K's Fishing Blog

ちょうど１０年ほど前、ライトタックルのマルイカ釣りを始めた頃、ダイワの初代「極鋭ゲーム」の「１８０テク」（２００７年）と「１６５センサー」（２００８年）を購入したんですが、「１８０テク」の元を切り詰めて１６０ｃｍにしたモノが目感度が良くて、その後マルイカのメインロッドに。「１６５センサー」はほとんど出番無いままお蔵入り。マルイカで使えるんですが、ちょっと手前の張りが強い分、目感度が劣る感じ。そもそも、ここ３、４年、東京湾のマルイカは不調なのか？釣りモノの看板からすっかり姿を消してしまい、やる機会がぜんぜん無くなってしまいました。

数年前、使用しない竿、１０数本中古で売りに出したんですが、極鋭だけは何故か手元に残してあったんです。で、この前、竿整理してたら、「１６５センサー」が出てきて、あぁ懐かしい。バッド繋いでみたら、使用回数少ないだけにブランクはほとんど傷も無く新品同様、ところが、バッドが経年劣化で腐ってしまい、握りのプラスティックはベトついちゃってるわ、金属は錆びてるわで使い物になりません。

なんですが、今と昔ではモノ見る目が違っていて、コレでハナダイシャクったらかなりイケてるんじゃね？思い付いたら黙って居られない性分なんで、バッドだけ自作してウィリーシャクリ用に復活させることに。元の値段が定価ベースで４万数千円なんだから、数千円掛けて別の釣り用に再利用するのはありだよね・・・ってことで、早速、材料を厳選してネットで発注。（イシグロ公式通販を利用）

購入した材料一式は以下の通り。

■バッドメインパイプ：メッシュカーボンパイプ ＭＣＰ５０−１３　2,808円
■リールシート：ACS‐SD16B ※ブラックフード １３　1,233円
■フロントグリップ：ＬＪＦＬ‐１３　735円
■リアグリップ：セパレートアッパーグリップ ＥＡＣＳ‐ＳＰｂ‐U１３（ＥＶＡ）　525円
■エンドグリップ：SK・KSK用セパレートダウングリップのみ ＥＫＳＫ‐ＳＰａ‐Ｄ１３（ＥＶＡ）　315円
■ワインディングチェック（オプション）：ワインディングチェック/WCA 9 × ブルー　594円
■グリップテープ（オプション）：グリップテープ パンチタイプ ブルー　1,080円

計7,290円、オプション部品使わなければ5,616円。エンドグリップなど端材を自分で削ったりして作れれば、もうちょっとコスト抑えられそうですが・・・。


今回の改造の最大のポイントは元の「１６５センサー」のバッドジョイント部をそのまま移植するというもの。上の写真に示したジョイントパイプ部分を１０ｃｍほど切り出して利用するわけですが、途中からリールシートのスクリューになっており、これを１１ｍｍ径に均一に削るのが大仕事。スクリューですから元々粘りと硬さがあって丈夫な素材でできており、それを均一に薄く削るのが一番苦労しました。


上で切り出したジョイントパイプ部分が上図の�Aになります。これを�@のバッドメインパイプの内側に接着�Cします。�Aと�Bは元から同じ竿なんで、調整無しでジョイントの完成�Dとなります。もちろん抜き刺し可能。



上が古いバッド、下が今回作ったバッド。フロントグリップ着けて５ｃｍ長くなりましたので全長１７０ｃｍ。シャクるのにちょうどいいでしょ。









「極鋭シャクリハナダイ１７０」の完成。ＦＬ６０号背負わせるとこんな感じ。まるで専用竿かと思えるような曲がり具合、８０号でもイケるかな？