K's Fishing Blog

      >>> 最近の5件
      2024/04/11   ムツ五目 久里浜港 五郎丸
      2024/03/27   マダイ 久里浜港 五郎丸
      2024/03/19   マダイ 久里浜港 五郎丸
2022/01/30
マダイ 久里浜港 五郎丸
1月30日(日)、定宿、久里浜港の五郎丸からマダイに出撃してきました。

意図してはいなかったのですが、ここんとこマダイとムツ五目に交互に参戦する形となっております。どっちやっても辛うじて本命の顔だけは拝めるという状況で魚運が良いのかなんだか。本日は2週間振りのマダイに乗船しますが、前回がナント!イシダイ4枚ゲットでキロ前後が3枚と船中ひとり絶好調という幸運に恵まれ、あんなことはそうそうないです。おかげさまで今年に入ってイシダイ6枚ゲットで1.7Kgを頭に平均キロオーバー、1枚冷凍して1枚は長男のタチウオと交換しましたが、それでもよく食べたなぁ。先週末から温くて真っ青な潮が入って来てダメだこりゃ!と思いましたが、魚も少し慣れてきたようでまったくダメダメという程悪くは無さそう。好調は期待できずともなんとか本命1枚拝めるように頑張ってきます。



今日は釣友とSちゃんの3名でいつもの時間に到着。今年に入って初めてご一緒させて頂きます。さて本船はお客様6名で右舷ミヨシから私、Sちゃん、S帝王。左舷ミヨシから釣友、お名前忘れましたが前にお会いしたことがありそうなお客さん、常連Tさん。ムツ五目船は陰になってよく見えませんでしたが6名前後は乗られている感じ。7時前に出船して港前で少し待機、定刻7時を迎えると全船一斉に発進。出船前に船長に訊いたら手前のポイントは状況良くないので、今日は航路下のポイントで粘るようなお話でした。アシカ島の上手を通過、航程13分程で減速すると大きく旋回して位置取りが決まって7時17分、第1投のアナウンス。



場所は浦賀水道航路1番緑ブイの下手やや西寄り。指示ダナ35m。底まで下ろさず+4、5mまで下ろして3、4回コマセ振りながら最後ビシの位置で35mということになります。北東の風やや強く薄曇り。海上ドッタンバッタンでまともに立って居られず、デッキ上桶やバケツが右往左往してドカンバカン!風はまぁ強いですが航路の曳波も混ざってるせいか、海の悪さは北の漁場を彷彿させられるほど。天気図的には絶好の凪日和かと思ったけど聞いてねぇよって感じ。大潮前の中潮最終日で最初下げ潮、9時40分頃干潮で、その後上げ潮に変わる予報。水色は相変わらずの真っ青でここは沖縄かハワイか!?たぶん水温もけっこう高いものと思われます。道具入れると上っ側だけ下げてますが、底潮がまったく行っておらず。



開始早々の7時25分、トモのS帝王に本命マダイがヒット。後で訊いたら600g級だそうです。すぐに型出たのでこれは脈があるかな?と思ったらその後が続かない。最初の1、2投は餌もそのまま残ってきましたが、コマセが効いてきて3投目以降は餌盗りの猛攻。コマセ振ってタナ切って、ハリスが馴染んで付け餌がコマセに同調する瞬間の3〜5秒ほどが一番美味しいタイミングですが、もしかしたらその前に餌が無いかもしれません。針掛かりしないので正体は分かりませんが、大方ウマヅラ、カワハギ、サバフグといったところでしょう。針は盗られないのでフグはあんま居ないかもしれません。餌の着いてない仕掛けでいくら粘っても一生アタリは出ないので、まぁまぁ早めに入れ替えて餌が着いてる状態で本命に見つけてもらうしかありません。



