K's Fishing Blog

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2023/02/05
ウィリー五目 久里浜港 五郎丸
2月5日(日)、定宿、久里浜港の五郎丸からウィリー五目に出撃してきました。

だいぶ曇りや雨の日の頻度が多くなってきて、春の気配を感じさせる今日この頃。この時期、南岸低気圧の通過コースによっては思わぬ大雪に見舞われることがあるので要注意です。昨日が立春だったので、これから春分の日までに陸の観測地点で南風が8m以上吹くと春一番に認定されるそうです。海では8m以上なってしょっちゅうだし、場合によっては東京湾で15m超の南西風が吹いても、陸で8mに届かずなんてケースも何度か見たことがあります。先日、東京で完全に雪が降ったのに、観測地点で降らなかったので初雪に認定されなかったなんてこともありました。桜の開花宣言や梅雨入り梅雨明けなんかも似たようなもんですよね。ただし、梅雨に関しては秋に見直しがされて修正されることも多いようです。



いつもの時間に単独到着すると本船お客様3名様で右舷ミヨシに私、トモに1名様、左舷に1名様、お二人とも拙ブログをご愛読くださっているそうで恐縮です。マダイ船は常連O親子さんと別のOさんらで6名様、ムツ五目は左舷が見えなかったのですが5名様かな?土日とも全船出船となりました。昨日は釣友とSちゃんが乗船して、良型のマハタやヒラメ、マトウなどが上がっていましたが、イシダイの食いが悪いようで型見た程度。マダイ船はナント船中ゼロと絶不調とのこと。今だ黒潮の影響が根強く残っていて、温くて真っ青な水が抜けないのが主な原因ではないかと想像してます。今日はいつも通り本命イシダイのつもりですがかなり怪しいですね。



7時前に出船して港前でスパンカを揚げると成り行き定刻を迎えていざ発進。航程約8分で到着したのはアシカ島の下手面。北東の風、体感で8mくらいで空は晴れ、水色は真っ青でスケスケ。大潮の2日目で朝から下げ潮で11時過ぎ頃が干潮、その後、後半は上げ潮に変わる予報。上手く行けばお昼頃にチャンスタイムが来そうですがどうでしょうか。位置取りが決まって第1投。水深36mくらいで指示ダナは底から3〜9m。確かに言われてみれば下げ潮ではあるのですが、殆ど流れは感じない程度のトロい潮。開始早々魚っ気が薄く、3回目の投入で本日初の生体反応。このアタリ方はフグだな。



だいぶ日の出が早くなりました。アタリは頻繁に出ますが、大概はフグと思われ、たまにシマシマっぽいアタリが交ざりますが、今日は口の使い方が先週とは大違いで殆どが針まで食い込まずにサヨナラ。お魚のやる気がまったく感じられません。この潮じゃしょうがないのですが、穂先を持ち込むようなアタリは一切出ません。シマシマがようやく1枚掛かりましたが放流サイズ。あとは引っ掛かるのフグばっかで針が無いか、針が残っていてもチェックすると、針のチモトに傷が着いていて、気付かずにやっていて良型イシダイなんか掛けたものなら悔しい思いをすること必至。面倒でも結び直し!



フグは小振りのショウサイフグですからね。トラフグと違ってショウサイは皮も食べられませんし。8時半、南西方向に移動して東電前の定番ポイント。指示ダナ海面から18〜11mで再開。早々に18cmくらいのメバル釣れたので一旦キープ。数出たら持って帰りますか。ハリス3号で食っちゃったので2号に落としたら、その後まったくアタリ出ず。船ズラして指示ダナ底から3〜8m。水深24m。良い日だとイシダイ、クロダイ、カワハギなどが出る場所ですが、今日はノーピク。すぐにメバルが顔出したものの、この水じゃそうそう釣れるワケも無く、結局、さっきのメバルは放流。



10時15分、回収指示となり、航路下のポイントに移動。10分ほど走って減速、何度か旋回して位置取りが決まると10時30分に再開。指示ダナ底から3〜10m。水深37m前後で1投目からウマヅラの洗礼。あぁ今日もウマヅラ牧場ですか!?道具入れると毎回アタリが出ますがまったく針に掛からず、餌盗り名人が今日は更なる名人振りを発揮。これじゃイシダイ居ても先に餌が無くなっちゃうから無理だわ。やっとなんか掛かったと思ったら放流サイズのシマシマ君。上の写真はよく見ると左側に南房洲崎、中央の船団の右に薄っすら大島、右に三浦半島の剣崎が同時に映ってます。珍しくないか!?



