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2022/12/17
マダイ 久里浜港 五郎丸
12月17日(土)、定宿、久里浜港の五郎丸からマダイに出撃してきました。

11月後半はイシダイが好調だったので、前回11月27日乗船時は完全にイシダイ狙いで、船長にイシダイ釣らせて〜!とお願いして中型主体にキロ超含みで9枚と絶好調。翌週は常連Tさんが朝だけで10枚確保と例年に無いほどの好調だったのですが、数が出たのは12月の初旬までで、その後は居るには居るもののそうそう数はアタらなくなってしまいました。船長も完全にマダイ狙いに集中してからは好釣果が出たり出なかったりとムラはありながらも、イイ日に当たればマダイがトップ6、7枚の日がけっこうあります。前回イシダイ狙いでマダイのアタリが一度も捉えることができなかったので、今回は完全マダイ狙いで行ってきます!



いつもの時間に釣友と2人で到着すると本船はお客様6名で右舷ミヨシからT達人、釣友ともう1名様で3名。左舷ミヨシに私であと2名さまの3名で計6名と思ったより人数適度でコレは釣れるでしょ。予報が直前までビミョーで、土曜日は雨マークが取れず前日にようやく日中曇りで夕方から雨に変わってくれてラッキー。日曜以降は再び強い冬型となり、西〜西南西の強風となる見込みで2、3日は出船も危ぶまれる状況なので、土曜日の予報が穏やかになってくれたのはありがたいです。W五目は5名連れ等も居られ10名様と満船。ムツ五目は3様で常連さんのお姿が見られます。



7時10分前に離岸すると港前で待機。雲が厚くまだ陽が昇っていないので空気はかなり冷たいです。待つこと7時ジャストにいざ発進。航程約7分で減速するとすぐに場所が決まって、はいやっていいですよ〜!のアナウンスで第1投。場所はアシカ島の沖、笠島黄色ブイの下手の南東面。ブイに近い場所では平作丸の五目船が定位置で操業。北の弱風で曇り。水色は澄み。海上ここんとこでは一番のナギ。小潮の最終日で朝から上げ潮、満潮が11時半頃、その後、下げ潮に変わる予報。水深50mからの流し釣り。上げ潮っぽくはあるのですが、殆ど流れはありません。



最初はフグのアタリのみで7時25分、周り直してやや下手の水深60mくらいから。周り直して直後の7時30分、右舷胴の間の釣友に船中初物。600g台のキレイなマダイ。少し経ったところ再び釣友にアタリ出て2枚目と朝から好調。潮っ気が無い日は胴の間でアタるケースは多々見られますが、朝イチから今日はブッチギリか!?船長の指示はハリス3.5号か4号で6〜7m。タナは底から10m。ハリス3号8mで作って来ているので、潮がまったく行っていないことも考慮して+3mの底から11m基準に、最初の馴染みでアタらなければシャクリを入れて5mくらい上がったら元のタナまで落とし込みのような釣り方。



アタリ出なくなって8時5分、もう一段下手の水深65mから入れて深くなる流し。2回目の投入で水深66m辺りで本日初のアタリが出てくれて、コレが36cm級、700g弱の食べ頃マダイ。T達人にタモ入れして頂き、ありがとうございます。早めの時間に型見ると気分がだいぶ楽ではあります。潮っ気が無いのでアタリ単発で同じパターンでポンポンとは行きませんが、マジメにやっていればどこかでアタリ出てくれるという状況なので、とにかく道具を放置せずに短いインターバルでどんどん入れ替えて魚との遭遇機会を増やすのがキモ。途中30cm級の小振りがアタって2枚目。



この流しは最深75mまで落としましたが、72m付近でヒットしたのがマダイじゃないな!?けっこう引きは強いのですが動きが違うので半信半疑で取り込むと海面に白黒の縞模様。完全に浮いて玉網入れようと思った瞬間スポッ!バカモン!ハズレたし。キロくらいのイシダイ水面バラシ!流れが無いせいかモタレアタリが出てウマヅラ?と思ってテンション掛けたらドスッと入ったので思わずアワセたのがタイミング早かったみたい。もうちょっと待てればなぁ。あぁ大失敗!アタリ続かず、下手の東西60〜70mで入れ換えて、右舷の釣友とT達人に型が出ましたが、左舷はアタリ出ず。



一回りして9時10分、再び笠島の南東面に戻ってきました。水深53mくらい。下手では流し釣りだったのですが、ここではピンポイントに止め釣り。ブッコミで再び右舷でアタリ出て調子いいなぁ!なかなかアタリ出てくれず辛抱の9時50分、ちょっとアタリが違うと思ったら、案の定のクロダイ。38cm級の食べ頃。直後、左舷ミヨシのお客さんに初マダイ。右舷トモ氏にも上がったようです。こちらしばらくアタリ出ないまま、10時20分、置き竿にしてコマセを袋から出してバケツで解凍しようとしていたらドラグの出る音がしたので、見たら竿が海面に突き刺さる勢い。ドラグ緩めておいて正解。



