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2017/02/19
ムツ五目 久里浜港 五郎丸
2月19日(日)、定宿、久里浜港は五郎丸からムツ五目に出撃してきました。

先週はお天気と都合が合わず一週お休み。釣友は単独ウィリー五目に出撃し、残念ながらヒラメは不発だったそうですが、大型マトウダイを食わせて流石の仕事師振りを発揮。今週は日曜日、定宿でムツ五目をスポット出船するとのことで、単独参戦してみることに!

ムツ五目!?そうなんですよ、ほとんど未経験の釣りで、やらず嫌いで苦手意識満々。最近、行く船宿が少なくなってしまったし、せっかくやってるんで挑戦してみましょうかねぇ?たまには変わった魚食べたいし・・・ってことで、正月に女将さんに宣言したんですよ、今年はムツ五目デビューしますから!!って。早速有言実行!苦手種目克服なるか!?

たまたま出船が日曜なんで、土曜日を慣れない釣りの準備に使えてありがたい。とにかくまったく勝手が判らないので、船宿標準仕掛けに準ずる仕掛けを一応幹糸5組と枝素20本ほど結んで、現場で胴付き3本仕掛けを結んで仕上げます。胴付き仕掛けってのは、一番下にオモリが来て、その上に幹糸が縦にあって、途中等間隔に枝素を何本か出す形の仕掛けです。

いつもの時間に到着するとお客は私入れて4名、私は空いてる左舷ミヨシに入ります。この釣りこの人数でできるなんてチョー贅沢。しかも日曜日だよ!他のお客さん全員手慣れのベテラン揃い。私、初心者なんで、目標は赤か黒どっちか1本型を見ること!!これまで授業料まったく払ってない釣りなんで、目標としては妥当なトコでしょう。

ムツと名が付く魚は黒ムツ、赤ムツ、白ムツの3種が沖釣り界で一般的ですが、本家ムツ科に属するのは黒だけ、赤はホタルジャコ科アカムツ族で別系統、通称ノドグロがコレです。白はワキヤハタと呼ばれるホタルジャコ科オオメハタ族の魚でこれまた別系統の魚なんですが、ムツでもなければハタでもないって意味わかんないですよね。高級魚は言わずもがな赤ムツと黒ムツ!!全身大トロでっせ〜!



サブちゃん船長の操舵で6時50分頃出船しましたが、規定時刻は7時15分なんで、しばらく港口でユラユラ。私の釣り座は写真右前です。



定刻7時15分、タチウオ船と同時に一斉スタート。北風ビュービューで海悪いぞ!横から大波食らいながらポイントを目指す。



これが久里浜のアシカ島。横から見た姿がアシカに似てるのが名称の由来?渡船でかなりの磯釣師が乗ってますね。狙いはメジナ、クロダイ、イシダイといったとこでしょうか?



航程10分、久里浜真沖のポイントでスローダウン。タチウオ船団と至近距離です。
7時30分、位置取りが決まって第1投目。水深176mで着底、小潮周りで満潮が9時過ぎの予報なんで、道具入れてみると若干上げ潮残りで徐々に浅くなる流し。タナはオモリの位置で底から1.5m〜2mとの船長の指示なんで、自分はキッチリ2m上げてアタリを待ちます。1流し目、早速アタリが出ましたが本命じゃないですねぇ、案の定、ドンコでした。

2投目は右舷ミヨシのお客さんと重度のオマツリで修復に10分程。その間に左舷トモの常連Kさんに30cm超の黒ムツ。ウワァいいないいな。オマツリ解いてる場合じゃないぜ。
3投目、タナ切るとすかさずアタリ。これも外道だわ。上げると白ムツが着いてました。一応ムツ五目でムツと名が付く魚が釣れましたが、アンタじゃないのよ!

