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2023/02/12
ウィリー五目 久里浜港 五郎丸
2月12日(日)、定宿、久里浜港の五郎丸からウィリー五目に出撃してきました。

金曜日は予報通り関東でも内陸部中心に雪となりました。沿岸部でも朝から雪が確認されましたが、これは南岸低気圧本体によるものではなく、関東の沖合に発生した小さな低気圧の影響で、南岸低気圧が接近した夕方頃からは本降りの雨となりました。おかげで地元横浜方面ではまったく積もることがなく事なきを得ました。翌土曜日は低気圧が抜けるもまだ影響が残って強い北風となり、本日は穏やかで午後から南風に変わって最高気温16度の予報。明日月曜日はまた雨で最高気温10度程度の予報で天気と気温差が激しく、典型的な春の気候となっています。この気候は自律神経失調症にはキツイっすね。花粉も飛散し始めたそうですが、幸い自分は花粉の強弱が判る程度で症状が悪化しないという10年来のエセ花粉症。



今日は久し振りに釣友と2人で到着。本船お客様5名で右舷ミヨシから私、常連O達人、ご近所にお住いのUさんの3名、左舷はミヨシに釣友、トモに先週もご一緒させて頂いたAさんの2名。お隣は仕立のタチウオだそうでお客様7名?ムツ五目はよく見えませんでしたが、常連Nさん始め5名くらいですか。先週は一年に5本の指に入るのではないかという程の激渋状態。ウマヅラ牧場の中、スレで1枚掛かっただけ。口に掛かった魚、フグと小アジのみという真っ青な潮がぶっ飛んでお手上げ状態。そんな状況の中、今週もまた同じ釣りをするという、アレ以下は無いだろうとの目論見もありますが、モノ好きもイイトコですよね。一応、頭の中イシダイ中心にハギ系といった感じでやってみましょう。



7時前に出船して港前で成り行き定刻を迎えるとエンジンの回転数を上げて航程約6分で減速。毎回思いますが久里浜ほど釣り場が近い港は無いのではないでしょうか。外房まで行って、港から場所まで船で2時間なんていうのを聞きますが気が遠くなりそうです。アシカ島の下手で条件良ければ最近イシダイ、シマシマ、カワハギなどが出る場所。慎重に位置取りが決まって7時11分第1投。北東の弱風で雲多めの晴れ。海上ナギで水色はまだ陽が低くちゃんと確認できませんが、いまだ青みがあるものの、一時より薄っすら濁りが入っており、たぶん水温下がったと思われます。小潮の初日で満潮が8時20分頃なので朝イチ上げ残りでその後は一日下げ潮。朝の2時間が勝負ですかね。



指示ダナ海面から33〜25、6m。道具入れると潮っ気殆ど無くなっていてガックリ。早々にお隣りO達人が2枚、3枚とシマシマを上げられましたが、こちらは1投目からフグの猛攻。33mで止めて1シャクリした時点でもう餌が無い感じ。シャクっている途中、擦れるようなアタリが出るのですが、コレ全部フグの餌盗りアタリ。早い時間にイシダイの顔見たいのですが、この状況ではかなり困難。フグはよく見るとコモン中心にショウサイも居ますね。釣れたら全部釣友に進呈。開始20分、ようやくまともなアタリが出て23cmのシマシマでキープサイズ。少し経って22cmを追加。8時、8時半と周り直して同じタナ。8時40分、イシダイとは違いますがちょっといい引きで上がったのは26cmの良型カワハギ。



時間は下げっ端で今釣らないと今日は食いそうな時間無いのでここが勝負。8時55分、周り直してすぐのこと、9時ちょい過ぎ、今日イチの引きなんですが、魚が何だか判りません。最初のアタリはカワハギっぽかったのですがなんだコレ!?けっこうな重量でようやく海面に浮かんだ魚影は違う色が2つ。ナント!枝針に30cmのカワハギ、先針に30cmのイシダイという一荷。コレじゃ判るワケ無いよね。でもウレシイ一荷でこの時点で先週を大きく上回る釣果。同じ時間帯にカワハギが船中パラパラと全員に行き渡るくらいアタってくれて、まだ速い潮も無いので完全に時合いだと思われます。流石にシャクリで掛かるカワハギは良型ばかり。小型は居るのでしょうけど滅多に掛かりません。



