PEラインの先端の処理方法

船釣りでは一般的にPEラインを使うことが多いわけですが、皆さんは先端の処理をどのように行っていますでしょうか?単色のPEなら毎回切り捨てて行ってもあまり気になりませんが、メーターマーク入りのPEを釣行の度に毎回切り捨てて行くのも何だかもったいないですし、海面からタナを取ろうとしたときに切り捨ててきた分を計算しないといけないので面倒なことになります。以下に私が行っている方法をご紹介したいと思います。(特に変ったものではありませんのでご了承ください。)

【チチワ&編み込み】
普通にPEの先端をチチワにして、結び目に編み込みを10回程度行う方法です。最初の内は強度的に問題ないと思いますが、釣行を何回も繰り返すと、だんだんチチワの部分がささくれてきて、強度が劣化すると思われます。単にチチワにしただけですと、釣りが終わってサルカンを外すときに接続部がきつく締まってしまい、外すのが困難になり、結局切り捨ててしまうことがよくあります。私は単色のPEで切り捨てても構わない場合や、釣りの最中に高切れしてしまった場合の修復にはこの方法を行っています。


普通にチチワを作って10回程編み込む方法。右はサルカンを付けた状態。

【チチワ&編み込み(強化チューブで補強)】
上記の方法と同じですが、チチワに強化チューブを通すことで補強しています。サルカンから外すときも強化チューブが太いので簡単に外すことができます。私は電動リールのPE4号の先端をこのようにしています。下の写真は処理してから10回以上ビシアジなどに釣行していますので、強化チューブの切り口がだいぶケバケバになっていますが、今のところ問題ありません。細いラインで小さなサルカンをつける場合には向かない方法かもしれません。


チチワを作る時に強化チューブを通し、10回程編み込む方法。右はサルカンを付けた状態。

【ケブラーチチワ&編み込み】
この方法は私が考え出した方法で一般的に行われているかどうか分かりませんが意外と良好です。PEとケブラーをフィギアエイトノットで接続し、PE側は上記の方法と同じく10回程度編み込みを行います。ケブラー側は2本出ますがチチワになりませんので先端を8の字結びにして輪にします。これにより結び目ができるのでサルカンから外しやすいようにもなります。
先端に結びこぶを作ってサルカンを外しやすくする方法は、PEでチチワを作った場合にもできますが、以前コマセ釣りで強い負荷が掛かったときにPEの8の字結びが滑って解けていたことがありました。PEで行う場合はチチワの先端をカットしない方が安全かもしれません。カットした状態で解けると仕掛け一式ロストすることになってしまいます。


PE1.5号にケブラー4号をフィギアエイトノットで接続し、PEを10回程編み込み、2本出たケブラーの先端を8の字結びにして輪にしたもの。右はサルカンを付けた状態。

ここでご紹介した方法は実際に私が行っているものですが、もっと良い方法をご存知の方は是非教えてください。
BBSでは皆さんが実際に行っている方法や色々なアイディアを頂きありがとうございました。時間があるときに実際にやってみて、頂いたノウハウをこのページにまとめてみたいと考えています。

ホーム目次前のページ次のページ