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2024/03/19
マダイ 久里浜港 五郎丸
3月19日(火)、定宿、久里浜港の五郎丸からマダイに出撃してきました。

相変わらずの天候不順で、先週末の土曜は出られたのですが、魚が余ってたので見送り。翌日曜は南西大シケ、月曜は吹き返しの北暴風。陸地でも30mを超える観測がけっこう出ていました。水曜(祝)が南西シケ、木曜が終日北強風、金曜は定休日。よって火曜を逃すと今週はできる日が無いということで、火曜日しか選択肢がありません。釣りモノは4月から出船時刻が1時間早くなって乗れなくなるので、3月中に1、2回マダイやりたいな!ということでマダイ船で予約。風が思ったよりしつこく夜通し12、3mの北風が吹き続け、予想より納まりが遅くなりそうなので前半シケ覚悟で行ってきます。



釣友が足の手術明けで、ちょうど3か月振りの復帰戦。今日は五目船に乗船で、常連T氏らでお客様8名様。マダイ船は5名様で右舷ミヨシに私、お隣にお名前失念しましたが古いお客様、トモに常連Sさん。左舷ミヨシに1名、トモに常連Aさんという布陣。ムツ船は常連Sさん他で3名様。今日は全船操業となりました。お天気がメチャクチャなので船宿さんも開店休業を余儀なくされますが、釣り客も出られる日に来ないと釣りができませんからね。本船は一足早めの7時15分前に離岸して港前で待機し、定刻7時ジャストエンジンの回転数を上げて航路下の定番乗っ込みポイントへ。



案の定、風は依然強いまま、最初外に出た時はそうでもないかな?と思ったものの、沖に出るに連れ海が深掘れしてスゴイ揺れ。大波が来るとスピード落としてかわしてみたいな操船で15分ちょいで減速。場所はいつもの浦賀水道航路1番緑ブイの下手寄り。旋回するのもカッパ被って身を屈めて飛沫を避けます。7時20分を少し回ったところで場所が決まって、はい、やっていいですよ〜で第1投のアナウンス。指示ダナは海面から23m。北の強風で体感で12、3m。海は半シケでまともに立って居られず、船がドッカン!と叩いたり傾きがスゴイので、下手な遊園地のアトラクションより怖いですよ。



水色は真っ青な澄み潮。長潮で未明に満潮が1回、夜に干潮が1回でしょうか、殆ど流れは期待できませんが、道具入れると若干上げ潮が効いています。風と逆潮なので余計に海が悪いかも。開始30分、五目船の近くでやってみましたがエサも盗られず。西側の船団寄りに移動するもまったく生体反応出ず。8時40分、再び東寄りのポイントに移動すると、本日初のアタリはイサキっぽかったですが針に掛からず。3回目のアタリでようやく針掛かりしたのが30cm超の良型イサキ。ハリがマダイ9号なので、細かいイサキは掛かりが悪いので、おのずと針に掛かるイサキは良型率が高くなるかと思います。



ハリスいつも通り8mで今日は条件が劣悪なので最初から1本針でやっています。おかげで大きなトラブルも無くこの強風下を耐えています。イサキが4匹くらい釣れましたが、マダイがまったく顔出さないので、再び東寄りの船団に合流。ここは殆どエサ盗りも居らず、オキアミが毎回そのまま残ってきます。トモのSさんが竿を曲げているので船中初物か!?と思ったらナント色が黒かった。10時を回るとようやく海がワンランク落ち着いて来てホッとします。今日はこのまま凪できて、最後は早くも南風に変わる予報。変化が目まぐるしいですよね。一日中まともな日が無いもんな。



相変わらずトロ〜っと潮が前に行っているので上げ潮?潮時表見る限りでは下げなのかと思っていたのですが、現場は自然なので判らないものです。10時20分頃、お隣さんに600g級のマダイが上がってようやく船中初物。しばらくして、私の竿もストンと入ったのですが、その次の絞り込みがマダイにしてはモタレ気味なので怪しい。引きはけっこう良くて、まぁいい方に出るよう信じて巻き上げたんですが、海面に現れた魚影は案の定、色が違うでしょ!後の計測で43cm、1.37Kgの良型クロダイ。まだ美味しいのかな?時期的にはビミョーなトコ。



アタリが続かず、マダイもまったく顔出してくれないので、船長も痺れを切らして場所換えの頻度が上がります。指示ダナはすべて海面からでほぼほぼ23mでたまに25m、終盤28mでやったくらいなので、浅くて手返しは早いです。西寄りの五目船の下手で開始すると再びイサキが釣れ始めて、またイサキ釣りになっちゃったか〜と思ったところ、11時35分、合間を縫ってトン!と入って次にギュ〜っと穂先を絞るアタリが出てくれて、コレは間違い無いでしょう。そんな大きくはありませんがマダイを確信して回収すると、やりました!本日船中2枚目のマダイが上がりました。



