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2023/01/29
ウィリー五目 久里浜港 五郎丸
1月29日(日)、定宿、久里浜港の五郎丸からウィリー五目に出撃してきました。

先週は10年に一度あるかという大寒波が襲来し、各地で被害をもたらしました。記憶に強いのは大雪による道路の膠着と、京都では電車が立ち往生となり10時間以上車内に監禁状態。JR西日本の社長が謝罪してましたね。想像するだけで恐ろしいです。地元横浜でも氷点下2度以下の日が水、木と2日連続、最高気温も4度程度と寒い一週間でした。釣りやるには気温はさほど気にしないのですが、やっぱ風向きが安定せず北風も強いとダメだし、西寄りに回ると最悪なので、なかなか一日まともに釣り出来そうな日がありませんでした。冬型も緩んで、明日月曜が西風予報なのもあり、本日は少ない釣り日和、ちょっと間が空きましたが行ってきます。



いつもの時間に単独到着すると本船お客様2名だけ。船出して頂けて船宿さんに恐縮です。お隣マダイ船はナントお休み。ムツ五目も良く見えませんでしたが3名くらいかな?今日は日曜だというのにお客さんの腰が重たい様子です。W五目は昨日、常連Oさん親子さんらでイシダイ主体の釣果だったようなので、イサキも口使わないし、今日は完全にイシダイメインでやる予定です。仕掛けはハリス3号3mの4本針。先2本がマダイ針7号でオキアミ餌、元2本がグレ針5号でイカタン餌。シャクリ方は激渋対応でかなりコツがあるのですが、一言では説明できないのでこの場では省略させて頂きます。



7時10分前に出船し、港前で待機すること定刻7時ジャストを迎え全船場所へまっしぐら。本船は東電防波堤を回ってやや下った東電前、航程僅か6分で減速。早々に場所が決まって7時8分、本日第1投。北東の風で晴れ、体感風速7mくらいで海はそこそこボチャボチャ。水色は黒潮蛇行の影響がまだ残っていて真っ青な澄み潮。透明度が半端ないです。小潮の2日目で朝イチ上げ潮で9時半頃が満潮、その後、帰りまで下げ潮の予報。水深36、7mで指示ダナ底から3〜10m。釣りを始めると早速1投目の2往復目でシマシマっぽいアタリ。



魚が小さいです。けっこうアタリ多そうなので、とりあえず20cm超の魚だけキープして置いて後で整理しましょうか。デカイの釣れたら放流してもいいし。そのため水の交換は頻繁に魚が元気に泳ぐ状態をキープする必要があります。放置していると水が冷えて死んでしまうんですよね。水温16度くらいで気温が2、3度ですから。上げ潮がイイ感じで流れてほぼほぼ入れアタリ。芯ダナ6mくらいでその前後1mくらい。たまに20cm台後半も混ざりますが基本小型中心。あっという間に桶の中こんな感じ。今度、自分で海水循環ポンプ作ろうかな。



8時半を回ると上げ潮が淀み気味になってきてアタリも朝イチほど活発には出なくなってきました。こうなると満潮直後の下げっ端の潮変わりが狙い目で、その後は帰りまで下げ潮なのでワンチャンスあるかないか。1回周り直してくださいましたが放流サイズのみ。魚を選別して今日は22cmをキープのボーダーラインに設定。クーラーボックスにメジャーが貼ってあるので厳密に審査。結局、みなしで即放流を含めると9枚キープで16枚放流。針の掛かりどころがいいので、出血も無くたぶん皆さん底まで帰ることができると思います。9時10分、回収指示で航路下のポイントに移動。



東寄りに10分程走って、ここはいつもの場所。浦賀水道航路1番緑ブイと赤白中央1番ブイの間の南面。場所が決まって指示ダナ海面から35〜28mで開始。何投か入れ替えているとウマヅラのアタリが認識できるのですが、流石の餌盗り名人振りでオキアミは瞬殺、イカタンも徐々に削られて小さくなるというなんと器用なお口。9時半前、下げっ端でトロっと潮が動いたと思った途端、本命のアタリでコレが20cm台後半のキープサイズ。食いダナは31m前後。潮変わりのチャンスタイムは真剣に取り組んで、およそ30分でポツポツ5回アタリを出して1枚キープサイズは水面バラシ。



