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2016/12/30
ウィリー五目 久里浜港 五郎丸
12月30日(金)、定宿、久里浜港は五郎丸からウィリー五目に出撃してきました。

つい先日までハナダイの看板で出船していたんですが、久里浜から下浦沖の水温も14、5度まで下がってしまい、海も本格的な冬の到来。およそ15度が最低水温のボーダーラインですから、さすがにハナダイ専門に狙うのは厳しい状況となり、ハナダイも様子見つつ、ウィリーシャクっていろんな美味しいお魚を釣って帰りましょうというのがウィリー五目という釣りモノ。

今日はいつもの釣友と2人で2016年シャクリ納め。乗客は6名とのことでストレス無くサイコーですねぇ。いつもの時間に到着すると右舷の前から2席が我々の釣り座、ちゃんとコマセもバケツも桶も準備してくれているから至れり尽くせり。前から私、釣友と入ったんですが、この選択が後でどう出るか?



支度も整って、新ちゃんの操舵で定刻7時いざ出船
夜半から北風が10m超吹いてて、朝までには止むかな?と思いきや、沖に出ると依然ビュービュー。参ったなこりゃ。間違い無く今年一番の寒さ。



房総半島から昇る朝陽
久里浜東電防波堤を面舵に回って南西へ。目指すはハナダイの下浦沖。



とりあえず場所着いたけど、やっぱ風強杉だろ
旋回するたびに飛沫を被って堪りません。こういうときメガネ人間はダメですよね。位置取りが決まって7時22分、第1投。水深39m前後で指示ダナはいつも通りで底から3〜10m。
大潮の最終日で前半下げ潮で10時半頃から上げに変わる予報。シマッコロがまだ居るみたいなんで大好物のイカタン着けてシャクってるんですが、開始10分、20分、生体反応ゼロ。
しばらくしてようやくアタリ出たけどハナダイじゃないわ。でもけっこう走るな。イナダか?ようやくビシを回収して釣友にタモ入れしてもらったのは40cm弱のマサバ。やったぜ、極上品の寒サバゲットン!ゴマサバじゃないよマサバでっせ。
次もサバがヒットで極上寒サバが2本、こいつら全部〆鯖に決定。1本は冷凍して正月に食べよっか。サバって要らないとき鬼のように釣れて邪魔モノなんですが、欲しい時に釣れないのよね。そういう意味では価値ありますよ。売ってるサバとは次元が違いますから。



その後、サバの群れも抜けてしまって極寒強風の修行モード
潮先のトモのお客さんにシマッコロとハナダイがヒット、その後、もう1枚ハナダイ釣り上げて、流石ですねぇ。釣友もハナダイ1枚掛けてバラシ。ハナダイのアタリ3回あったそうです。そうこう言ってたらシマッコロ2枚上げて羨ましいなぁ。自分、完全潮ケツに回ってしまい、ハナダイアタリゼロ、シマッコロも2、3回ソレっぽいモゾモゾがあったんですが食い込まずサイナラ。やっぱ魚少ないと潮先完全有利で潮ケツまで魚入って来ないんですよ。よくあるパターンなんでナンモ不思議ではありません。



9時30分、諦めて場所換え、北東に舵を切って久里浜沖へ
結局、第一ラウンドの下浦沖は痛恨の本命ゼロに終わってしまいましたが、まぁ極上マサバ2本ゲットしたから良しとしましょうか。
15分ほど走って久里浜の下、野比沖の水深47mで道具入れたが、1投で移動となりまた下浦沖へ。ナンモ食わなくなって房総の旅ならぬ暴走の旅の始まりか。ハナダイ場よりだいぶ沖の水深72mで再開。この水深はナニ?船長アジ探してんのかな?でもこの水深だとアマダイとかイトヨリ狙えるんで、先針にオキアミを装着してスケベ根性丸出し。
オキアミでネチネチ下の方でシャクってると、すかさずアタリ。トラギス、カナド、トラギスときて、こいつらアマダイ釣りの定番外道だからきっと本命も居るはずなんだが・・・う〜ん、そうそう甘いモンじゃありませんねぇ。それにしても底から6mシャクってトラギスが食うってビックリですわ。

時間的にはそろそろ上げ潮に変わってミヨシの潮になるはずなんですが、北風があるんで上げ潮がなかなか入ってきません。結局、久里浜沖のアシカ島の下手、水深33〜35mで時は11時半、ようやくアジのアタリが出始め、ちょっと細かいけど美味しいサイズなんで頑張って釣りましょう。



