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2024/02/28
ウィリー五目 久里浜港 五郎丸
2月28日(水)、定宿、久里浜港の五郎丸からウィリー五目に出撃してきました。

先週末、関東に雨や雪をもたらした南岸低気圧が東海上に抜けると、北東に進みながら猛発達し所謂爆弾低気圧となり、月、火と強風というよりはもはや暴風レベル。陸地でも風速30mを超える北風を記録し、強風の記録を塗り替える地点も多発するほどの大荒れ模様。そこはある程度読んでいて、水曜には収まるだろうと思って予約入れたんですが、低気圧が予想を超えて970hPaほどまで下がって台風並み。どうやら水曜は回復傾向ではありますが、前半はシケ覚悟といった状況。最近の天候不順で前回2月18日(日)に釣行して以来、10日間で24日(土)の一回しか出船できていませんしね。前日、船長に確認入れたらGO!



いつもの時間に単独到着すると本船はお客様4名で、右舷に私と常連Yさん。左舷に何度かお会いしたことのある2名様。お隣マダイ船は常連SさんとAさんの2名。ムツ船は4名様と今日は全船操業となりました。最初、いつもの右舷ミヨシ席で構えていたのですが、前だと叩いて、また腰が逝っちゃって立てなくなるから真ん中でやるようにと船長。お気遣いありがとうございます。けっこう海悪そうなので水被るのはイヤですけどその方が安全ですね。マダイ船も4月から出船が早くなっちゃうので1回やりたいとは思うところ。ムツ船も日中の潮周りが大きくなるこの時期がやり頃なんですがねぇ。



7時前に出船して、港の前で一瞬止まりましたが、すぐに定刻を迎えて発進。いつもの場所まで航程15分程で到着。いや〜沖に出るに連れてスゲェ風と波。航行中、舳先に座ってたら何度も叩いてケツが浮きそうになりながら到着。場所が決まると7時20分をちょっと回った頃に第1投。北北東の風強く体感で12、3m、空は晴れ。海上はプチシケ状態でまともに立って居られません。水色は下の方色着いてますけどまぁ澄み潮。中潮の2日目で満潮が7時前、その後、下げ潮に入って13時頃が干潮。1投目仕掛けを出した瞬間、空中で舞ってしまっていきなり手前マツリ。大揺れの船で修復に手間どうも、ナントか解けて遅れてようやく投入。



指示ダナ海面から30から23、4m。最初はアタリ出ずに回収すると再び強風で手前マツリ。今度は糸が結ばってしまって修復不能。普段なら修復できそうなんですが強風で何がどうなっているのかよく判らず諦め。エサ出しといたら飛ばされて無くなってるわ、仕掛けが捌けないわで早くも戦意喪失気味。しょうがないので新しい仕掛けに交換して第2投。すると早くもイサキのアタリが出てくれて、いきなり32cm級の良型。次はカワハギ、そしてイサキの連荘と来て、2日間暴風で今もシケてるのに魚の活性は高いみたい。食いダナは26m前後が多いですかね。あっという間に桶の中は賑やかになりました。



朝イチ、潮は下げっ端でこれから流れそうだなという状況。コレが時合いだったんでしょう。平均サイズも30cmくらいあって、こんないい魚がボコボコ上がるんですもんね。8時回ってトロ〜っと下げ潮になってきて、開始1時間でツ抜け達成。朝イチほどは連荘でアタリは出なくなりましたがまだ行けそう。そして8時30分、シャクった竿をドスっと止めるアタリで良型がヒット。海面でデカっと思ったけど、揺れがスゴイし、先針の大きい針に掛かっていたのでそのまま抜き上げ。クーラーの蓋のメジャーでざっと計ったら37cmチョイあったので、船上では37cmと言っていたのですが、ウチでちゃんと計ったら38cmジャストで自己ベストタイ。



その後、下げ潮がまともに流れ始めるとアタリの間が空き始めて忘れた頃にポッツンと来たり、魚っ気の多い場所に入ると2、3回アタリ続いたりといった具合で食いは落ち気味。次第にアタリが殆ど出なくなってしまい、9時35分、一回周り直し。下げ潮が流れるとトモのYさんの方がアタリ多めで、この人数でも潮先と潮ケツで食いの差が出るんですからホント極端ですよ。海はワンランク回復してきましたが魚の食いは上がらず。10時30分頃からようやくアタリが出始めてナント1時間ぶりにイサキをゲット。そんなに魚の量は要らないので、あんまり釣れ続いても困っちゃうんですが、アタリが無ければ無いで、それも悩んじゃうんです。



