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2022/11/19
ウィリー五目 久里浜港 五郎丸
11月19日(土)、定宿、久里浜港の五郎丸からウィリー五目に出撃してきました。

下浦沖では案の定のフグ地獄で2釣行連続の苦戦に終わり、仕掛けが何組あっても足りない状況。投入して仕掛けが無傷で帰ってくる方が少ないくらい。針の結び直しや、あらかじめ用意してきた枝素に結び変えたりで、仕掛け総数の消費はかなり抑えることができましたが、それでもウィリーと空針仕掛け合わせて2桁消費。今週もどうしようかな?と釣りモノに思案しましたが、潮周りが良くないので五目に再挑戦。仕掛け頑張って補充しました。ハナダイも釣れる前に終わりの気配だし、さてどうなることやら。



本船お客様6名で右舷ミヨシから私、常連Mさんの2名。左舷に4名グループが並ぶ形に。お隣、マダイ船は4名様で常連T達人やOさん親子さんともう1名。ムツ五目は9名様で盛況。後で訊いた話、ムツ船が離岸早々、操舵不能状態となり出られなかったそうで船宿さんもお客さんも災難でしたね。お客様満船近かったのに。本船はマダイ船に続いて7時前に出船すること、港前で成り行き定刻を迎えいざ発進。今週、航路でイサキシャクっていたのでもしや?と思ったら船は真沖に直進。思ったより風強く左舷のお客さん逃げればいいのに、まともに被って土砂降り状態。私はさっさと先端に避難。



場所は浦賀水道航路の緑1番ブイと赤白中央1番ブイの下手でお馴染みのポイント。航程15分程で減速すること何度か旋回して位置取りを決めますが、マダイ船などの他船もちょうど到着してそれぞれ位置決めしているので、他船との距離なども調整しながら10分程掛けて7時25分に第1投。北北東の風やや強く海上それなりにドタバタ。晴れで水色は澄み。若潮で朝イチ7時過ぎが干潮、納竿の14時前頃が満潮の予報で実釣時間ずっと上げ潮のハズなんですが!?指示ダナは底から3〜10m。イサキの食いダナは底から7〜8mくらいが定石。



道具入れるとまだ本格的な下げ潮。ぶっ飛びはしませんがイイ感じで効いてます。最初、指示通りに底からタナ切っていたらすぐにフグに捕まって針無いわ、釣れると下浦のフグより2、3周りデカイ!航路もフグ地獄ですか?参るなぁ。水深40m前後なので、37mで止めて35mからシャクると早々にイサキが顔出してくれました。いきなり30cm級で型イイですね〜。左舷でもけっこうアタリ出ている様子でどうやらウィリーで好調みたい。実は航路のイサキ用にオキアミ2本針の2号仕掛け作ってきたので、今日はコレでじっくり良型狙い。



フグ・フグ・フグたまにイサキで小振りなのか掛かんないイサキのアタリもあって、数は伸びませんがみんな良型。この型だったら10尾か15尾釣れれば満足な魚ですよ。そんなに釣っても消費できませんしね。フグのイタズラで針10回くらい結んだかな?だんだん仕掛けが短くなってきたので、ダメになった仕掛けを30cmくらい元に繋いだりでなるべく節約モード。やっぱり掛かんないアタリはしょうがないと諦めてやっていると、自然に良型主体になって平均サイズ30cmはありそう。子持ちではないのにお腹パンパン、鰭もまっ黄色でコンディション最高。



9時半くらいからようやく上げ潮っぽくなってくるとフグが減って来て有難いんですが、イサキも気配薄くなっちゃった。この時点で6尾止まり。近くで操業中のマダイのサブちゃん船もけっこう周り直しているので、マダイは上がってそうな雰囲気ではないですね。この場所はマダイ船と五目船でイサキ狙いの船が混在している状態。周りでオキアミコマセ撒かれるとアミコマセに反応悪くなるのが普通なんですが、今日は船数が少ないのもあってかアミコマセでも効きますね。潮先の左舷トモ寄りのお客さんはたぶんウィリーだと思いますが、こちらよりはペース良さ気な模様。



