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2023/02/18
ウィリー五目 久里浜港 五郎丸
2月18日(土)、定宿、久里浜港の五郎丸からウィリー五目に出撃してきました。

お天気の周期が目まぐるしく入れ替わって本格的な春はもう間近。先週の釣行時は海面水温が15度前後まで下がったものの、現場は真っ青な水のまま。翌月曜日には陸は雪や雨で寒い一日でしたが、海はお構いなしで水温17度ラインが北上しちゃってあらら〜っ。いつまで黒潮分流の影響が続くのでしょうか。この時期、水温12、3度まで下がって黒っぽい薄濁りにならないと3月一杯期間限定のシャクリメバルが堪能できそうにありません。ピンポイントに仕掛けが入るとドドドンドドドンと追い食いして黒金のデカメバルが海面にゾロゾロ。あの釣り味が忘れられないです。さて今日は少し水温下がって来たようですが、どんな状況でしょうか。



明日日曜日が南西大シケ予報で、恐らく関東も春一番が観測されそうな天気図。ということで久し振りの土曜日釣行で、Sちゃんと2人でいつもの時間に到着。今朝、京急が障害で横浜−金沢文庫の間が長時間運転見合わせとなり、東京、横浜方面から八景方面への釣り客はもろに足止めを食ったのではないでしょうか。JR久里浜駅を降りると振替輸送の乗車券を求めるお客様で行列ができていましたので、通勤等で上り方面への影響も大きかったものと思われます。本船お客様7名で右舷ミヨシから私、Mさんともう1名様。左舷ミヨシからSちゃんと他3名様。マダイ船はO親子さんとT達人の3名。ムツはU達人らの仕立船。



ホントは今日、久し振りにムツでもやろうかと思っていたのですが、出船予定が無かったのはそういうことでしたか。7時前に出船して成り行き定刻を迎えてそのまま発進。航程僅か6分で減速し、現場でスパンカ揚げて何度か旋回して位置取りが決まると7時16分、開始のアナウンス。北東の弱風で晴れ、海上ナギ、水色はおっと!青みが消えて本来の黒っぽい色に戻ってますね。ただ澄み過ぎちゃって透明度が半端無いです。大潮前の中潮最終日で朝から下げ潮、10時前に干潮を迎え、後半上げ潮の予報。第1投、水深36、7mで指示ダナ底から3〜9m。完全に下げ潮が効いていて自席はド潮っケツ。



場所はここんとこ定番のイシダイが出るポイントなんですが、開始早々船中パラパラっとシマシマが5枚くらい上がって、キープサイズはSちゃんの1枚のみ。あとはみんな放流サイズ。船長から22、3cm以下は放流するようアナウンス。こちら魚の気配薄くコモンフグのアタリのみでシマシマも食いません。時間とともに下げ潮がぶっ飛んできて、こりゃ終わったわ!10時頃が干潮だから前後1時間の止まり際と動き始めに賭けるしかありません。やや下手の指示ダナ海面から32〜25mに移動するも、上手より流れがややマシながらナンモ無し。上手に戻って水深22mで小振りのメバル1尾。アシカ島下手の30mは気配無し。この潮じゃ道具立たないから基本ダメよ。



アタリが出ないので小まめに移動を繰り返しますが、何処も潮が速くて魚食いそうにありません。もちろんイシダイのアタリもゼロ。潮先の大ドモのお客様にマトモサイズが1枚上がっただけ。今でこの潮流でしょ、春の大潮なんて気が遠くなります。9時20分回収指示。今日は早めに航路下に移動となり、約10分東に走ります。9時35分、位置取りが決まって指示ダナ海面から35〜28mで再開。こちらの水はまだ少し青みが残ってますが、先週程ではないですね。1投目、いきなりウマヅラの洗礼で今日もウマ牧場か!?早々にSちゃんに久し振りに見るイサキ、私にもチョコチョコチョンときて21cmくらいのイサキ。



昨日はけっこうアタったようですが、今日はアタリが続かずイサキはこの1匹のみ。昨年の3月半ばにマダイ船に乗船した際、この場所で良型イサキが入れ食いになったのを思い出します。後1ヶ月ですが今年はどうでしょうかね。左舷で良型のマハタが上がったようです。いいなぁ、でも狙って釣れる魚じゃないしね。所謂宝くじっす。いつもより早めに移動したのは、上げっ端の時間、ここで釣りさせたかったものと察しますが、下げ潮緩んでもロクなアタリが出ません。先週もこっちではイシダイのアタリは出ませんでしたが、今日もウマの餌盗りアタリばっか。10時半、上げっ端かなトロっと来たのでチャンスタイムか!?