その後、何事も起きずに時間だけが経過して、開始2時間半の9時55分、下げ潮が止まってそろそろ上げっ端という時刻。手持ち竿の穂先がトーンと入ってそこは我慢、次の絞り込みで満を持してアワセをくれると乗った〜!イナダの引きでは無いのでマダイかな?まぁまぁいいかも!?うん?でも引きがちょっと違うかも?半信半疑でハリスを手繰ると色違いの黒い方でした。型はまずまずの1キロ級。この時期のクロダイは寒クロと呼ばれて一年で一番美味しいんですよ。色がちょっと違いましたが、食材的にはかなり楽しみ。これもアタリ続かず10時10分回収指示となり、やや北東方向に場所移動、緑1番ブイの下手、真下かやや南東気味で再開。指示ダナは33m。今日は割と素直でこの時間、完全に上げ潮に変わりました。



しばらく入れ替えているとここも餌盗りとの闘い。釣友が試しにイカタンシャクリでアタリは出るそうですが相手も強者、なかなか針掛かりしないようです。ワラサ級にハリス切られて2.5号から3.5号に換えたら今度はアタリすら出ない模様。水はスケスケですが、ハリス見切る魚?ウマヅラなら食っても良さそうなものですが。餌盗り確保も難易度高過ぎるようです。10時35分、自分の竿にトーンと来て次にギューっと入るタイミングでガッツリアワセが決まって、コレは間違い無くタイでしょ。しかもまずまずの手応え。無事ハリスを手繰ってSちゃんにタモ入れして頂いたのは1キロちょっとのマダイ。やっと赤いのが食ってくれました。



まったく同時に左舷胴の間のお客さんにも1枚上がって時合いか?と思われましたが、またしても後が続かず。いい日は時合いに入ると船中数名でバタバタっと来て、いい人は2、3枚連荘で上がるものですが、今日はアタリ出ても続かず、単発の出会いに賭けるしかなさそうです。とにかく餌盗りが多いので、餌が無い状態で待ってる時間を減らすために早め早めの入れ替えは必須と思われます。風が一向に収まらず流れと逆なのもあって依然北の漁場状態。荷物は落ちるわ小物は飛んでいくわハリスが舞うわ、チョーやり難い。船が揺れるので身体使って仕掛けを安定させなければならずかなりの全身運動。今日は間違い無く体重が減りそうです。左舷で1回イナダが回って来て2、3発アタってましたが、イナワラサイズか魚がデカくて1本も上がらず!?



11時35分回収指示で、やや東寄りに動いて朝イチやった辺りかやや上手と思われます。指示ダナは34m。しばらく入れ替えていると今度は本格的にイナダが回って来て、船中何方かが竿を絞られています。私も2発掛けましたが、多少強引にやったら2回ともハリス切れ。ハリス3号ですが、案外あっさりやられたので魚が思ったよりデカかったようです。お昼を回ると風が一段収まって来てくれましたがまだ船は揺れますね。周りでイナダが当たっている最中、指示ダナが35、6mに下がったところ12時50分、トーンと入るアタリにアワセがガッツリ決まって、コレはイナダじゃないよ!!さほど引きはありませんでしたが、Sちゃんにタモ入れして頂いたのは700g級の食べ頃マダイ。



上げ潮ガンガン流れて終盤はイナダが猛攻化。なるべく捕まらないように避けてましたが、2本までなら持ち帰り許可されているので、サイズもまずまずだし旨そうだから少し欲しいかな。と思ったら13時過ぎ、シャクリに反応してヒット。引きがハンパ無いと思ったら1.2Kg超のダブル。釣友にタモ入れして頂いて1投で規定量達成。その後も何発か掛けましたが、釣友に引き受けてもらって、釣友はナント!イナダのツ抜け。ご近所さんに配るそうです。オーラス13時45分、イナダまだ食ってますが、自分にマダイのアタリ。コレが500gちょいの長さの割りに太ったマダイで3枚目。最後、道具入れるとまたイナダになりそうなので、一足お先にここで自主納竿。14時5分までやって仕舞ってきました。



【本日の釣果】
マダイ3枚(43cm/1.07Kg、37cm/710g、33cm/520g)、クロダイ1枚(39cm/1.01Kg)、イナダ4本(49〜50cm/1.25Kg前後、2本だけキープ)、以上。