イサキが忘れた頃ポッツンという状況の中。10時過ぎ、フォールで仕掛け止めるアタリが出て、コレが上手いこと針掛かり。引きがなんか違うなぁ、突っ込みの重量感がイサキより強くて幅がある、まさかタイ!?なんだか判らないまま回収すると、水面下にまったく想定の範囲に無かった魚影が!?正体はアカヤガラ。玉網入れようとしても頭が長くてなかなか入らず、網目に口が刺さってしまいました。前に相模湾で2、3回同船者が上げたの見たことありましたが、自分で釣ったのはこれが初めて。高級魚というのは知ってますが楽しみだなぁ。



後で計ったら104cmはけっこう良型なんですかね?10時半頃からイサキの反応が少し良くなって、短い間合いで何尾か追加できツ抜け達成。お隣Mさんにキロ級のクロダイ、これから美味しい季節ですね。11時25分、回収指示となりイサキの部はこれにて終了。結果、実測で33cm〜25cmが15尾。平均30cmくらいで最小が25cmですからね。真夏の剣崎沖でウリンボ釣るのがバカバカしくなっちゃいますよ。みんなお腹パンパンで子が入って無いのでたぶんラードビッシリ。旨そ〜っ!!満足満足。



手前に向かって15分くらい走って定番の東電前で釣り再開。水深24m前後で指示ダナ底から3〜8m。1投目からシャクリに纏わりついて来たのがスズメダイと7、8cmのミニイサキ。12cm級のマアジも出ましたが、ちょっとコレ相手にしてるとイイ魚釣れそうにないので(頭の中縞模様!?)、20mで止めて、その上をシャクるとナント上ダナにまともサイズのマアジが居るじゃないですか!コレはもらったと思って7m前後中心に徹底的に攻めてみますが、掛からないわバレるわで殆ど船に上がりません。なんなんだよおい!



合間にイナダ1本ゲット。軽くキロオーバーでイナダとしては割と太ってて良型。それよっかアジが悔しいのなんの。みんな24、5cmのまともサイズ、10何発掛けて結果24、5cm3尾だけだし。体形細目で脂無さそうですが、ここのアジは脂無くても味が濃いので美味しんですよ。12時30分、回収指示で周り直すのかと思ったら、どうやら下浦方向に走ります。前回、前々回レベルでフグが多いと、短時間でも仕掛け爆消費しそうなので、今日はどうでしょうね。ハナダイ、カイワリも居たと思うんですけど、今季はフグの被害が多くてサッパリでしたね。ハナダイの時期、毎年フグは居るには居るんですけど、今年はヒド過ぎ。



12時50分、場所が決まって第三部。水深38m前後で指示ダナ底から3〜10m。今日は何処行っても水がキレイです。一時、黒潮の影響で暖かくて真っ青な水が差してきましたが、それとはまた違う水になってますので期待はできそうです。半信半疑で開始するとアレ?今日フグ居なくね?もしかしていいかも!そうは言ってもまったく居ないワケでもないので、空針仕掛けにイカタンとオオキアミでやります。するとお隣Mさんに何やら大物。青物かも?と言っていましたが、海面を割った魚影はナント!本イトヨリ。しかもデカイ!後の計測で45cmだって。イイ魚釣りましたね!今日、魚運いいんじゃないですか?



私はカイワリの3点掛けなどもあって、計カイワリ6枚と小振りのホウボウをゲット。フグに切られたの2回だけ。正味1時間でコレですから1日やってフグさえ邪魔しなければ、これからまだカイワリが有望ですね。しかも去年は数は出ましたが、今年の方がサイズが2回りデカイので釣れたらウレシイ。ハナダイはそれらしいアタリが無かったのでホントにもう終わりなのかもしれません。13時50分、ラスト10分コールの後、1回入れたらフグに針盗られたのでお仕舞。今日は何処のポイントもそこそこの手応えでした。



【本日の釣果】
イサキ15尾(33〜25cm)、カイワリ6枚(25〜21cm)、マアジ3尾(25〜24cm)、イナダ1本(49cm/1.3Kg)、アカヤガラ1本(104cm)、ホウボウ1尾(27cm)、以上で六目達成。その他、ミニイサキ、スズメダイ、マメアジ、サバフグは放流。