サイズがシケ中の時と比べて小振りになってしまい、もうおかず的には十分なので、今日はクーラーのメジャーで計って25cm未満は放流。塩焼きで食べるんだったらこのサイズもいいんですけど、ウチの場合、丸ごとの塩焼きはあんまりやらないのでこれでOK。お昼を回るとだいぶ風が収まって体感で6、7mくらい、海も朝イチよりだいぶマシ。お昼過ぎには下げ潮が止まり気味で、再びアタリ多くなってきましたが、相変わらず25cm前後。毎回計って桶に入れるのと放流するのと半々?12時55分、気持ち上げっ端かなと思った瞬間、いきなりいいアタリでコレが今日2番の37cm。太さがスゴいんで重さはこっちの方がありそう。



コレ考えると剣崎沖で18cmのウリンボ一生懸命釣っていたのが・・・。ホントのウリンボ級だったら干したり燻製にしたり半身の握り寿司にしたりと色々用途はあるんですけどね。同じイサキ釣りと考えない方がいいのかもしれませんが、やっぱ比べちゃうとこの時期のここの良型の脂の乗り具合は極上品ですし、釣趣的にもやっぱデカイ方がやってて釣り堪えが良いのは間違えないところ。高速シャクリに纏わりついてきてウリンボがゾロゾロもアレはアレで面白いんですけどね。今季の寒イサキも前半は今一つ掴み処が判らず低迷の一途でしたが、ここ3回くらいは人並みの釣果が上がるようになったかなぁ?



終盤、上げ潮がまともに流れ始めると、風は体感で5、6m。船が東向きになって、右舷は仕掛けがどんどん船下に入り込んでしまう形。こうなると釣り的にキビシくて、克服の仕方もあるのかもしれませんが、自分的には経験上、この形でまともに釣れたことはありません。よく考えたらさっきの37cmの後、結局1匹も釣れず仕舞なんですが、25cm未満〜22cmの放流もカウントすると35尾に達し、良型主体に26尾キープできたので大満足。13時半、腰の具合もイマイチだし、アタリもまったく出なくなったので一足お先にお片付け開始。その後13時45分にラスト10分コールとなりました。



【本日の釣果】
イサキ35尾(38、37、33、32、31、30×2〜25cmの26尾を持ち帰り、25cm未満〜22cmの9尾はカウントして放流)、カワハギ(22.5cm)、以上。

【船宿釣果情報】
久里浜沖35m前後
イサキ18〜35匹 23〜37cm
その他カワハギ

北風が強く海は荒れて釣りにくい状況でしたが、魚はポツポツアタってくれました。徐々に海も落ち着いて順調にアタリも出て、トップから35、34、33と続いて好調に釣れた1日でした。



写真は船宿HPから借用。本日のベスト2!38cm&37cm。



等温線がスゴイことになっていますね。黒潮の分流が影響しているのか、湾奥と湾口部で8度ほども差があり、釣り場は17度くらいでこの時期としては高め。(神奈川県水産技術センターの資料より)



イサキのヅケ丼。翌朝はお約束のコレから。小振りから使ってますが身質が極上品。皮引いた面が白っぽくて見た目で脂乗ってんのが判ると思います。デカイのはお腹の中、内臓よりラードの方が多かったくらいですから、どんだけ脂乗ってんだろう。今回は西京漬けも作ってみる予定です。



カワハギの薄造り。血抜きがキレイにできており、透き通るような身質。時期的にはだんだんとキモが小さくなってきますが、まだ色の良い良質なキモが採れましたので切り身にキモを乗せて、山赤柚子胡椒を少し入れたピリ辛の山葵醤油で頂きました。



イサキの刺し身。カワハギの刺し身と同日。カワハギがそんなに大きくなかったので、中羽のイサキ2尾程切ってみました。この季節はサイズに関係無く脂乗っており食味も絶品。皮剥いた面のテカリ具合で判るでしょ。



イサキの皮焼き。一回釣ってくると皮が余る度に2、3回やっています。今週もまずは焼きから賞味。脂乗ってて香ばしくて旨いっすよ。持て余したらあらと一緒に出汁にしちゃうか、ウロコ取ったのであれば身と一緒に味噌汁や鍋に入れちゃっても大丈夫。捨てるのはもったいないですかね。



イサキのヅケ茶漬け。毎週、釣ってくると朝飯はヅケ丼、ヅケ茶漬けって感じですが、コレがまったく飽きないんです。出汁は効いてますし、身は脂乗ってトロっと溶けますし旨いのなんのって、朝からスルスルっと完食。



