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2021/10/03
ムツ五目 久里浜港 五郎丸
10月3日(日)、定宿、久里浜港の五郎丸からムツ五目に出撃してきました。

今週は金曜日に台風16号が伊豆諸島を北東方向に通過し抜けていきました。けっこう大型の台風だったので、関東地方も距離がある割には強風・大雨に見舞われ、外房など一部地域では被害も見られたようです。さて、ここ一ヶ月来悩まされていた腰痛が今週に入って劇的に回復して、ほぼほぼ意識しなくなった状態。日曜は海も凪予報だし出撃決定ですが、浅場は台風の影響がどうだか?ということもあって、久々ムツ五目に参戦することに。ここんとこ調子良くて先週は船中29本も出た模様。HPの写真見てると型もそこそこいいのが出てますよ。



単独いつもの時間に到着すると今日は3隻すべて出船で、本船は10名と満船。予約したときは4人目だったんですけど、やっぱ釣れてますから混みますよね。右舷ミヨシ2番に入れて頂きました。常連さんは胴の間のお隣さんとトモの達人くらい。マダイ船は6名様かな?ウィリー五目は2、3名様?本船は7時を回って出船、港前で待機すること定刻7時15分を迎えていざ発進。大きく面舵方向に進んで航程20分弱で減速、ほぼ下浦沖まで南下すると船首を北に回してストップ。



7時20分、開始のアナウンスで第1投。北の風で曇り、海上ナギで水は薄濁り。若潮後の中潮で朝9時頃干潮、その後、帰りまで上げ潮の予報。着底すると水深230mくらい。潮っ気はあまり無くて下げ残りがあるか無いかといったところ。直感的に今日は少し上目狙いでタナは底から2〜3m。アタリ出ず開始15分で回収指示。周り直して2流し目は殆ど潮止まっちゃったかな?それにしてももう10月、ここ数年エチオピアが回って来ないし、ソーダとか邪魔者が居ないのもあって、こんな季節でもムツ釣りができますもんね。



開始早々、船中アナゴがけっこう上がってます。大中サイズですが全部マアナゴ。お隣さんが連発するものの要らないと仰るので全部頂戴することに。船中5、60cm級多く、たまに90cm近いジャンボも上がってます。自分、タナ高いからか一発アタリましたが途中で居なくなり。特有のヌメリが着いてたのでアナゴでしょう。2流し目は干潮いっぱいいっぱいまで粘って9時にようやく流し換え。今日はシロムツがまったく居らず、ドンコも少な目。アナゴがメイン!?下手にアナゴ船乗るより釣れてるんじゃない?



3流し目で上げっ端かな、水深220mちょい。本日初の良さ気なアタリに上手いこと乗せたものの、叩きがイマイチで何だコレ?最初アカムツっぽかったんだけど!?一応大事に巻き上げると、ナント一番下針に小振りのアカムツが着いてましたよ!26cmくらいか。ほぼ同じ時間帯に左舷トモでも上がって船中2本目。早い時間に顔見られたから、今日はもうちょっと行けるかな?あと2回りくらいサイズアップしたいところ。



上げ潮っぽくなっては来ましたが、今一つ物足りない潮。まぁ、オマツリしないので助かりますけど。その後、船中ポッツンポッツンと小振り主体ながらボーズ脱出者が増えていきます。相変わらずアナゴはいるようで、お隣さんからジャンボ2本と普通サイズ3本も頂いてしまいました。自分は魚のアタリが殆ど出ず、たまにアナゴかドンコに引っ張られるくらいで針掛かりする魚は皆無。アカムツもアレ以来アタリゼロ。



この竿、最近新調したモノなんですが、アマノ釣具のグラスソリッド(インフィニィティグロリア タイプ73)。以前もグラスソリッド(バトルシップス 総糸巻 190-150号)使っていたのですが、120号を空でシャクる時に少し手前に入り過ぎてしまい、小魚が着いているのかどうか判別し難い感じだったので、ワンランク手前がしっかりした竿に変更。前のも魚掛けてからは柔軟性があって良かったんですけど、要はバランスですか。穂先は繊細なのでさっきの1尾も小さい割にソレとはっきり判るアタリがでましたしね。



大ドモの達人の竿が大きく曲がりました。コレはそうでしょ!と思ったら、回収するとナント!アナゴとバラムツの一荷。しかもアナゴが上針に着いているという。11時45分、再び達人の竿が大きく曲がって、ようやく30cm超の本命が来ました。直後、今日ブッチギリの左舷大ドモ氏に50cmのジャンボアカムツで5尾目?そのまた直後、達人の竿が曲がって2尾目。流石!時合いを逃さず、食う時間にしっかり稼ぐ。こういうところが上手!毎回そう思わせられます。



