LTアジ、良型多くも釣り座裏目でアタリ続かず

9月22日(土)、新山下の広島屋からLTアジに行ってきた。
今夏は近場のアジが模様不安定につき、半日船でちょこっとおかず釣りというノリにもなかなかなれず、従ってアジ釣りの回数もおのずと減少傾向。9月と言えば本来最盛期のはずで、今食わなくて何時食う!と言いたいところだが、未だ本調子とは言い難い状況。それでも、ようやく半日船で頭30〜50尾くらいの食いが出始めてきたようだが、例年に比べればかなりイマイチな感じは否めない。そんな状況につき、早い年だと7月中旬からアジ釣りを開始する新山下の広島屋さんも、今年はようやく先週末、重たい腰を上げるかのように看板をLTアジに切り替えた。始まったら早々にお邪魔しようと思っていたところ、すずきんさんから週末釣りに行けそうとのご連絡で、思惑一致によりご一緒させて頂くことになった。今週は土曜日が祝日のため混みそうな気配もあり、私、先に行って場所取って置きますから!ってことで、単身6時頃に船宿に到着すると流石出船2時間前とあって一番乗り。富岡沖で北東風の下げ潮だったらトモで間違い無かろうと右舷トモから2席を確保し、とりあえずミッション完了。この判断が後々大裏目となり、当たり前だが、この時点ではそんなことは知る由も無しである。ポツポツお客さんが見え、案の定、客足はいつもの土曜日より早い感じかも。同じ電車だったお客さん、並びの別の船宿のはずだったのが、行ったら激混みだったそうで急遽こっちにご乗船。7時頃、すずきんさんがお見えになったので大ドモに入って頂き(これが結果的に大変申し訳ないことに・・・)、私はトモ2番。常連CさんやSさんは左舷に入られ、空いてた右舷は真ん中に4名グループが入り、左舷5名、右舷7名というバランスである。クソ暑かった夏ともようやくお別れか、早朝の気温は21度と短パンサンダル姿では薄ら寒いくらいの陽気。ウインドブレーカーを1枚羽織ってちょうどいい。出船間近の駆け込み乗船も無く、この人数のまま8時を少し回ったところで出船となった。横浜港内は良い濁りが入っていたが、港外に出て南下するに連れ水色は澄み気味に。渡辺釣船店のAMアジ船が本牧沖で操業中なのを横目に、本船は南本牧〜根岸湾口を下り、富岡沖辺りでスローダウン。旋回して一発で場所が決まるといきなりアンカー投入。マジっすか?そんなイイ反応出てるの?そりゃ期待できそうですね。8時35分、開始のアナウンスとなり、1mでコマセ振ったらそのまま竿先を2mまで上げて待つ感じとのアドバイス。真北の弱風、曇り空でコンディションは良好。水色は薄濁り。第1投は水深22mで着底。


まずは富岡沖から探索するが・・・。船中、サバがポツポツ、アジは辛うじて顔出しただけで早々に移動。

5分、10分、静かだった船上だが、サバが回って来てあちこちで竿が絞られる。型はマチマチで30cm〜40cmといったところ。お隣のお客さんに一荷で食っていきなりオマツリ。すずきんさんも食ったかと思って巻き上げると裏側のお客さんのサバ、しかもデカイ。30分くらい経ったところで型は出ましたと船長のアナウンス。左舷でアジが上がったようだが、右舷は陰も形も無し。サバも要らない時には拷問のように釣れるけど、欲しいと思うとなかなか食ってくれないもので、これも何とかの法則って言うんでしょうか?船長が様子見に来てくれて、どうですか?いや〜ぜんぜん食わないですね。(汗)結局、小1時間やって、アジは左舷で2尾出ただけ?サバはいい人で3本くらいか。私は一回サバが当たったがバラシ、すずきんさんは辛うじてサバ1本。船長によると反応出っ放しとのことだったが、9時20分、回収指示となり、早々に富岡沖に見切りを付けると船を北東に走らせた。航程10分ほどで到着したのは南本牧の護岸際、打木屋さんの言う下根のブランドアジとはまさにここのアジのこと。当の打木屋さんもやや上手で既に操業中。ここは食えばモノがいいんだけど、海底が瓦礫の崖状態でメッチャ釣り難い場所としても有名。9時40分、エンジン流しで再開すると早々にアタリが出てくれて、やっとのことで本日の初物ゲット。25cm級の太ったプリプリアジでやはりモノはいい。頼むぞ〜っ!水深は24m〜30mで頻繁なタナ取りを行っても毎回3〜5mの範囲で上がったり下がったり、クソ釣り難いぞ。小潮の初日で満潮が9時前、干潮が14時頃の予報。この時間、上っ側だけ下げ潮だが下の方がおかしいようで、隣近所とのオマツリが多く、釣ってる時間よりオマツリ処理の時間の方が長いくらい。仕掛けの消費も著しく早くも閉口気味。タナさえ合えばアジは食うようでパタパタっと5尾ほど釣れたが、毎回、誰かの仕掛けや道糸も同伴でウンザリモード。毎回コレじゃイヤんなっちゃう。すずきんさんも型だけは見たものの調子かなりイマイチのご様子。少し間が空いて、竿をひったくるような強いアタリでアジか?オマツリするのでガンガン巻き上げたがそれでもオマツリ。とりあえず魚上げてから解こうか。で、抜き上げたアジがビックリ、後の計測でナント40cmジャストの大アジ。で、2つお隣のお客さんと仕掛けがグチャグチャで復旧不能。自分の仕掛け先に切れば良かったのだが、間違ってお客さんの仕掛け切っちゃったもんだから、謝ってビシお返ししたら顔がマジ怒ってた。スイマセンでしたね。(苦笑)


