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2023/07/19
ウィリー五目 久里浜港 五郎丸
7月19日(水)、定宿、久里浜港の五郎丸からウィリー五目に出撃してきました。

珍しく前回から2週間以上空いてしまいました。先週は所用がちょこちょこ毎日のように入ってしまい、空いてる日は強風だったり、週末は3連休でしたが、土日がシケで月曜がシケ直後なので見送ったのと重なって、チベット高気圧の影響とかで梅雨明けしていないのにこの猛暑。37度とかで、船上風が無かった日には命さえ危険な領域ですよね。今日から少し予想最高気温が下がって、それでも33度ですから十分暑いですが、なんとか頑張ってきます。5月24日に船がエンジントラブルに見舞われて以来、先週の火曜日から復活したようです。技術屋さんの手配などご苦労が多かったようで約1ヵ月半振りに待望の復旧となりました。



いつもの時間に釣友と到着すると本船お客様5名で、右舷ミヨシから私、常連Hさん、Aさんコンビ。左舷ミヨシから釣友とトモに常連Oさん。今日は先にイサキに行くそうです。7時前に出船して成り行き港前で定刻を迎えていざ発進。今日は他の船が少ないです。マダイはこの時期6時出船で、タチウオが7時15分出船なのも関係あると思いますが、イサキの船もお客さんガラガラ。真南に走らせて剣崎沖へ向かいます。修理待ちの間、船底をけれんしてペンキ塗り直したようで、エンジンの調子も良く、以前より音が静かで船の滑りもよく速度が上がったように感じますが、気のせいでは無いと思います。



ちょうど30分で減速。イサキ船団は船数少な目でざっと数えて15、6隻。乗合船は何処も空いてます。今年はイサキが解禁早々絶好調だったので、みなさん釣り飽きてしまったのでしょうか?このあと横浜勢が3、4隻来ると思います。何度か船団の間を旋回して場所が決まると7時35分、イサキの部が開始。風はほぼ無風で海上ベタ凪。晴れて朝からキビシイ暑さ。水色は澄んでいますが緑っぽい色の着いた水。大潮の最終日で朝イチから下げ潮で11時半頃が干潮、その後上げ潮の予報。船はスパンカ畳んで流れに立てて、潮は東から西に速めですがナントかなる範囲。指示ダナ海面から20〜10mで芯ダナ15m。



開始1投目からアタリが出てほぼほぼ入れ当たり。18mからシャクって15mで止めた瞬間、ビリビリビリドド〜ン!魚の活性は良いのですが型がやや細かくなってしまいましたね。それでも例年の17、8cm級のウリンボよりはぜんぜんデカくて20cm台前半主体に後半も混じります。最初、餌釣り仕掛けで始めたんですが、釣友がウィリーのシャクリに反応すると言うので、ウィリーに換えたらコレヤバイでしょ!というほどのアタリで開始30分で釣れ過ぎ黄色信号点滅。桶があっという間にこの状態。船の下、どんだけ魚居るの?って感じ。まるで釣り堀状態。



例年マジメにシャクって細かいウリンボ釣っていたのですが、今季は30cm超が出ないとなんか物足りない感じがしてしまい、釣り人とは贅沢な生き物です。例年だと1日やって20cm超が1尾も出ない年もありますけど、航路下で食った時のイサキが良過ぎましたからね。頭が記憶してしまっています。9時頃から潮が速くなってタナが少し下がったのはありましたが、釣り方の微調整レベルで勢い劣らず、持ち帰り32尾でストップ、その後は釣ってその場で放流。ダブルで食って2尾とも放流とかね。10時前まで2時間半弱で58尾、コレ一日やったらどうなっちゃうの?午前イサキとか半日船で十分過ぎる釣果が上がりそうです。まぁ渋い日は渋いのでしょうけど。



10時に沖のハナダイポイントへ移動。開始するも潮ぶっ飛びで、最初3回くらいは底まで落とせずに回収。ビシ80号に換えても焼け石に水で、ようやく底まで届いても道具が立たずにまともにシャクれない状態。水深はたぶん60mちょいだと思いますが糸が斜めなので正確には判らず。そのうち船中半端サイズのゴマサバが回ってきてヒッチャカメッチャカになって周り直し。ハナダイはもうダメかな?ちょうど船が故障していた6月前半が好機でしたからねぇ。結局、今季剣崎の部ではハナダイの顔は拝めませんでした。今日は全員サバばっかで、唐揚げにして美味しい小ハチビキもお留守の模様。10時45分諦めて移動。



船長が来てくれてイサキに戻るか?とう感じもあったのですが、もうお腹一杯。下浦のハナダイポイントに移動して試し釣り。水深35m前後からシャクるも生体反応皆無。ここはやっぱ秋の場所のようで何にもアタリ出ませんもんね。極端なものです。回り直して水深38m前後も状況変わらず、やっぱ9月後半から10月ですかね。ハナダイの時期になるとカイワリが湧いたりするんですけど、同じ時期にサバフグも産卵で固まるので、回収すると針が無いという、良い時期には仕掛け消費地獄に陥る場所でもあります。ウィリー針一生懸命巻いてきて、下ろした途端フグでオシャカの連続。今年は空針にイカタンでやろうかな。



