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2017/09/09
ウィリー五目 久里浜港 五郎丸
9月9日(土)、定宿、久里浜港の五郎丸からウィリー五目に出撃してきました。

先週、釣りお休みしたので2週間振り、今日は久々釣友と都合が合って2人で釣行。釣りモノは久里浜の定宿からウィリー五目。8月一杯で剣崎沖のイサキが禁漁になったので、近場のマルコロちゃん(体高があって大変美味しいイサキ)が釣れ始めるのを待っているんですが、なかなか魚が固まらなくて、たま〜に型見る程度という模様。昨年がサッパリ釣れないまま終了(というかハナダイの釣れ始めと時期が被ったのでやれば釣れたのかも?)、その前は大当たり年があって4時間で200尾超なんて大爆釣もあり、半分放流してもクーラー満タン。そこまで釣れるとも〜拷問なので、おかず程度に20尾くらい釣れるとウレシイのですが、釣れるか釣れないか極端でなかなか上手く行きません。



今日は他にお客さん居られず、我々2名で貸し切り状態。右舷の前から私、釣友の順に並びました。しっかし、土日晴れるの1ヵ月半振り?8月は殆ど戻り梅雨状態だったんで、久しぶりの晴天ナギ。気温も30度まで届かない予報でだいぶ楽になりました。こんな日にこんな条件で釣り出来るなんてシアワセ過ぎますよ。



定刻7時、港前から速度を上げて、まずは久里浜下の東電前、定番ポイントでアジ釣りから。航程5分でスローダウン、反応探って何度か旋回して位置取りが決まると7時10分、第1投。水深24m前後。大潮後の中潮2日目で午前中下げ潮、昼過ぎから上げ潮に変わる予報。北東の微風で晴れ、海上は文句無しのナギ。珍しく隣に久比里のやまてん丸も操業中。向こうはアジ専門船なのでイワシのミンチだから魚あっち行っちゃうんじゃね!?



何度か入れ替えますがアタリ出ませんねぇ。アジにはちょっと水がキレイ過ぎな感じ。ダメなんで10分くらいで回り直し。同じ水深で再開するとすぐに20cm超の旨そうなアジが顔出してくれました。タナは5〜6mくらい。だんだんアタリが増えてきたのはいいんですが、ワラサが回遊しているようで2号仕掛けが瞬殺の連続。2.5号に変えますが全然歯が立ちません。こりゃかなり型デカイわ。止められないどころか出されるだけ出されて最後プツン!そのせいかアジもアタったり間が空いたり落ち着きません。

釣友が魚どれくらいの型なのか上げてみようかって4号の餌釣り仕掛けにチェンジ。程なくヒットして、やっぱデカイわ。10分近くやり取りしてようやく船長の玉網に収まったのは68cm、3.5Kg超の立派なワラサ。しかも太い。これじゃ上がるワケないわ。自分8発くらいやられて、やり取りまで行ったのが2回、他ぜんぶ瞬殺。船長見かねて4号仕掛けくれたんですが、太くするとなかなか当たんないのよ。そうこう言ってるうちにワラサの群れは抜けてしまい、アジもどっか行っちゃってアタリなんも無し。朝の1時間だねぇ、ワラサもアジも活性高かったのは。



コレだもん普通のウィリーじゃ取れませんよ。その後、アタリを求めて何か所か回ってみたんですが、何処もパッとせず。10時20分、第2ラウンドはマルコロちゃん。指示ダナは12mより下には下ろさないで、食いダナが10mより上。12mからシャクリますが、下げ潮ぶっ飛びでこの浅い水深でも1回できるかどうか。増しオモリ入れますが焼け石に水。しばらくすると20cmチョイの金アジが食い始めておかずポツポツ追加。釣友がウリンボ2尾上げたんですが、こちらアタってもなかなか針掛かりしてくれず。タナ8mでアタリはイサキっぽいんですが流れが速過ぎ!!食い込み待ってると仕掛けが吹き上がっちゃってダメ。



じゃ〜ん!!67cm、2.4Kgのスズキ。アジ掛けて巻いてたら途中でなんか変だぞ!?と思った瞬間ダダ〜ン!!ウバ食いしたど。ドラグ緩めといてよかった。引きが青物っぽくないのでスズキだとすぐ判った。ココはコレが居るのよ。寄せては出されての繰り返し、騙しだまし浮かせてようやく魚影が見えてきたところ、自分が一段高い場所に移動しビシまで巻いちゃって竿で魚を浮上させると船長の玉網にスパッ!獲ったど〜!ハリスイサキ用の1.7号。最後、ビシを手で持っちゃうと切れちゃうんで、取り込み方はヒラメと一緒。



