K's Fishing Blog

１１月７日（日）、定宿、久里浜港の五郎丸からハナダイに出撃してきました。

今週で３週連続になりますが、ここ２回はハナダイの顔見るのがやっとという状況。不思議とゼロはなく顔だけは見られるんですが。本格シーズンのはずがアタリ単発で食いも渋め、全部獲れるはずもないので数伸びないは自明の理。代わりにカイワリがけっこう釣れるので、こっちが本命か！？カイワリはバカウマだし、市場に流通して無いので、釣れるのは大歓迎。２、３年前に湧いた年がありましたが、今年の方が平均サイズが良いです。今週は毎日船出てて、ハナダイトップ２、４、５、８、９枚と高低差がありつつまだツ抜けの声は聞かれず、状況イマひとつふたつ。キビシイの覚悟で今週も行ってきましょう。



いつもの時刻に単独到着すると本船１０名で満船。今日は趣向を変えて右舷５名のど真ん中に入れて頂きました。右舷は皆さん顔見知りなのですが、左舷はお会いしたことが無いお客さんばかり。お隣サブちゃん船はアカムツの仕立で９名様、その隣五郎ちゃん船はアカムツ乗合で６名様。今日は全船出船で盛況。本船７時前に出船すると港出たトコでスパンカを揚げると成り行き定刻を迎えていざ発進。いつも通り東電防波堤を面舵に回って南西方向に走ります。航程２０分弱で減速、何度か旋回すること位置取りが決まって７時２５分、第１投。



北の風で海上平穏。空は曇り、もしかして朝方雨降るかもと言ってましたが、この空だと大丈夫そうですね。中潮の初日で満潮が朝７時前、干潮がお昼過ぎ頃の予報。指示ダナ底から３〜１０ｍ、ビシは下は全閉、上は１／４以下に絞って３往復はできるくらいに調整するように！序盤コマセが効く前は活性高いかもしれませんが、この人数でバカバカ撒くと早い時間にコマセでお魚満腹になってしまい、居ても口使わなくなってキビシくなるのが目に見えているので、頭全閉にして３回やって１／３〜半分余って帰ってくるくらいで十分と思います。如何に少ないコマセで効果を出し長続きさせるか！



水深３４、５ｍ、水色はキレイな方ですが、気持ち濁りが入っているな？という感じ。１投目の３往復目で早くもカイワリのアタリで型良さそう！と思ったらハズレ。２投目、再びカイワリが食って、これまた巻き上げ中にハズレ。３投目、今度は９９％ハナダイの引きでしたが１０ｍ以上巻いたトコでハズレ。なんなんだよおい〜！！魚居るけど引っ掛かり悪過ぎないか？もしかして今週毎日攻めてるので、朝からすでにお腹空いてない可能性はあるね。もっとガッツいて食ってくれればこんなこと無いはずなんだけど。経験上この食い気はそうでしょう。



ちょっとアタリ途切れましたが開始１５分経ったくらいからポツポツカイワリが釣れ始めて開始１時間で５枚ゲット。８時４０分、右舷ミヨシの常連さんが船中初物？ゲット。その直後、私にもやっとアタってくれてこれが３５ｃｍのオデコちゃん。アタリ続かず単発はいつものパターン。その後、カイワリ主体にポツポツとアタリは出るのですが、そのほとんどが針掛かりせず。ちょっかい出すけどマジメに食い込まないアタリがほとんど。完全お魚お腹一杯のサイン。しかもフグが寄ってしまい針盗られるのが多発。堪らず１０時過ぎに周り直し。



１０時半、久し振りにカイワリゲットも後が続かず。９時くらいから風が強くなってきたと同時に流れが左後ろに行ってしまい、けっこう釣り難い。これ先週も同じだったのですが、この形になると釣れないんだわ。たぶん潮先の左舷は釣れていることでしょう。釣り座の関係で死角となりまったく様子が見えませんが。しばらくすると再びフグの猛攻が始まって、ヒドイ時は回収したら針３本無かったり。合間にカイワリがアタるも状況変わらず殆どバレてまったく釣果になりません。アタリ出るけどナンモ釣れない時間が延々。１１時頃から風ビュービュー、こんな予報だっけ？



１１時２０分、ミヨシの常連さんに２枚目、１１時４０分、右隣りのお客さんにも、１２時、左隣りの常連さんに１枚。するとようやく私にもハナダイのアタリが出ましたが、まずは針掛かりせず。入れ替えるとすぐにアタってコレはデカそうと思ったら途中でサヨナラ。間もなく３回目のアタリが出てようやくか！？と思ったらまたハズレ。３回アタって掛け損ない１回とやり取り中バラシが２回。なんだかな〜。１２時１５分、再び右隣りのお客さんに１枚上がって１５分〜２０分間隔であちらこちらで上がっていたのですが、それを最後に再び静かに。あ〜あ、完全乗り損なった。



