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2016/12/11
マダイ 久里浜港 五郎丸
12月11日(日)、定宿、久里浜港は五郎丸からマダイ釣りに出撃してきました。

先週、修行モードに終わったハナダイシャクリも週明けから復調気味で、前日はハナダイ5、6枚にシマッコロがみなさんツ抜けと、 これにイナダでも1、2本入ればおかず的には上等なんですが、持病の腰痛の具合がここんとこイマイチ、イマ2でなかなか治らん!
そんな体調を考慮して?土曜日おとなしく療養に充てて、日曜日、多少は身体の負担が楽な方?のマダイ釣りに単独出撃。
毎日、会社で腰痛い腰痛いって言ってるんで、それでも釣り行くか!と怒鳴られそうですが。(苦笑)

いつも通り6時半頃に到着するとマダイ船はお客5名、私以外のお客さんは四隅に入られて、最後の私は右か左の真ん中、 ちょっと迷ったが、どっちに入っても左右にひとりいらっしゃるので、コマセの流れ方とかも大差なかろうかと考え、 個人的に仕掛けが捌き易い右舷胴の間に入れて頂くことに。右舷ミヨシは毎度のT名人、よろしくお願いしま〜す!


支度ができて6時45分、梯子が外されて進水。定刻まで港の前で待機することジャスト7時、全船各々の場所を目指してエンジン全開。
・・・が、沖に出るや否や前日からの北東強風が残って海はドタバタ、大波喰らうので船はゆっくり徐行。


金谷の鋸山から昇る朝陽が真っ赤に染まる、冬ならではの光景。

7時10分、何度か旋回して場所が決まり、はい!いいですよ〜!と船長の開始指示。
ここんとこやってたイシダイの根(笠島のブイの下手)よりやや南東寄りに位置取りして、水深は55m前後。

干潮が7時半頃で満潮が13時頃の予報なので、始めと終わりが潮止まりでその間ずっと上げ潮となり、前半の上げっ端が時合か!? 道具入れてみると、トロ〜リ下げ潮残りで、トモからアタるかな?と思いきや、開始20分、私の竿がトトーン!入ったよ。


引きは鯛だね、でも小さそう。無事Tさんにタモ取りして頂いたのは29cmと案の定やや小振りですが、船中第1号。

その10分後、お隣右舷トモのお客さんにも同級がヒット、やっぱ食いが下げ潮だな。
その後、しばらく音沙汰が無くなり、潮止まりか・・・。

9時を回った頃、いきなりミヨシのTさんの竿が入った。私がタモ取りしたのは1.3Kg級のナイスなサイズ。 それを機にバタバタバタ〜ッとマダイ、イナダ、シマッコロと同時に全魚種の活性が上がって、船中誰か彼かが竿を曲げている状態に。
この時、水深は62m、タナ取りはハリス分+1〜2m。ハリス6mなら7〜8m、8mなら9〜10mくらい。

上げっ端(上げ潮の流れ始め)、予想通りの時合到来で、私も2枚目がアタって37cmの食べてサイコーの品物ゲットン。
そんでもって、シマッコロのダブル、イナダなどあって時合に乗り遅れずなんとか名人に追随。


ミヨシのTさんのバケツは一瞬でこんな具合に!!

だいぶ魚っ気が薄くなり始めた10時ジャスト、後ろ向いてクーラーボックスの魚整理してたら、船長が食ってるよ〜! すかさずキーパーから竿を上げて確認するとちょっと良さ気な引き、しかも鯛っぽいよ。
左舷ミヨシのお客さんの道糸に絡んでしまって、ご協力頂きナントか玉網に収まったのは、自身今日イチの41cm1.1Kgのキレイなマダイ。 これまたサイコーの品物ですよ。久里浜沖のこの時期のこのサイズ、釣って来ないと絶対に手に入りません。
フ〜っ!仕事をやり遂げた達成感て言うんでしょうか。満足満足、シマッコロも4枚獲ったし今日もイイ仕事したぜ。

