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2022/12/03
ウィリー五目 久里浜港 五郎丸
12月3日(土)、定宿、久里浜港の五郎丸からウィリー五目に出撃してきました。

早いものでもう12月ですか?恐らく今年45回目の釣行になります。うち44回は定宿久里浜五郎丸。久里浜は釣りやるには最高の立地で、水深10m〜300mまで航程20分圏内。現在、W五目、マダイ、アカムツが3本柱ですが、通常航程7分〜20分。一番遠くて剣崎沖のハナダイで30分ちょい、アカムツに至っては航程15分から20分ですからね。さて、今週はイサキの食いが絶好調でトップ77尾なんて日もありましたが、魚が型いいので20尾釣れれば十分。先週はイシダイでいい思いをさせてもらったので、今日はW五目に乗船。果たしてイサキ漁獲制限モードになるのでしょうか?



いつもの時間に単独到着すると本船は10名様満船で右舷ミヨシに私、お隣に前にもお会いしたお客さん、常連Tさん、トモが男女の2名組。左舷ミヨシに常連地元のH君、その後ろが4名組でしょうか?お隣マダイ船はT達人、Oさん親子、Kさんらほぼ常連さんで6名。ムツ五目船は左舷トモにU達人他で6名様ですか?全船多過ぎず少な過ぎずでいい塩梅ですね。7時前に出船してそのまま定刻を迎えていざ発進。真沖に進んで航路下のイサキ狙い。航程15分で減速すると何度か旋回して位置取りが決まって、7時20分、第1投。



北の風若干強めで晴れと曇りの中間。今季一番の冷え込み。水色は澄み。長潮で干潮が朝7時頃で満潮が納竿前の13時半頃の予報。指示ダナは底まで下ろさないで37〜30m。恐らく水深40m前後と思われます。道具入れるとまだ下げ残りの潮がけっこう効いていて、ミヨシはド潮ケツ。1投目、道糸の色間違えていて27m〜20mでシャクっており釣れるワケないじゃん!いきなりボケてるしイヤんなっちゃいますよね。しかも昨日から腰の調子が悪くて、ナントか釣りはできますが、揺れるとけっこうツライ状況。一日持つかちょっと心配。おっと、気が付くとガイドが途中1個通ってないし。頼むよも〜。



2投目ちゃんと37mからシャクると難無くアタリが出て、コレがいきなり本日最大の35cm。このサイズになるとだいぶ貫禄が出てきますね。デップリしてて旨そう。細かいの釣れないようにハリス2号、マダイ針7号2本針でオキアミ餌でやってますが、周り見ているとウィリーの方がアタリ多い感じ。その後もポッツンポッツンと28、9cm級中心に型が出ますが、やっててなんかイマイチ。7時干潮のはずが下げ潮がなかなか収まってくれません。アタれば明確にいいアタリが出ますが、いつものようにガツガツした勢いが感じられません。



8時回った頃から食いの間が空いてきて、もしかしてヤバイかも!?こうなると上げ潮に期待ですがどうなることやら。船中全体にイサキのアタリが減って、エサ取りが増えたと思ったら、ウマヅラやカワハギが顔出し始めて、自分もウマヅラ1枚上げましたが、この潮はイカン。腰の具合も良くないし、釣れ過ぎると困るので、ゆっくりやってたら7尾で止まっちゃったし。9時過ぎまで下げ潮気味だったのが潮が行かなくなって、そのまま上げ潮が流れません。マジヤバイかも。途中8cmくらいのミニイサキが入れアタリで15尾くらい掛かりました。



身体の1/3くらいのオキアミ食って、マダイ針7号がガッツリ掛かっちゃうのですからスゴイです。なるべくダメージ与えないように針外して放流。10時くらいになると餌盗りのアタリもほぼ無くなり。イサキも忘れた頃に何方かが上げられるのですが、自分には気配も無し。期待の上げ潮がまったく効いてくれません。コレは誤算だなぁ。結局、その後は追加できずに10時40分、回収指示。後で船長曰く、水変わって冷えたかもですって。週中の釣れっぷり見てたら有り得ない展開。マダイ船のKさんに釣れ過ぎたら取って置いて!て言われたんですが、ご期待に応えられず。



西寄りに進路を取って東電前の定番ポイントに向かいます。場所が決まって11時5分に再開。水深24m前後で指示ダナ底から3〜8m。開始早々小アジがアタリますが、ちょっと小さ過ぎ。数釣れたら南蛮漬けにでもしようと思い一応キープしてその後の様子見。おっと、シャクリの途中で穂先を抑える独特のアタリで上がったのは21cmのメバル。2月、3月にはアタリの半分は掛かんないのですが、掛かれば30cm超級も!という相当面白い釣りができますが、まだ時期じゃないです。左舷のH君が40cm級の大アジを2本上げましたが、こちら気配も無し。他のお客さんにも来ないもんね。