キロ級が出たら22cm級も放流しようと思ったのですが、今日はあんまデカイのはアタリませんね。前回の良型水面ハリス切れの映像が未だに頭にこびり付いてしまい離れません。海面に1回浮いたの見ましたが、1.4Kgとかそんなサイズ感。玉網が届かなかったので仕掛け持って寄せようとした瞬間、真下に突進されてバツン。アタリ悪いのでハリス3号から2.5号に換えたら一発目で食ったから運が悪かった。イシダイの場合、ハリスの太さ関係無いので3号のままやっていればよかったと思いますが後の祭り。結局、この時合いで上がった4枚は全部キープで最大が32cmでコロコロ太った肉厚の700g弱。



そうこういっているウチに本命のアタリが遠くなってしまい、チャンスタイムは終了か。1回周り直してようやく餌取名人1枚ゲットでコレが35cmのメスでラッキー。その後、何度か回り直して33mで底から3〜10mなど、いろんなパターンで攻めてみますが、イシダイは放流クラス1枚のみ。やっぱイシダイは細かいのは潮が流れていれば口使いますけど、多少大きくなるとその辺の塩梅が神経質になって上げっ端とか下げっ端、もしくは速潮が収まりかけた一瞬などトロっと流れが変わった潮変わりの短時間だけ口を使うことが断然多いです。よって状況判断でチャンスタイムをモノにすることが重量。



11時5分、回収指示で朝の東電前に戻ります。11時15分過ぎに再開すると、航路下よりこっちの方が下げ潮が効いています。アタリ出ないので1回周り直すと、早々にシマシマのアタリが活発に出てくれるのですが、釣っても釣っても放流サイズ。やっぱりこういう時間帯は細かいのしか口使わないということがはっきりしてます。細かい魚は食欲旺盛で視界に餌が見えるとガツガツとアタって来ます。20cmちょいのは交ざりましたが放流の連続。ダブルもありトリプルも1回ありましたが、悲しいかなコレも全部小振りで放流。10枚釣ってキープできたのたった1枚だけ。



しかし今季は秋からイシダイが多いですね。大きさは大中小ですが、かなり広範囲に分布しており、一日シャクっているとかなりの確率で型だけは見ますもん。イシダイは頭が小さくて歩留まりが良いので22、3cm級ですと2枚あれば夫婦二人の一食分のお刺身採れますからね。小振りの何枚か使って鍋にするも最高。ただしイシダイばっか釣って帰ると当日食べるモンが無いという贅沢な悩みはあります。終盤、小振りしかアタリ出ませんし、お隣のお客さんと船長と相談して13時20分で早上がりさせて頂くことになり、良型アタる気配も無く私は13時10分でお片付け開始となりました。



【本日の釣果】
イシダイ14枚(32〜22cm、22cm未満26枚は放流、小型入れればナント40枚の釣果)、ウマヅラ1枚(35cm/メス)、以上。次回は2月になるのでメバルも視野に入ってきますね。コレがまた面ムズイ釣りでハマるんです。今年はどうでしょうか?

【船宿釣果情報】
久里浜沖35〜40m
イシダイ・ウマヅラ
15〜19匹 22〜41cm

東電前から開始してイシダイがポツリポツリとアタっていました。途中で航路下に移動し、お昼過ぎに東電前に戻って、お客様のご要望で13:20で早上がりとなりました。



写真は船宿HPより借用。



海面水温17度ラインは前回と比べてだいぶ南下しましたが、釣り場周辺は昨日よりさがったものの今だ15度前後とこの時期にしては水温高め。水の色が濃い青でプールの水みたいな透明度。水色と水温から黒潮蛇行の影響がまだ残っているものと思われます。2月に入るとメバル狙いも解禁になりますが、この水ではキビシイです。水温12、3度に下がってもうちょっと黒っぽい水にならないと。目安はウミタナゴが釣れ出すくらいの水。(図は神奈川県水産技術センター情報ページより借用)