1流し目は約30分水深165mまで上がって回収の指示。2流し目は水深185mから同じく上げ潮でだんだん浅くなる流し。自分、ドンコばっかなんで、船長見かねてもうちょっとタナ上げた方がいいかもってアドバイス。そして3流し目は水深205mから。すると9時ジャスト、右舷ミヨシのHさんに30cm超の見事な赤ムツがヒットして船中初物。居るね〜。



そしてジャジャ〜ん、9時30分、左舷トモのKさんに大物のアタリ。上がったのはナント45cmの大型赤ムツ。

その後も単発ですがポツポツと流し換えの度に赤ムツが顔を出しますが、決まって右舷ミヨシのHさんと左舷トモのKさんばかり。右舷トモの常連さんと左舷ミヨシの私にはまったくソレらしきアタリが来ません。4本針の一番上の針を食い上げたとか?赤ムツというとオモリで底トントンというイメージがありますが、2m切っても低いみたい。思ったよりだいぶタナが高いようです。色々微調整してみますが、新参者には気配すら出ません。



アブラツノザメ(って最初言ってましたがフジクジラかな?慣れないんでこの種の名称特定が!?)、とにかくコイツが厄介者でアタリ無く、なんかモタ〜としてる?回収すると針全部にコイツが着いてて、巻き上げ中仕掛けが回転してグチャグチャ!トモのKさんとオマツリして上げてみると2人の仕掛けに全部コイツが着いてて修復不能とか、けっこう仕掛け使いますわ。

10時頃完全に下げ潮に変わりましたが、本流が流れません。上っ側だけトロッと下げてるんですが、ほとんど潮が無い状態で、自分は朝ドンコ6尾と白ムツ2尾釣った以来、まともなアタリがまったく出なくなりました。ところがHさんとKさんには忘れた頃ポツンポツンと赤ムツが食って来ます。う〜ん、ワガンネ。こうなったら今日は勉強の日に徹して、釣れる方々に取材に回って情報収集、操舵室に行って船長からも色々ためになるお話を頂戴して、なるほどなるほど、目から鱗!

そうこう言ってるうちに後半戦に突入。自分まったく本命のアタリ無いまま、右舷トモの常連さんもサメばっかで赤ムツアタリも無いって。釣れるのは依然右の前と左の後ろだけ。自分は初心者なんで経験値無いし、そんなモンかもしれませんが、右舷トモの常連さんもアタリ無いって言うから不思議ですねぇ。



そんでもってお昼頃から右舷ミヨシのHさん絶好調、入れ食いに近いアタリの出方。で、で、出た〜!12時50分、Hさんに大物っぽいアタリ、私が横で玉網スタンバイ。水深216m、強い引きをかわして、ようやく幹糸手繰ると、海中にボワア〜ッとオレンジの魚影。海面を割った瞬間タモ取り。これが本日最大のデップリ太った46cmの赤ムツ。スゲ〜っ!!港からこんな近くでこんなデカイ赤ムツ!!



Hさんのクーラーボックスを失礼。海のダイヤでクーラー埋まってますよ。しかし型がデカイっすねぇ。ほとんど40cm絡みで小さくても30cm超ですもん。この後30cm台、2尾追加されてダントツの7尾ですよ!!

ナントカ最後一発と思って頑張りますが、まったくアタリ出てくれません。タナは底上2〜5mくらいまで探ってみましたが、群れで固まってる魚ではないんで、Hさんが釣れた直後、アタるかな?と思いますが全然ダメです。

ついにオーラス、14時ジャスト、タナ3mで置き竿、トトン!当たった〜!今日初めて本モノっぽいアタリ。乗ってるみたいなんで巻き上げ開始。手応えは30cm台の赤ムツか?ところが!?50mくらい巻いたとこでダダン!と変な暴れ方した瞬間スポッ!!バカモン!ハズレよった。すわボーズ脱出かと船中全員注目の中やってしもうた。最後もう1回入れたらまたすぐトトン!あぁ、またアタたったけど針掛かんないお〜。最後やっと自分の時間が来たと思ったところで定刻となり撤収。沈〜!



