LTアジ、日中食い渋りも帰り際にようやくなんとか

10月13日(土)、新山下の広島屋からLTアジに行ってきた。
下浦沖のハナダイがようやく本格シーズンに突入か!?頭40枚超えの爆釣日も見え始め、大いに気になるところではあるが、そろそろ近場のアジのお味が恋しくなってきたこともあり、今週は前回のリベンジがてら新山下の広島屋さんにお邪魔してみることに。前回は終日、南本牧の護岸際の急斜面、いわゆる下根ブランドで有名な場所だが、アジ釣り的には難所中の難所。風が無く船の動きが安定しない中、早めに行って確保した右舷トモ席が大裏目。エンジン戻しで船体がケツ振る関係でタナを取り直す度に3〜5mめまぐるしく上下してしまい、高めに切ってもカサゴがダブルで着いて来たり、ビシを下すと5m以上出てしまったりいわゆるタナボケの極致。結局、安定してアタリが出ていたオモテっ側とはダブルスコアの大差をつけられ、ビシごと根掛かりしてロストするわ、オマツリが異常に多いわ、仕掛けの消費が凄まじいわ、そんな状態も手伝ってか近隣のお客さん雰囲気良くないわ、色んな意味で気持ちが萎える釣行であった。たまにあるんだよな、何から何まで相性の良くない日って。せっかくの週末釣行、釣れる釣れないはともかく気持ち良く釣りをしないとイカンよね。で、今週は誰とも連絡取らなかったので単独釣行。朝、6時過ぎ頃に到着すると先客すでに右舷大ドモ&左舷ミヨシに各1名で左舷は常連Cさん。それに加えて、ナント船上に船長がいらして右舷に貸し竿6本並べて場所取り。ゲゲッ、団体さんですか?なんでも6名グループの予約が入ってるそうで、空いてる左舷大ドモを勧められたが、その席、渡辺の船長が船と店を行き来するたびに顔合わせちゃうからゴメンナサイ。(笑)今日は右舷ミヨシって最初から決めてたので、半ば強引でもないけど船長には断って入れさせて頂き、早くも右舷は8名以上が確定。その後、お客はポツポツ見えて当然皆さん左舷側へ。出船30分前くらいに6名グループがいらして右舷8名、左舷6名で確定。あちらから出船前に声掛けてくださったり、皆さん温厚で気さくな雰囲気の方々ばかりで、今日は一日気持ち良く釣りができそうかな。それだけでも気が楽ですよ、まったく。コマセや付け餌の配給も完了、準備も整ったところで定刻8時に出船となった。最低気温は16度の予報、待ってる間も薄ら寒く、今日はついに長靴の出番、サンダルともお別れの季節になってしまった。近場からやるので準備しておくようにとのアナウンス。


前半、横浜2番赤ブイ周りで粘ったが、次第に気配すら無くなってしまい・・・。

横浜港を出ると第二新堤赤灯の真沖、横浜2番赤ブイ周りで停止。反応出ているようで、8時13分、すぐに場所が決まってエンジン流しで開始。北西の微風で晴れ、海上ベタ凪で水色は薄濁り〜やや澄み気味。第1投は水深21mで着底、指示ダナは2mで、1mでコマセ振ったらそのままゆっくり竿を持ち上げて2mで待つように・・・といつもと同じ。定石通り、アタリが出始めるまでは早めに入れ替えてコマセ撒き。開始10分、左舷ミヨシのCさんにようやく船中初物。型は出ましたから!と船長。するとその直後、私にもアタリが出て22cm級のアジ。食べて最高に美味しいサイズである。これを機に船中ポツポツとアタリ始め、スイッチONには程遠い状態ながら、自分も6尾連荘、お隣さんはダブルが2回ほどあって効率いいですね。同時にサバも回遊しているようで、あちこちでオマツリ騒ぎ。型は30cm台中盤のイマイチサイズ、う〜ん、40cmくらいあると品物間違いないんだろうけどなぁ。そういう自分には何故かサバがまったく食わず、先週の下浦沖ではウンザリだったが、欲しいと思うと釣れないからこの魚も不思議だよね。少し間が空いて7尾目のアジがヒット。早くも食いが怪しい。約1時間経過の9時10分、ようやくツ抜け達成もアタリの間が長〜い。中潮の最終日で干潮が8時半、満潮が15時頃の予報。この時間、潮っ気も何も無い。こりゃ潮待ちかな。サバ狙いでタナを3mに合わせるとすぐにアタリが出て、これが15cm級の小アジ。同じ場所で上の方に小型が居るようだ。ポッツンポッツン13尾となったところで完全に停止。振れども誘えども生体反応ゼロ。10時半、堪りかねた船長、回り直して位置取りの微調整・・・ってことは反応出てるんだろう。程無く上げ潮が効き始めると、北風を斜め右側から受けて船を止める操船となり、前回のケツ振りとは真逆の首振りとなり、釣り難いことったらない。文句を言う相手もいないので、ひたすら入れ替え続けること、突如1時間振りのアタリが出て久々のご対面。船中パラパラっとアタリが回って、ちょっと小振りも多くなってしまったがアタるだけマシか。しかし、食い方がかったるいのである。居るのは間違い無さそうなのだが、今日はどういう訳か誘いがまったく効かず、従って、置き竿も働かずで手の打ちようがない。11時40分、24尾となったところで移動を告げる船長。頼むぞ〜!