後の計測で37cm、680gと中の小レベルですが貴重な1枚。やっぱ上げ潮のおかげですかね、釣ったの右舷ミヨシと胴の間の2人。今シーズンのマダイは最初から調子悪くて、1、2月頃は絶不調だったので、あまりやっておらず、今日で5回目なんですが、不思議なことにボーズが無いんですよ。数も釣れませんが何故か顔だけは見られるという。5回で2、2、1、1、1ですかね。船中自分だけの時が2回くらいあったかな。あんまりやっていない割には魚運は無くも無いみたい。前回も朝の1、2投目の1枚だけでしたが、今日もギリギリ運が残っていたようです。



お昼頃になると風が北東の微風になって海上ベタ凪。朝の海が信じられないほど穏やかで、たまに陽も差してだいぶ暖かくなりました。お昼頃から五目船の東側や西側を探索しますが、型のいいイサキがポツンポツンと上がって、アタリが連荘で出る時はやはり魚が小振りになる法則は健在で、多過ぎるので27cmないヤツは放流させてもらいました。イサキは最大35cmの極太も上がって、本命も船中2枚とキビシイトコ顔だけは見られたし、色違いのデカイのも釣れたし、条件劣悪な中、結果的にはまずまずといったところで、14時前にお片付けに入りました。



【本日の釣果】
マダイ1枚(37cm/680g)、クロダイ1枚(43cm/1.37Kg)、イサキ17尾(35、32.5、32、31×3、30×2、29〜27cmの14尾を持ち帰りで、内8尾は30cm超の良型)、以上。その他、小マダイ1枚は放流。

【船宿釣果情報】
久里浜沖40m
マダイ0〜1枚 0.5〜0.7Kg
その他 イサキ・クロダイ




イサキの皮焼き。当日の夜です。翌朝のヅケ丼用に向いた皮を焼いておつまみ。皮が出れば焼くか湯掻くかで賞味しています。



イサキのヅケ丼。翌朝はお約束のヅケ丼。小さい方から、と言っても27、8cm級ですが二人前で3匹使っています。脂乗っているので味の入りは薄目ですが旨いっすねぇ。皮引いた面が脂で白っぽいでしょ。味噌汁はイサキのあら出汁。毎週食べても飽きません。



イサキの皮ポン。先日は焼いておつまみにしましたので、今回は茹でてポン酢で賞味。皮引いた裏側の、所謂皮岸と呼ばれるところに脂と旨味が凝縮されています。ウチではしょっちゅう食べてますが、一般的には珍味と言えるかもしれません。



イサキのマリネ。一旦さっぱり系で食べたくてマリネにしてみました。下ろした半身を20分程塩〆したあと、真水で塩を洗い流してからよく水気を拭き取って使っていますが、コリコリ感が増して脂は残っていて上手い具合に塩が入っています。タマネギのスライス、トマト、チャービルと一緒にライムの絞り汁、オリーブオイルで和えています。マリネの味の決め手、ケッパーは欠かせません。



イサキのヅケ茶漬け。ヅケ丼、ヅケ茶漬けと自分にとっては幸せ度の高い朝ごはん。一週間、朝ご飯は丼と茶漬けとたまに蕎麦が食べられれば大満足。



マダイの湯引き刺身。小振りだったので1枚全部やってしまいました。お皿に乗り切れなかった分がまだあります。しかしマダイはマダイの味がするもんですね。目を瞑っても判ると思います。そんなに太っている方ではありませんでしたが、思ったより脂乗っていて旨かったです。炙りの場合は炙ったあとに氷水で洗わないので焼き霜と呼んでいませんが、湯引きの場合は氷水に浸すので霜皮作りと言ってもいいのかもしれません。



イサキの炙り丼。良型1匹使って炙り丼。今回はイクラではなくてカラスミを合わせてみました。メカブと魚卵が大変相性が良くて旨さマシマシになります。味噌汁はイサキ出汁。



マダイ茶漬け。かみさんは昨夜の湯引きの食べ切れなかった分と切れっ端の部分でお茶漬け。出汁もマダイ出汁で見るからに旨そうですねぇ。



イサキのアクアパッツァ。先週、いいアサリが手に入らず諦めたんですが、今週は無事に入手できたので久々のアクアパッツァ。魚がデカいので切り身にしました。お昼、とんかつ食べてお腹空いていなかったんですけど、目の前にあるとバクバク食べちゃいました。



イサキのアクアパッツァスパゲティ。翌朝はアクアパッツァの残りでスパゲティをやるのがウチの定番。若干お味の調整、とろみつけ、チーズを加えたそうです。コレが毎回美味しくて、お店のメニューにあったら人気出ると思いますよ。