上げ潮がトロっと流れてイイ感じと思った途端のアタリでした。なかなかの引きで上がってきたのは本日自己最大の47cm、1.42Kgのマダイで3枚目。上げ潮効いて船のはるか前方にボコっと浮いてしまい水面引っ張ってきました。10時40分、再びアタリ出てくれてコレで4枚目。潮止まりの時間に近づいてきたら上げ潮が流れだすという予想外の展開。右舷ミヨシ寄りに斜めに行っており、ド潮先のT達人はメジに捕まるケース多く、マダイのアタリ出るのは左舷という不思議な現象。私もメジ1回掛けましたが水面で針伸びバラシ。まぁ基本的にクロマグロの30Kg以下は放流という決まりなのでいいのですが。



一旦、下手に回ったのですが、すぐに戻って来て水深53m前後。10時50分頃、下げっ端に入ると右舷側が絶好調となりT達人と釣友がダブルもしくは交互に竿曲げている状態。下げ潮が本気で流れ出す前の一瞬、完全に時合い。ナントこの間T達人は流石の早業でマダイ4連発。釣友は3連発しましたが、1枚はクロダイでしたね。今日はクロダイがけっこう交ざって全員ゲットで船中ツ抜けしていると思います。もちろんマダイと同じタナでアタります。型はキロ前後の中型でそろそろ美味しい季節ではないでしょうか?時合いで自分にはマダイのアタリ出てくれずヤバイなぁ。左舷は胴の間氏に1枚来ましたが、他クロダイばっか。



やっと来たかと思ったらハナダイだし。そろそろ時合いも終わりか?というところでシャクリにヒットしたのは600g級のマダイ。水面で抜き上げたらスポッ!あぁやってしもうた。小さいと思ってちょっとナメたらコレだもんな、もったいないことした。その後の12時35分、もう1回アタリ出てくれてコレは同級ですがちゃんとタモ入れして5枚目。もう1回イイアタリ出たのですが、最初のト〜ンの後が入らず、次にゴクンと針を弾く動きが出て空振り。まぁコレはしょうがないかな。終盤は風向きが南東に変わって、下げ潮が効いてくると船が横向いちゃって万事休す。14時ちょうどに仕舞ってきました。



【本日の釣果】
マダイ5枚(47cm/1.42Kg、38、36、35、30cm)、クロダイ38cm(860g)、ハナダイ1枚(31cm)、以上。船中右舷ミヨシから7、5、3、左舷ミヨシから5、2、2で右舷優勢ながら全員複数枚型見て合計24枚とまずまずの結果となりました。キロ級イシダイの水面ハズレとマダイの抜き上げ落っことしが悔やまれます。

【船宿釣果情報】
久里浜沖52〜63m
マダイ2〜7枚(船中24枚) 0.4〜1.6s
その他 クロダイなど



写真は船宿HPから借用。



ハナダイのヅケ丼。贅沢にもマダイがけっこうあるので、まずはハナダイ1枚使ってヅケ丼。この時期あんまり釣ったことありませんが、卵も入って居らず脂乗っててトロッとした食感でかなり旨いっす。味噌汁はマダイの頭で採った出汁でコレは濃厚。



マダイの塩焼き。一番小振りの400g前後のマダイは塩焼きで賞味。コレはもう絶対間違い無いですよね。脂乗っててふっくらジューシー、マダイ独特の香りも楽しめてこれぞ至高の塩焼き。尻尾が焦げて、いつもグリルから取り出す時に割れちゃうんですよね、見た目はともかく味ですよ!



マダイの兜煮。一番大きいヤツの頭は釜落としにして半部を煮付けで賞味しました。マダイの頭を半分に割ること自体がかなり大変でして、一番デカイ出刃包丁が一回でダメになるくらい硬いんです。その分、グサッといった時は気持ちいいのですが。このサイズですとまずは目から行くのですが、ほほの身や釜の身がゴロっと入っていて食べ応えもあって旨いっすね〜。付け合わせに焼きネギは定番ですが、出汁の昆布は船宿さんの早煮昆布ですから、味も染みて柔らかくそのまま美味しく頂けます。



マダイの湯引き刺身。2番目に大きいヤツかな?半身を湯引き刺身で賞味。3日寝かせて食べ頃、脂回って最高に旨いっすよ。比べちゃいけないんですが、やっぱハナダイとは違って、身質が締まり良く切り口はエッジが立って味も濃いです。けっこうあるので、朝ご飯にも使って有効利用したいと思っています。



マダイのヅケ茶漬け。マダイでやったの初めてかもしれません。ヅケはマダイの風味を殺さないように薄口醤油を使って、マダイのあらで採った出汁は塩のみで調味。海苔はいつもは刻み海苔を使うのですが、今回は瀬戸内産のばら干し海苔(緑色)を使用。マダイの身は贅沢に半身を使っており、コレはもう究極のヅケ茶漬けと言っていいほどバカウマ。朝から幸せな気分になっちゃいます。