終盤、横浜1番緑ブイ周りでポツポツ当たり出始めるも、スイッチONとまでは言えず・・・。

本牧海釣り桟橋の沖、水深22mで再開するも船中型出ず、早々に回収指示。次は南本牧の北東岸。良型の実績高い場所だが生体反応ナッシング。追加ゼロのまま12時を回ってしまい、さっきの場所に戻ると船長。ところが横浜2番赤ブイには他船が着けており、入れない!と船長。業を煮やしてそのままエンジンの回転数を上げ、ついには鶴見つばさ橋の沖。鶴見1番緑ブイ周りは旋回したが止まれず、そのまま鶴見2番赤ブイへ。12時30分、再開するもなかなかレスポンス得られず、そろそろ始まってくれないとヤバイですね・・・お隣さんと苦笑。ここではサバがチョロっと回って、ようやく自分も食わせたが、2人巻き込むオマツリとなり、食い渋り用の細仕掛け繋いでたもんでハリス切れ。(泣)結局、左舷のCさんが執念で型出したのみに終わり回収指示。横浜沖に戻ると2番赤ブイ周りは4、5隻の小船団だが、遠目に釣れてる気配ゼロ。横目に見過ごしながら横浜1番緑ブイ周りで旋回。いわた丸が1隻操業中の横で道具を入れる。海上無風により船が360度グルグル回ってしまい、ブイとの相対位置がコロコロ変わるし、水深も1、2mあっという間に上下動。う〜ん、釣れそうに無い!いわた丸はスラスターを活用して船体の維持が楽そうに見えるが、本船は操船が相当難しそう。13時半、久々に当たったけど掛からず。食い悪〜っ!気を取り直し、入れ替えて一振り、すぐに当たり直して2時間超振りのご対面。長過ぎるぞ〜!しばらくするといわた丸が姿を消し、横浜1番緑ブイは本船の独占状態に。14時、予報より早めに下げ潮が通し始め、船は流れに立てて東向きでようやく安定。こうじゃなきゃ!14時、ようやくアタリの間が詰まってきて今日イチの食いか?やっぱり2時からでしょ!とお隣さんと苦笑。タナは低く、ビシ底で振ったまま底トントンでけっこうアタリ出るが、この釣り方だとまったく針掛かりせず。やっぱ掛かるのはジャスト2mか。だがしかし、食いが相当浅いようでバラシが多過ぎ。途中3連続バラシなんてのもあって気持ちだけ空回り。15時、半入れアタリ状態なのにみなさん律儀に道具畳んでしまって、右舷で釣りしてるのオレだけ!?船長が終わりと言うまでやりまっせ。で、結局15時半まで延長してくださったお陰で終盤59尾まで伸ばしてフィニッシュ。やれやれ、一応リベンジと言えなくも無いが、今年のLTアジは楽させてもらえん!


本日の釣果、マアジ 59尾(15〜28cm)、イシモチ 6尾(22〜24cm)の持ち帰り。他、チビカサゴ、サバフグなど。アジは23cm級の極上品多くも、今日は15〜17cm級の小型も20尾近く交ざりました。


下処理しててかなり脂ありそうだったので、当日は叩かずにお刺身で賞味しましたが正解。寝かせないでこれだけ脂あるから翌日の豹変振りに期待。翌昼はヅケ丼と潮汁の鉄板コンビ。家族3人で唸りました。言葉が見つからないほどウマイです。夜はお刺身がピークでしょう。

塩焼きもふっくらジューシー。イシモチが思ったより締まり良く脂も乗っててモノが良かったです。

【船宿HPコメント】
2012年10月13日(土)晴れ 朝の内は北風が少し吹いていましたが日中は凪ぎました。LTアジ乗合で出船。
LTアジ船は横浜沖より開始しました。開始まもなく中型サイズのアジが顔を出し数投続きましたが徐々に上がる間隔が空くようになってしまいました。日中、数ヵ所移動してみましたが型を見るのがやっとで厳しかったです。午後2時を回るとようやくポツンポツンと顔が見れるようになって来ましたが、朝に上がったアジより小振りが目立つ様になってしまいました。喰いは帰り際まで続きました。

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