11時45分、少し北東に移動してここは秋のイサキポイント。指示ダナ13mから上。最初空振りが続いていたのですが、すぐにジャリサバとマメアジが集まってきて、食いダナは10mジャスト。ジャリサバも下ろして揚げ物にすると美味しいのですが、氷が溶けるので放流。金ピカマメアジだけ唐揚げ用にキープ。自分は2.5号仕掛けのままでしたので食い悪く11尾まででしたが、イサキ仕掛けでやっていた釣友は食いがよく倍くらい釣っていました。ここは水深浅いから細仕掛けが断然有利なんです。船中イサキは顔出したくらいで、まだマメアジ主体で時期になるとイサキと入れ替わるんです。



午前中の無風がウソのように南西風が急に強くなってきて、まぁ涼しいのは良いのですが、だんだんそうも行っていられない程の風速に上がって来ました。12時半、東電前でアジ釣り。水深23〜25m。指示ダナ底から3〜9m。上げ潮がまともに効いており、1投目から20cmちょいの絶品アジ。コレが抜群に旨いんです。食いダナは5m中心に4〜6mくらい。ほぼ入れ食いなんですが、だんだん船の揺れが激しくなってきてバラシも増え、ダブルで掛けると必ず下の1尾が落っこちるから悔しい。ですが上がるのは美味しいサイズばかりなのでウレシイっすね〜!



正味30分で20尾くらい釣ったところ、13時過ぎると船の揺れが酷くなって立って居るどころか座っていてもぶっ飛ばされそうな揺れになって、体感風速15m超。釣りの方も怖いくらいに海がぶっ壊れ始め、アジもタナボケしてアタリが出なくなり万事休すか?13時半、手前マツリで修復不能となり自主早上がり。この風ヤバいからあと10分くらいやって上がりましょう!と船長。そういうことで皆さんお片付けに入って13時40分、続行不能により早上がりとなりました。昼から多少吹くと思っていましたが、ここまで強くなるとは想定外でした。前線が南下して低気圧圏内に入った模様。



【本日の釣果】
イサキ58尾(28〜21cm、規定量オーバーにつき早々に漁獲制限モードとなり32尾の持ち帰り、26尾は放流)、マアジ31尾(23〜21cmの食べ頃サイズが20尾、揚げ物用のマメアジ14cm前後を11尾はキープ)、その他、中小ゴマサバ多数は放流(食べられるのですが、サバは死後発熱して氷が溶けるのであえて放流)、シコイワシ、スズメダイ、ベラ、マルアジ、ネンブツダイ、ミニカサゴなど外道多数は放流。イサキ場で大物ハリス切れが2回、何なんでしょうね!?

【船宿釣果情報】
剣崎・下浦・久里浜沖20〜60m
イサキ25〜78匹 22〜33cm
アジ13〜20匹 22〜31cm
その他 カワハギ・タカベ

剣崎沖のイサキから開始。ダブル、トリプル連発で好調に釣れて9時半頃には皆さん定量に達したようで10時頃にハナダイのポイントへ移動しましたが、サバの猛攻で40分程で退散して下浦沖へ。こちらはイサキが顔を出してくれました。最後は東電前でアジを釣って、南西の風が強くなったので早めに帰港しました。



イサキの塩焼き。最近やっていなかったのですが、今日は塩焼きサイズが多数釣れたので、デップリ太った23cm級を選んで、ハラワタやエラも抜かずに丸ごと塩焼き。これは当日ならではなんですが、魚に切れ目を入れていないので、脂や水分が外に出ない分、ふっくらジューシーで脂ノリノリ。



イサキのヅケ丼。翌朝はお約束のコレ。アジよりイサキの方が嵩が多いので、まずはイサキから着手。お味の方は文句無し!汁は残り物の豚汁でした。イサキやアジの身や出汁で使ってヅケ丼、ヅケ茶漬け、炙り茶漬け、炊き込みご飯の焼きおにぎり、あら出汁の蕎麦で毎朝いけちゃいます。



アジ刺し。脂ノリノリで甘みが濃くて、やはりここのこのサイズのアジは絶品!安定してコレが釣れれば良いのですが、なかなか思い通りに行かないのが海ですからね。釣れるうちは安定供給したいものです。



豆アジの唐揚げ。油跳ねるのがイヤなので、頭と内臓除去して、2時間くらい部屋で扇風機干しにしてから揚げると、二度揚げも不要で骨も当たらず美味しく揚がります。塩振って最高に旨いっす。