12時、引っ手繰るような強いアタリで食ってきたのが、後の計測で31cmのイシダイ。少し経ってもう1枚釣れてこれが27cm。今年はイシダイ運がいいのかな?やれば型見ますもんね。周りの皆さんは良型のカワハギがけっこう上がっており、船中7、8枚出たんじゃないかな?シャクリで掛かるのはみんな良型。小アジはアタリの半分も掛かりませんが7尾貯まったので持って帰りますか。メバルと合わせ技で南蛮漬け決定。底がけっこうガチャガチャしてて根掛かりしたりミニカサゴやベラがズラズラ掛かったり。これ仕掛けがヨレヨレパーマになるから厄介。



再び引っ手繰るようなアタリが出て、最初の伸し方がイシダイっぽかったのですが、ちょっと引きが違うわ。伸し方が強くて派手。絶対獲るぞ!ハリス2.5号なんで、ドラグ使ってジワジワ浮かせては出されを繰り返し、ようやく玉網に入ったのは良型イナダで後の計測で57cm、2Kgジャスト。コレは今季最大ですね。太ってて旨そうなので、今回は少し寝かしてみますかね。辛抱強くシャクっていると何かしらたまにいいアタリが出る感じ。まともなアジが来なかったのは残念ですが、なんやかんやで形にはなりました。13時45分、ラスト10分コールが出ると、腰もいい加減限界なので早々にお片付け。



【本日の釣果】
イサキ7尾(35〜26cm)、イシダイ2枚(31cm、27cm)、ウマヅラ1枚(37cm)、イナダ1本(57cm/2.0Kg)、メバル1尾(21cm)、小アジ7尾(20〜17cm)、以上。一応、六目達成。その他、ミニイサキ、ミニカサゴ、スズメダイ、ベラなど多数は放流。イナダは2Kgあったのでもしかするとイナワラと言ってもいいのでしょうか?

【船宿釣果情報】
久里浜沖25〜40m
イサキ0〜13匹 24〜35p
その他 カワハギ・マアジ・メバル・カサゴ・イシダイ・イナワラ・ウマヅラ・マトウダイ・アカヤガラ
今日は全体的に魚がご機嫌斜めで、魚種は色々と釣れましたが数を伸ばすことはできませんでした。




写真は船宿HPから借用。



イサキのヅケ丼。翌日の昼飯です。朝は先週のイシダイ出汁のうどんでした。漬かり過ぎるので朝から昼までヅケました。脂スゴイっす。食感がトロですね。なので見た目ほど味は濃くないんです。味噌汁はイサキとイシダイの頭から採った出汁。かなり濃厚。



イナダの刺し身。普段キロそこそこのイナダの場合、脂は期待できないので、臭みが出る前に当日か翌日までに消費してしまうのが習慣なのですが、今回はサイズも2キロあって太っていたので、もしかしたら?との予感で、まずは2日寝かせてお味見。予感的中のようで、お腹の身は脂で刺しが入って食感はカンパチのようなゴリゴリ感があって、水っぽさは皆無。写真見てお判りかと思いますがコレは上物だわ!?よってもう1日寝かせたらまだ脂出そうなので再度お刺身で賞味する予定です。



イナダの釜焼き。釜は半分に割ってまずは塩焼きで賞味。けっこうゴロゴロ身が入っていて、大変美味しく戴きました。あと半分はニンニク醤油にでも漬けて焼きましょうか。



イナダのヅケ丼。火曜の朝です。モノが良かったので、すかさず翌朝はヅケ丼で賞味。いつもだとキムチと合わせるのが定番なのですが、品物が良いので普通にヅケてみましたが旨かったです。薄っすら脂が乗りながらも硬さがあって臭みや水っぽさはまったく無し。爆食い完食でした。味噌汁は先日と同じくイサキとイシダイの頭から採った出汁でマイウ〜。



イナダの刺し身。2日寝かせてまだイケそうだったので3日寝かせて賞味。さすがに脂の出具合はMAXと言ってもいいほどの乗り具合なんですが、残念ながら少し臭いが乗ってしまって残念でしたね。食べられるレベルではあるのですが、いや〜、マジで難しいイナダの食べ頃。脂は間違い無く今日ですが、全体評価としては昨日の方が良かったです。コレがワラサクラスになるともうちょっと寛容になるのですが。食べ頃の読みの難しさトップ2はイナダとアジかもしれません。時期やサイズや個体差(色や太り具合など)で大きく変わるので、その辺りの見極めが経験値でしか体感できませんし、一日間違えると雲泥の差として現れます。



ウマヅラの掻き揚げ。毎週食べて数値が上がるとイヤなのでキモパンでしたがキモは全部ゴメンナサイしました。今回は玉ネギと大葉で掻き揚げにして蕎麦に乗せるのが料理人の頭ではメインだそうで、揚げ立てはお願いして2枚だけの支給でした。



イナダのキムチヅケ丼。ということで、残りのイナダはキムチヅケ丼で賞味。いつものヅケダレに市販のキムチの素を加えて一晩ヅケた後、食べる直前に刻んだキムチとゴマ油でヅケを和えます。こうやっちゃうと悪く言えばごまかしが利くといいますか、ぜんぜん美味しく戴けちゃいます。コレでもダメだったらフライか竜田揚げにするしか手がないかもしれません。ちなみに釣り行って4日目ですが、朝ごはん3回ヅケ丼、1回はイシダイ鍋の雑炊ですから、釣りやらない人ではまずあり得ない食生活でしょうね。