食いダナが10mより上とかで、13mとかいう話も耳に入り、そういうこと!?道理で餌盗れる投入が増えたと思ったら、カワハギの中層に浮いてる時と理屈はほぼ一緒。上から下に食いに来られるとアタリ出ずに盗られてるケースが多いでしょ?かと言って相手がアカムツじゃいきなり10m切ってすぐにアタリ出るわけでもなく、下に戻したり、また上げたりの手探り。一発10m上でガツンと来て餌盗られてコレはたぶん本命でしょう。一向に食いダナが合わせられずのまま自分でタナボケ状態。魚が上ずって散らばってる感じでかなり捉え難い。アジみたいにタナが合えばすぐ結果がでる釣りでも無し。



終盤はタナがどうにもこうにも合わずに、周りのお客さんはポツンポツンと型出して、左舷大ドモ氏もついに6本目ゲットとの情報。皆さん一様にタナが高いとのこと。オーラス13時40分、お隣胴の間の常連さんに初物ヒットでコレも10mより上とのこと。魚沢山戴いたのでよかったよかった!!続く13時50分、ミヨシ1番氏にもヒットでコレが9mで上っ針。その間、自分は一発もアタリ出ず仕舞で14時ラスト15分コールが出て万事休す、14時15分終了のアナウンスが出て撤収。



【本日の釣果】
アカムツ1尾(26cm)、マアナゴ5本(87cm×2、1尾は尻尾切れ、50cm半ば2本、43cm1本)、ドンコ3尾(42〜29cm)、以上。なんですが、自分で釣ったのアカムツとドンコ1尾だけ!ナント他は全部、お隣Nさんからの頂きもモノ!!自力ではほぼ空だったところ、おかげ様で今週もおかずになり、ホントありがとうございました!

下の釣果から推察すると、竿頭50cm交じりの6尾は左舷大ドモのお客様、達人が右舷大ドモで2尾、他8名中1尾が7名、ゼロがお一人ですか?しかし10名乗って殆どの方が顔は見られたということで、アカムツ釣りにおいてコレはある意味スゴイことですね。

【船宿釣果情報】
下浦沖・200〜230m、水温=23℃、水色=薄濁り
アカムツ = 24 〜 50 cm ・ 0 〜 6 尾
アカムツの0はお一人で船中15尾、他にアナゴ等
竿頭 = ***** ・ I氏




ドンコのキモ串焼き鳥風。ドンコのキモを竹串に刺して焼き鳥風。コレちょっとコツがあって、串に刺す時、宙でやるとキモが崩れちゃうので、アルミホイル敷いた上で滑らしながら串刺しにすること。そのままアルミホイルごと1回グリルで素焼きして固めておき、固体化させてから焼き鳥のタレを塗って最後に仕上げ焼き。写真は先っちょ一口食べたら焼きが甘かったので、もう1回焼き直してもらいました。なので上のヤツ先っちょが無い。焼き加減は表面にしっかり焦げ目がついて、中までちゃんと火が通っているくらいがいいです。



アナゴの白焼き。自分アナゴ釣りは未体験で、もっぱら魚屋さんで買って食べてましたが、よく考えたらどうやって下ろすのよ?料理人も自分で下ろすのはお初なので動画検索したりして、見よう見まねで2人で一緒にやりました。あんまりキレイには行きませんでしたが、まぁ食べられる状態になって、せっかくなので初日に白焼きで賞味。案外脂乗ってて旨味も十分、もしかして上物じゃないでしょうか?



ドンコのなめろう。最近はドンコと言えばなめろうが我が家の定番。ちゃんと血抜き〆してるので、身の色も極上で、アジやイサキに比べるとやや淡白な気もしますが、水っぽいということも無く、薄っすら脂もあって十分美味しいと思います。キモも旨いわ身も旨いわで捨てちゃうのはもったいなさ過ぎる。



ドンコのなめろう茶漬け。なめろうと言ったら翌朝はなめろう茶漬け。ハンバーグ状にまとめたなめろうをバーナーでしっかり炙って焦げ目を着けたら、熱々のあら出汁ぶっ掛けて、全部ほぐして掻き込む!!コレが堪んないのよ!ドンコのあら出汁は冷蔵庫でゼラチン状に固まっていたそうですが、案外、旨味がしっかりあってコレは旨いっすよ!!



アナゴの照り焼き。デカいヤツの上の方使って照り焼き。思ったより硬過ぎるってことは無いですね。通常サイズよりやや大味かな?とは感じますが、不味いということはぜんぜん無く、食材的には迷わず合格!!唯一気になるのは、通常サイズでは気にならない小骨が、イチイチ除去しなければならないほど太い点ですか。以前、喉にアマダイの骨が刺さって大変な目に遭いましたので気をつけた方がいいですね。その時の詳細は「コチラ」をご覧ください。



煮アナゴ丼。コレもデカいの使ってますが、昨日の照り焼きの感じから、今回は骨切りを施して山椒の実と一緒に甘辛く煮漬けてみました。元々臭みがあるワケではないので、あえて生姜は使わなかったそうです。皮目を裏に盛り付けた方が旨そうに見えると思ったんですが、骨切りして食べ易くなった分、見た目が悪くなったので、皮目を表に盛ったと言ってました。大味なのはまぁそうなんですが、工夫すれば美味しく戴けますね。味噌汁はドンコのあら出汁で、コレがけっこうバカにできない旨さ。



