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2024/01/13
マダイ 久里浜港 五郎丸
1月13日(土)、定宿、久里浜港の五郎丸からマダイに出撃してきました。

新年早々けっこう重篤な風邪をもらってしまって、初釣りに出掛けた2日後の未明から高熱が始まって、下がるまで3日間。その後もいろんな症状が抜けないまますでに丸一週間が経過。釣りのモチベーション上げて海の空気でも吸って来た方が抜けてくれるかな?そんな状況で日がズレて土曜日の出撃。どっちにしようか少し迷いましたが、イサキは理屈では判っているものの、実際やると釣れないので苦手意識の真っ最中。マダイも日々釣れたり釣れなかったりですが、リハビリにはマダイの方がいいかな?ということで今季4回目のマダイに決定。木曜が北のシケで金曜が定休日。この土日は大丈夫そうですが、週明けて月火とまた南西〜北のシケになりそう。寒冷前線が短い周期でやってくるのがこの冬の特徴。



いつもの時間に単独到着すると、本船はお客様4名で、右舷ミヨシに私、トモにOさんのTちゃん。最近、平日釣行が多いのでお久しぶり!左舷は常連HさんとトモにT達人。この人数でこのメンバーですから、魚が食えば楽勝モード間違い無し。W五目船はイサキ狙いのお客さん多いと見えて、常連Oさん親子のお姿もあり9名様と盛況。ムツは3、4名ですかね。左舷が見えませんでした。サブちゃん船長気が早いので10分前には離岸して港前で待機。日の出の時刻がここ1週間ばかり6時50分で変わらなかったのですが、明日から1日1分くらいのペースで早くなっていくようです。この景色が見られるのも今のうち。



定刻7時を迎えていざ発進。今日はやや南東方向に舵を取って東電沖のいつも船団ができる場所に向かっています。航程10分で減速。すぐに位置取りが決まって、はい、やっていいですよ〜!で第1投。北東の弱風で晴れ、海上良いナギ。水色はここんとこ変わらずスケスケ真っ青。冬の水って昔はもっと黒濁っていませんでしたっけ。たぶん湾奥の水をキレイにし過ぎちゃった結果、全体がおかしくなっている印象。キレイにするのはいいけど、たぶんやり過ぎて海が変わっちゃってんじゃないかな。中潮の初日でちょうど今、朝7時頃が満潮、その後、下げ潮に転じて12時半頃が干潮の予報。上げ潮が来るか来ないか、いずれにしても昼から南風に変わりそう。



指示ダナ海面から65mなので、実水深75m程度とけっこう深いです。入れ換えて2投目、手持ちでちょうど仕掛けが馴染んだ頃、トンと30cmくらい穂先が入って、そのままグ〜ンと胴まで絞るマダイのアタリ。アワセを兼ねて水平まで竿を起こして巻き上げ開始。手巻きでやってるのでけっこう深くてなかなか上がりません。ようやく朝焼けの海面に浮上したのは後の計測で1Kgちょいの食べ頃サイズ。最初900gくらいかな?と思いましたが、計るとけっこうありますね。最初、ウチと網屋さんだけで、船団ができる前、早々に1枚見ることができました。コレは幸先よいのでは?今後の展開に期待できそうとこの時は思いましたが!?



あっという間に松輪の船に囲まれて、しばらくすると八景の船も合流して、広範囲ではありますがざっと20隻。そこいら中でコマセ撒くとダメだろうな。朝イチ食わせた時は潮っ気はほぼありませんでしたが、上っ側だけまだ上げ残りの潮があったような気がします。この時間、完全に止まってしまって下げ潮もまだ来ない状況。今のうちに釣っておかないと、下げ潮がぶっ飛び始めたら望み薄になりますからねぇ・・・。気持ちだけは逸りますが、実際、たまに餌盗りにやられるくらいで、まともなアタリがまったく出てくれません。サバフグがまだ居ますもんね。どんだけ被害受けたか。途中、底から10mの指示に変わって、水深71、2m〜74、5mくらい。



一応はチャンスタイムの範疇ではあるのですが、未だ船中私のだけ。トモのTちゃんが放流サイズ2枚釣ったそうですが、逆に放流サイズ2枚続けて選ぶ方が難しい気もしますよね。ホント上手く行かないっすね。いや〜食わねぇ!!コマセ振って、その後仕掛けが馴染んで、食う時はハイ今でしょ!というタイミングで尽くナンの気配も出ません。1回周り直しましたが、まったくアタリ出ず。8時半過ぎ、回収指示となり、船団から離れて数百メートル北東側の網屋さんのイシダイが出るポイント。水深45〜48m。ココはスゴイ山になっていて、船を下から着けてクラッチ入れてミヨシ席が根に近づくとイシダイが飛びついて来るんですが。1投目は空振りで2投目は8時40分。