下り航路下のど真ん中なので一旦、海保のアナウンスでどかされて周り直し。シャクリにドスっと乗ったのはウマヅラ。しかもドテッ腹にスレ掛かり。メスでラッキー。11時回ってチャンスタイムと思ったら潮が止まってしまって魚の気配が無くなり、イシダイどころかウマヅラ牧場も気配薄くなってしまいナンモ無し。お昼前になると上げ潮が急にぶっ飛んできてダメだこりゃと思ったら、とうとう流し釣りになってしまいました。今日は一年で五本の指に入りそうな激渋日に当たってしまったようです。あぁアカムツは除いての話ですけどね。13時、南へ3、4分走って場所換え。



水深56m前後から深いトコで60mくらい。ここは沈船の場所でしたっけ?いつもの金谷の船が今日は居ませんねぇ。釣りを再開すると早々に生体反応があるんですが魚が小さい!上がったのは16cmくらいの小アジ。今日はまだウマ1枚だけなので、一応キープしておいて数になったら持って帰りましょう。けっこうアタリは多いのですが、巻き上げ中に居なくなったり、多点掛け狙ってると最初のも居なくなったりと、今日のアジ釣りは超ムズかしく感じるから、こういう日は何やってもダメってことですかね。下の写真だと水が真っ青なのがお分かり頂けるのではと思います。まるで南国の海のような水、南国行ったこと無いけど。



1匹29cmのマトモサイズが上がって、おっ!と思いましたが、何処に行ってしまったのかそれっきり。風が弱まってくれて体感気温はだいぶ楽なのですが、逆潮なので船が横向いたり戻ったりと安定せず、道糸が予期せぬ方向にぶっ飛んでしまって入れ直したりとけっこうやり辛い状況。その後もやれどもやれども小アジがアタリの数の1/3くらい上がる程度で激ムズな小アジ釣り。如何せん上げ潮が速過ぎでしょ。そういうことも想定して80号ビシも持って来てますが、時間も無いし焼け石に水っぽいので交換せず。13時50分、ラスト10分コールとなり、アジが全部で8尾になったのでキープさせてもらってお片付け開始となりました。

【本日の釣果】
ウマヅラ1枚(35cm/メス)、マアジ8尾(マトモサイズは29cm1尾のみで、他は16、7cm級の小アジ)以上。シマシマ2枚、メバル、ショウサイフグ(コモンフグかも?)5尾、サクラダイ、ベラ、トラギス、???ハゼ、ミニイサキは放流。カワハギ釣れてるお客様も居られましたし、今日はフグ目の魚しか釣れない日!?先週のイシダイ1枚昆布〆にしてあるんですが、早くも食べ頃になりそうです。

【船宿釣果情報】
久里浜沖25〜60m
イシダイ・マハタ・カワハギ・ウマヅラ・アジ・イサキ
6〜20匹 19〜37cm

前半は東電前の3〜4ヶ所を周ってみたんですが、魚の反応はあってもアタリは全くなしという状況でした。10:30頃に航路下のポイントでシャクリ再開しましたが状況はほぼ同じでアタリはポツリポツリで、掛かってもほとんどがスレで魚が口を使ってくれず非常に厳しい一日になってしまいました。



黒潮の分流が千葉県回りで差し込んで、釣り場近辺は等温線が混んでいて水温17度線に掛かる状況。真っ青で水温高いこの水が直らないと魚の機嫌が上がりそうもないです。深場のアカムツはそんなに影響がないのか、ここんとこは一時に比べると調子上向きのようです。(図は神奈川県水産技術センター情報ページより借用)



アジのヅケ丼。8匹釣れたアジのうちまともサイズは1匹だけ。その他、小アジは普通だと唐揚げとか南蛮漬けとかしか思い浮かびませんが、小アジ7匹3枚下ろしで14切れでヅケ丼作っちゃう料理人。今週は貧果につきマトモサイズはもったいないから別枠で食べるそうです。ヅケ丼的にはヅケの量がもう一声欲しいトコでしたが、まぁ足りないこともなく美味しく頂きました。味噌汁は先週のイシダイのあら出汁。



アジの刺し身。マトモサイズ1匹でお刺身。血合いが真っ赤で見た目にも脂乗って無さそうですが、賞味してみるとうん!?薄っすら脂乗ってて甘みが濃い美味しいアジでした。コレだったら10匹くらい釣りたいですねぇ。偶然交ざったような唯一のマトモサイズだったので如何とも。



アジ出汁の蕎麦。なけなしのアジ全部のあらで出し採ってやっと1人前。掻き揚げはウチの定番、生協の冷凍モノ。いや〜アジ出汁は鉄壁。料理人曰く、魚のあら出汁使う場合、味見しながら調整するそうなのですが、麺つゆが少な目で済むそうです。



ウマヅラのフライ。運よくメスだったのでキレイな身が採れました。ウマヅラ料理のド定番フライで賞味。間違い無しでバカウマ。今週は出汁以外これで終了。



ウマヅラ出汁のトマト味リゾット。土曜の朝です。ウマヅラやカワハギのあら出汁は見た目によらず上品で甘みのある風味が特徴。トマトの酸味とウマヅラ出汁の甘み、粉チーズのコクとちょこっと乗ってるサワークリームのコラボがナントもコク深い味わいで美味しく戴きました。これで本当に完食かな。一応明日は予約入れてありますがどうですかねぇ。少し水温下がってきた感じですが、水の色がアレじゃダメでしょうね。

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