豆アジの南蛮漬け(漬け立て)。全部揚げてしまって約半分は南蛮漬けにしました。漬け立てなので数日後が食べ頃だと思います。



イサキのヅケ茶漬け。ヅケ丼の次はヅケ茶漬け。熱々のあら出汁を注いで掻き混ぜるとヅケは半生状態。脂乗ってるので口に入れた瞬間溶けます。何度食べても飽きません。



アジの握り寿司。半身で一貫の握り寿司。朝はイサキで昼はアジとなんとまぁ贅沢なこと。しっかし、ここのこのサイズのアジは脂の乗り具合が程好く、甘みも濃く、歯応えも両立しておりとにかく絶品。お寿司屋さんなどでも美味しいアジは食べられるでしょうけど、臭みや青魚固有の臭いなど微塵も感じられず、ここまでの極上品はそうそう手に入らないと思います。しかも東京湾のアジはこれまでかなり釣ってきたと自負しますが、脂の乗りはもっと上がいたものの、総合点で歴代ベストと言っていいかもしれません。



イサキのマリネ。醤油味が続くとサッパリ系を挟みたくなります。塩〆したイサキの身とミニトマト、ライムの絞り汁でマリネ。香草はディルと欠かせないのがケッパー。



イサキの皮焼き。皮が多少纏まって出るとグリルで焼いて塩振って一品、つまみが増えます。



イサキの炙り茶漬け。昨日はヅケ茶漬けでしたが今朝は炙り茶漬け。皮目を炙ってあるので香ばしさが口に広がります。熱々のあら出汁をぶっ掛けて掻き混ぜると、身が半生状態になって口に入れた瞬間溶けます。毎日コレでいいくらい旨い。



アジの焦がしニンニクオイル掛け。3日目の夜です。湾奥モノですと臭みが出始める頃ですが、このアジはまだ生でぜんぜんOK。アジの刺し身にポン酢と焦がしニンニクオイル、白髪ネギ、小ネギ、大葉の千切りでバッチリ。臭みも皆無、脂乗ってムチャクチャ旨いっす。アジの質が良いので、あえてゴマ油ではなくオリーブオイルを使ったそうです。それ正解!



アジの南蛮漬け。2日寝かせましたが、まだちょっと早いくらい。あと2日くらい寝かせた方が味が染みると思います。お味の方はもちろんグッド。



アジのなめろう乗せ冷やし蕎麦。コレは初めての試みですが、冷やし蕎麦の上になめろう乗せ。その他、海苔、オクラ、ミョウガ、メカブの千切り、小ネギ。蕎麦になめろう絡めながら食べるとコレがなかなかいけますねぇ。メカブ絡めるとなめろうが滑って一緒に食べるのが難しいですが、味はバッチリ狙い通り。



アジのなめろう乗せ冷やし素麺。かみさんは素麺にして食べてました。具は一緒です。梅肉なんか加えてもサッパリ感が増して美味しいかも。今度やってみますかね。



イサキのパエリア。これもしばしばやりますが、だいたいはお昼ご飯ですね。アサリとアンチョビは必須。そしてあら出汁を採る時点でサフラン(黄色の素)を使うのがポイント。余った分はそのまま温めて食べてもいいですし、チーズかけてレンジでチンすればドリアみたいな感じにもできます。



イサキの茶わん蒸し。見た目は魚がほとんど見えませんが、中にけっこう入っています。魚の香りが品よくて茶わん蒸しによく合います。メバルでもやりますね。



イサキの炊き込みご飯。炊き上がった後、白ゴマと梅肉を混ぜ合わせています。蕎麦の時にも書きましたが、梅肉とイサキは相性いいですし、香りもサッパリして美味しいです。



イサキの掻き揚げ。玉ネギと大葉で掻き揚げ。ウチは掻き揚げというと玉ネギと大葉くらいで、いろんな食材混ぜずにシンプルなのが好みです。残しておいて翌朝の蕎麦のネタにします。



イサキの掻き揚げ蕎麦。予定通り掻き揚げ蕎麦。ゴボ天も乗ってます。温かい蕎麦食べるに朝から暑いですがとても美味しいんです。出汁もイサキのあら出汁ですからね。



イサキのパエリアのドリア風。先日のパエリアの残りをチーズ乗せてレンジでチンしただけ。ドリアというとオーブンで焼くものだと思いますが、コレはただレンチンしただけなのでドリア風。オーブンで焼かずにレンチンの方が水分が飛んでパサつくこともなく、溶けたチーズが焦げずに全体に染みわたって美味しい気がします。



アジの南蛮漬け。4日ほど寝かせたら、やはりアジが入って美味しいです。ちょうどいい食べ頃でしょうか。



イサキご飯の焼きおにぎり。イサキの炊き込みご飯のおにぎりを醤油塗って焼きおにぎり。香ばしくて美味しいです。味噌汁はタチウオのあら出汁。



イサキご飯の焼きおにぎり茶漬け。先日のイサキの炊き込みご飯を焼きおにぎりにして、あら出汁で頂くという、まぁよくやるヤツです。今朝も替え玉1個付き。 おにぎりを崩しながら出汁と一緒に掻き込むのが最高!

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