イシダイの炊き込みご飯。小振りの4枚使って3合炊きました。イシダイのあら出汁に塩、薄口醤油、みりん、酒、イシダイの身。皮剥かない方が旨味は出そうな気がしましたが、イシダイの皮だとバラけないで固まって、食感と見た目が悪くなることを懸念して、あえて皮は剥きました。白身系の炊き込みご飯ですとタイ類やイサキなどでもやりますが、思った以上に上品な味わいで、鼻に抜ける香りが薄っすらイシダイのそれと思わせる絶妙な風味。味噌汁もイシダイのあら出汁で脂スゴイです。



スミイカの刺し身。コレは番外編になりますが、この時期食べたいスミイカの刺し身。最近、長男がスミイカやアカメフグに行って、けっこう釣って来るのでお裾分けをもらって、自分で釣らなくても口に入るという入手経路、ナントもありがいことやら。先日はシャコテンヤで大型主体に竿頭とのことで、700g級の良型1杯丸ごと冷凍しといてもらいました。ゲソ周りは殺菌の意味もあって軽く湯掻いて中は半生のお刺身、胴はデカいので2回に分けて賞味。削ぎ切りと直切りで味わいが変わるから、切り方ひとつで食感が楽しめます。ネットリ感が強いのは削ぎ切りですね。自分で行って何杯か釣れたら干したり天ぷらにしたりにできますが、1杯だけなのでウチは生食派なもんで全部生で行っちゃいます。



ウマヅラの刺し身ニンニクオイル掛け。最近よくやるヤツなんですが、塩、コショウで下味を付けたお刺身の上から、熱々の焦がしニンニクオイルをジュ〜っと回し掛けて、オイルとニンニク片を絡めながら食べると止まらなくなります。身質はメスでクセも臭いも皆無で歯応え程好くバカウマ。この時期のウマヅラは本カワハギよりクセが無くなって旨くなります。キモパンでしたが、最近N酸値が高いので今回はゴメンナサイしました。ちなみに夏場と冬場で味が大きく変わる魚ベスト5はカワハギ、ウマヅラ、クロダイ、イシモチ、ホウボウといったトコでしょうか。もちろん冬が美味しくなります。



イシダイご飯の焼きおにぎり。炊き込みご飯は多めに炊いておいて、残りは焼きおにぎりや焼きおにぎり茶漬けで何度か楽しめます。海苔巻いて食べるのがサイコー。味噌汁はウマヅラの頭とあらの出汁で旨いっすね。カワハギやウマヅラのあら出汁は見かけによらず特有の甘みが出て優しいお味。



イシダイの皮焼き。炊き込みご飯に使った身の皮を焼いて塩振って一品。イシダイは皮が旨いですからね、捨てはしませんよ。これだけで一杯はイケちゃいます。



イシダイの酒蒸し。下地はお酒でもどした昆布と舞茸、長ネギ。昆布は船宿さんの早煮昆布、大変重宝してます。イシダイの身は昆布を酒で戻す時に塩を少々加えて、一緒に漬け込むことで下味が着いています。蒸し上がったイシダイの身は箸で持ち上げると崩れるほどにトロットロ、コレはイシダイならではの食感でしょうね。



イシダイの炙り茶漬け。最近定番になりました。ご飯の上にバーナーで炙ったイシダイの刺し身をこれでもかと並べて、調味した熱々のイシダイのあら出汁を掛けて混ぜて掻き込む!もうサイコーっすね。白く半生になった身は熱が入ることでトロっとした食感に変わって、鼻に抜ける皮の香ばしさと山葵の香りがベストマッチ。



イシダイの握り寿司。小振りから順に消費して4日目になりますが、火を通すと溶けそうな食感になる一方、生ですと脂がだいぶ回って来ながらもゴリゴリと食感はまだ硬いですもん。今日の時点で十分美味しいのですが、もっと脂出ますので、やはりお刺身の食べ頃は6日目以降とかになりそうです。流石イシダイの実力。小振りからしかも火を通す料理から順に着手してお刺身が最後なんて魚居ますかね!?思い付く限りだとアカメフグとか?