南本牧は下根。ここでは釣り座が大裏目。急斜面により船がケツ振るトモ寄りは完全な劣勢となり、そのままジ・エンド。

10時20分、タナの取り直しで一旦ビシを底に下したところ、ガツっとイヤな感触。うわ〜っ!やってしまった。恐れていたビシからの根掛かり。ココはコレがあるから怖くてたまらん。押しても引いても一向にハズレる気配無し。しょうがない、諦めましょう。なんだかな〜、先週はイサキ釣りでサニービシ周り一式奉納、今週はアジビシ周り一式奉納とはちょっとした災難続きである。だんだん今日のこの釣りに嫌気が差してきて、復旧作業も手際よく進まないところ、反応入りっ放しだから、アタリ出ない人はタナ取り直してどんどん竿振ってみてください!と船長から発破。よりによって人がリタイア中にそんなこと言わないでよ!(苦笑)でも、釣れてるの前の方ばっかりで、すずきんさんもぜんぜん釣れてないし。この場所やるって分かってたらオモテっ側が定石なんだけど、今日は釣り座が大裏目に出ちゃってゴメンナサイ。てっきり富岡沖だと思ってたからね〜。風が弱いせいでスパンカも効かず、船がエンジン戻しでケツ振りっ放しだから、トモ席はタナを正確に取るのが困難、間違いなく圧倒的に不利な状況。オモテっ側のお客さんが半入れ食い状態のところ、こちらはコマセ振れどもタナ切れども釣れて来るのはカサゴオンリー。しかも良型のアジが釣れてる最中、放流サイズのミニカサゴが着いてくるとコレがまた泣ける。ハァ〜。12時を回って、超久し振りのアタリが出、やっとのことでツ抜け。と、次の瞬間、今度はすずきんさんがビシごと根掛かり。カ〜ッ!結局、ハズレずにご奉納。しかも、根掛かり対応中に穂先まで折れてしまい、踏んだり蹴ったりとはまさにこのこと。アジは釣れないわ、オマツリばかりだわ、仕掛け異常に消費するわ、ビシ失くすわ、竿折れるわ!おまけに私なんてリール交換しようと思って一旦竿から外してもう1台の方装着したら、いきなり巻き上げ不良でオシャカ。バカモン!まったく運もツキも無い2人が並んで相乗効果を発揮しているかのごときダメ状態。結局、午後に入ってもオモテっ側優勢のまま状況に大きな変化は無いまま時間だけが経過。終盤、ポツンポツンと顔見せ始めたかと思ったら、恒例により14時半を回ると気持〜ちアタリ上向き。すずきんさんも何時間振りに釣れたのか思い出せないくらい久し振りと。型は小振りになったが、私も最後の最後に何尾か追加できて、なんとか数日のおかず分は確保し、少し残業の15時20分までやって納竿。斯くして相乗効果のダメ釣行は幕を閉じ、釣果はともかくもうちょっと気持ちの良い釣りをしないとイカン。


本日の釣果、マアジ 23尾(23〜40cm)、25cm級が主体で35cm超の大型が3尾。カサゴは8尾だけ持ち帰りで小型は多数放流。


当日は小振りを選んで叩きに。そして翌朝はお約束のコレ。久々に味わう近場のアジ、やっぱウンマイ。お味のピークは翌晩でしょう。

こちらは翌日の昼飯。40cmの大型を軽く酢〆にして棒寿司。酢飯に混ぜた白ゴマと大葉の風味が良い。大型もけっこう脂あって旨いっス。

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