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2017/05/28
ムツ五目 久里浜港 五郎丸
5月28日(日)、定宿、久里浜港は五郎丸からムツ五目に出撃してきました。

昨日土曜日は頭の中、ムギイカのリベンジだったのですが、定宿小川丸は仕立船のためムギイカ休船、一方、五郎丸は同じく仕立船のためムツ五目休船でガビ〜ン!!潮周り大きいので横浜のアジも狙い目なんですが、先日来の食い過ぎでアジは私もかみさんもやや食傷気味によりモチベーション上がらず。んじゃ、日曜日にムツ五目でも行ってきましょうかってことで前日に予約完了。なんでムツ五目なのょ?イカだともし釣れ過ぎた場合、作業が翌日に及んじゃうのが必至のため日曜はリスク高杉、ムツ五目だったら釣れ過ぎることは有り得ないので後が楽って、単なるそういう理由。



いつも通り6時30分頃に到着。本日、いつもムツ五目担当サブちゃんの仁助丸は8名様でムツ五目の仕立て(貸切)だそうで、我々乗合組みは珍しく五郎ちゃん丸にて出船。



先客四隅に4名様だったので私、右舷胴の間(真ん中)に入らさせて頂きました。これでお魚やる気あれば最高のお膳立てなんですが、ムツ五目の仕立船やると撃沈というジンクスがあるそうで。しかも、ここんとこ状況不安定、日によってムラが激しいようで、船長も行ってみないと判らないといった模様。まぁそうそう釣れる魚だったら超高級魚とは言われないワケで、極上品に出会うには回数やらないとね。毎回が勉強ですよ。



いつもウィリー五目でお世話になっている新ちゃん操舵の勇丸は今季ハナダイが不調、6月の剣崎イサキ解禁前とあってここんとこ人気薄。本日は常連KさんとIさんのお二人とちょっと寂しい出船ですねぇ。イサキが始まったらまたお世話になります!

五郎ちゃん船長に勇太くんのサポートで7時5分離岸、定刻7時15分まで港口でユラユラ待機。ここで簡単に仕掛けの説明。道糸PE3号以下の人はオモリ100号、4号以上の人は120号、私はPE4号でオモリ120号。胴付き4本針仕掛けで、幹糸8号上から120cm、150cm、150cm、150cm、120cmで全長およそ7m、枝素は6号75cm、針はムツ16号でペンチでヒネリを戻して平らに加工したモノ。針のチモトには細い夜光パイプと夜光玉、それにマシュマロボールを色違いで装着。餌は船宿支給のサバタン。さて、定刻となりエンジンの回転数が上がります。目指すは久里浜真沖のどん深のポイント。



航程6分でスローダウン。細かい位置取りを調整して7時23分、投入の合図と同時にオモリをポ〜ン!スパ、スパ、スパッと投入がキレイに決まり、水深189mで着底。ここで言う水深は道糸のマーカーで言ってますので、実際は仕掛け分約7m深くなります。潮周りは大潮後の中潮初日で朝から下げ潮で、干潮が12時45分頃、その後、上げ潮になりますが、上げっ端の潮が幸運を呼んでくれるかどうか期待。下げ潮の流し釣りで徐々に深くなります。久里浜沖で潮が速いと船の動きもあるので、水深がコロコロ変わり、タナ取りが忙しくて、のんびり置き竿なんて釣りはできません。初流しは約40分、水深205mまで落ちたところで回収の指示。当たるのはドンコばっかでひと流しで3本ゲット。仕掛け回収するとオモリがキンキンに冷えて戻ってくるので、底潮がかなり冷たい模様。ちょっとキビシイ気配が・・・。