【船宿釣果情報】
久里浜・下浦沖20〜40m
イサキ8〜23匹 24〜35p
カイワリ0〜6匹 21〜27p
その他 カワハギ・クロダイ・イナダ・イトヨリ・ホウボウ・アジ
航路下〜東電前でシャクって、下浦沖へ移動したのは12:30過ぎ。イサキは喰いイマイチで、カイワリは難易度が高いです。多彩に釣れて五目達成はお二人。



写真は船宿HPから借用。



アカヤガラの茹でキモポン。魚の構造が判らず手探りで処理して居たら極上のキモが採れましたので、早速茹でキモポンで賞味。お腹もラードビッシリでしたので本体もかなり期待できますが、キモも脂乗っていて絶品。コレはなかなか味わえないですよ。



イナダのキムチ和え。当日、イナダの半身を角切りにしてキムチ、醤油、酒、ミリンで和えただけ。イナダとキムチは相性鉄壁。塩〆したりする必要もなく手軽に美味しく頂けます。



イナダのピリ辛ヅケ丼。いつもならキムチヅケ丼にすろところですが、昨夜、キモチ和えを頂いたので、少し趣向を変えてみました。ヅケた身を食べる前にゴマ油、白ゴマ、豆板醤、下ろし生姜で和えてからトッピング。ゴマ油とかピリ辛は基本合いますからね。太ってたので翌日脂出てきてバカウマでした。味噌汁は先週のイシダイのあら出汁。明日はイサキかな?



イサイの刺し身。翌晩です。お腹の中ラードギッシリだけあって、翌日なのにしっとりした身質で脂ノリノリ。品物的にこれ以上はないでしょう。



イサキのカルパッチョ。珍しく刺身と同じ日にカルパッチョ。味付けは我が家の定番シンプル系。けっこう早めから脂回って食べ頃なので、なるべく生で美味しく食べたいので同時に二品。



イサキのヅケ丼。昨日はイナダ、今日はイサキ。ヅケ丼好きにとっては最高ですね。脂スゴくてヅケたらマグロのトロみたいな食感。



イサキ出汁のうどん。こちらはかみさんの朝ごはん。イサキのあら出汁はやはりうどんが合います。ウチのかみさんは朝はうどんが主食なんです。



お刺身三点盛り。お刺身と言いましたが、右はカイワリのなめろう。味噌は少ししか入れてませんが、ウチの味噌が発酵が進んで真っ黒なため、色が濃くなってしまいました。真ん中がカイワリの刺し身、左がホウボウの刺し身。下浦のカイワリはお刺身の場合2日寝かせるのが最高という結論。間違い無いです。脂がスゴいので3日目だと若干臭いが出てくることが多いです。ホウボウもこれからが旬です。脂は無いですが、歯応えと特有の香りが持ち味。



カイワリのなめろう茶漬け。昨夜のなめろうをハンバーグ状にして朝用に残しておき、直前にバーナーで焦げ目を入れて香ばしさアップ。ご飯に乗せたら熱々のカイワリ出汁をぶっ掛けて、全部崩して半生状態にして掻き込むのがもう最高。毎回同じこと言ってますが、出汁の旨味と崩したなめろうから出る旨味のコラボがもう絶妙で完全に中毒になっています。



イサキの握り寿司。30cm級を使って握り寿司。脂ノリノリで白身のトロと言ってもいいでしょう。3日経ってますが臭みは皆無、まず口の中一杯に脂が広がって後からイサキの香りが立って、けっこう多めに醤油使ってもまったく負けないです。イサキは魚屋さんでもお寿司屋さんでもあるかもしれませんが、この品物には出会えないのではないでしょうか。魚屋さんで見かけるイサキの丸物は西日本産が主流で、東京湾モノは流通してませんしね。



アカヤガラの薄造り。初めて釣ったので半信半疑。下処理していたらお腹の中ラードだったので間違い無く脂はありそう。とりあえず白身魚のデフォルトで3日寝かせて下ろしてみたら身質がしっかりしているので、その場の判断で薄造りにしてみました。食感は何に似ているかすぐに思いつかなかったのですが、強いて言えばショウサイフグ。薄っすら脂が出ていて固有の味があるもののクセの無い良質な白身魚。コレはもう少し寝かせるともっと脂出てきそうな予感がしますね。旨いかどうかといえば十分美味しいです。



