今年も竹取りシーズン到来なのだが・・・

11月25日(土)、友人のkim君と竹取りに行ってきた。
先日、kim君から連絡をもらい、久し振りに休みが取れたので、釣りか竹取りでもどうですか?とのお誘い。たまには一緒に釣りもいいな〜と思ったけど、既に翌日に釣りの予定が入っていたので、竹取りでも行ってみませんか?ということになった。まだ暗い朝6時、kim君が迎えに来てくださりいざ出発!今日は良い天気で冷え込みも厳しく、風も強めだから絶好の竹取り日和。今日は新しいポイントでも開拓してみようか!とのことで、いつもとは違うルートで回ってみることに。



上の写真は竹取りの必需品・・・皮手袋、ナタ(丸節竹や矢竹などを元から切ったり枝を落としたりします)、ノコギリ(これは孟宗竹や淡竹などの根っこを掘るのに使います、刃を交換できるタイプです)、そして枝切り用のニッパー。これらの道具を腰からぶら下げるベルト(なんて呼ぶのかな?)も必需品ですね。そう言えば私、東京湾アクアライン初めて通りましたよ。せっかくなので『海ほたる』でも寄ってみようと思ったのですが、そのまま通過。(笑)内房方面を南下して色々走り回ったけど、土地感が無いので道に迷うわ、なかなか止まって見られるような竹藪も見つからず、ほとんどドライブ状態。房総半島は気候が内陸より温暖なのでしょうか、山々の紅葉もまだ見頃には早い感じでしたね〜。車に乗りっぱなしでしたので、写真撮れませんでした。



上の写真は布袋竹の林。一通り端まで見たけど、切りたくなるような竹は1本も無し。太さ長さは良くても質がダメ、布袋竹の良竹はなかなかお目に掛かれません。布袋竹に関しては九州方面から束で仕入れている竿師が多いと聞きますが、実態はどうなのでしょうか?さて、時間もそろそろ9時。ダメなのでいつもの場所に行ってみますか?ということに。ここから車で移動すること1時間30分。今年も来ましたよ〜!去年は来れなかったので2年振りになりますね。竹薮は毎年表情が変わってしまうので、今年は取れるかどうか保障無し。とりあえず実績のポイントにレッツゴー。



丸節竹の竹林。まだ皮を被っている竹は新子(今年生えた新しい竹)、来年が楽しみです。上の写真は左の3本が新子。右の2本が2年もの。竿にするには2年ものを切ります。周りにいくらでも竹薮があるというのに、だいたい民家一軒分の面積ですかね〜。何故かこの狭い一角に良い竹が生えるんですよ。今年も周辺を色々見て回ったけど、やっぱりここが一番良かったです。DNAや生息条件の関係ですかね、ホント不思議です。



持ち帰り候補はとりあえず切って外に出しておきます。何本か貯まったらナタとニッパで枝を払います。あまり貯めると後で嫌になります。ナタで枝を払う時に誤って本体に刃を入れてしまい、オシャカにしてしまうことがあるのですが、やっちゃいました!今日も1本。それも一番良かった竹。(涙)せっかく採ったのにガックリ、どうやらkim君も極上品にナタを入れてしまったみたい、お互いにガックリですよね。何故か良い竹に限って刃が入っちゃうんですよ。きっと節が平らな竹ほど本体に刃が入り易いというのは言えるかもしれませんね。



現地審査を通過したのは10本程度。後でよく見たら落選する竹もあるかもしれません。市販で¥4,000級の竹は探せばいくらでも採れるのですが、我々は商売ではないですし、在庫は十二分に所持しています。あまり採っても後が大変ですから程々に。狭い一角に良い竹が生えると言いましたが、2年前に来たときの方が明らかに豊作。今年は他と比較すれば確かに良いのですが、この束で極上品が1本あるかどうかです。帰りは『道の駅』に立ち寄り、お土産を購入したり腹ごしらえしたりで帰路に着いたのでありました。さて来年は採れるかどうだか・・・。

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