底から50m位のタナに今日はコイツがウルサイのよ。和名シマガツオ、釣り界ではエチオピア、オッペタンコなんて呼び方をします。オッペタンコは見た目でなんとなく分かりますが、エチオピアは昔エチオピアの大統領が来日した際、コイツがいきなり爆釣になったのが名前の由来ってホントかな?写真はミヨシのお客さんの一荷。私も仕掛け投入後、水深150mで止められたり、ドンコ掛けて巻いてるとその辺のタナ通過する時にいきなり襲われ、海面まで休み無く暴力的な引き方で大暴れします。船に上げても暴れっぱなしでチョー扱い辛いです。寄生虫が多いようで、鱗や皮が強靭で捌くのが大変なので、私も3枚獲りましたが1枚だけキープ、あとは海にお帰り頂きました。



北東の弱風でけっこう爽やかな海上。写真は移動中、なんだか夏の空ですね。遠くに見えるのは金谷の鋸山。先週、ムギイカで剣崎沖行ったときは水色スケスケだったんですが、久里浜沖はとり憑かれたように濁り潮が抜けません。この水じゃ、ハナダイなんて食うワケないわ。っつうか、今日も食うのはドンコとシマガツオだけ。ドンコが上針に食ってくるからスゴイですよ。しっかし、シロムツがまったく食わないもんね。アカムツが食う日は大抵シロムツも食うはずなんですが・・・とは言え、一期一会で何時40cm級の極上品がガツンと食うか判んないので、頻繁なタナの取り直しは怠りません。ちなみにタナはオモリの位置で海底から2m上。



あぁ、それとコイツですね。フジクジラでしたっけ?小型のサメの類で、竿先にビミョーな変化が出るんですが、少し放置するとこの有様。何匹も掛かると巻き上げ中にそれぞれの方向に回転するので仕掛けグチャグチャ。ギチギチのパーマになっちゃうんで、接続金具の結び目を切って糸抜きながら修復しなきゃいけません。結び方は無駄な切れ端が出ない深海結び、コレ1種憶えておけばこの手の釣りは困りません。幹糸切った場合は良く確認すること。1か所でも結び忘れがあるとオモリ投げた時にオモリだけ逝っちゃいますので。コレ、イカ釣りで過去に2回経験があります。



11時45分、左舷大ドモのお客さんに小振りながら船中第一号のアカムツ。型が小さいから少し固まってないかな?と真剣になりますが、後がまったく続きません。そろそろ終わりの時間ですね。あちら仕立ての仁助丸は釣れたのかな?誰か型は見てるでしょうけど、状況ほぼ同じじゃないかと想像します。14時5分、じゃぁ、あと10分やって上がるからね〜!と船長。最後、水深210m辺りでドンコがアタって巻き上げ開始。ちょうど仕掛け取り込んだところで14時15分、納竿となりました。だいたい水深189〜248mの間、まめに流し換えてくださいましたが、お魚やる気ナッシング!!船中5名で小型1尾だけ。どんな釣りも同じでダメな日はダメなのよ。目指せ40cmオーバー!また頑張りましょう!



本日の釣果、ドンコ(エゾイソアイナメ)14尾 23〜36cm、シマガツオ 3枚、一回り大きかった2枚放流で1枚キープ 50cm 1.21Kg。今日はムツと名が付く魚は1匹も釣れませんでした。恐らく底潮が急に冷えたのが原因と思います。



ドンコのお刺身、良型のドンコは身がしっかりしていて、お刺身にするとけっこう脂乗ってて美味ですよ。



コレ、良型のドンコのキモ。鮮度抜群、硬くて箸では切れないので、この後、まな板で細かく刻んできました。



ドンコのなめろう。ドンコはなめろうと味噌汁がど定番です。なめろうは玉ねぎが相性抜群。微塵切りを真水でさらして辛みを抜いたもの。



お刺身やなめろうにキモを添えて頂くと絶品、釣ってこないとマネできません。見た目がグロいからかな?捨てちゃう人いるんですけど、これ食べたら持って帰るのでは!?



ドンコのタルタル、これまたマイウ〜。ドンコの身に白コショウ、セージ、ガーリックパウダー、粉チーズを加えて粘りが出るまで包丁で叩き、セルクルで固めたら、岩塩、オリーブオイルを振ってピンクペッパーで見た目も鮮やか。

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