2年振りスミイカは強風海悪&潮効かずの二重苦

10月27日(土)、川崎の中山丸からエギスミイカに行ってきた。
先週は目下絶好調、下浦沖のハナダイに単独出撃も終日掴みどころないまま頭の中???の釣りに終始し、下船後はK名人にコテンパンにされ、どちらかといえば傷心釣行の部類だったにも関わらず、おかずは十分過ぎという訳の分からない釣行であった。そんな状況により、なんだか2週続けて出撃するほどモチベーションも上がらず、さてどうしましょ。すずきんさん、Iさんは今週も別のご予定らしいのでひとりで何か行ってきましょうかね〜。気になるところとしては相模湾側のアオリイカ、それと待ってましたのイシダイ五目。イシダイ五目もだいぶご無沙汰してしまい、今年こそは何回か通ってみたいところだが、こちらは次回Iさんとご一緒させて頂いた方が楽しそうなので一旦見送って、今週はアレ行ってきましょうかね〜。それこそ昨年やりぞびれてしまって2年振りとなるエギスミイカ。前日、急に思い立って、予約の電話を入れて釣行確定。船宿は前回以来、長らくご無沙汰の川崎は中山丸。横浜に住んでて川崎に釣りに行くってのが、完全に通勤経路と被って交通費安上がりなのはいいけど、気分的にはけっこうイマイチなんだよな・・・。そんなこともあって滅多に行かない船宿ではあるのだが、現在LTアジ担当のポキール和哉船長はたまに沖で見つけて手を振ってくれたり、気持ち的には割りと近い船宿だったりする。始発電車に乗り込むと横浜駅で東海道線に乗り換え、川崎から市営バス川40系統で約15分、桜橋バス停で下車、道を渡って少し戻ると手前に中山丸、奥の左側が大所帯川崎つり幸の店。6時を少し回った頃に到着すると、早速、ポキール船長のお出迎え。今日は2隻だけ着いてて、左側との案内で乗り込むと、なんだかけっこうな人数で右舷は入る隙も無い。左舷はオモテっ側に竿やクーラーがゴチャゴチャ置いてあって何人居るのかも分かりゃしない。左舷真ん中に船長の道具らしきがあって、大ドモはおひとりだけだったのでトモ2番に荷物を下して受付を済ました。結局、出船約1時間前に着いても自分より後からお客だれも来ずってのはよくあることで、そのまま右舷8名、左舷は船長入れて7名の計15名で確定。今日は大きい船だから釣り座も広くていいわ。これで少し乗り目が良ければ楽勝なんだけどな〜。大ドモの常連さんにお伺いして中オモリは12号を装着、出船までの間、色々談笑させて頂き、上手いこと暇が潰れて6時50分、角刈り船長の操舵で出船。


6時50分、右舷8名、左舷は船長入れて7名でいざ出船。お隣大ドモはよくお見かけする常連さん。

運河を航行中、いつものように船長の詳しいアナウンス。まずは晩のおかずに5、6杯目標にやってください!船長もおかず釣りで竿出しますのでよろしくお願いします!って一言断りを入れるあたりがお茶目。操舵席に高さを合わせた特製竿掛けも配備でやる気満々の船長なのであった。東京湾に出ると思いの外北風強くいきなり被り始め、荷物背負って慌てて避難。航程は東京湾横断で目指すは木更津沖。しばらくスパンカ下で我慢していたが、次第に土砂降り状態となり船室へ。しばらく揺られることようやく場所に着いたようでスローダウン。ビショ濡れの釣り座を拭いて体勢を整えること7時20分、位置取りが決まって本日第1投。北の風やや強く晴れ、海上波っ気あり、水色は澄み気味。水深約19mで着底。潮周りは大潮前の中潮最終日で干潮が8時半頃、満潮が15時前頃の予報。この時間、下げ潮残りで明確なトモ流し。風と流れがほぼ一致して船の動きは良好。開始早々、右舷でバタバタ始まったがシリヤケイカが多いらしい。トモ寄りは序盤戦の下げ潮が稼ぎどころなので何とか早めに顔見たいところ。すると開始約10分、穂先にズン!来たか〜っ?そのまま乗りを待つと明確な押さえ込みに移行、アワセを入れてドスッ!ヨッシャ〜!久し振りだなぁ、この感触。まだ時期が早いので小振り主体だろうけど、久々の再会は300g弱とこの時期としてはまずまずサイズ。早めに型は見たぞ!次投ですぐにアタリ出たが、巻き上げ中にサヨナラ。やけに軽かったからイイダコかもね!?直後、大ドモの常連さんに初物。その後1回アワセでスッポ抜けをやらかし、7時50分、やっと乗りを捉えて2杯目。波っ気があってタナが取り難い感じだがギリギリかな。きょうの道具は久し振りの『アルバトロスフラフラ180L』に『エアド・レッドチューン』。PE1号から中オモリ12号、ハリス4号2mにエギは2.5号。大流しして8時前に回収、流し替えるもイマイチアタリが遠い。2流し目は大ドモの常連さんが上げただけでこちらアタリも無し。3流し目も船中バタバタと数上がるような模様には程遠く、何処かしらで忘れた頃に型が出る程度。8時50分、約1時間振りに当たったと思ったらシリヤケイカだし。当船ではコレも数に入れるようなので一応3杯目か。9時、大ドモの常連さんスミイカ2連荘で一気に水をあけられる。お〜い、ぜんぜん乗らないぞ〜!(汗)