そういえばイシガキダイも同じかもしれませんが、東京湾でまともなサイズ釣るのは宝くじ的確率ですしね。以前、小田原漁港直送物の500g台のイシガキダイを買ったことがあるのですが(知名度が低いせいかかなりお買い得でした)、身質や色、脂の乗り方などほぼほぼイシダイと同じなんですけど、イシダイ固有の香り(ある意味良さなんですが)を無くした、まったくクセも臭いも無い味だったのを思い出します。



イシダイの茹で皮ポン。寿司に使った分の皮で茹でポン。焼くとパリッとしてジュ〜という食感なのに対して、茹でるとトラフグの皮まではいきませんが、噛み応えがあって皮岸の旨味がダイレクトに味わえる感じです。



イシダイ鍋。大きい方から3枚は残して、他は全部鍋にしました。これはもう間違いなし、最高に美味しい食べ方のひとつ。火を通すと脂の乗った身がトロっとした食感になって、最初からあら出汁を使っている上にイシダイの身や野菜からもいい出汁が出て最高っすね!残ったら味噌仕立てにしたりうどんにしたり雑炊もありだし使い放題。



イシダイご飯の焼きおにぎり茶漬け。先日の炊き込みご飯を焼きおにぎりにして、調味したイシダイのあら出汁で頂くというウチの定番。今朝も替え玉1個付き。崩して出汁と一緒に掻き込む。焼いた香ばしさと出汁の風味が調和して旨い!朝から満足満足。



イシダイ出汁の溶き玉うどん。うどん好きのかみさんはこっちを食べてました。イシダイのあら出汁を使って溶き玉なのでコレも間違い無いでしょう。



イシダイの刺し身。5日目ですが、だいぶ脂回って身質も熟成してきた感はありますが、まだまだ2、3日はさらに脂出てきそうな感じです。お味的にはこの時点で相当旨いですけどね。



イシダイの焼き皮ポン。皮焼き、茹でポンと来たので、今回は焼き皮ポンで賞味。コレで1杯イケちゃうってウソじゃないですよ、マジで皮旨いっす。



イシダイ鍋の味噌仕立て。いつものパターンですが、昨夜のイシダイ鍋を金沢はまつやの「ピリ辛とり野菜みそ」で味変して、2日連続イシダイ鍋とはかなり贅沢。とり野菜みそは色んなものによく合うので重宝です。



イシダイの刺し身。6日目、2日連続で食べ比べ。やはり今日の方が脂は出ていますね。魚は違う固体ですがたぶん一緒でしょう。サイズによって多少変わるかもしれませんが、30cm前後で6、7日目が脂出てきて熟成具合としては食べ頃ということになりそうです。しっかし旨いっすわ。



イシダイの皮焼き。皮が出れば毎回食べてますけどこれで4回目。一週回って再び皮焼きになりました。コレで昨日のと2枚分、カリッときてジュワ〜!いい肴になりますねぇ。最後、もう1枚残っていたヤツ、西京漬けにしてあると思ったら昆布〆の勘違いでした。翌週釣れなければ早々に食べ頃になりそうです。



イシダイの昆布〆。食べる機会が無かったら冷凍してもいいかな?と思っていたら今週は絶不調で殆ど釣果無し。早速、火曜日に賞味しましたが、まるで脂の塊で食感はまだゴリゴリ感が残っていて、なんなんでしょうこの魚は!?って感じ。ここまでくるとあんまり量食べられるモノではないので、残りは翌日にヅケ茶漬けにでもしましょうか?



イシダイの昆布〆のヅケ茶漬け。水曜の朝です。予告通り残りはヅケ茶漬けで賞味。昆布〆をヅケているので山葵と一緒に昆布の香りが鼻を抜けてコレもありですね。昆布〆の状態では脂スゴ過ぎで身が硬いといいましたが、熱が入ると食感がトロっとするのがイシダイの特徴。コレにて今回の食材は出汁以外は完食。

今週は既に日曜に行って撃沈してきましたので、早々に昆布〆の出番が回って来ました。大漁だったら昆布〆は昆布に包んだまま冷凍もできるのですが、それには及びませんでした。黒潮の分流の影響が1月の後半から顕著で、一時15℃くらいまで下がったのですが、また17℃くらいに上がってしまって、真っ青でプールのような水。この水が普通に戻らないとW五目やマダイはキビシイです。久里浜の手前っ側はショウサイフグとコモンフグの猛攻で航路下はウマヅラとカワハギの餌盗り地獄。手前の浅場で冬の風物詩ウミタナゴが一切釣れませんのでこれじゃメバルも寒クロもダメでしょうね。

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