イサキ五目、イサキはジ・エンド、ハナダイは激渋

10月6日(土)、久里浜港の五郎丸からイサキ五目に行ってきた。
先週は台風17号&18号の狭間となり、結果的に釣りには支障が無かったようだが、一週お休みとなって2週間ぶりの釣行である。下浦沖のイサキ五目は3週間前(9月15日)に出撃し思惑的中で大漁。その翌週はIさんが釣行され、やはり束超えの大漁・・・までは順調だったものの、如何せん先週の台風が良くなかった。北東強風で水温が一気に下がってしまい、浅場の釣りだけに大打撃!もう終わりという気配濃厚な中、今週はウィリーシャクリたい気分でIさんをお誘いしてみたらご都合よろしく、例の悪夢のイサキ釣り以来、久し振りにご一緒させて頂けることになった。前日、予約がてら船長に様子を聞いてみたところ、イサキは反応あるものの食いはかなり渋い様子、その後、ハナダイ釣りに行ったら時既に遅し、ハナダイも朝のうちしか食わずで、どちらも芳しくなかった模様。なので、明日は最初ハナダイから狙ってイサキは後から探索に行くとのこと。イサキ五目船は出船決定のようだったので、私とIさんの2名で予約をお願いした。イサキはダメモト、イサキが食わなきゃ目下上昇中のハナダイがあるから何とかなるだろう、という算段。前日の模様から十中八九ハナダイがメインになりそうなので、道具は電動と手巻きの2種類、ウィリーも1.7号〜2.5号まで各種揃えて荷物が満載。前夜はほどほどに切り上げるつもりが、ついつい最後の一杯が余計であった。朝、目覚ましに叩き起こされ、なんだかまだ残り気味。最近の傾向からして予約か約束でもしてなきゃ寝ちゃうとこだが、今日は頑張って行きますよ〜っ!この季節は服装が難しく、外に出てみると暑くも寒くもない。最高気温25度の予報なので、サンダルでも大丈夫かな?横浜駅で京急の一番特急に乗り換えるといつもの車両にIさん。おはようございます!久し振りに見たそのお姿は波乗りダイエットでさらに細身になられ、知らない人が見たら病気じゃないの?って疑われてもおかしくない状態。色々数値の方も改善されご健康とのことで何より。私も少し見習わなきゃと思うが、アルコール抜いたら別の病気になりそう、なんて言い訳してるようじゃ無理である。6時半を回った頃、港に到着、早速、船に乗り込むと右舷ミヨシから2席を用意しておいてくださり船長に感謝。前からIさん、私の順で荷物を降ろし準備に取り掛かる。6時55分、左右4名づつの8名を乗せて出船。別船ハナダイ船も9名の乗客でいい人数だ。港前で待機していた各船、7時の時報と同時にエンジンの回転数を上げ一斉に場所を目指す。


7時、片舷4名づつの8名にて出船。ガスが掛かって視界が良くない・・・。

途中、ハナダイ船と並走すると、あっち行け!あっち行け!とジェスチャーするK名人。と言うのも、目下の漁場である下浦沖の場合、場所に着いて先に道具入れた方の船下にハナダイの群れが着いてしまうケースが往々にしてあることを意味している。場所に到着すると船首を返して位置取りを調整、7時18分、開始の合図となった。北東の微風で曇り、海上ベタ凪でガスが掛かって陸が見えない状態。水色は澄み気味、第1投は水深36mで着底。出船時のアナウンスでは食いダナは低めで5mくらい、底から3〜9mくらいをシャクるようにとのこと。ビシの調整はいつもと同じく頭を1/4だけ開けるように。1投目の2往復目、いきなりハナダイのアタリだったが意表を衝かれアワセ損ない。船長にモロに見られて苦笑。回収して2投目、今度も底上5m前後で明確なハナダイのアタリが出、針掛かりはしたものの、途中の突っ込みで抜けた〜!けっこうモノが良さそうだったので残念。最初、餌釣り仕掛けを繋いでいたIさん、コレを見て速攻ウィリー仕掛けに交換。昨日も朝方ハナダイの食いが良かったそうなので、今日もイケるかな?と思ったのも束の間、招かざる刺客の来襲である。そっか、昨日も多かったとは言ってたが、来るの早過ぎだろ。ハナダイと同じタナで食っちゃうからどーしよーもない。下手すると4本針にパーフェクト、湾奥寄りで釣れる上モノならまだしも30cm前後の半端で脂無さそうな品物。餌用にある程度キープするけど、それ以上は鍵棒使って手を汚さずにサヨナラ。ちなみにサバタン作った後の身は捨てること無かれ、甘辛く煎り煮にしてそぼろ、もしくは団子にしたりカレーにして頂くのが我が家の定石。おかずにはなりますよ。サバ、サバ、サバで船中オマツリ大会の中、たまにマルアジと言った状況。なんだよも〜、こんなだったら最初のアタリ2回モノにできなかったのが響くな〜。3、40分、こんな状況が続き、少し抜けてくれたかな?と思った8時ジャスト、お隣、Iさんにヒットしたのは明らかに本命。サバが抜けた一瞬に小振りながらもキッチリハナダイをヒットさせるところが流石。で、サバが居なくなったらなったで、アタリ何にも出ないからハナダイのご機嫌も相当よろしくないのだろう、シャクってもシャクっても気配無し。中潮の最終日で満潮が7時半頃、干潮が12時45分頃の予報、もともと潮がおとなしい海域だが、この時間、潮っ気何にも無し。8時25分、3シャクリ目くらいのやや低めでようやくアタリ。小振りだがボーズだけは脱出し、とりあえずホッ。


