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2023/06/07
ウィリー五目 久里浜港 五郎丸
6月7日(水)、定宿、久里浜港の五郎丸からウィリー五目に出撃してきました。

先週は法事で大分に行ってたり、台風2号の通過でお天気が不安定だったりで、釣りは一週お休みになってしまいました。先週の木曜日、6月1日は剣崎沖のイサキが解禁となって、初日から良型交じりでかなりの釣果が上がっていました。例年解禁早々はあまり調子出ないのが普通なんですが、今年は5月から剣崎沖のマダイ船で良型イサキがけっこう交じっていたので、もしかしていきなり食うかも?と思ったらその通りでした。ですが流石にバンバンシャクって動きに反応するよりは、餌付けて決めダナで待ち長めの釣り方が主流のようです。航路下のイサキが居なくなってしまったので、久し振りのイサキ釣り、沢山釣れなくていいので、ウチのおかず分くらい、ツ抜け目標で行ってきます。



店主の船は前回の故障の後、簡単に修理が利かないようで本日も休船。ムツも本日はお休み。W五目はサブちゃん船(仁助丸)で出船です。お客様4名で、右舷はHさん、Aさんコンビ。左舷は私とTさん。最初、私の釣り座を右舷ミヨシに準備してくださっていたのですが、3・1とバランス悪いし、潮がぶっ飛ぶことが多いので、左舷ミヨシに移動。これが後になってどう出るか!?仕掛けはウィリー針やカラー針も持っていますが、今回用にハリス1.75号で空の4本針。先針はオキアミ用にマダイ針8号、枝針はイカタン用にグレ5号で作ってきました。コレを基本に状況によって使い分けてみるつもりです。



7時前に出船して港前で待機。間もなく定刻7時ジャストを迎えいざ発進。東電防波堤を回るとほぼほぼ真南に直進。航程30分で減速、すでに形成されているイサキ船団の近くに止めてスパンカを揚げます。何度か旋回しますが、すでに船多く入れる場所がなかなか見つからず、ようやく位置取りが決まると7時40分、第1投。北東の風、体感で7、8m、空は曇り。海はそこそこドタバタ、水色は緑系の濁り。未明まで降った雨はこの時間完全に止んでくれて助かりました。中潮の2日目で朝から下げ潮で干潮が12時50分頃の予報ですが、この海域では当てにならず。指示ダナ海面から20〜15m。22、3mまで下ろして上限までシャクり上げていきます。



餌釣りで開始するも気配無し。潮っ気が大して無いんですがトロトロと西から東へ流れています。ホントは下げ潮の場合、城ヶ島(西寄り)の方に流れるのが普通なんですが、完全に逆潮。10分くらい経ったところで右舷のHさんに初物。30cm超の良型。間もなく私にもアタリが出てコレも30cm超の良型。19mと低めで食ったので、その後、19〜18m中心に狙っていたのですが、あれからまったく気配もなし。1匹釣って終わっちゃったよ。流れのせいもあってか右舷Hさんがすでにツ抜け間近か!?好調にアタリを出しておられるので、タナ訊いたら上寄りの15mだって。1回底まで下ろして水深計ってみたら25mくらい。なので食いダナ底から10mくらいですね。



ちょっとタナ上げて18mくらいからシャクって15mで待ちの釣りに変えると、約30分後の8時10分。久し振りのアタリで1尾ゲット、続いてアタリが出てコレが上げていれば本日最大だったであろう魚を水面バラシ。35cmはありましたねぇ。先針だとバレないのですが枝針に食ったのが運が悪かった。その後、再び魚っ気無くなってしまい、沈黙タイム。好調だった右舷も一休みといった状況。15mで待っていたら引っ手繰るようなアタリで上がって来たのは小型の通称サンノジ(ニザダイ)。近年、ここでシマアジが釣れたりウメイロが釣れたりで海が南国化してますよ。



9時台に入ると右舷側に流れる潮が少し縦の流れに変わって来たかな?と思ったら急に気配が出始めて、入れアタリまでは全然行きませんが、辛抱してやっているとポツ〜ン、ポツ〜ンとアタリが出始めて、掛かんないのが何度かありましたが3尾ほど追加でようやく5尾。17、8cm級のウリンボと違って平均サイズがいいので、ウチの食材的には15尾か20尾あれば多いくらいですね。平均27、8cmのデップリちゃん。10時15分を回ると流れが完全にトモになって俄然活性が上がって来ました。気配アリアリでシャクリにも反応し始めてドドドン!こうなれば数釣りモード。タナも上がって芯ダナが14mくらい。



ようやくツ抜けしたところ、この食いだったらウィリーでも食うよ!と船長。試しにウィリー仕掛けに換えてみると、1往復に1回アタリが出るほどの食いではありませんが、5回くらいアタって3尾ゲット。11時を回ると上っ側の潮がトモ方向にぶっ飛び始めて、まったくアタリ出なくなってしまい、仕掛けを元に戻します。束の間の数釣りモードが終了。これが1時間くらい続けばすぐに3、40尾は行くんですけどね。ちょっと短か過ぎて大して数は稼げませんでした。18尾止まりで最大33cmと型はまずまず。船中殆どアタリが無くなったところ、11時40分、回収指示でハナッコロの様子見に行こうか?と船長。