船中アジ入れ食いモード、釣友も5本針にパーフェクトとかアジ釣りマシン状態
潮動き出してるんですが、上げ潮のはずが潮方向また下げ潮でトモの潮なんですよね、逆でしょ!正直なモンでやっぱトモから胴の間の方がアジの食う間が早いし多点掛けも多いです。見てるとイカタンの餌釣りの方が良さそうな感じなんですが、手返しが面倒なんで自分はウィリーでポッツラポッツラ、でも2点掛け、3点掛けもあって、まずまずのペースで釣れてきます。あんま釣り過ぎてもしょうがないんでこれくらいでOK。

海底の縁をやってるんで、船の位置がずれて38〜39mの深みに入る時があるんですが、そうなると何にも食わない。また元に戻して33〜35mに入るとアタリが出始めるから船長の操舵によるところが大きいです。魚が海底の縁に着いてるんでしょうね。ほんのちょっとの加減で食ったり食わなかったり、水温下がるとそういうとこもデリケートになってきます。風もようやく大人しくなってきて日も差してポカポカ陽気、ホッとしますよ。



冬の風物詩?ウミタナゴという邪魔モノ
場所換えて灘寄りの水深24mの根回りで再開すると早々に同級のアジが食いだしたんですが、定番外道のウミタナゴもけっこう湧いてますよ。食べれば食べれるんですが、身が柔らかくて骨っぽいんで放流しちゃう人がほとんど。釣友がワンちゃんの餌に数枚持ち帰り、素焼きにしてほぐしてあげると食べるんですって。しかし、今からこんなに居るんで、2月からのウィリーメバル五目が思いやられます。
この場所、イシダイのけっこういいのが着いてるんで、意識して真面目にシャクりますが、気配もありません。

そろそろ終盤の13時半、ウン?一瞬根掛かりかと思ったけど、ジワ〜っと浮いてくるんでロープでも引っ掛けた?と思った次の瞬間、ダンダンダン!おいおい魚かよ、デカいよ。竿の弾力で浮かしながら途中強い叩き込みがあるんで、何度かかわしてるうち、あっ!行っちゃったお〜!!船長も釣友もみなさん残念がってます。逃がした魚はデカかったよ〜!手応えからして推定3〜4Kg級のヒラメ。ウバ食い(針に掛かったアジとかに食いつくこと)して一発で針掛かったけど、飲まれて歯に当たったっぽいなぁ。ここで行くか?っていうタイミングで切れちゃった。あ〜残念すぎる。掛かったの下から2本目で針のチモトから切れてました。回収すると一番先針にアジが1尾着いてましたよ〜。
あの重量感と叩き込みの感触がいつまでも腕に残ってるんで、後から悔しさが込み上げてきます、残念!・・・って感じで、ちょっとほろ苦い竿納めとなりましたが、13時55分、少し早目ですが釣果十分で終了〜!



本日の釣果、マサバ 2本 38、39cm、マアジ 52尾 16〜23cm、トラギス(クラカケトラギス)3尾 20cm前後、カナド 1尾 23.5cm、以上。竿納めは痛恨の本命ゼロ&大物バラシに終わりました。あぁやってしもうた。
結局ハナダイは右舷トモのお客さんが2枚で船中2枚?シマッコロは右舷トモのお客さんが1枚と胴の間の釣友が2枚で船中3枚かな?キビシイっすねぇ。2月3月はメバル解禁なんでメバル名義でヒラメ狙ったりできるんですが、年明けから1月中どうすんべかな!?とりあえず困ったときのアジ頼みですかねぇ。



クラカケトラギスの側面の模様、さて何でしょう?



〆鯖の仕込み中
塩で40分〆てから、酢で20分。リードで包んでラップ被せると毛細管現象でムラ無く締まりますよ。



〆鯖が完成
飾り包丁、料理人頑張りましたねぇ。



下した時はあんま脂無いかな?と思ったんですが、食べたらうっ、うんまい!!全身中トロ!!品物がやっぱ極上品でした。



翌朝はお約束のコレ、身が3重くらいに乗ってて、ご飯食べたくてもなかなか出てきません。味噌汁は先日のタチウオの出汁の残り、脂浮いてるから聞いたらそうだって。上品でまろやかなイイ出汁ですわ。


アジでカルパッチョ
この時期、脂が乗り過ぎていないけどあるにはある。脂ギロギロも旨いけど、これくらいの方が日持ちもして扱い易いんですよ。釣っては物足りないけど、食べては間違い無いサイズ、シンプルな味付けでお魚本来の味が楽しめます。

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