小魚のエスカベッシュ。細かい魚テキトーに南蛮漬けにしといてよ!って頼んだら、洋風のエスカベッシュになって出てきました。コンソメ出汁に酢とローリエ、粒コショウを加えて煮立てたあと、冷やしてから魚の唐揚げ、玉ネギ、セロリなどで漬け込むそうです。魚は小アジ、メバル、物量がもっと欲しかったのでウマヅラも一部使っているそうです。食べながらこれアジだね!とかこれメバルでしょ!とか当てながら食べると楽しいので、小振りの魚を数種類まとめると子供さんの居られるご家庭でも楽しめるし美味しいと思います。



イナダのニンニク醤油漬け兜焼き。丸一日、残っていた頭半分をビニール袋でニンニク醤油漬けにして、味が染みた頃にグリルで焼くと、コレがまた塩焼きとは違った趣で風味が上がって旨いんですよ。



イサキのカルパッチョ。コレはもう定番でバクバク行けるヤツ。味付けはウチの定番のシンプル系。ピンクペッパーが好きなのでいつも掛け過ぎてしまいますが、個人的にはこれでOK。



イサキのヅケ茶漬け。一晩ヅケたイサキを翌朝、熱々のイサキ出汁を掛けて茶漬け。冷めないうちに混ぜて身の表面が白く半生状態にして頂くのがキモ。毎回言ってるかもしれませんが、イサキの出汁とヅケの旨味が融合してコレがバカウマで飽きが来ません。週一で食べたいですね。釣り行って5日目の朝、ヅケ丼3回、鍋雑炊1回、ヅケ茶漬け1回と朝ごはんお魚フル出場。



イサキの炙り握り寿司。木曜の昼です。5日寝かせて満を持して一番デカかったイサキの登場。熟成程好く脂が回っていますが、身質はまだしっかり。小振りより皮が厚いので少し長めに炙ると、身から脂が噴き出してきて流れるほどテロテロ。このサイズの生食は5日くらいが食べ頃。釣った瞬間からこういう食べ方を想像していましたが、お味の方は想像を超える絶品でしたね。最初の4貫は岩塩、後半の4貫は山葵醤油で味変。かみさんは細い部分や切れっ端の部分を集めて手巻き寿司にしてました。いやいや最高でした。さ〜て、そろそろイシダイの出番ですかね。



イサキのソテー。コレ私の大好物。ソースはバルサミコ酢を煮詰めて酸味と水分を飛ばすのですが、前回、酸っぱかったって言ったら、今回は酸味がよく飛んでいてちょうど良かったです。



イシダイの刺し身。5日寝かせた夜、小さい方を1枚お刺身で賞味。脂スゴくて硬いという、目を瞑って食べてもコレと判るイシダイ固有の味。大きい方は明日かな?今季はけっこう当たり年かもしれないので、また釣れるかも!?



イシダイの茹で皮ポン。皮は湯掻いてポン酢で賞味。皮が美味しい魚なので捨てちゃダメですよ。食べ方的に失敗しないのは、湯掻くか焼くかですかね。素焼きにしてポン酢、所謂焼き皮ポンもいけますし、切った皮をホイルに並べて塩焼きも旨いです。



イサキの茶わん蒸し。中途半端に残っていた身は茶わん蒸しで賞味。おそらく身を醤油とミリンのタレに軽く漬けるか潜らせてから使っていると思います。イサキはもちろんマダイ、ハナダイ、メバルなどでやっても大変美味しいです。



イナダ出汁の掻き揚げ蕎麦。汁はイナダのあら出汁。掻き揚げは先日のウマヅラ、玉ネギ、大葉の掻き揚げ。イナダの出汁がガッツリ効いて毎度のこと美味しいのですが、揚げ物を乗せると蕎麦と油は相性が良いので一段と深みが増します。



イシダイの刺し身。6日目で大きい方の半身をお刺身で賞味。だんだん食べ頃の感覚が慣れてくるといいますか、小振りで5日目、中振りで6日目というのが、脂も回って絶頂期の食べ頃でしょうか。噛めば脂ギロギロスゴイのですが、硬さがまだ半端ない状態。似たトコではイシガキダイがいますが、身質もソックリでイシダイのクセをなくした感じですかね。



イシダイの釜の塩焼き。下処理で頭落としにしたので、余った釜を別途塩焼きで賞味。あらは間違い無く旨いです。釜もプリプリの身が採れて美味しかった!



イシダイの焼き皮ポン。茹で皮ポンの比率が多かったので、今回は皮を素焼きにしてポン酢で賞味。ちょっと焼き過ぎた感はあれども香ばしくて美味ですよ。



イシダイ出汁の湯豆腐。翌週の月曜です。身は食べ切ってしまいましたが出汁が残っていたのでそれ使って湯豆腐。いい出汁出てますので、身が入っていなくても十分美味しいです。

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