その後、西寄りに走ってここはメバルの場所。指示ダナ海面から18〜11m。1投目にお隣りO達人がメバル2尾とウミタナゴの3点掛け。おっとコレはやっと本当の海に戻って来たか?と思いましたが、その後、バリバリとはいかずに誰かしらにポッツンポッツンで、私は小振り交じりで3尾だけ。徐々に下げの本潮が流れ出すとイイ魚のアタリが無くなってフグフグフグ!釣れるフグはコモンとショウサイが4:1くらいの比率。いずれも20cmあるかないかの小型中心。釣友は2人分のフグでかなりの物量。私も捌き方は分かってるのですが、自分ではやらない派なので、羨ましいけどそこは曲げないつもりで全部進呈。1回周り直して指示ダナ20〜12mで再開。



日が昇ってから水色見るとやはり青みは残ってますが、薄っすら濁りが入っています。この時期、本来はウミタナゴが邪魔なくらいガンガンアタってこないとダメなんですよ。モヨが浮遊する春の汚れた潮になる前、この色よりもう少し黒っぽい感じの薄濁りになってくれないとデカメバルのゾロゾロなんてのは期待薄なんです。初っ端、Oさんがウミタナゴとメバルの3点掛けをされて、今年初めてウミタナゴ見たので、おっ!と思いましたが、やってみると気配薄いのでまだまだですね。3月くらいになって好転する年もあるので、短期間ですがあの面ムズイ釣りを是非とも堪能したいところです。シャクリメバルはアタリの半分も掛けられず、身体捻って悔しがるという変態が喜ぶ釣り。10時5分、回収指示で航路下まで10分程走ります。



航路下のいつもの場所で何度か旋回してようやく場所が決まると10時25分に再開。指示ダナ海面から35〜28m。道具入れると案の定、海の中ウマヅラ牧場。反応が早い割にまったく針に掛からず。10時50分、大型船がこっち目がけて直進してくるので一旦回収指示。と同時にシャクった竿にドスッ!ウマヅラのスレ掛かり。コレ背中か尻尾でしょ、重くてぜんぜん巻けません。早くどかないと危険なので、急いでドラグガチガチに締めて電動高速巻きにしたらスポッ!抜けたちゃったしバカモン!今日は大型タンカーの動線と被って2回非難しました。しっかし近くで見ると船がバカデカイですね。海保の船が先導して航路空けるようにアナウンス、というか言い方は丁寧ですがほぼ命令。



11時過ぎると無風になって船は東寄りに向いてきて、こうなると万事休すかな?ウマヅラ包囲網の隙を突いてイシダイの鼻先に餌を通すべく、何度やられようとも入れ替えは怠りませんでしたが、本船では左右トモ両氏にマトモサイズのイシダイが上がったのみで、こちらは本命のアタリを捉えることができず仕舞。後から来た平作丸の五目船で1枚上がっているのが見えました。12時20分、回収指示となり、再び朝やったアシカ島の下手に戻ります。どっちのポイントでもイシダイは出るので3号仕掛けのまま続けることに。東電前だとメバルも視野に入りますが、シャクリのメバルってハリスの太さあんまり関係無いような気もします。12時40分、朝やったあたりで再開するも下げ潮チョーぶっ飛びで1回も投入できず移動。



諦めて南西寄りに走って35〜37mくらいの水深でモグラ叩き的にアタリ出ないと周り直しのパターンで攻めてみますが、下げ潮がこんだけ速いとほぼほぼ生体反応出ず。昼から南風に変わり、スパンカ畳むと船が東向いて潮が右舷後方にぶっ飛びます。3号ハリスでメバルが1尾上がって、あとはフグのアタリのみ。O達人が今が旬のホウボウをゲット。13時45分、ラスト10分コールが出て、1回入れたところでお片付けに入りました。13時55分に沖上がり。概ね当初の予想通りで、朝の2時間が勝負で下げ潮ぶっ飛び始めたら何にも釣れずという一日となりました。実釣中に潮変わりが2回ある日が狙い目。これから春にかけて速潮の日が増えますが、久里浜寄りは下げ潮がぶっ飛んで、航路方から向こうでは上げ潮がぶっ飛ぶ傾向があると思います。



【本日の釣果】
イシダイ3枚(30、23、22cm)、カワハギ2枚(30、26cm)、メバル4尾(25、22×2、18cm)、その他、ウマヅラ(オス)1枚、コモンフグ・ショウサイフグ8匹くらいは釣友に進呈。ウマヅラは5回掛けてオス1枚、メスの良型は水面落とし、あとは巻き上げ中に逃げられました。

