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2020/08/02
ウィリー五目 久里浜港 五郎丸
8月2日(日)、定宿、久里浜港の五郎丸からウィリー五目に出撃してきました。

長かった梅雨も昨日8月1日ようやく梅雨明け宣言が出た関東地方。ちなみに観測史上最遅は8月4日だそうです。ここ数年、昔のような無風シトシト雨でどんより釣り日和という梅雨のイメージと変わって、局地的大雨や強風が吹き荒れ災害をもたらすほどの激しい梅雨が多くなりました。温暖化との関連は定かではありませんが、明らかに地球が変わってきているのを感じますね。



釣友と2人、いつもの時間に到着するとお客様盛況で右舷4名、左舷5名の計9名。我々は左右ミヨシを空けておいて下さり恐縮です。別船、ムツ五目はパッと見6、7名のお客様。常連さんの姿も多く、本船お隣のOさんのお父さんはムツの右舷トモに陣取っておられます。昨日の情報だと水が濁って様子がよろしくないみたいですが、どうなることでしょうか。



7時前に出船、港前で定刻を待つこと、速度を上げて剣崎沖のイサキ場へ向かいます。追い風、航程25分ほどで減速。大潮前の中潮最終日で干潮が9時半頃の予報。北東の弱風で海上は凪。事前情報の通り水の色がよろしくない。大雨の影響ですかね?久里浜沖から剣崎沖までずっと濁り潮。魚がこの水に慣れていてくれれば食うかもしれませんが。イサキは水が変わった直後は口使いませんからね。



先着隊8隻に合流して7時35分、第1投のアナウンス。指示ダナは上から18〜12m。左舷の釣友が1投目から4連荘と好スタート。何やら秘策を使っているそうですが関係あるのかな?10分くらい経ってからようやく私にもアタリ出始めて、食いダナは15m。シャクリにリアクションバイトしないので、高速シャクリでタナ決め打ちのビタ止め待ちでアタリが出ます。型は23cm級中心の中羽主体。



開始30分ちょいでツ抜け達成。このまま釣れ続けると釣れ過ぎちゃうんですが、8時過ぎに横浜の黄色い船が横に着けた途端、アタリ無くなりペースダウン。最初の1時間、後半ブレーキで14尾。潮は下げ潮でトモ有利なはずなんですが、あんま上がってませんね、なんでかな?最初は上っ側だけ速くて10m過ぎて落下を止めて待つと糸が立つ状況だったんですが、だんだん速さが増してしまい、60+15号で75号に。



僚船もあんま調子良くないですね。ポツンポツン魚は見えますが、続くような食いではなさそう。船の位置が変わるせいなのか、アタリが続いたと思ったら、気配抜けちゃったりとムラが多い。黄色い船の後ろに入ったところ、少しアタリが良くなって、タナも上ずって13mくらいで、アタリ出始めました。15mがダメだったらあと2mシャクって13mで待ち。不思議と14mだと食わないんだよな。



最初の1時間で14尾、次の1時間は13尾、10時20分、回収指示が出て、計39尾で一旦終了。ハナダイ場へ移動となり、何度か旋回して場所が決まると10時30分、ハナダイ釣りの開始。水深62m前後、こっちも濁り水で底までこの水だったら食わないだろうな〜。と、開始2投目で釣友に船中初物。秘策が奏功したのかな?下げ潮速めですが、道具入れるタイミングとか気をつければ80号でナントかなるくらい。



まったく気配出ずの中、11時前、いきなり上めの8mでアタリ察知。無事取り込んだのが28cmの本命。その後、隣のOさんにデカサバ、ハナダイ。最初、潮が真後ろに流れてたのが、この時間、左舷トモ方向に拠れてしまい、ぶっ飛び状態。増しオモリ入れて80+15号で焼け石に水。右舷は抱え込みで釣りにならず。投入して1回もできずに回収もしばしば。糸が船下に入って左舷とマツるのを警戒して無理せずに早めに回収。船中過半数が顔見られない中、左舷の釣友は2枚目、3枚目とこの状況下では優秀。秘策のせいかな?