アナゴの天ぷら。天ぷらはやっぱり普通サイズで食べたいですよね。残り2本でちょっと足りなかったのでジャンボの尻尾の部分少し借りました。付け合わせはマイタケ。天つゆは麺つゆを薄めただけですが、大根おろしと下ろし生姜は欠かせません。お味の方は所謂アナゴ天そのもの。



煮アナゴ茶漬け。煮アナゴを細切りにして盛ったら、熱々のアナゴのあら出汁を掛けて頂くという我が家ではありありの食べ方。煮アナゴに味が着いてて甘みもあるので、出汁は塩だけでお味を調整。この出汁、頭と骨から採ってますが、冷蔵庫でブルブルに固まって色んな成分が濃縮されているような感じでお味の方も秀逸。いつものアジやイサキとはまた一味違った旨味を感じます。



アナゴ天蕎麦。昨夜のアナゴ天とマイタケ天で天ぷら蕎麦。こりゃもう間違いないヤツですね。出汁はアナゴのあら出汁使ってますが、濃過ぎるので半分薄めたそうです。それでも特有の出汁の旨味がかなり効いてます。



アカムツのお造り。小振りだったので3日目が最高の食べ頃と読んで水曜日の夜。炙り刺身にして尾頭付きに造ってみました。見た目も脂スゴイなと思いましたが、口入れた瞬間溶けますよ。白身の大トロと言っても過言ではない。小振りでもこの極上の味わいが一食分味わえるんですからやはり釣れるか釣れないかは大違い。

ちなみに今年のアカムツは7回チャレンジしてボーズ2回(内大シケ1回)、5回釣れて釣果1〜2尾の計7尾。う〜ん、ボーズ率は低い気もしますが、数と型が伸ばせないといったところ。達人を見習ってもう一皮二皮剥けたいですねぇ。回数重ねるごとに何等か得るものはありますので、まだ伸びしろはあるんだろうな!?と自分では思ってます。釣りは回数やってナンボですから。



アカムツ出汁のリゾット。昨夜お造りにしたアカムツの頭、中骨、腹骨の削ぎ身などのあらで出汁採ってリゾット。具は玉ネギ、生シイタケ、ミニトマトの微塵切り。味付けは塩と粉チーズのみ。いつも使わないミニトマトが入ってる分、少し甘みと酸味が加わってコレもまたいいですね。出汁の旨味とチーズのコクが相まってこりゃ最高に旨いっすよ。魚が小振りなので出汁は一人前がやっとですが、1匹で二度楽しめます。



煮アナゴのちらし寿司。煮アナゴは早いうちにその分は全部煮てしまって冷蔵保存。煮汁とともにブルブルに固まっているので、毎回使う分だけ取って、無くなるまで使い切るという方式。今日はちらし寿司で頂きました。煮アナゴ自体あえてやや甘めに煮てあって酢飯によく合いますし、干しシイタケもアナゴの煮汁で煮てあるそうです。煮アナゴはまだ残っているそうなのでもう一品くらい何かできそう。しかし重宝しますねぇ。



アナゴのソテー。普通サイズは天ぷらで食べ終わったと思ってたら、もう半分残してあったそうです。今晩はコレ使ってソテー。仕上げのバターは少しタップリ目で風味が良く、身は骨切りしてあるので、まったく骨が当たることも無く、大変美味しゅうございました。付け合わせはマイタケとアスパラの炒め物。



アナゴ出汁の蕎麦。出汁はアナゴのあら出汁使ってますが、残った出汁は蕎麦と明日の焼きおにぎり茶漬けの半々で使用予定なので、だいぶ薄めて使ってますがそれでも旨味十分でアナゴってホントいい出汁採れますね。煮アナゴの残りは全部焼きおにぎりにして終了。今日の昼飯と明日の茶漬けで完食予定です。



煮アナゴの焼きおにぎり。ご飯に煮アナゴと角切りの煮ゴボウ、白ゴマ、青唐辛子を混ぜ込んで焼きおにぎり。海苔巻いて食べたらマイウ〜。アナゴと根菜って相性いいですよね。



煮アナゴの焼きおにぎり茶漬け。土曜の朝です。昨日の焼きおにぎりの残りで茶漬け。替え玉1個付き。茶漬けと言ってますが、汁はアナゴのあら出汁に塩少々。アナゴは普段釣って来ないので珍しい一週間となりました。身はともかく出汁が他の魚と少し毛色が違っててメチャ旨いのを知りました。冷蔵庫で固体化してひっくり返しても落ちないほど濃い。写真では沈んで見えませんがワサビ乗せて、コレがまた濃厚な出汁によく合う。煮アナゴに使った山椒の粒がたまに顔出してピリッとこれもアクセント。焼きおにぎりに混ぜたゴボウが出汁で分離してこれもいい歯応え。これにて今週の食材は出汁まで完食、最後の締めにふさわしい極上朝ご飯でした。

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