K's Fishing Blog

８月６日（土）、定宿、久里浜港の五郎丸からタチウオに出撃してきました。

今週はＷ五目で予約しようと思ったら、土、日ともタチウオがスポット出船するそうなので、先週に引き続きタチウオに出撃することになりました。最近はドラゴン狙いでテンヤ釣りをされるお客様が圧倒的に増えましたが、自分は元々タチウオ下手クソで苦手意識満載、テンビン釣りを少しは上達したいという思いがありまして、今週もテンビン一本で臨んできます。今週は潮周りが良くないので、現場は潮がほぼ動かないことが予想され、渋いのは行く前から覚悟ですね。毎度同じですが目標はメートル超３本！これで満足です。



いつもの時間にＳちゃんと２人で到着すると、本船は６名様で余裕の人数。右舷ミヨシからマダイのＴ達人、常連Ｏさん親子の３名。お三方とも先週に続いて連続乗船。左舷ミヨシから私、Ｓちゃん、Ｏさんのお仲間の３名。お隣ムツ五目船は常連Ｏ達人、Ｎさん他で６名様。船は新ちゃん船使って船長は勇太くん。７時前に離岸してしばらく港前で待機。今日は曇りがちで風向きも北東なので、やや身体は楽かもしれません。先週が晴れて酷暑でしたからね。



定刻７時１５分、いざ発進。取舵に北方に向かって観音崎を回ると航程約２５分で減速。走水沖に少し船団が見られますが、今日はいつもより猿島に近い場所にメインの船団ができかけています。７時４３分、はい、やっていいですよ〜！で第１投。北東の微風で曇り時々晴れ、海上はベタ凪で水色はドス濁り。小潮の最終日で上げ潮から１１時４０分頃が満潮、終盤下げ潮の予報。指示ダナ上から５０〜４０ｍ。開始するも船中アタリ出ず１回周り直し。案の定、潮っ気ほぼほぼ無し。



８時１０分、もう１回周り直すとすぐさま左舷トモ氏がテンヤ釣りでドラゴン級をゲット。この後、船中アタリが出始めてＴ達人、お隣Ｓちゃんと型が出ましたが、自分はどうにもアタリは出るものの針掛かりせず。ナント５回良いアタリ逃してしまってスタート出遅れ。原因は明らかで、ここんとこ朝方にデカイ魚のアワセ切れが目立つので一回りデカイ３／０の針でやっていたのですが、これが原因。魚がデカくないので全然針掛かりしません。遅ればせながら針を２／０に替えると８時３２分、何てこと無く簡単に１本ゲット。



この時すでにＳちゃんは３本ゲットで船中一番アタリ多かった時間帯を逃してしまって、その後は単発アタリで船中ポッツンポッツン。あぁヤバェ、完全にやらかしたわ、作戦裏目でドツボ状態。その後の１時間、９時４０分頃に３本目の追加がやっとのこと。活性低くて忘れた頃アタリ出るもなかなか追い食いしてくれず針に掛からずがほとんど。型はテンビンだと小振り多く、初物は９０ｃｍ超えでしたが、その後は８０ｃｍに届かずくらいの細身サイズ。サイズは圧倒的にテンヤ有利は間違い無し。



何事も勉強なので失敗が悪いとは思わないんですが、朝から針の１サイズ違いの恐ろしさを体験しましたねぇ。１０時くらいから生体反応皆無になってしまい、もはや万事休すか？そんな中、お隣Ｓちゃん、今日は前回と打って変わって絶好調。自分よりアタリの数が３倍は多いような状況。１１時の時点で放流３本含みで１３本と余裕の釣果。活性が低いのでやや待ち長めのシャクリが奏功しているように見えますが、隣で動作合わせて同じタイミングでやってみてもこっちにはアタリ出ないので、釣りとはそういうものなんですよ。手が合わせられないといいますか。



元々潮っ気は殆ど無いのですが、時間的に潮止まりに近づくと船中アタリの数がめっきり減ってしまって我慢の時間帯。今日はもの凄い船の数で、東京湾の船宿総出で、多い船宿では３杯出し。湾奥は葛西橋、浦安、江戸川放水路、内房の船宿も多くこの船数で攻め立てたら活性上がる方がおかしいくらいですよ。たぶん反応が出てるのか出てないのか、船数多いのですが、ダラ〜っと広範囲に広がってしまって良くない時間帯の典型的な形。朝は猿島の南東寄りにできた船団が、この時間、東寄りにズラっと縦列。僚船でたまに釣れてるのが見えますが、片舷１０名前後乗っていて、四隅のお客さんの率が多いですね。