南西に10分弱走って、水深60mちょいで1回入れてみますが、反応ナンモ無いからダメ!とのことで、1投でイサキ場へ戻ることに。12時を回り、戻ってすぐはアタリ出ませんでしたが、12時20分頃から松輪の船が撤収しはじめて、隣の大松丸が空いたところにス〜っとスライド。すぐに塩焼きサイズのアタリが出ましたが、潮はトモにトロトロで左右トモ氏が好調で追い上げモード。こっちは如何せんナンモアタリ出ず、最後の最後、30cm超の良型が単発食いしてようやく20尾達成。アタリの出方が雲泥の差で、終盤トモ氏に追い越され自分は結果スソに転落。14時ジャストに沖上がりとなりました。



【本日の釣果】
イサキ20尾(33、32、31、30、29〜23cm)、マアジ2尾(21〜19cm)、以上。ニザダイ、ベラ、サクラダイなどは放流。船中4名で右舷が29、30。左舷が20、23という地味な結果となりました。20でも食べるには十分な釣果です。今日はコショウダイをよく目にしましたね。見ただけで4枚。型は1.5〜2Kgくらいの良型。お一人で2枚上げておられる方もいました。後で他船の情報を見たんですが、我々が撤収した後、15時までにひと盛り上がりあったようです。八景の船は15時までやりますのでよくあるパターン。

【船宿釣果情報】
剣崎沖25m
イサキ20〜30匹 22〜36cm



アジの叩き。当日、娘が遊びに来たので、小振りのアジですが2尾で叩き。一口味見させてもらいましたが、脂あって甘みがあって絶品でした。



イサキのヅケ丼。翌朝はお約束のコレ。皮引いた跡が真っ白でスンゲェ脂。子持ちなんですが、なんでこんなに脂乗ってんの!?



イサキの刺し身。まずは普通に皮引いてお刺身で賞味。基本中の基本でしょう。小〜中羽から着手してますが、脂の乗り具合絶好調ですわ。良型は温存して数日寝かせて賞味の予定。



イサキの皮焼き。刺し身で引いた皮がけっこう採れたので塩焼きで賞味。ウリンボだと皮も薄いんですが、これくらいのサイズですと纏まれば肴になります。「東京湾皮が美味しい魚」のベスト3に入りますので是非!ちなみにイシダイ、ヒラメ、マハタの皮は絶品。



イサキのヅケ茶漬け。今朝はヅケで茶漬け。イサキのあら出汁に少々味付けして、薄かったらヅケダレの残りを加えて調整。表面の脂の浮き具合でもわかる通り、スゴイ脂で身は口に入れた瞬間溶けます。2、3杯はイケそうですが・・・。



イサキのマリネ。明日、長男が先日釣ったタコ土産に遊びに来るそうなので、イサキ炙ったりする予定のため、今日は中休みであっさり系にしてみました。アジでもよくやるヤツですが、骨抜いた身をぶつ切りにして10分間塩〆したあと真水で塩を洗い流してよく水分を拭き取ります。野菜は好みでいいのですが、今回はミニトマト。塩、コショウ、ライムの絞り汁、香草にディル、欠かせないのがケッパー。仕上げにオリーブオイルで完成。脂ノリノリのイサキもあっさり食べられていくらでも入っちゃいます。



イサキの皮焼き。2回目になりますが、皮がある程度まとまって出る度にできるのでウレシイです。



イサキの握り寿司。炙ったイサキで寿司にしました。口に入れた瞬間、唸りますねコレはも〜。皮目は香ばしく、身質はしっとり、噛めば脂シュワ〜。酢飯との相性も抜群。血抜きも完璧なので下ろした身は赤みが薄くて透明、良いコンディションのまま日持ちします。コレは釣って来ないと食べられないでしょう。味噌汁はイサキのあら出汁で言うこと無し。



イサキの炙り刺し身。コレは一番デカイヤツですかね。脂の乗りは十二分、皮の香ばしさと皮岸の旨味も凝縮されてザ・イサキと言った味わいです。山葵醤油良し、塩も良し。



イサキの塩焼き。23、4cm級を塩焼きで賞味。コレはもう鉄壁で間違い無し。



イサキの炙り茶漬け。けっこう炙り続きになっていますが、コレはコレでまた旨いんです。熱々の出汁で炙り刺身が半生状態になって、脂スゴイので口に入れた瞬間溶けます。口いっぱいに広がるイサキの旨味と最後に鼻に抜ける山葵の香りが贅沢。



イサキのニンニクオイル掛け。ほぼほぼカルパッチョと言ってもいいのかもしれませんが、柑橘系の代わりに熱した焦がしニンニクオイルをジュワ〜っと掛けたら、これがまた止まらないほどの旨さ。



イサキ出汁のうどん。天ぷらはスーパーで買った盛り合わせ。イサキは白身出汁なのでうどんがよく合います。それも細麺の乾麺がウチの定番。いい出汁出てます。



イサキの天ぷら。残り1匹半あったのでどうしようか?ということで、最後は天ぷらにして頂きました。モノがいいので、揚げ物の中でも繊細な天ぷらで最高に美味しく頂くことができました。イサキもこのサイズですと20尾あれば1週間かけて十分に食べられます。



イサキ出汁の天ぷらうどん。うどん続きになりますが、今回は昨夜揚げたイサキの天ぷらとしし唐の天ぷら。出汁はもちろんイサキのあら出汁。暖かい蕎麦やうどんを食べると汗をかく季節になりましたが最高に旨いっすねぇ。

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