船宿HPから写真頂きました。左が赤ムツ7本で竿頭のHさん、右が赤ムツ3本、黒ムツ1本のKさん!流石の年季です、恐れ入りました。私と右舷トモの常連さん2名は型見れず。しかし、今日は船長とこちらのお二方からいろんな情報頂きまして勉強になりましたので、次回は顔くらい拝みたいところです。



【本日の釣果】
色がぜんぜん違うだろ!!白ムツ(ワキヤハタ)2尾 20〜21cm、ドンコ(エゾイソアイナメ)6尾 27〜42cm、タチウオ(モドキ?) 1本 74cm。ほろ苦いデビュー戦となりましたが、最低限おかずにはなったし、色々勉強させて頂いて良い釣行でした。

【船宿HPコメント】
久里浜沖170〜220m、水温=13,0℃、水色=薄濁り、アカムツ=32〜46cm・0〜7 尾
他に良型のクロムツ・シロムツ・ドンコ等
本命のお顔を拝めなかった方も出てしまいましたが、良型主体に好調に釣れた一日でした。クロムツも型が良くて美味しそうでしたよっ (^_^)v200m前後のポイントでポツリポツリとアタリが出たそうです。
* 21日(火)もスポットで出船致しますので、ご連絡をお待ち致しております m(_ _)m
* 出船時間はAM 7:15!!4号以上の道糸を巻いている方は120号以上の錘を使用して下さい。
* 仕掛け=ハリス5号以上・枝は2〜4本、錘=100〜150号
 道糸=3〜4号、その他の詳細はお問い合わせ下さい




2月のもうひとつのお楽しみ、そうです採れたて生ワカメ。2袋頂きまして、これで1袋の1/4だそうですから、この8倍あるってことですね。



茹でワカメ
早速、お通しに湯がいたワカメ。熱湯で湯がいて色が変わればもうOK。採った当日に食卓にのる至高の贅沢。お味は説明不要でしょう。



ドンコのなめろう
ドンコの身と玉ねぎ、味付けは合せ味噌と醤油少々。粘りが出るまで叩いて混ぜて叩いて混ぜて。ドンコはキモが旨いんで一緒に叩いちゃってもいいんですが、今回は脇に添えてみました。



こんな感じでキモ乗せなめろう



ドンコの味噌汁
ドンコの二大料理といえばなめろうと味噌汁なんですが、この味噌汁ドンコの身は入ってません。あらで採った出汁だけでウマウマです。



ドンコの刺身
一番デカイドンコ、身がしっかりしていたので試しにお刺身で賞味。かみさんドンコ下しながらアイナメソックリだって。やっぱエゾイソアイナメはアイナメなのか?んで、こんな感じで盛って、キモは翌日なんでボイルしちゃいましたが。確かに歯応え柔らかくもちもちした触感はアイナメに近いわ、ですが、お味の方は甘み旨み脂も適度に乗ってて本アイナメよりぜんぜん旨い!!コレ何も聞かずに出されたら誰もドンコとは答えないでしょうね。新たな発見!



タチウオの刺身
縦切りの刺身です。チビだったんですが、何気にこうやって盛れば立派なおつまみに。バカにしてましたが、けっこう脂あって旨かったです。



シロムツの炙り刺身
脂っ気ないんで、炙るとくるんと縮まってしまいますが、お味の方は炙ることで特有の水っぽさが飛んで甘み旨みが出てきてウンマイ。シロムツの定番はコレですね。



茎ワカメとジャガイモの炒め物
ワカメ頂くと葉の部分(普通に食べる部分)と茎に分けますが、それぞれ色んな食べ方があって、茎ワカメは硬いので煮たり炒めたりすると旨いです。これはジャガイモ(インカ)と一緒にクレイジーソルトで炒めたものですが、細切りにしてペペロンチーノ風もオススメです。メカブ(ワカメの根っこ)は本体を刈り取った後に収穫されますが、これもまたお楽しみのひとつです。



ドンコの味噌汁(身入り)
再びドンコの味噌汁なんですが、今回は出汁は一緒ですがドンコの身が入ってます。ぶつ切りにして入れて旨みを出すのが一般的なんですが、ぶつ切りだと骨が多くて食べにくいので骨を取った身を入れてます。アラでウマウマ出汁が十分出てますのでお味の方もこれでOK。

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