お昼を過ぎると気持ち下げ潮っぽくなってきて、なんだか今日は一日中トモ寄りが有利。１２時３０分、久々のアタリにアワセが決まって、コレが９０ｃｍ台でもしかして今日イチ。掛からないアタリとバラシがいくつかあって１３時前にもう１本。コレは小振りでようやく５本目。この後も何度かアタリは出ましたが、食いチョーイマイチ、ってことはイマ２、イマ３？の状態で針掛かり困難のまま全然追加できず。終日指示ダナは５０〜４０ｍ中心に５５〜４０ｍ、あるいは５５〜４５ｍといったところであまり変わらず。後から聞いたらＳちゃん、隣の船の指示ダナに合わせていたとか！？ムムッ！



Ｓちゃんは後半ほとんどマジメにやらずに放流３本含みの１６本で船中ブッチギリ。途中から余裕でお昼寝タイム。ウチの分も釣ってくれって頼んでるのにガン無視されて、早々にお片付け開始。つれないよなぁ。手が合ってるんだからも〜ちょっとウチの分も頑張ってくれればと思いましたが、しょーがないなぁ、よほどお疲れのことなんでしょう。ですが、やるも休むのも本人の自由。下げ潮の効きも悪く終盤の盛り上がりもないまま、１４時を回ったところでお片付けに入りました。Ｓちゃん憶えて置けよ〜！もういくら釣れないと言っても二度と魚上げないからな〜〜っ！



【本日の釣果】
タチウオ５本（９５ｃｍ、９３ｃｍ、７８ｃｍ×３）、以上。ダメだコリャ！今日は朝イチからドツボりまくって回復不能でした。



炙りタチウオ乗せ冷やし蕎麦。蕎麦好きとしては、夏場は冷やし蕎麦を食べる機会が増えますが、小振りのタチウオの尻尾側を炙って乗せたらナントこれがいいじゃないですか！乗ってるものが他に脂っ気あるものが無いので、タチオウの脂と炙った香ばしさが良いアクセントになってコレは旨いっすよ。今週はケチケチ作戦ですからね。



タチウオの刺し身。縦切りと横切りで食感の違いを楽しみました。小振りの真ん中辺りの身ですが、一日経って脂出てきて旨いっすね。縦切りの方が歯応えがあります。



タチウオのタルタル。塩と生バジルで叩いたせいか、若干水っぽくなってしまいましたが、オリーブオイル掛けて味はまずまず。タルタルと書きましたが、叩き方が叩きとなめろうの中間くらいで中途半端だったのもあると思います。



タチウオのソテー乗せ醤油バター炒飯。醤油バター炒飯は文字通り醤油とバターで炒めた飯で、子供の頃から慣れ親しんだモノなんですが、そこにタチウオのソテーをトッピングすると急に高級感が出てきて魚の存在感もあって、先日も冷やし蕎麦の上に炙りタチウオを乗せましたが、こういう使い方でもけっこう美味しく頂けるので、ケチケチ週間には持ってこいの利用法だと思います。



タチウオの塩焼き。よく指何本という表現でタチウオの太さを言いますが、そもそも指の太さが人それぞれ大差があるのでまったく正確な表現からかけ離れているというのが自分の考えですが、そういう表現をしたくなるのはよく分かります。自分の指何本で言うと３本半くらいですかね、大してデカくはありませんが、一番いいヤツの腹の身を塩焼きで賞味。ドラゴンには敵わないと思いますが、それでも十分美味しいです。



タチウオの刺し身ニンニクオイル掛け。料理人の創作料理。名前に悩むのですが、基本的にはタチウオの刺し身、ポン酢を振りかけて、多めの青ネギと白髪ネギを乗せてから、熱々の焦がしニンニクオイルを仕上げにジュ〜という料理。オイルはオリーブオイルで和風でも洋風でも中華風でもないのですが、赤柚子胡椒もよく合いますし思い付きとは思えないほど美味しかったです。



タチウオのソテー乗せチーズトースト。今回は「乗せ系」で登場回数を増やしてケチケチ週間。パンはフランスパン、炒めたキャベツの千切りにチーズを乗せてトースト。トッピングにタチウオのソテー。コレは旨いっすよ。チーズとタチウオが合いますし、Ｂ級グルメ的に一級品。ハンバーガーにして目玉焼きとか挟んでも旨そうですね。前に長男がタチウオ大漁の際にパンに乗せていたのが元だそうです。



タチウオの柚子味噌焼き。残り僅かだったのでこんな料理でつまみに。山形土産の柚子味噌を出汁醤油で割って甘みを調整しタチウオに塗って焼いたもの。たぶん想像できるお味だと思います。これでケチケチ週間も終了となってしまいました。今週も土曜日にタチウオスポット出船で参加予定でしたが、急に台風が発生した影響で日程がスライドになりそうです。