１３時過ぎ、上げっ端かな？パタパタっとハナダイとカイワリが同時にアタリ始めて右隣のお客さんに４枚目。ミヨシのお客さんも４枚目が上がった直後、久し振りガッツリアワセが決まって３０ｃｍジャストのコロコロちゃん。２枚目が上がってやっと１日１枚の呪縛が解けたか！？それを最後に再びアタリ止まって沈！一日やってて気配上向く時間帯もあるのですがアタリ出る時間短いし、か〜なり気難しいハナダイ。しかも潮先でコマセ撒かれると潮ケツはブロックされてもうダメダメ。食うのフグばっか。１０回以上針盗られて、上がったの５尾くらい。釣っても歯でギチギチ、ウィリー解けてオシャカ。



コマセ撒かないとアタリ出ないし、出すとすぐ食わなくなるジレンマ。理想を言うと最初のザル１杯で一日持たせたいのですが、全員に徹底させるのは無理だもんね。今日、自分はちびライトの上も全閉で３往復やって１／３は余ってくるくらいに調整。結果、お代わりせずに済ませましたが、周りが撒くとコマセ負けして自分のアタリ減るのも事実と思われ、これまたジレンマ。周りが撒くからと言って、負けずに撒いたら負のスパイラルだし。しかも人数多い時ほどその傾向は顕著。ホントこの釣りの最大の問題。１３時４５分、フグにまた針盗られて閉口、本命気配無いので一足お先に納竿。定刻１４時に上がって来ました。



【本日の釣果】
ハナダイ２枚（３５、３０ｃｍ）、カイワリ８枚（２３〜１８ｃｍ、２３ｃｍ級が３、４枚）、以上。その他、サバフグとオキヒイラギは放流。

【船宿釣果情報】
下浦沖３５ｍ前後、水温＝１９.０℃、水色＝澄み気味
ハ ナ ダ イ ＝ ２７ 〜 ３５ ｃｍ ・ ０ 〜 ４ 枚
４枚２名で船中２６枚、外道にカイワリ・良型多数まじって船中８６枚とショゴ
竿　頭 ＝ Ｍ氏＆Ｙ氏




ハナダイの湯引き刺身。今週はケチケチ週間！どうやって食い繋ごうかな？まずは小さい方の半身で湯引き刺身。脂ノリノリで超美味。



カイワリ出汁の湯豆腐。カイワリの頭とカマを割った濃厚出汁。野菜の甘みと柚子胡椒の風味がバッチリ合っててホント汁が旨いっす。



カイワリのヅケ丼。翌朝です。小さいカイワリ２枚で今朝は私だけヅケ丼。どーもすみません。味噌汁はカイワリのあら出汁でコレも旨い！



ハナダイの炙り刺身。昨日の残り半分は炙りで賞味。個体差があるかもしれませんが、この魚が大当たり。脂ノリノリでこれなら炙っても間違い無し！



カイワリ出汁の蕎麦。カイワリのあら出汁で蕎麦。掻き揚げは生協の冷凍モノかな？毎週、魚のあら出汁で蕎麦を食べてますが、主役は出汁。イナダやアジのようにガッツリ感はありませんが、カイワリもいい出汁出て旨いっすよ。



カイワリの刺し身。前にも書いたかもしれませんが、カイワリというと以前は遠征五目とかで釣ってきた魚しか食べたことが無く、あっちの魚は脂無いので、１週間寝かして刺し身みたいなイメージがあったんですが（八景某丸のＨＰでもカイワリは１週間寝かせてなんて書いてましたよ）、こっちの魚はまったく別モノ。最初から脂ノリノリなので１週間も寝かせたらダメ。血抜き〆した魚で２日目が絶好の食べ頃というのが判明。



カイワリのヅケ茶漬け。水曜の朝です。昨夜、刺し身の切れっぱしと刺し身を多めに切って置いて今朝用に一晩ヅケ。脂スゴイので一晩ヅケても大丈夫。熱々のカイワリ出汁でヅケが半生状態となりトロットロな食感と出汁とヅケの深いコクと味わい。スルスルと喉越し好くいくらでも入っちゃう。毎回、同じこと言っててバカみたいですが、旨いものは旨いっす。



カイワリのカルパッチョ。脂スゴイので爽やか系の味付け。岩塩、粗挽きコショウ、カボスの絞り汁、オリーブオイル、トッピングにイタリアンパセリ。



カイワリのなめろう茶漬け。カイワリが半端に余ったので、朝飯用になめろうを作っておいて朝なめろうを炙って茶漬けで賞味。あぁ贅沢。だいたい毎週似たようなモノ食べてるので、コメントも同じになってしまいますが、とにかく旨い！飽きない！これでカイワリは終了。今晩辺り最後のハナダイが出てくると思います。



ハナダイのアクアパッツァ。大きい方の１枚使ってアクアパッツァ。この料理で重要な仕事をするアサリが今、小振りで身入りが悪いので、あえて冷凍アサリを使いました。お味の方はいつも通りでブレがないです。



ハナダイのアクアパッツァスパゲティ。金曜の朝です。昨夜のアクアパッツァを残しておいて朝食はスパゲティというのがウチの定番。麺に絡むように少しトロみを着けています。お味の方は言うまでも無し。パスタ屋さんでもこのメニューは無いですよね。これにてお魚は出汁以外は完食。日曜に釣りに行って以来、荒天シケで金曜まで出船してないので、海の様子と魚の活性がどうなっているかはまったく謎、出たトコ勝負です。