この後、左舷ミヨシのお客さんに1枚来たくらいかな?上げ潮の本流が流れ始めるとまったく魚の気配無くなり、終わったね。



今日は前みたいに上げ潮もぶっ飛ぶことなく、アタリが遠いので船長も流し気味に操船してくれて、道具はご覧のように真っ直ぐ降りて、 釣り易いです。だけど、時合終わってナンモ食わん!
上げっ端の忙しい最中にメートル級のサメ1本釣ったんですが、この時間、船長操舵室から顔出して、食わないとなったらサメも食わないだろ!って。 確かに上げっ端の短時間に全魚種の活性が上がって、本格的な上げ潮に入ったら気配ゼロだから正直なモンです。
時合が魚ごとにズレてくれたらどんなにいいか、なかなか自然相手なもんで都合のいいようには行きません。


すっかりマッタリムードの船上。
・・・とは言っても、今日は風もけっこうあって、日差しが出たからいいものの、けっこう気温低くて寒いよ。12月半ばだもんこれが本来の気候なんだよね。

あまりにもアタリが無いので船長も我慢できず、その後、小刻みに移動を繰り返しポイントポイントをモグラ叩き作戦。
水深47〜68mくらいまで探ってみたけど、私がホウボウとカサゴを追加、左舷ミヨシのお客さんがやはりホウボウと小型のマハタをゲット。
あとはナンモ無〜し!帰り際の潮の淀みで口使ってくれるか期待したんですがダメでした。14時回ったところで諦めて片づけ!
14時10分、アタリ無いからこれで上がりましょ〜!船長から納竿のアナウンスとなりました。

本日の釣果・・・マダイ 3枚(41cm1.1Kg頭に37cm、29cm)、シマッコロ(小型のイシダイ)4枚 17〜20cm、イナダ 50cm、1.32Kg、カサゴ 25cm、ホウボウ 33cm。マダイは食べて絶品サイズ、シマッコロは脂乗ってこれも抜群、イナダも今季最大で期待できます。この時期のホウボウ、カサゴも鉄板、別船のハナダイはトップ3枚と苦戦したようなので、作戦成功かな!?これで今週もおかずバッチリ!




下処理完了
いつもこういう写真撮らないんですが敢えて載せます。中央が下処理完了のお魚たち(イナダは塩イナダにしてすでに冷蔵庫の中に)、この後、分類して冷蔵庫に保存するのはかみさんの仕事となります。アジやイサキなど数が多い時には洗うのも手伝ってもらうんですが・・・。写真下段、左がゴミ、真ん中がキモ刺し用に取り出したキモ(肝臓ね)、マダイ、イシダイ、カサゴ、ホウボウなどミックス、右が出汁用に割った頭の数々、これでうんまい出汁が採れるんです。処理時間、今回これでも1時間超、この後、風呂入って、道具洗って片づけて、ようやく座ってビールグビグビ、天国への階段。


カサゴの煮つけ
当日、食べるモンないじゃん!とかみさん・・・んじゃカサゴ煮つけにしてよってことでコレ。よく間違った認識をされてる方がいらっしゃるんですが、煮つけは鮮度が落ちてからでも十分!コレはウソ。
煮つけは鮮度に敏感な料理なんで、刺身は寝かせて旨みを熟成させますが、煮つけは当日がベスト!何百回もやってそう思ってるんで間違い無いと思います。それが証拠にバカウマだもん、この煮つけ。料理屋さんみたいに砂糖でギロギロにしないで、サラっとした煮汁で魚本来の旨みが楽しめます。


笠子の中の笠子?
先日「鯛の中の鯛」の話題をしましたが、コレはカサゴのソレですね。


マダイの湯引き刺身
当日、なんか刺身にしたいので、一番小さいマダイを湯引きでお刺身に。説明するのが難しいほどに旨い、皮岸の脂、旨み、甘み、歯応え・・・とにかく絶品です。


キモ刺し
いろんな魚のキモが混ざってますが、冬場はキモが美味しくなる魚が多いんです。硬いから刻んでもエッジが立ってるでしょ。噛むと音がするくらいコリコリしてます。噛めば噛むほどに口の中に広がる甘みと旨み、生臭さなんてまったく無し。強いて言えば、コレステロールと尿酸値が!?ってくらいでしょうか。(苦笑)

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