K's Fishing Blog

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2019/07/09
ウィリー五目 久里浜港 五郎丸
7月9日(火)、定宿、久里浜港の五郎丸から、ウィリー五目に出撃してきました。

7日(日)に予約入れてたものの、荒天のため前夜に出船中止のご連絡。土曜日は出船したそうなんですが、海悪いわ、潮ぶっ飛ぶわで、まともに釣りにならなかったそうで、日曜も状況変わらずと船長のご判断でした。梅雨入りしてから週末の天気の巡り合わせが悪くて困ります。ちょっと日にちズラして前線さがって天気が落ち着いて、潮周りも小さくなる火曜日、久しぶりに平日出撃してきました。 昨日はイサキの調子がまずまず良かったそうなので今日は少し期待できるのかな?



いつもの時間に到着すると、本船、お客様6名で私は右舷ミヨシに入れて頂き、お隣胴の間にY太君、左舷3名でミヨシに名手のOさん、平日来ないとお会いできない常連さんです。確か今季ハナダイ38枚の記録を持ってるベテランさんだと思われます。ムツ五目船はお客様5名で、常連Hさん、Kさんのお姿。頑張ってね〜!私も今週末はS帝王にお誘いを受けて久々にムツの予定なんですよ。



出船前、本降りだった雨もだいぶ収まり、7時前に出船、港前で成り行き定刻を迎えいざ発進。今日は剣崎沖に直行です。南下するに従って、空がだいぶ明るくなってきて完全に止んでくれました。またいつ降るか分かんないし、肌寒いんでカッパは着たままにしときます。だんだん船団が見えてきましたが、船は少な目で、お客も少な目ですね。朝からアタってくれれば余裕の展開なんですけど、どうでしょう?



航程30分弱で減速。大きく2回旋回しますが、先着の船がいい場所に乗っちゃってるんでなかなか止まれません。まだ小型(ウリンボ)の本番には早いので魚の絶対数は少な目で着いてる根が狭いのでは?と想像しています。ようやく位置取りが決まって7時45分、第1投のアナウンス。北東の風やや強く、海上はややバタバタ。曇り空なのでよく見えませんけど、水色は良い感じですが気持ち濁り気味なのかな?小潮の初日で満潮が9時20分頃の予報。指示ダナ上から18〜12m。



1投目の2往復目でアタリが出てまず1尾ゲット。これは来たかも!?と思ったら、おいおい、後がナンモなくなっちゃった。左舷でも良型含みでいくつか上がってましたがすぐ失速。上げ潮しっかり効いてて潮は南から北へと船の左舷前方への流れ。アタリ出ないんで何度か回り直してくださいましたが、18mで掛かんないアタリ1回あったのみ。せっかく平日来たのにあまりにも気配無くて変な汗出ますよ。8時45分、1時間やって一旦諦め、回収指示でハナダイ場に移動となりました。



少し南西方向に走って慎重に位置取りを決めて9時、第二部のハナダイ。水深63m前後。指示ダナ下から3〜10m。開始しますがナンモ気配出ず、10分ちょっと経ったところで隣のY太君に1枚、その後、左舷でポツポツ型が出てましたね。潮が左前行っちゃってるので左舷の方がアタリ多い模様。自分アタリ一発も出せず10時頃になるとサバの群れが回って来てしまい船中オマツリ大会。そんな状況で集中も途切れ10時45分、ついにハナダイのアタリ1回も出せずのまま回収指示。



再び吉野瀬のイサキ場に移動、どうもいい場所に着けられない様子で旋回を繰り返し、11時、ようやく止まって開始のアナウンス。再開するもまだ上げ潮なんで状況変わらず。下げ潮待ちだね。単発で1尾上がって、その後、お昼前の潮淀みでパタパタっと5尾。タナは16〜17mくらいかな。お昼過ぎると潮が下げに変わり、船のトモに向かって流れ始めると、少しづつアタリの間が詰まってきて、入れ食いまで行かないもののポツポツ食い始めてくれました。ぶっ飛び潮までは行きませんがお隣とオマツリするので増しオモリ追加。



色んなパターン試したんですが、意外にも結構な高速シャクリに小型〜中羽まで反応します。一発、掛けた直後にハリス切れ、これアタリ方がデカそうだった、船長とY太くんも見ててのけぞり。タナは14m。その後、高速シャクリで最後14mでビシっと止めたらダダダン!と今度は針掛かり、海面に浮上したのは32、3cmの良型。針が上顎だったので、抜き上げたらスポン!落っこちた、バカモン!やっぱ良型は重さがあるから落ちますね。