12時40分、回収指示。イサキに戻るからね〜!!ハナダイは条件悪過ぎ!この状況下、型見ただけで上等。12時45分、イサキ釣りの再開。松輪の船は既に退散して横浜の青、黄、白と久里浜の4隻のみ。下げ潮は変わらず、だいぶ緩んでいて60号でできますね。早々にアタリが出ましたが、17cm級のウリンボ。朝と違ってタナ待ちしてもまったくアタリ出ず、ウリンボがシャクリに反応して掛かってくるのみ。



釣友はサイズ細かいので戦意喪失、私の隣に座って針外し係り。今日は水が良くないからデカイの出ないわ。ウリンボは一口干物用に好サイズなので、久々、船長の晩酌のお供でも作りますかねぇ・・・と、マジメにシャクってポツポツネタを確保。13時50分、ラスト10分コールが出たところ、ウリンボ13尾確保しイサキ計52尾で畳んできました。梅雨明けの気持ちの良い青空の下、終日、北東風なので身体的にも助かりました。



【本日の釣果】
ハナダイ1枚(28cm)、イサキ52尾(27〜17cm、23cm級主体)、タカベ1尾(18cm)、以上。

【船宿釣果情報】
剣崎沖 20m&65m、水温=25.0℃、水色=濁 り
ハナダイ = 26 〜 34 cm ・ 0 〜 3 枚
他にイサキ=20〜29cm・5〜52尾とカワハギ・タカベ
竿 頭 = I氏(ハナダイ) & 小峰俊之氏(イサキ)



タカベの刺身。塩焼きの定番魚ですが、ちょっと小さ過ぎるのでお刺身にしちゃいました。脂ギロギロで口の中に入れると溶けちゃう。白身の大トロですわ。



イサキの刺身。ウリンボは干物用に15、6尾取り分けたので、その上のクラス、20〜22cm級6尾かな?こっちも脂ノリノリでバカウマ!



イサキのヅケ丼。翌朝です。今週は物量があるので、朝は家族全員ヅケ丼でした。何度食べても飽きないっすよ。色が濃い目に見えますが、食べるとちょうどいいんです。味噌汁もイサキのあら出汁。脂スゴイっすよ。



ウリンボの一口干物(漬け中)。小さい方から16尾、3枚に下ろして骨無しの一口干物。立て塩はウチの場合、500ml(水450ml+酒50ml)に塩35g(7%)で固定。水の量が変わっても割合は全部一緒にします。小さいけど脂あって塩が入りにくいので漬け時間は約42分かな。(勘)



ウリンボの一口干物(干し中)。時間が来たら全部一回真水で洗って塩分を落とします。そんで、クッキングペーパーなどに挟んで水気を取ってから網に並べて、エアコン+扇風機で部屋干し。コレで絶対に失敗しません。水分が抜ければ良いだけなので、日光に当てる必要はありません。この時期、ヘタに外出すと腐りますので。



ウリンボの一口干物(干し上がり)。部屋干しで外がお天気だったら内側3〜4時間、ひっくり返して皮面を1時間で干し上がり。気持ち干し過ぎ?って感じがベスト。冷蔵庫に仕舞うと水分が戻ってしっとりしてくるので。ジップロックなどになるべく空気を入れずに仕舞って1週間以上持ちます。



ウリンボの一口干物(味見)。味見に2枚だけ焼いてみました。塩分完璧。脂ノリノリで全体がテカっちゃってます。ホントは冷蔵庫で3日後くらいが熟成して一番美味しいです。当日だとまだ味が若い感じかな。熟成が進むと特有の風味が出てくるんです。食べ頃過ぎると風味が臭いに変わって味が落ちます。



イサキの塩焼き。当日だとハラワタ入ったまま焼いちゃうんですけど、翌日だったのでワタ抜きで焼きました。お味の方はもうサイコーっす!!



ハナダイのカルパッチョ。醤油味が続いたので、ハナダイはカルパッチョで。味付けは我が家の定石シンプル系。サッパリしてていくらでも入っちゃいますよ。



イサキのなめろう(叩き中)。他の料理にも流用したいので、大量になめろうを叩く料理人。二の腕ダイエットに効きそうですね!