ところが大した気配は出ずにウマヅラの針掛かり率が良くなった程度。私に40cm近いメスの良型。船中5、6枚バラバラっと上がりましたね。今日イチの時合いのはずなんですがナント、ウマ1枚、少し経ってカワハギ1枚と相変わらずハギ系のみの釣果。船長が道糸何メートル巻いてるか聞きに来ました。全部で300m巻いてるけど100mで結んでます!どうやら状況良くないので深場を視野に入れている模様。少し経って11時45分、回収指示で西寄りに移動。11時55分、ここは深そうだな。指示ダナ底から3〜8mで開始すると、水深95m前後なんですが、上げ潮に流されて100mの結び目が何度も出てイヤですねぇ。



近くでサブちゃんのマダイ船も操業。1投目の2往復目で早くもアタリ。これアジだね。海面に浮いた魚影は良型アジが3尾。ところが回収で2尾空中落としで1尾だけ回収。その後、ほぼほぼ入れアタリなのですが、3尾着いて途中でだんだん減って1尾とか、全部居なくなるとか、海面落っことしとか、まともに釣れず15、6尾掛けてるんですが上がったの3尾だけという。水深が深いのに加えて何尾かでお互いに引っ張り合うから口が広がっちゃって殆どバレます。対策はデカ針にするしか無いですが、仕掛け持ってません。別格のアタリでハリス切れが数回。船長によると正体メジらしい。2.5号じゃお呼びでないっす。



12時50分過ぎに回収指示。西に走って東電前の朝やった辺りの場所。11時過ぎから風が無くなって北風の上げ潮で船が横向いちゃったのですが、お昼過ぎから南風に変わって船首も南向きで安定すると、上げ潮やや速めで再びド潮っケツでよくあるパターン。水深36、7mで朝とは逆潮なのでどうかな?と思いましたが、放流サイズのシマシマが釣れただけ。マトモに流れちゃうと良型イシダイはまず食わないっすもんね。というか水の色は本来の色に戻ってきましたが、澄み過ぎで陽が昇っちゃってるから、余計に魚のやる気が出ない感じ。何か所か入れてみますが状況変わらず活性激渋。上げ潮終盤で緩むと面白いのですが、もうちょっと濁りが欲しいっすねぇ。



13時半、終盤、アシカ島と笠島黄色ブイの間の下手、水深25〜29mでここもターゲットはイシダイとメバル。ここはベラが活性良く一荷もありかなりアタリは多いです。冬の風物詩ウミタナゴが今年初めて釣れて、コレが釣れると本来の冬の海の象徴。お隣Mさんにもウミタナゴ。ウミタナゴ、ベラ、スズメダイの三羽烏が煩いくらいがデカメバルの水なんですがまだまだです。ここでSちゃん25cmのメバル、私は小振りですが2尾、ナント3号仕掛けで食ってきました。13時50分、ラスト10分コールとなり、1回入れましたがダメで早々にお片付けに入りました。シャクリメバルってハリス関係無いかも!?



【本日の釣果】
カワハギ1枚(23cm)、ウマヅラ1枚(39cm/メス)、メバル4尾(21〜18cm)、マアジ3尾(34〜30cm)、以上の持ち帰り。その他20cmちょいのイサキはSちゃんに進呈。これ入れると五目達成!?ミニイサキ、コモンフグ、シマシマ、ベラ、サクラダイは放流。良型アジ15、6発掛けてるんですが、深場用のデカ針アジ仕掛け用意しておかないとダメっすね。良型イシダイは水色と流れに敏感なので今日は顔見ませんでしたが、3月一杯くらいは狙えるかな?どうであれ回数やらないといい日には当たりません、これだけは確実!