【船宿釣果情報】
久里浜沖50m、水温=17.0℃、水色=澄み
0.4 〜 1.2 kg ・ 0 〜 3 枚
喰い渋って不調・・・船中7枚、外道にイナダ4〜9本・クロダイ
竿頭 = 小峰俊之氏

本日は管理人さんで出船しました m(u_u)m 開始早々に顔を見る事は出来ましたが、その後は何回かアタったんですがスッポ抜けで魚の姿は見えず・・・海もバチャバチャして釣り難いし、アタリも殆ど無いんですが上げて来るとエサも無し・・・エサ盗りばかりで四苦八苦の午前中でした。お昼を過ぎて12時半頃からイナダがアタリ始めて、何とかお土産はゲット出来て、そこにまじって本命ちゃんも何枚か釣れてくれましたが・・・我慢・辛抱・我慢・辛抱・・・と云うかなりキっツイ一日でした。オキアミコマセの規定の使用量は3kgです。持ち込みでの使用はご遠慮願います。



タイの茹でキモポン。マダイとクロダイに良質なキモが入ってましたので、中は半生でも良いつもりでさっと湯掻いてポン酢と小ネギと赤柚子胡椒。コレはバカウマ。一番近い例えはアン肝でしょうか。脂もありますが風味が抜群、臭みなどまったく皆無。旨味の塊。



イナダの刺し身。いつもの即席塩イナダです。柵に下ろした後、塩をして10分ほど常温で放置すると余計な水分で塩が滲んでくるので水洗いしてよく水分を拭き取ったらOK。柵を水で洗うのは???と思われそうですが、それがぜんぜん大丈夫なんです。今のイナダは脂乗っててバカウマ。持って帰って大正解。秋の品物とは段違いに旨い。見た瞬間、血合いの色がまったく違いますもんね。



イナダのキムチ味ヅケ丼。翌朝です。イナダが釣れたら朝はお約束のコレです。ヅケるときにヅケだれにキムチの素を加えますが、食べる直前にキムチの駒切りとヅケたイナダにゴマ油を加えて和えたものを盛りつけます。とにかくイナダとキムチは相性抜群、朝から食欲爆裂で一気食い!味噌汁はイナダのあら出汁で脂ウキウキ。



マダイのお造り。翌日でまだちょっと早いかなと思ったのですが、娘が遊びに来たので、せっかくだから一番小さいタイで尾頭付きにしてみました。湯引きと炙りで半身づつ。長さの割りに厚みのある良い魚でしたので、脂ノリノリはもちろん、プリプリの身が思ったより沢山採れました。これぞマダイという風味が濃くてやっぱりタイは旨いっすね。



マダイのヅケ茶漬け。昨夜のお造りがけっこう量あって、他のおかずも多かったおかげで、翌朝の茶漬け1回分残りました。夜からヅケておいても脂多いのでまったく大丈夫。出汁も脂浮いててマダイの香り高く朝から満喫できました。



イナダの和風スパゲティ。ざっくりイメージ的には和風ペペロンチーノですかね。イナダの身はオリーブオイル、塩、ガーリックパウダー、「潮かつお」というスパイスで炒めておき、スパゲティと合わせた仕上げに塩、コショウ、白ワイン、出汁醤油、潮かつおでお味を調整するそうです。これはいいアイディア。潮かつおがスパイシーでピリっと味を引き締めてくれ、イナダの臭みもまったく出さずに大変美味しく頂きました。



クロダイの刺し身。寒クロちゃん、半身を刺身で賞味。皮を引こうかどうか迷ったのですが、ちょっと硬いかな?ということで引きました。鮮明な血合いの色はクロダイらしく、身は透き通ったような白身で脂ノリノリ。マダイよりクセの無いお味でコレはバクバク行けちゃいます。



クロダイの皮ポン。引いた皮は湯掻いてポン酢で賞味。皮岸の脂が残っていてコレは珍味。捨てちゃう手は無いですね。



マダイの兜焼き。一番大きいヤツの頭を割って塩焼き。少し身が着くように緩めに釜落としにしたので、けっこう身が採れて美味しかったです。歯の間に小骨が刺さってなかなか抜けずに往生しましたが。