ハナダイ場はサバと激渋の使者が猛攻、イサキ場はスズメダイの猛攻でゲンナリ。

状況特に変わらず、9時15分、回収の指示。仕掛け1.5号に換えるようアナウンスがあり、イサキ狙いに移動である。ハナダイ釣りは『サソイ180ノーマル』+『1000SP』を使用していたが、ここで手巻き『サソイ180SS』+『トライオン100』にチェンジ。再開すると、指示ダナは12〜5m。引っ掛かるので底まで下さないこと!ハナダイシャクリから急にイサキシャクリに切り替えるのもけっこう難しくて、強くシャクリ過ぎないよう手探り状態。いや〜、何にも当たりませんわ。魚探には反応出てるらしいけどシャクリにはまったく反応しませんね。何度か場所を変えながら攻めていくと、10時過ぎの流しでようやく船中イサキがポツポツ。ウリンボから23cm級まで船中数尾顔出したが後が続くほどの食いは無し。やっとイサキが出たこの流し、あろうことか私とIさん、スズメダイの入れ食いだもん。一年中で一番活性が高いんじゃないかと思わせるスズメダイの猛攻。オレ達にはスズメダイしか食わん!!あっちではサバの猛攻、こっちではスズメダイの猛攻。で、10時35分、運のいい人がイサキの顔見た程度で再びハナダイ場へ移動。結局、イサキは反応出てるそうだが口使う状態にあらず、水温も22度台に下がってしまったようでジ・エンドの気配が濃厚。ホントに正味一ヶ月弱の短期限定なのである。35m立ちに戻ってハナダイ釣り再開も、相変わらずサバが多く、もはやゲンナリ気分。別船のK名人、今日は朝だけで釣り止めちゃったみたい。何やっても無駄だから省エネ、省仕掛けってトコだろうか。おまけに激渋の使者(8cm級のオキヒイラギ)の活性が上がってしまって始末に負えん。サバ、サバ、激渋の使者、サバ、激渋の使者、サバ、サバ、激渋の使者の繰り返し。11時半頃、偶然、ハナダイのアタリが出て2枚目は同級。飽きずにやってるとたま〜に出会い頭って感じか。12時、回収しようと思って最後に一シャクリ入れたらガツン、ギュンギュンギュン〜!一瞬でイナダを確信したが、船長曰くウマヅラのスレ。イイ読みしてるなぁ、だが、今日は私に軍配。やり取りの末、海面を割ったのはキロちょっとのイナダであった。Iさん玉網ありがとう!終盤に入ってIさん、尺上の良型含むハナダイ2連荘でひとり気を吐いたが、他所までアタリ回らず。本日何回目だろうか、13時50分、サバで仕掛けお釈迦により少し早いがお片付けモード。イサキがダメでもハナダイで何とか!と思ったが現実は甘くなかった。イサキは今季終了〜!ハナダイはそのうちリベンジの機会もあるかな?


本日の釣果、ハナダイ 2枚(24cm×2)、カワハギ(26cm)、イナダ(1.2Kg)、マルアジ (29〜33cm)3尾だけ持ち帰り、ゴマサバは入れ食いのため餌用に6本だけ持ち帰り。その他、オキヒイラギ、スズメダイなど多数。

【船宿HPコメント】
下浦沖15〜30m前後、水温=22,5℃、水色=澄み気味
イサキ = * 〜 * cm ・ * 〜 * 尾 ハナダイ = * 〜 * cm ・ * 〜 *枚
ハナダイ・イサキ・クロダイ・カワハギ・カイワリ・ウマヅラ等
竿 頭 = ****** ・ ****氏
今日はハナダイから開始しましたが、状況はハナダイ船と同じで大苦戦してしまいました。イサキも何匹かポツポツと釣れたンですが、水が澄んで水温も23.0℃を切って、魚が口を使ってくれずに調子は上がってくれませんでした。 反応はバッチリなので8日(月)まで出船してみようと思います。


翌朝はお約束でマルアジのヅケ丼、マルアジはヅケると間違いないですね。ハナダイは塩焼きで脂ジュルジュルです。

イナダはそんな脂はありませんが、釣りモノなのでまずまずイケますよ。カマとハラモは塩焼きでおつまみが一品。

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