ウリンボの本気食いだと多点掛け多く、時速38〜40尾行くんですが、まだそこまで数湧いてる感じもなく、頑張っても時速20尾がいいとこ。今日は昼から食い出したので、東電前のアジは見送り、最後までイサキやってくださって、13時50分、ラスト10分コール。1匹追加して43尾まで伸ばすのがやっと。良型水面バラシとハリス切れは悔いが残りますが、まぁAM食わず正味2時間弱の割にはまずまずウチのおかず分は獲れまして、14時に納竿。しっかし危ねぇ危ねぇ。



【本日の釣果】
イサキ43尾(26〜17cm、17、8cmのウリンボが4割、23〜26の中羽が2割、その他、20cm級が4割といったとこでした。デカイの2回バラシ!)、ゴマサバ2本(38〜37cm)、ハナダイは撃沈、今日はアタリも無く2週連続ボーズに終わりました。

【船宿釣果情報】
剣崎沖20〜60m、水温=22℃、水色=薄濁り
イサキ = 17 〜 29 cm ・ 7 〜 43 尾
他にハナダイ・0〜2枚(2枚が2名で船中6枚)とカイワリ
竿 頭 = 横浜市港北区 ・ 小峰俊之氏
剣崎沖のイサキから開始しましたが、アタリはポッツリ・ポッツリで喰いはイマイチ。9時前にハナダイへ移動してシャクリ再開しましたがアタリが遠い・・・今日も途中からサバが廻って来てしまって、チョっとしたおマツリ騒ぎでした。イサキのポイントに戻って見ましたが、こちらもアタリが遠い・・・お昼を過ぎて暫く経って、やっとポッツリ・ポッツリとアタリが出始めたので、今日は久里浜沖に戻らずに終了まで剣崎沖でシャクって来ました。



イサキの塩焼き。23cm級の丸コロちゃんを選んで塩焼き。脂スゲェ乗っててバカウマ!!久しぶりに戴きましたが、やっぱイサキの塩焼きいいわ。瀬戸丸方式で魚の鱗だけ取って、内臓やエラ入ったまま塩焼き。食べるときに除けます。この方が焼いたとき脂が流れ出ず、皮の中に封じ込まれてジューシーな仕上がりで美味しいですね。まぁ、食ったコマセとか一緒に入ってるんでイヤな方は処理してから焼いてもお好みでどーぞ。



イサキの刺身。小さめの選んで当日お刺身。まだ8月のような脂ギロンギロンまで行かないですが、イサキ独特の甘みがあって、脂もそこそこ乗ってて旨いっすよ。これが8月になると身が乳白色に変わります。その分、日持ちはしませんけどね。



イサキのヅケ丼。翌朝です。イサキもアジと同じで釣れたら翌日ヅケ丼がお約束。アジも旨いけど、イサキも旨いわ。今日はかみさんもヅケ丼食べたいって、一緒にヅケ丼でした。今季初物だからね。味噌汁はイサキのあら出汁、脂スゴイ浮いてます。



イサキの一口干物(漬け中)。小振りの15尾、3枚に下ろして一口干物にしようと思います。写真は立て塩に漬け中。水に対して日本酒10%(9:1)、塩7%(重さ)。小振りでもけっこう脂あるので、やや長めの43分くらい漬けたら、水洗いして水気を拭き取って、家の中で扇風機干しにします。下で鮮度を崩さず水分を抜くかに尽きると書いてますが、塩加減は重要で濃すぎるのもアレですが、薄過ぎると旨みが出てきません。立て塩は一定の割合で作って、漬ける時間を魚の大きさ、脂の乗り具合、骨の有無など考慮して自分でやってみながら勘を身に着ける以外ありません。



イサキの一口干物(干し中)。15尾でとりあえず30枚。干物は日光に当てる必要はありません。如何に鮮度を崩さず水分を抜くかに尽きます。これで3、4時間、表面がスベスベになったらひっくり返してもう1時間で完成。ジップロックに仕舞って冷蔵庫(パーシャル)で2週間はOK。3、4日寝かした辺りが熟成して最高の食べ頃。だいたい経験上、そんなもんかな。もちろん炙って食べても旨いし、もうひと手間掛けて燻製にしても旨いですよ。



イサキ出汁。アジやハナダイより黄色味の強い黄金出汁が採れます。中骨や腹の削ぎ身などのあらを、最初に沸騰したお湯に湯通しして、さっと白くなったらザルにあけて流水(水道水)で洗って歯ブラシで血や汚れを落とします。その後、改めて昆布一切れ加えて水からあらを入れて沸騰したら昆布を取り出し、コトコト10分ほど煮詰めて、ザルで濾して完了。味噌汁でもリゾットでもナンでも使える万能出汁。