イサキのなめろう。久し振りにやりましたが、やっぱ脂乗ってるのでネットリ感が出て旨いっす。青唐も忘れずに入れました。明日の茶漬け分はもう取り分けてあります。こうやっちゃうと魚の型は関係ないっすね。



イサキの皮ポン。皮引く度に皮が出るわけですが、だいたい焼くか湯引くかのどちらかで食べてますが、型が良い方が皮が厚いので湯引きに向いていると思います。



イサキのなめろう茶漬け。2日茶漬け続きですが、今朝は昨夜のなめろうで茶漬け。バーナーで焦げ目を着けたハンバーグ状のなめろう、熱々の出汁を注いだら最初に全部崩しちゃうのがポイント。薄っすら半生状態になって、なめろうからも出汁が出ますし、飲み込むと鼻に山葵と青唐の香りが抜けます。



イサキのマリネ。洋風を挟みたくなるときによくやるヤツです。15分程塩〆したイサキをぶつ切りにして水気を取ったら、ライムの絞り汁とケッパー、隠し味の醤油少々を混ぜ、少し揉み込んで味を馴染ませます。そして、水にさらした新玉ネギ、ディルの葉を混ぜて、塩、コショウで味を調えたら、オリーブオイル一回しとピンクペッパー振り掛けて完成。あっさりしているのでバクバク食えちゃいます。醤油味が続いた後のお口直しといったところ。



イサキの皮焼き。皮が出る度に焼くか湯引くかで食べてます。今回は前に出てきましたっけ?ホイルの上に載せてグリルで焼いて塩振って軽くおつまみが一品。



イサキの炙り丼。30cm超級を皮付きの渡りで切り身にしてからバーナーで炙ります。ご飯に契り海苔を撒いてから炙りを好きなだけ盛って、メカブ、イクラ、大葉の千切りをトッピング。タレは減塩醤油と出汁醤油を1:1に山葵を溶かしたものを掻き込めるように先に回しかけてちゃいます。メカブもイクラも混ぜて食べるのがも〜サイコー!映ってませんが味噌汁はイサキのあら出汁で具はワカメと長ネギ。



イサキのソテー。久し振りにやりましたが、コレが旨いんです。基本は塩、コショウで下味を着けた切り身をオリーブオイルでソテー。仕上げに香りづけでバターを少々。ソースはバルサミコ酢に赤ワインを加えて煮詰めたモノ。



イサキの湯豆腐。鍋で湯豆腐作って、火の切り際にイサキの身を投じて、身はあまり煮込まない感じ。炙り丼でイイトコ使ったので、その下側の方を利用しましたが、もうトロットロでほとんどイシダイ鍋のような食感。



イサキ出汁の蕎麦。イサキの出汁はうどんの方が合うかもと前に書きましたが、蕎麦を食べたかったので今朝は蕎麦に使用。青物出汁のような主張はありませんが、まったく問題なく旨いです。掻き揚げは昔からの生協の冷凍モノ。



イサキ出汁のうどん。かみさんは元からうどんが主食なのでうどんにしてました。まぁ間違い無いでしょう。



イサキの棒寿司。ナンバー2を昆布〆にして棒寿司。4日くらい昆布〆にしてあったのですが、脂あるのであんまり昆布の味が入りませんでした。棒寿司にするには生でも良いのでまったく問題はありません。ご飯少な目でもこの太さ、肉厚で食べ応えがありました。



イサキの炙り刺し身。一番デカイのは西京漬けにしてあるので、明日辺りに出てくる予定。残りが少なくなったので、良型1本、上の良いトコ使って炙り刺し身。昼間、醤油使ったので、最初からずっと塩で行きました。



イサキの炙り茶漬け。昨夜の炙り刺身は上半分のイイトコ使ったので、残りの下半分は炙って茶漬けにして賞味。お湯通しちゃえば上も下も一緒なので、使い方的にはこれで正解かも。熱々の出汁で炙った身が半生状態になって、口に入れた瞬間に溶けちゃいます。ちょっとしか見えませんが、イクラの残りを入れたので、コレがけっこうイイ仕事してくれています。今回は朝ごはん、丼が2回、茶漬けが3回、蕎麦が1回とほとんど毎朝食べてましたが、飽きがこないっすよ。あとは大御所の西京漬けだけかな?



イサキの西京漬け。ナンバー1のヤツ、脂あって味の入りが悪そうなので、少し長めの4、5日漬けて焼いてみました。ちょうどいい塩梅で味が入っていて、売り物みたいに過剰な甘みはなく、しっとりとした脂の乗り具合でなかなかの上出来。

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