自分、結局イサキは型見れないまま第3ラウンドは11時20分、下浦沖の定置網近くに場所換えしてハナダイシャクリで勝負。水深35m前後、海上無風。水自体は澄み気味なんですが、細かいゴミが浮遊しててコレはウィリー苦戦する潮かも!?何度か入れ替えると、おっと!アタリ出たよ。ハナダイ、ガッツリヒットしたんですが、巻き上げてる最中、なんか様子がおかしくなってきて引き過ぎ!!上げてみたら案の定ハナダイとイナダの一荷。ハナダイ掛けて巻き上げ中にイナダが食っちゃったワケね。まぁハナダイハズレなくてよかった。

その後、お昼頃までは順調にアタってくれて30cm前後のハナダイ4枚ゲット。潮が変わって上げ潮に入るとハナダイ掛けても途中イナダに振り落とされたり、落下中イナダで止められたり、だんだんヒッチャカメッチャカになってきて、ハナダイ気配はあるんですが、バラシの連続。イナダがウルサ過ぎて釣りも雑になってしまってダメっすね。自分、潮先なんでイナダ率更に上がってしまい、上げると針2個無かったり、仕掛けの消耗激しくそろそろ在庫切れ。潮ケツの釣友の方がハナダイ率上がって好調。ですが最後の最後は二人ともイナダ地獄になってしまって万事休す、定刻14時までやって上がってきました。



【本日の釣果】
ハナダイ 4枚(31、30、30、29cm)、イナダ 2本(41、42cm、何本釣ったか記憶が定かではありませんが2本だけキープ)、スズキ 1本(67cm 2.4Kg)、ヒラソーダ 1本(35cm、ショウサイフグと物々交換)、マアジ 14尾(21〜28cm)、他マルアジ2本、ベラなど多数放流。

【船宿釣果情報】
久里浜沖25〜35m・下浦沖15〜40m、水温=23.0℃、水色=澄み気味
ハナダイ = 26 〜 32 cm ・ 4 〜 5 枚
イ ナ ダ = 41 〜 47 cm ・ 7 〜 12 本
他にスズキ67cm・ワラサ68cm・イサキ・アジ・ヒラソウダ・ショウサイフグ
竿頭 = 東京都台東区 ・ I氏

東電前から開始・・・早々からアジがポツリ・ポツリ・・・イナダ・ワラサが廻っていた様で2〜3号の仕掛けがプッツン・プッツンと切られ、早い時間帯から仕掛けの消耗が激しく、四苦八苦しながらもワラサを1本ゲットして、他にイナダやショウサイフグ等を釣って、下浦沖へ移動。
まずは15〜20mの浅場を攻めてイサキをゲット・・・しかし、今日も何匹か顔を出した程度で他に金色のアジが釣れました。 そこへ、グンっとデカいアタリが・・・ゆっくり・・・ゆっくり・・・スズキが上がって来て67cmを2号でゲット出来ました。
移動して、いよいよハナちゃんと戦闘開始・・・昨日よりもアタリは出ていましたが、掛かり損ねや、途中でバレたりとか、イナダに振り回されてバレたりと数を伸ばす事は出来ませんでした。 徐々にアタリの数も増えて来たし、明日以降が楽しみになって来ました。



ヒラソーダの刺身。当日はまずコレでしょう。皮引くと薄いピンクで脂ノリノリ、当日なんで歯応えもあって、釣りモノならでは。



ハナダイ、4枚中3枚オスだったんで白子たくさん採れたんですが、体にあんま良くないので1枚分だけ塩焼き。



スズキの兜焼き。案外コラーゲンたっぷりで身がビッチリ、臭みもまったく無くて美味しかったです。今が旬です。



スズキって食べ慣れないんで、どれくらい寝かしたら旨いか判んなかったんで、当日、試しに腹身を皮付きで少し炙りにしてみたんですが、食べ頃にはぜんぜん早かったです。まだ硬過ぎてダメ、脂出そうなポテンシャルは感じるので2、3日は置いた方が良さそう。2切れほど食べて残りは翌朝茶漬けにでもしよう。



・・・んで、わざとスズキ残しておいて、翌朝、お茶漬けにして半生にしたら美味しいかな?って思ったんですが、それでもまだ硬過ぎ。恐るべし!!4、5日寝かせて薄造りにする感じなのかなぁ?食べ慣れないお魚なんで試行錯誤です。



アジ刺し。20cmチョイの極上品。翌日でしたがもう脂がピークです。しっかしウンマイ。残りは明日カルパッチョで行けるかな?



ハナダイの湯引き刺身。魚がいっぱいあるんで、お味見程度で賞味。相変わらずの食味で間違い無し!!色々あり過ぎてなんか有難味が薄くなっちゃいますねぇ。



スズキの兜煮。かまの部分取り分けちゃった後の写真で失礼。プリップリの身がボッコリ入っててコラーゲンもタップリ、やっぱこの時期の沖のスズキはサイコーっす。



イナダの刺身。「塩イナダ」にしてお刺身で賞味。脂無いけど、水っぽさが取れてなかなか旨いっすよ。他にもいっぱいあるんで残ったらヅケちゃいましょう。



アジ刺し−その2。アジ下処理してて、一番デカかった28cmのが、体高あって、お腹ラードで一際品物良かったので、もしかしてピーク早いかも?と思い、翌日、普通のアジとは別にVIP扱いで別皿に切りました。読み大当たり!コレはスゴイ。スゴイの領域と言っていいでしょう。これまで何千匹のアジ釣ったか憶えてませんが、ピラミットの頂点に位置するレベル。脂は当然ノリノリなんですが、適度に歯応えがあって臭みゼロ、舌に甘みとコクが余韻として残る。これが手遅れになると臭みに変わる。満開の桜が散り始める直前の一瞬の儚い美しさに例えても過言では無いと思います。