クロダイの炊き込みご飯。頭はすぐに煮てしまって冷蔵庫に入ってますが、身の方は刺身用の魚はいっぱいあるので、全部使って炊き込みご飯。米3合使って沢山炊いて娘の家に持って行くそうで、炊き立てをパックに移している途中の写真。クロダイをぶつ切りにしてヅケてから、クロダイのあら出汁にヅケ汁と塩少々、市販の和風出汁(茅乃舎のモノ)を追い出汁して炊いたそうです。この時間、スパゲティ食べた直後なので、昼飯はコレをおにぎりにして頂く予定。



クロダイご飯のおにぎり。予定通りお昼はおにぎりにして頂きました。温めて海苔巻いて食べたら抜群!炊き込みを2パックも持って行ったそうなので、焼きおにぎり茶漬けまで回りそうにありません。



イサキの炙り刺し身。トップ2、3の上側の身を縦切りにして炙り刺身。デカイのはこんな食べ方がベストマッチ。4日経ってますが、まだ硬いくらいで、炙ると皮目に脂が浮いて燃えます。歯応えがありつつも脂があってコレはも〜極上品。35cm内外の良型はちょっと小振りとは違う価値があります。下側の身はわざと残しておいて、明日にでも違う食べ方で楽しめそうです。



イサキの炙り蕎麦。昨夜の炙りで上側のいいトコ使ったので、残りの下側の身で初の炙り蕎麦。炙るんだったら丼か茶漬けがいつものことなんですが、最近蕎麦食べてなかったので、蕎麦と炙りを合わせてみました。ポイントはやっぱり最初熱々のうちに身を出汁に十分浸して半生状態にすることですかね。十分美味しく戴けましたが、やっぱ米の方が合うかな?というのが正直なトコ。蕎麦だったらやっぱ天ぷらが合いそう。あと一番デカイのが1匹残ってます。



イサキのソテー。あと一番デカイのが1匹かと思ったら、30cm超がもう1匹あったそうで、半身をソテーにして賞味。バルサミコ酢を煮詰めたソースでやることが多いので、今回は粒マスタードベースのソースにしてみました。旨いっすね〜、洋食屋さんのメニューにあってもいいくらい。思わずワインを空けてしまいました。



クロダイご飯の焼きおにぎり茶漬け。娘の家に炊き込みを2パック持って行ったので、もう残っていないと思ったんですが、おにぎりがけっこうできたようで、茶漬け分まで回りました。出汁はちゃんとクロダイの出汁を使っています。替え玉1個付きで朝ごはんにはちょうどいいんです。



イサキの炙り丼。最後のデカイヤツどうやって食べようかと思いましたが、結局、今回二度目の炙り丼で賞味。前回はカラスミを合わせたのでイクラを使いました。釣ってからちょうど一週間経ちましたが、身質はまだ硬くてまったく質がお落ちていません。我ながらビックリするほどです。この時期のモノがいいってのもあると思いますが、血抜きをちゃんと行うことの重要性を実感するところです。味噌汁はイサキのあら出汁でこちらも脂あって玉になって浮いてます。



クロダイの兜煮。コレも早々に煮ておいて、冷蔵庫で保存してほぼ一週間。煮物は早いが一番というのが自分の中では鉄則なのですが、早いうちに煮ておいて冷蔵庫でタッパー保存すると日持ちするんですよ。温度低下でゼラチン質がブルブルに固まるので汁の対流が起こらず、恐らくそれが酸化防止の役を担って味が落ちないという原理だと推測しています。新しい方が鮮度良く美味しいんですが、釣った他の魚の事情などで後回しにしたい場合、この技は使えると思うんですよね。むしろ味の染みがよくて美味しいかもしれません。臭みはまったく出ていないですし、ウチでは何度もやっていてもはや定番になりつつあるので、ご参考になれば幸いです。

今日は低気圧の通過で大荒れの天気でした。明日の前半は風が残ってシケ予想ではありますが、木曜は出ないそうなので、明日マダイに予約入れてみました。今んとこ自分入れて5名とのコト、もう1名増えて6名ほどでしょうか。朝のうちはいづれにしても海がスゴそうなので、何処がで時合いが来ればよいのですが、相当ギャンブになるのは間違い無いトコでしょう。4月から出船時間が早くなるので、電車釣行の私は今回が今季の最終マダイになります。



イサキのアクアパッツァリゾット。アクアパッツァの残りがまだあったのでリゾットにして頂きました。味付けは塩少々とチーズを加えたそうですがちょうどいい塩梅に仕上がっていてかなり美味でした。昨日のマダイ釣りは案の定ボーズに終わりましたが、潮濁って珍しくアジが釣れたので、昼はヅケ丼にする予定。

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