【船宿釣果情報】
久里浜沖25〜95m
イシダイ・イサキ・マハタ・マアジ・メバル・カワハギ・ウマヅラ・マトウダイ・ホウボウ
6〜14匹 20〜43cm

昨日とは違って濁りのとれた澄んだ水になっていました。魚の喰いは渋く苦戦しましたが、嬉しいゲストも顔を出してくれました。



カワハギの薄造り。コレで1枚分、良質なキモも入っていました。今シーズン、航路下で釣れるカワハギがことさら美味しく感じるのはなぜでしょう?昔、カワハギ釣りをほぼ専門にやっていた時期があったのですが、その時の結論によれば、味がいいのは竹岡沖と久里浜・鴨居沖のカワハギ。航路下だと竹岡沖の魚が落ちてきているのでしょうか?とにかく旨いです。血抜きが上達したのも関係あるかもしれませんが。



ウマヅラのガーリックオイル掛け。ウマヅラは型が良かったので半分使用。最近よくやるヤツなんですが、塩、コショウで下味を着けた上に焦がしニンニクオリーブオイルをジュワっと回し掛ける。ほとんど生なんですが、オイルが掛かった面だけ薄っすら半生。焦がしニンニク片を絡めながら頂くともう止まらないっすね。



アジのヅケ丼。一番デカかったアジ1尾使ってヅケ丼。船宿さんから頂いたメカブを刻んで一緒に盛るとコレがまたこの時期限定で美味しいんです。ホントは玉子の黄身を載せたいトコなんですが、それは遠慮しておきました。味噌汁は先週のイシダイとウマヅラのあら出汁。コレも旨い!



アジ出汁の蕎麦。残りのアジは今晩フライににしようと思って、もう下ろして衣つけてスタンバイ。あらが先に出たので早速蕎麦で賞味。もう何十回やったか憶えてませんがお味的には鉄板、間違い無し!今週はかなりのケチケチ週間なので、なかなか料理の数もアップできずに寂しいですねぇ。



メバルのパエリア。小振りのメバル4尾を3枚下ろしで8切れ。必須のアサリはこの季節、なかなか良い活アサリが手に入らないので、アサリとイカとエビが入った市販の冷凍シーフードミックスで代用しましが、たいした遜色もなく美味しく仕上がりました。味自体は割と薄めなのでメバル本来の味が生きています。火から揚げて10分ほど余熱で蒸すのですが、アスパラは茹でたものを蒸し始めに撒いただけ。食い過ぎ注意によりもう一食分ほど残しましたので、チーズでも乗せてもう一回楽しめそうです。



ウマヅラの兜煮。良型だったので頭は煮付けで賞味。煮付けは早いが一番なので、釣って早い段階で煮付けにしておいて、あとは煮汁と一緒にタッパーで冷蔵保存。冷蔵庫で煮汁がゼラチン状に固まるおかげか酸化が進行しないようで、数日たっても味が落ちることはなく、むしろ味が染みて美味しくなります。これくらいの型だとけっこう身が採れますね。昆布は船宿さんから頂いた早煮昆布。重宝してます。