イナダ出汁の蕎麦。イナダの割った頭、釜、3枚に下ろした後の中骨で出汁採って冷蔵保存。ブルブルに個体化してひっくり返しても落ちないくらい。やっぱりイナダ出汁は蕎麦が合います。ざっくり青物系は蕎麦、白身系はうどんという使い分けになりますが、中でもイナダが一番ガッツリと存在感を発揮します。その他、最近釣れる魚で言うとアジ、カイワリの順に上品な味わいになります。掻き揚げはいつもの生協の冷凍モノ。



アカヤガラの刺し身。2日続けての登場となりますが、初めてなので食べ頃がどれくらいか、どんな味に変わるのか?を知りたくて敢えて3日目と4日目で食べ比べてみました。結果、1日でこの豹変ぶりはなんなんだ!昨日も食感はショウサイフグで脂あって十分美味しいと言いましたが、4日目は食感と舌触りが肌理細かくなって脂もさらに回ってバカウマ!脂の乗ったマトウダイかハタに格上げ。切り方を削ぎ切りに変えたせいもあるかもしれませんが、身質は維持したまま食感、脂、甘みすべてがレベルアップ。型によるかもですがアカヤガラは4日寝かせるのが最高の食べ頃。2日で半分づつ完食してしまいましたが、この分だと5日置いても大丈夫だと思います。



イサキのヅケ茶漬け。ヅケ丼、ヅケ丼、茶漬け、茶漬けと来ましたが、コレもなめろう茶漬けと一緒で、ヅケから出る旨味と出汁の旨味が相まって絶妙な塩梅。最初に良く混ぜてヅケた身を少し白く半生状態にするのがキモ。何十回食べても飽きないです。



アジとイサキのフライ。アジが量釣れなかったので、イサキも動員してフライ。アジは脂乗っていないんですが、そういうヤツはフライにするのが最高。イサキは脂ノリノリなのもあってふっくらジューシーに揚がっていて旨かった。



アジフライサンド。翌朝用にアジフライを残しておいてサンド。コレはもうウチの常套手段。アジカツ丼にすることもありますがパンに挟む方が多いかな。こんだけ朝からペロっと平らげちゃいました。



イサキのソテー。コレは私の大好物。一番大きいヤツですかね。バルサミコ酢を煮詰めるのですが、今回はちょっと酸味が多く残っていて酸っぱかった。でも旨い!



ヤガラ出汁の野菜スープ。アカヤガラの口から頭、中骨などのあらを全部使って採った出汁。野菜はキャベツ、セロリ、ジャガイモ、ニンジン、シメジかな。大変優しいお味で野菜の甘みが出て、黒コショウがピリっと効いて美味しかった。



イサキの炊き込みご飯。まだ残っていた分は炊き込みご飯に。今回はいつもより身が多めなのかな。イサキの風味が濃くて美味しかった。また焼きおにぎりや茶漬けに流用できそうでコレも楽しみ。味噌汁はイサキのあら出汁でけっこう濃厚。



ヤガラ出汁のリゾット。先日のヤガラ出汁の野菜スープをベースにご飯を入れて、塩と粉チーズのみの味付けでリゾット。いや〜唸りますね、この深いコクと野菜の甘み、ナントも言えないヤガラとは誰も判らないであろう魚の深い出汁。極旨でお腹に優しい一品。



イサキご飯の焼きおにぎり茶漬け。おにぎりはイサキご飯なんですが、イサキの出汁が残って居らず、昨日釣ってきたイシダイの頭だけで採った出汁。コレが濃厚でバカウマ。少し冷めてくるとトロっとした感じになって、コラーゲンとかスゴイんじゃないでしょうかね。



イサキご飯の焼きおにぎり。こちらは普通に焼きおにぎり。かみさんが海苔巻いて食べてました。おにぎり食べながら脂乗ってると申しておりました。



アジ出汁の蕎麦。最近アジがあんまり釣れないので久し振りかも。やはりイナダ出汁よりは魚!という主張は薄いのですが、甘みのあるイイ出汁が蕎麦によく合うんです。具はネギ、ホウレンソウのおひたし、野菜の掻き揚げ。

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