イサキの一口干物(完成)。干しあがりました。縮みますよね〜。これで焼くともう一回り縮むので、ホント一口干物なんですよ。早速、塩加減の確認のため少し炙ってみましょうか。



イサキの一口干物(試食)。出来立てを3枚だけ焼いて私2枚、料理人1枚試食。う〜ん、完ぺきでしょ!誰も褒めてくれないので自画自賛。味はまだ若いですが、脂浮き出してて旨いっすよ。数日寝かすと塩の角が取れて全体に平均に回って、熟成して味がまろやか且つ風味が増してきます。さて、試食OKなんで、今食べるともったいないから何日か寝かせましょうね。



イサキの刺身 変わりタレ。イサキの刺身、1日置いたら脂回ってきてだいぶ乳白色になってきました。今日のタレは2種類、ひとつは「煎り酒」+おろし生姜、もう一つは叩き梅肉と出汁醤油。料理人もよく思い付くよなと感心しますが、このタレほんとイサキに良く合いますよ。



イサキの握り寿司。木曜の朝です。2尾使って8貫、お皿は7貫で、乗り切れないのがもう1貫。20cmちょいクラス、半身1貫にはデカ過ぎるので半身を2枚にして使ってます。身厚で脂回って歯応えしっかり最高に旨いっすねぇ。パクパク一瞬で完食。朝からスミマセン。汁は上のイサキ出汁使った溶き玉汁。



サバフライ。大きい方のゴマサバ1本、アジフライもいいけどたまにはサバでフライしよっか。ってことで、最初、エサ用にサバタン採って残りの身をそぼろにでもしようかと思っていたのですが、冷凍のサバタンけっこう在庫あるので、全部食べちゃうか!サバは竜田揚げとか記憶にあるのですが素朴にフライは案外やってないかも。熱々揚げ立ては塩でも旨いし、ソース、タルタルとなんでもイケますね。



イサキ出汁のキムチ湯豆腐。キムチじゃイサキの出汁だけじゃ負けるだろ!と言ったら、案の定、麺つゆ少し足したそうです。旨いか旨くないかと言ったら旨いですが、キムチはイナダと渡り合える実力なのでイサキじゃちょっと可愛そうな気がしましたけどね・・・。翌朝、かみさんがコレの残りでうどんにしてました。



イサキのカルパッチョ。3日経ちましたがまともなサイズから選んでカルパッチョ。あんま脂乗り過ぎてない分、生食用としては日持ちします。味付けはウチの定番、岩塩と粗挽きコショウ振って10分ほど常温で放置。その後、ライム絞ってオリーブオイル掛けて、乾燥バジル振って完成。まだ薄切りにできるくらい身がしっかりしてて脂も適度に回ってきて旨いっす。いくらでもイケちゃいますよ。



サバカレー。もう1本はカレーにしました。夜なんで飯無しでつまみ用。よくサバタン作る時に身が余るんで、カレーかそぼろにするのがウチの常道なんですが、今回は皮ごとカレーにしちゃいました。味は間違い無し。



サバカレー。翌日、昼にちゃんとカレーライスで食べました。カレーは肉でもサバでも翌日の方が旨いのは共通のようです。まだあるみたいなので、サバ1本でけっこうなおかずになります。不飽和脂肪酸も豊富に含んでますし栄養的にもバカにできません。



イサキの一口干物(熟成)。出来上がって3日寝かしました。旨い!とにかく旨い!塩気がまろやかになって、風味がいかにも熟成と言いますか発酵したかのような味わい。焼き上がりの色もぜんぜん違う。やっぱ最低3日なんですよね。料理人も認めるこの違い。



イサキのソテー バジルクリームソース。20cmちょいクラスなんで一人前1匹半で3枚。野菜も添えてバジルクリームソースで身から野菜から全部絡めながら頂く感じです。オリーブオイルでこんがり焼き上げたイサキにまろやかで濃厚なソースがベストマッチ。



イサキの洋風ホイル焼き。残り3匹となったイサキ、3枚に下ろしてかみさんと3枚づつホイル焼きで賞味しました。オリーブオイルとガーリック塩、上から粉チーズと乾燥パセリで風味良く、イサキはアジと並んで万能食材、これにて今週の釣果は干物以外完食、美味しく戴きました。



イサキ出汁の蕎麦。アジ出汁ではしょっちゅうやってるんですけど、今回イサキ出汁がけっこう採れたので、イサキバージョンでやってみました。イサキでも効きますよ。ですが、アジとは何かが違う感じ。やっぱアジは所謂青物なんだな、それぞれの持ち味ってことでどちらも〇ですね。

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