【船宿釣果情報】
久里浜沖20〜60m
イシダイ・カワハギ・ウマヅラ・メバル・カサゴ・ホウボウ
5〜11匹 18〜39cm

東電前から開始して途中で航路下に移動しましたが、どちらもイマイチでパッとしませんでした。12:30頃に東電前に戻りましたが、下げ潮が川のように流れていてまともにシャクれませんでした。



写真は船宿HPから借用。



カワハギの薄造り。一日寝かせて翌晩です。コレで尺ハギ1枚分。叩いたキモを添えてますが、コレは小さい方の1/3くらい。この時期になるとだいぶキモが縮むはずなんですが、まだ2枚ともキモパンでした。薄切りを2、3枚まとめてキモ乗っけて食べるのが最高ですね。



頭出汁の中華風湯豆腐。イシダイ、カワハギ、メバルの頭を全部エラ除去して切り込みを入れて採った濃厚ブレンド出汁。コレを元に中華風ピリ辛味に仕立てて、魚は入ってませんが野菜たっぷりの湯豆腐で頂きました。今日は一日中冷たい雨でしたので、身体が芯から暖まる一品でした。翌日、この汁をベースに酸辣湯麺にアレンジして食べたのですが写真撮り忘れました。



カワハギとメバルの刺し身。説明不要と思いますが、お皿の上側が一番大きかったメバル1尾、下側が小さい方のカワハギ1枚。メバルは皮剥くのもったいなかったので皮付きの炙り刺し身。3日寝かせましたので、カワハギは普通に削ぎ切りの刺し身。メバルはまだゴリゴリと硬さが残っていますが、皮付きで炙ったので皮岸の旨味が感じられます。カワハギもまだ硬いくらいですが、血抜きが完璧で色も良くクセがまったく感じられない極上品。



イシダイ鍋。小振りの2枚使って鍋。小振りと言っても半身で4切れとすると2枚で16切れ採れますので、夫婦二人分の鍋にするには十分な量。いつも思いますが、刺し身で食べるとまだ早くてゴリゴリなのに、火を入れると溶けるような触感になるのはなんなんでしょうね?脂が多いせいですかね?



メバルとグリーンピースの炊き込みご飯。金曜の朝です。残りのメバル3匹使ってグリーンピースと一緒に炊き込みご飯。メバル3匹で2合炊きました。春ですねぇ。メバルの風味とグリーンピースの香りがベストマッチで季節感あふれる一品。味噌汁は昨晩のイシダイ鍋の味噌仕立て。こっちも旨い。



イシダイの刺し身。土曜の夜です。実は今日釣りに行ってきたのですが速潮の澄み潮で激渋大苦戦してきました。マトモサイズのイシダイは色々試した結果、刺し身は6日寝かせるが良し。ということで日曜に釣ったイシダイは土曜に賞味。いや〜脂が全体にしっとり回って、食感はまだ硬めでイシダイならではの味わいを堪能できます。



イシダイの皮焼き。皮はグリルで焼いて仕上げに塩を一振り。毎度同じこと書いちゃいますが、表面パリッとして噛めば皮岸の脂がジュワァと口に広がって、コレだけで一杯はイケちゃいますよ。



カワハギのキモのコンフィ。2枚釣ったカワハギは両方キモパンで、尺ハギ1枚分ともう1枚の半分くらい、刺し身で使わなかった分をコンフィにして3回に分けて賞味。最近N酸値がオーバーしているのでウマヅラのキモは量がスゴイので流石にゴメンナサイしているのですが、カワハギのキモが質が良過ぎて捨てるのもったいない!自分的にはカワハギのキモは少々脂が強いので、料理人にカワハギのキモを脂落として美味しく食べる方法ないかな?と相談。そしたら、「脂は油で制する」とカッコイイこと言って、コンフィになりました。コンフィとは塩・コショウで具材に下味を着けてから、香草とオリーブオイルで油煮にする料理法なんですが、脂が落ちたかどうかは定かでないものの、コレ単純にバカウマ!!3回分けて賞味したのですが、縮むのもあって一口でペロっと終わり。コレはかなり旨いぞ!N酸値バンザイ!



メバルご飯の焼きおにぎり茶漬け。月曜の朝です。先日のメバルとグリーンピースの炊き込みご飯をおにぎりにして冷蔵庫に入っており、普通の焼きおにぎりで食べようかと思ったら、メバルのあら出汁があるというので、焼きおにぎり茶漬けにしました。いつも通りで替え玉1個付き。グリーンピースの香りがよく、いつもとは一味違った茶漬けになりましたが、美味しく戴きました。出汁が一食分だけだったので、かみさんは焼きおにぎりで食べてました。

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