前半、木更津沖の海はまだ大丈夫だったが・・・。船長特製竿掛けはさすが高さもバッチリ。

この時間、下げ潮はすっかり弛んでしまい風で船が押されるだけ。こりゃ終わったか。船中、お葬式状態で業を煮やした船長、移動を告げる。しかし、今日は流し換えの度に飛沫を被りっ放しで、こういう日はメガネ人にとってはツライ。少し南下して木更津4番ブイ周りから投入。潮も完全に止まってしまってモグラタタキ状態で小移動を繰り返す船長。10時、ついに中の瀬航路の際まで来てしまったが如何せん乗らない。再び走って中の瀬Cブイの内っ側からの流しだが、この時間、風向きは真北から北東に回り、風速も衰えるどころか勢いを増し、ほぼ出来上がってしまってプチシケ状態。こりゃエギスミイカやる海じゃないわ。船ベリにお腹着けたままだとエギが暴れ過ぎちゃうので、マルイカ釣りよろしく、両足で揺れに合わせてフローティング状態を作る。これが最初はいいんだけど後で堪えるのよ。ホント頼むぜ。そろそろ上げ潮が効いてきてもおかしくない時間だが、反対の北東風が強過ぎて芯の上げ潮が来ない。こんな予報だっけ?まったく余計な風だなぁ!11時、2時間超振りに久々の1杯。11時20分、オモテっ側でようやく初物はミヨシ3番さん。11時半、良いアタリが出てドスッ!までは良かったが、回収するとまたシリヤケかよっ!入れ替えると待ってましたと連荘でシリヤケ。カ〜ッ!シリヤケはちょっと硬くてアレだけど、切って並べちゃえば区別つかないから!っていう船長のアナウンスに思わず吹き出した。よく言うよね。風はどんどん強まる一方、エギが暴れ過ぎてタナ取りもままならず、かと言って胴付きスッテ仕掛けのお客さんもまったく釣れないから同じか。何となく早上がりしたそうな船長の口振りを察し、こりゃマズイと、今、私とお隣で1杯づつ上がりましたから!わざわざ操舵室まで行って報告。それじゃぁと筋を変えて流し換えると、上げ潮効き始めたか、ようやくミヨシ1番さん、2番の子供さん、4番さんにシリヤケ主体ながらも型が回って右舷は全員ボーズ脱出!なんだか良い行いしたかも!?(笑)その後、ミヨシ1番さん潮先でひとりアタリ続くも尽くバラシ。アワセてないもん!もったいないな〜!船長もアナウンスで指導しながら地団駄。そして14時15分、あと20分くらいやって上がります!の後、最後まで残された右舷胴のお客さん、執念で型出して船中ボーズは消え、14時35分、完。しっかし毎週毎週楽しませてくれますわ〜っ。(苦笑)


本日の釣果、スミイカ 5杯(120〜310g)、シリヤケイカ 3杯で合わせて8杯。

【船宿HPコメント】
スミイカ 150−450g 1−12杯
今日は思いの外北風強く海悪かったです・・・そんなんでバラシが非常〜に多くどうにか全員様型見れましたが10杯近くバラシたお客様も。明日は日中凪かな?リベンジ頑張ります!甘くて美味しいイカですので価値ある1杯ゲットして下さい!
釣り場と水深:中ノ瀬15−20m

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