マダイの兜焼き。もう半分は塩焼きで賞味。煮るも焼くも甲乙つけ難いですね。頬や頭、釜から身がゴロゴロ採れてけっこう食べ応えあります。



マダイのカルパッチョ。味付けはウチのシンプル系の定番。岩塩、粗挽きコショウ、(ここで10〜15分ほど常温に晒してから)ライムの絞り汁、オリーブオイル、ピンクペッパー、香草(今回はチャービル)の順でOK。だいたいこの味付けでなんでも行けちゃいますけど、ことさらマダイの持ち味を生かすには、これ以上余計な味は不要ですね。ピンクペッパーは彩りと香りが好きなので使いますが無くてもまったく大丈夫。



クロダイ鍋。今日は朝から鍋。ご飯、納豆、昆布の佃煮にクロダイ鍋。出汁のベースはクロダイのあら出汁。具材を煮込んだら野菜やクロダイの身からも旨味がでて、あっさりしている割にコク深い味わいで、残りはまた雑炊やうどんで楽しめそうです。



鯛飯。600g級1枚使って鯛飯を炊きました。鯛飯というと魚丸ごと入れて炊くイメージがあると思いますが、炊き上がった後に骨を除くのが大変なのと骨が取り切れていなかった場合けっこう危険なので、ウチの場合は先にあらで出汁採ってから、下ろして骨無しにした身を入れて炊きます。なので、炊き上がったら混ぜるだけ。タイの骨はけっこう硬くて危ないですからね、昔一度、喉に刺さって病院のお世話になったこともありますので。



マダイのマヨ焼き。脂の無い大アジなどでよくやるヤツなんですが、まさかマダイでやるとは思ってもみませんでした。出汁醤油とミリンを合わせた汁に身を少し漬けてから表面にマヨネーズ塗ってグリルで焼くだけ。コレ簡単なんですが、お味の方はバカにできなくて、アジで旨いんですからマダイだったら旨いに決まってるでしょ?と思ったらやはりバカウマでした。



鯛飯のおにぎりとクロダイ鍋の味噌仕立て。鯛飯炊いた後、あにぎりが沢山できたので、まずは翌朝焼かずにそのまま温めて海苔巻いて賞味。クロダイ鍋の残りは石川県まつやの「とり野菜みそ」で味噌仕立てにしたら味変してこれまた旨いのなんの。



鯛飯の焼きおにぎり。おにぎりがまだ2回分くらい残っているので、今朝は焼きおにぎり。もう1回は出汁が残ってたら焼きおにぎり茶漬けで食べたいです。タイはあと一番デカかったのが1枚残っていて、昨夜しゃぶしゃぶにしようと思ったのですが、しゃぶしゃぶ始める前に他のおかずでお腹一杯になっちゃったので、今晩にスライド。今週末は釣りに行かないのでちょうどいいトコですかね。週明けて冬型の気圧配置が緩んでから1回行って年内最後にする予定。



マダイのしゃぶしゃぶ。一番デカかったヤツ2/3くらい使ってしゃぶしゃぶ。生だと皮付きのまま渡りで薄切りにするのが難しいので半凍り状態にして切ります。まだ溶け切っていないようで身がやや白いですが、熱湯に通すので、これでもう食べられます。ホントにしゃぶしゃぶと一往復くらいで身が白濁して、完全に火が入る直前の一番美味しいトコ。箸で端っこ掴むと切れちゃうくらい。やっぱマダイは旨いっすね。



マダイの炙り茶漬け。コレは最近ウチで定番化しつつある茶漬け。刺し身の皮目を炙ってご飯の上に敷いて、熱々の出汁を掛けて頂くという形。魚は炙っただけでヅケとかなめろうではないので、出汁は塩と薄口醤油でややしっかり目に味付けするのがポイント。今回の出汁は昨晩のしゃぶしゃぶの残り汁。炙った皮目の香ばしさと山葵の香りがベストマッチ。半生になった炙り刺身とご飯を混ぜちゃって掻き込むのがも〜最高っすね。



マダイのネギ間焼き。しゃぶしゃぶにならなかった尻尾に近い身などを使ってネギ間の串焼き。お味はもちろん言うこと無し。グリルで焼く場合、竹串使うと持ち手が全部焦げて折れてしまうので、金串を使います。串先が甘くなってタイの皮が刺さらないので、砥ぐか新調しないとダメですね。



鯛飯の焼きおにぎり茶漬け。マダイのあら出汁がたっぷり残っていたので、最後のおにぎりは茶漬けで頂きました。替え玉入れて小振りのおにぎり3個。これでほぼほぼ完食ですかね。茶漬け共通なのは、出汁が冷めないうちにバンバン崩してしまって、出汁ごと掻き込むのがサイコーに旨いんです。

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