アジとイナダの2種ヅケ丼。アジのヅケと塩イナダのキムチヅケとのハーフ&ハーフ。何もしゃべらずに一気食い。あ〜月曜の朝からスミマセン。



ハナダイの炙り刺身。やっぱ脂は炙った方が出てきますね。1枚を半身づつ湯引きと炙りにして、あと3枚は昆布〆にして1枚自宅用、2枚はお裾分け用になります。



アジのカルパッチョ。普通サイズのアジは翌々日まだ余裕で生でも大丈夫でした。岩塩、粗挽き胡椒、多めのライム、オリーブオイル、乾燥バジルであっさり系で爆食い。



ハナダイうどん。麺は細目の乾麺、出汁はハナダイのあら出汁。ハナダイのヅケが半生に火が入ってコレがうんまい。ハナダイ茶漬けがうどんに変わっただけに見えますが、茶漬けは各自ヅケ汁で好みに味を調整するのに対して、うどんは塩ポン酢と昆布出汁で味は調整済。



スズキの刺身。3日寝かせて恐る恐る背中側の身を薄切りにして賞味。バァ〜ン!!来ました。コレでしょコレ!だいぶ熟成が進んで、歯応えを保ちながら旨味と甘み、脂が出てきましたよ。3日経って高級白身魚に変貌。



アジの紫蘇巻き天ぷら。そろそろ生もアレなんで、こんな感じに料理すると抜群。ふっくらフカフカ、塩は定番、塩ポン酢、ゆかりなどつけて頂いても美味しいです。



イナダのガーリック天ぷら。塩イナダにしてるから揚げると塩味が出てきそうとのかみさんの読みで、ガーリックパウダーと片栗粉だけで唐揚げ。読みが当たったかバカウマ。ほのかな塩味にニンニクの香り、あのイナダが上品な揚げ物に変身してサックサク。



ハナダイの昆布〆。ネットリ感が出て昆布の旨みも加わってウンマイ。食感は刺身とほぼ同じなんで、足の早い魚の先延ばし効果があります。昆布〆にしてそのまま開封せずに冷凍すると2、3か月は余裕で持ちますよ。



こんな感じで昆布〆。これでハナダイ1枚分、柵にして〆ます。塩と酒振って昆布で封印。最短で1日、2、3日漬けてもぜんぜんOK。



スズキの炙り刺身。初日のリベンジで4日寝かせた腹身を皮ごとなるべく薄めに切って(これでも頑張ったほうです)、皮目を炙り。初日では感じられなかった脂、旨みがあって断然寝かせた方が旨い!!高級料亭の味ですね、こんなの高級料亭でも食べられいか!?



イナダと野菜のオイスターソース炒め。なんてことないお惣菜ですが、上のイナダのガーリック天ぷらを残しといて流用してます。下処理さえちゃんとやれば、なんやかんや色々使えますよ。



スズキのカルパッチョ。今晩は洋風に。味付けは我が家の定番ですが、5日目、スズキは完全に食べ頃で、青物のように賞味期限が厳密ではないので、その点扱いが楽です。残りは過熱してポワレにでもしてみようかな?



スズキの潮汁。出汁はスズキの中骨。太くて髄が出そうなので幾つかに切り分けて出汁採り。味付けは塩のみ。生姜は使いません。生臭みも一切無く旨いっすね〜。



キムチ味素麺。スズキのあら出汁にキムチの素で味付けした温か素麺。温かい素麺てにゅう麺ていうのかな?魚の身は入ってませんが、けっこういい出汁たくさん採れたんで色々使ってるようです。



スズキのポワレ バルサミコソース。なんだかフランス料理にありそうな!?6日経ちますがまだ生で行ける身質、身が硬さを保ってグラグタになりません。火を通すと鶏肉のような食感なんですが味はやっぱお魚なんですよ。皮もプルプル、臭みも全く無くソース絡めながら美味しく頂きました。

ハナダイ2枚、昆布〆にしてお裾分けした以外、これが金曜日の夜なんで、一週間持ちましたね。ポワレを家族皆で頂き完食です。良型の白身魚があると日持ちするので時間の前後調整ができて長い日数楽しめます。ちなみにスズキは金曜日も生食でまったく問題無い状態でしたよ。今週は日曜日にスポット出船でタチウオの予定だったんですが、台風18号の影響が早めに出てきそうな天候を鑑みて、前日に出船中止となってしまいました。残念!!

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