コマセ振っている最中に違和感が出て、そのまま自動針掛かりしたのは、今季自身初のイシダイ。30cm弱で少々小振りですがこのアタリの無い中、良しとしましょう。今日、まだどこの船も入れてないので、普通だったら船中3、4枚食ってもおかしくないんですが、アタリ続かず1枚で終了。その後9時くらいから下げ潮が効いてきて、チャンスタイムは終了か。船中、ナンモアタリが出ずのまま、笠島の黄色ブイの南東面水深45〜65mくらいをモグラ叩きしてもダメ。行くとこ無くなって深場の水深130mに入れるもダメ。また帰って来てもダメ。なんなんでしょうね今日は!水がいつもに増して真っ青で温いですもんね。ハギ系とフグ系しか喜ばない水。



何処行っても船中ナンモ食わず。11時半頃、下げ潮が緩んだのでチャンス!かと思えばナンモ無し。予想通り昼から南風に変わったものの、上げ潮が来ないので船が東向いたり南向いたりで、コレ典型的な食わない形。最後の最後、ようやく上げ潮っぽくなって、船が南向きで安定しましたが、今日は魚が一切口を使ってくれません。トモに状況聞きに行ってもまったくダメだそうで、そのまま諦めて13時50分、自分はお片付け開始。皆さん畳み始めて14時に成り行き納竿。結局クーラーボックスに魚が入ったの私だけという、極めて撃沈に近い状態。ここのところ5枚、4枚と好調の達人でさえお手上げの一日となりました。本命船中ゼロはあってもクロダイとか他の魚は上がりますもんね。ここまで何も食わないとは参りました。

【本日の釣果】
マダイ1枚(42cm/1.04Kg)、イシダイ1枚(29cm/480g)、以上。その他、サバフグ1尾のみで、一日中で魚のまともなアタリはこの2回のみ。餌盗りが居ない場所では、何度入れ替えてもオキアミがノーダメージで帰ってきて、魚は居るのか居ないのか気配すら皆無。



写真は船宿HPから借用。船中4名でキープできた魚はこれで全部!?今季4回目でボーズ無しは奇跡的と言ってもいいでしょう。毎回ダメな日ばっかでギリギリ渡り続けている状況。何時ボーズ喰らってもおかしくないんですが、ダメな中でも魚運はあるのかな?



マダイの湯引き刺身。3日寝かせて、そろそろ食べ頃。当日、下処理した時点で、お腹ん中ラードで脂スゴイのは判っていたんですが、3日寝かせて、満を持して半身を湯引きのお刺身にしたら、マジでスンゲェ脂。テロンテロンに脂乗っているんですが、流石にマダイの身はしっかりしていて崩れません。血抜きも完璧で身は透明度があって臭みは皆無。この品物のレベルですと、まず買った魚ではあり得ないかな?という極上品。



マダイの炙り刺身。半身は湯引きにして、もう半身を炙りで頂く。コレ我が家の定番。ちょうど食べ頃のサイズでしたので量も夫婦二人でバッチリ。それにしても脂が一年で一番乗ってる時期ではと思われます。



マダイ出汁の蕎麦。普段ですとマダイの出汁だったらうどんにするのですが、気分的に蕎麦が食べたかったので、異例ではありますが蕎麦にしました。もちろん青物系のようなガッツリ感はありませんが、自然な甘みがあって上品出汁で、これはこれでありだと思います。



イシダイの刺し身。気持ち早めですが、5日寝かせてそろそろ賞味。料理人が下ろしている最中からスゴイ脂って。今季初めて食べましたが、相変わらずの食味は感動的でもあります。硬いのに脂スゲェ、なんじゃこりゃ!って感じ。臭みも無く旨いの一言。小振りではありますが、改めてイシダイの実力を感じさせられました。



イシダイの皮焼き。刺し身用に皮引いたあと、細切りにした皮は湯引きにして皮ポンで食べるか、塩焼きにするかが定番。今回は塩焼きで賞味。皮岸の脂がスゴイんですが、表面はパリッとして風味も良し。コレだけで一杯飲めちゃいそうです。

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