イナダ出汁の蕎麦。イナダのあらが出たらコレは必ずやります。麺つゆは普通に使いますが、水の代わりにイナダのあら出汁を使うだけで2ランクくらい旨さアップ。この味に慣れてしまうと普通の蕎麦が物足りなく感じるほど。



クロダイのカルパッチョ。残りの半身は持ち味を殺さないようにあっさり系のカルパッチョ。岩塩、粗挽きコショウ、ライムの絞り汁、オリーブオイル、ピンンクペッパー、青みにチャービルの葉。元々クセがまったく無いのでバクバクいくらでも行けちゃいます。



クロダイの皮の塩焼き。引いた皮はもったいないのでホイルに乗せて塩焼き。コレがカリカリした食感で香ばしくて脂ジュワっときてマイウ〜なんです。



タイ出汁の溶き玉汁。マダイのあらとクロダイの頭で採った出汁で溶き玉汁。節分の朝、ご飯は恵方巻で汁はコレというナイスなマッチング。塩分控えめでタイの旨味が十分感じれらます。味噌汁よりはかなり上品な仕上がりとなっていました。



クロダイのあら焼き。クロダイのあらは出汁にしちゃおうかと思ったのですが、けっこう身が採れそうなったので塩焼きで賞味。脂ノリノリで手もベトベトになりましたが、骨までしゃぶってご馳走さま。



マダイのソテー。中型のヤツを贅沢に半身使ってソテー。バルサミコ酢と赤ワインを煮詰めたソースと、最後に香りづけにバターを一片。コレが私の大好物でハナダイなどでもよくやりますが、流石脂の乗ったマダイですのでサイコーに旨かったです。



マダイの炙り刺身。脂スゴイのでもう半身は炙りで賞味。この時期のマダイは脂の乗り具合が最高ですね。数が無い時は湯引き優先になってしまいますが、炙っても皮目が香ばしくバカウマっす。



イナダ出汁の蕎麦。2回目の登場ですが、まだ出汁があるのでやりますよ。何回も食べるってことはホントに旨い証拠と言っていいでしょう。



鯛飯のおにぎり。朝炊いたんですけど、朝は蕎麦食べたので、お昼におにぎり温めて海苔巻いて食べました。マダイの身がふんだんに入っていて、今回はグリーンピースも加えてちょっと春らしい鯛飯おにぎり。マダイのあら出汁から炊いているのでマダイの旨味がしっかり出ていて鉄板。知らずに食べてもコレはタイかな?と判りそうなくらい。



マダイの酒蒸し。コレも案外よくやってますが、素材がいいので持ち味を生かしたシンプルな料理がいいです。ポン酢なども合いますが、蒸した時の下味の塩気だけで十分美味しいです。



マダイの釜焼き。中くらいのヤツは頭だけ落として釜付きで置いといたのですが、ソテーやらなんやらやった時に落としちゃった釜の部分、出汁にするにはもったいないので塩焼きで賞味。脂ノリノリで食感プリプリ、けっこう身が残っていて食べ応えありました。



鯛飯の焼きおにぎり茶漬け。昨日作った鯛飯のおにぎりを焼きおにぎりにして、味を調整した熱々のマダイのあら出汁で頂くという我が家の定番朝ごはん。今日も替え玉1個付き。何十回もやってますのでお味はもちろん太鼓判。



イナダの塩麹漬け。秋のイナダは焼いて食べようとは思いませんが、この季節のイナダは脂乗ってて十分焼き物に耐えうる品物。塩焼きでも旨いんでしょうが、他の食材との関係で食べ頃を遅らせることができる、こういった塩麹漬け、西京漬け、味噌漬けなどは重宝で釣った翌日に仕込んだとして食べ頃が4日〜1週間はまったく大丈夫ですし、漬かってしまえば冷凍保存も可能です。背中側も脂ありますが、やっぱりお腹側は噛むとジュワっと溶けてしまうくらいの脂、旨かったっすね。

- Topics Board -