイソウ。手巻きで裏側の道糸引っ掛けながら回収したその仕掛けには?センチョ〜!と玉網コール。コレが堂々1.5Kg級の大型。その1時間後、再び1.2Kg級を追加で大逆転。流石〜!こちらコレと言った良いアタリも無いまま、そろそろ試合も大詰め。14時40分、この投入がラストだろう。水深118m、着底してタナ切って間も無く、今日イチの明確なシグナル。コレもう乗ってるわ。竿立ち気味だったので電動レバー倒しながら大アワセすると、ドスッ!竿がバッドからひん曲がり、もらった〜!と次の瞬間、地面と引っ張りっこ。バカモン!枝針に今日イチの鬼が食ってアワセ入れたら先針が根掛かりかよ!あ〜あっと、ついてない日ってのはこんなもんだよ。あ〜疲れた。


本日の釣果、イズカサゴ 2尾(650g、320g)。周りのみなさん良型ゲットでこの釣果は船中最低(=スソ)。別船アカムツ乗合は7名で良型主体に1〜3尾と絶好調、帰りに船着場でシロムツとユメカサゴをお土産に沢山頂き一気にクーラーズッシリ。I澤さん、K林さん、ありがとうございました!


当日はとりあえずシロムツを炙りで賞味。下処理の際、身が柔らかいか?と思ったが、炙ってみるとビックリするほどの弾力と脂。家族全員、こりゃウンマイ。
右はユメカサゴの炙り。コレが脂乗っててかなりのもん。やっぱいユメカサゴは水深に比例して型が良くなり、脂の乗りも増しますね・・・。


炙りシリーズ第三段は3日寝かせた本鬼の出番。脂こそありませんが、寝かせることによりしっとり感と甘味が増し、コレはやっぱ旨いよな・・・。他、塩焼きだの洋風焼きだのやりましたが、特筆すべきはユメカサゴの煮付け。水深250m、25cm級の良型はやっぱり脂の乗りと旨みが濃厚。

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