イサキのなめろう。アジのなめろうと同じ味付け。水にさらしたタマネギの微塵切りに少量の味噌、隠し味程度に薄口醤油。コレで十分。コツは味噌を入れ過ぎず薄味に仕上げることかな。魚の脂があるのでネットリ感が出て旨いっすね〜!!



イサキのなめろう素麺。かみさんはその場でなめろう素麺にしてました。出汁はもちろんイサキのあら出汁。



イサキのなめろう茶漬け。火曜の朝です。なめろうをハンバーグ状に丸めてバーナーで焦げ目を着けたらご飯の上に。熱々のいさき出汁を注いでコレも我が家の定番。あ〜朝から満足満足。



イサキ出汁のうどん。かみさんはイサキのあら出汁でうどんを食べてました。ウチのかみさん、うどんが主食なもんで、朝飯は週5回くらい茹でうどんですから!?



イサキの揚げ出し。イサキの唐揚げに炒めた舞茸、素揚げしたナスを合わせて出汁は市販の白出汁にミリンを足しただけ。大根おろしとミョウガ、大葉の千切りをトッピングして完成。出汁と大根おろしで頂く唐揚げもサッパリ感があって旨いっすねぇ。



イサキの炊き込みご飯(炊き上がり)。魚の炊き込みご飯というといわゆる鯛飯のように魚丸ごと入れて炊くのが一般的かもしれませんが、我が家の場合、後で骨除去するのが面倒なので、下ろした身を骨無しにして軽く素焼き、別途採ったあら出汁を使って炊くのが定番です。魚の種別問わずこの方法です。



イサキの炊き込みご飯(混ぜ込み後)。なので、炊き上がり後に骨を除去したりといった面倒は要らず、そのまま混ぜ込みが可能です。今回は冷めたままのおにぎりで美味しいように若干味付けは濃いめにして、やや生姜を効かした味付けにしたそうです。



イサキご飯のおにぎり。炊き上がりをそのまま頂くのは美味しいに決まってますが、今回は大量のおにぎりになって、あえて冷めた状態で頂きましたが、なるほど、最初から冷めた状態で食べることを前提にした味付けが納得できます。コレはコレでかなり旨い。味噌汁はイサキのあら出汁、脂スゴイっすよ。



イサキの焼きおにぎり茶漬け。木曜の朝です。先日のイサキご飯のおにぎりを焦げ目が着くくらい炙って、熱々のイサキのあら出汁を注いでほぐしながら頂くという、コレが好きでねぇ。今回はおにぎり自体にしっかり目に味が着いてるので、お出汁は薄味に仕上げてバランス良いです。



イサキのソテー。今回釣れた中でなるべく型のいいイサキを使ってソテー。ソースはウチの定番、バルサミコ酢に赤ワイン少々加えて煮詰めたソース。このソースがやや甘みがあってカリッとソテーされた魚によく合うんです。私は洋風焼きが好きでねぇ。



一口干物の燻製。先日、作ったウリンボの一口干物を数日熟成させて食べ頃になったくらいを見計らって燻製にしました。失敗しないコツは干物にするときに塩分をあまり薄めにしないで割とガッツリ味付けすることと、燻す際もけっこうまともに色が着くくらいしっかり目に燻すのがコツですかね。いずれも遠慮して薄くすると味がイマイチ前に出て来ないんですよね。燻製にしちゃえば冷蔵で相当日持ちしますが、冷たいままだと硬いばっかで風味が出ないので、トースターかグリルで若干温めてから食べると風味が立って抜群に旨いです。



イサキの中華風酒蒸し。金曜の夜です。コレは色んな魚で美味しく食べられる万能調理法。味付けは基本的に味噌、豆板醤。老酒があればベストですが料理用の日本酒で十分。酒蒸しにした後、熱したごま油をジュ〜と一回しで香りが立ちます。コレで今週の釣果は出汁以外は完食かな?

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