【魚の保存について】
経験上からの話なのでコレが絶対とは言えませんが、同じ魚を刺身と塩焼きと煮付けで食べたい場合、食べる順番は煮付け、塩焼き、刺し身の順です。ただし、例外でカツオ系とイナダは臭みが乗るのが早いので刺身が先。イナダは当日柵取りして常温で10分ほど塩〆にすると余計な水分が浮いてきます。これを流水で洗い流してから水気をよく拭き取り、改めて皮引いて刺身に造るのがオススメ。これで2レベルアップ。
刺し身は例外を除き、熟成させる必要がある魚が多く、例えばイシダイの刺し身は6日、3、4キロ級のメジマグロだと7日で全身中トロ。これらは早いほど旨くないです。その他、マダイ、ヒラメ、マトウなど一般的な白身魚ですと脂と旨味が出るのに最低でも3日は必要。ただし元々脂の無い魚、所謂ハギ系などは翌日、味より歯応え重視なら当日でもOK。イカもいろいろウンチクがありますが、また別の機会に。
いずれにしても最初からいきなり下ろしたりせず、ウロコと内臓と頭を落とした状態(コレを所謂「下処理」と言ってます)で水気をよく拭き取って、あればリードクッキングペーパーで包んでビニール袋に仕舞って、なるべく空気が触れないように冷蔵庫で保存。頭を使う場合はエラを取って流水で汚れを落としてから保存。冷蔵保存の際は温度変化をなるべくさせないように注意。できれば冷蔵庫の奥の方にそっと仕舞うのがいいです。
途中で半身使いたいとか部分的に料理する場合は必要な分だけ切り出して、残りは再びビニール袋に仕舞って冷蔵保存。繰り返しになりますが、可食部は空気に触れる面をなるべく最小限に保存する(酸化を抑止する)のが味を落とさないコツだと考えて下さい。従って、数日寝かせたい場合、最初から柵に下ろしたりしないことが重要となります。柵取りしてからラップで包んで保存という形もありますが、冷蔵庫に場所があればこっちがベター。基本は「食べる直前に下ろす」です。
魚種ごとの詳しい扱い方とか魚のサイズによる違いなど色々なケースを考慮すると、ここではとても書ききれないのでこの辺で終わりにします。コレが絶対正解!とは言い切れませんが、この話題だけで番外編の記事が一つ二つできちゃいそうです。とりあえずはご参考まで。



アジとウマヅラのフライ。お皿の上がアジで下がウマヅラ。両方ともフライにして美味しい代表魚なので、お味の方は間違い無し。というかフライにして不味い魚はどーしようもないというのはありますけど。



アジフライサンド。昨夜のアジフライを4枚ばかり残しておいて翌日の朝飯に流用。いろんなものがいろいろ流用できますが、コレはウチの定番格。4枚くらいなら昨夜、勢いでぜんぜん食べ切れるのですが、夜は控えめにしておいて敢えて翌朝に回した方が、二度楽しめますし身体にもいいかもしれません。

【本日の雑感】
今日は第4金曜日で定宿は定休日。土日は冬型が強まって、どうやら北風が2桁台と強く吹きそうですねぇ。
先週の釣りから帰った後、魚の下処理してる時かな?なんかの拍子に左の脇腹を傷めてしまって、未だに歩くとき左足で地面踏む度に痛みがズンズン。もうすぐ一週間経ちますが歳のせいか治りが悪いです。この状態だったら海悪いと途中でリタイアしそうなので、釣りは週明けに持ち越しますかねぇ。
今後の予報見るとこの週末の冷え込みが今季最後の本格的な寒さとなるかもしれません。逆に南西風で暖かい日が増えると思いますが、海がシケて釣り的には良くないです。
我メイン種目のW五目的には、水温下がってきているので、濁りが入ればメバルメインに面白い釣りができる日もあると思いますけど、この季節は強風と速潮が大敵。強風シケは問題外ですが、春は特に潮が速い日が多く、道糸が真下に立たない時間帯はアジなど一部例外を除いてまずダメですね。あとは水温と水色が重大要素ですか。
この時期は基本激渋なので、そう言う意味では一日アタリが出続けるなんてことはまずありません。とは言えどっかで魚が口を使う時間はあると信じて、潮変わり前後などほんの短い時合いに集中して狙いを定めるのがイイ魚をゲットできる確率アップか!?ダメな時間はダメなので、時合いを如何に攻略するか。勘と経験値が勝負の分かれ目と言えるかもしれません。上手くすると、クーラーボックスの嵩は少ないながらも、内容的に満足度の高い釣りができることも多くあります。



メバルパエリアのドリア風。土曜の朝です。先日のパエリアの残りにチーズ乗せてレンジでチン。ドリアだとホワイトソースとチーズでご飯が見えないくらいに盛ってからオーブンで焼くものと思いますが、ホワイトソース使わずチーズ振っただけだとご飯の水分が飛んでパサついちゃうイメージがあるので、あえて焼かずにチンするだけ。毎回同じこと言ってるような気がしますが、この方が溶けたチーズが中まで染み込んで、パエリアのふっくら感が損なわれずに美味しいのではと思います。メバルの身が2切れ入っていてラッキー!これで出汁以外は完食ですかね。

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