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2021/02/24
ムツ五目 久里浜港 五郎丸
2月24日(水)、定宿、久里浜港の五郎丸からムツ五目に出撃してきました。

先週末は土曜、日曜、月曜と北海道方面を爆弾低気圧が通過した影響で、関東地方も西から南西の強風に見舞われ、出船を見合わせた船も多かったようです。朝起きるとアレっと無風に見えるのですが、大島の方は20m前後の西南西、お昼頃になるとこちらにも風が届いてビュービューのパターン。ここんとこ水曜、日曜とスポットでムツ五目を出しているので、風もナライになったところで久々平日釣行ですが、チャレンジしてみることにしました。この釣りも回数やらないといい日に当たらないからね。



いつもの時間に単独到着すると先客が3名様で左舷ミヨシが空いていたので入らせて頂きました。皆さん常連さんで一応ご挨拶回り。このくらいの人数だと潮型が悪くなければそうそうオマツリもせずに釣りができそうです。右舷ミヨシのお客さんがアカムツフリークでいらして、波崎や犬吠の方まで事情をよくご存じでお話をお伺いできて勉強になりました。有名なカンネコ根は秋の場所で、今は犬吠沖で場所まで2時間ほど走るそうです。聞いただけで気が遠くなりますが、釣れればデカイとのこと。



7時過ぎに離岸して港前で待機。ムツやタチウオなどコマセ使わない釣りは定刻7時15分。時間を迎えるとエンジンの回転数を上げて東電防波堤を面舵に大回りして、コレはいきなり下浦沖直行かな?航程20分弱で減速。船首を風に立てるとドヒャー!スゲェ風。荷物飛ばされないように慌ててまとめました。波が深堀りしちゃってまともに立って居られない状況。幸いこの船、後ろに手摺りがあるので助かります。



7時35分、位置取りが決まって開始のアナウンス。水深240mくらい、下から2mくらいでやってください!若潮後の中潮2日目で朝イチは下げ潮、9時40分頃が干潮、その後帰りまで上げ潮の予報。海上、北北東の風強く体感で13mくらい、波は2m前後、水色は薄濁りですが明るめの色。だいぶ水温も下がってきているようですが、240m下の底の方の様子がどうだかで決まるでしょう。道糸のマーカーで240mくらい、仕掛けが約7mあるので、実質は247mくらいかな?



風ビュービューで鼻水と涙が止まらず、しかもマスクしてるもんだから顔付近がワケ判んない状態で、とりあえず頑張ってタナ取りしてる状況の中、右舷ミヨシのお客さんにヒット。1流し目、開始10分、左舷胴で竿を出していたY太君がタモ取りしたのはナント!42cmの良型、しかもぶっとい。いきなりコレですか、羨ましいわぁ。ということはチャンスはあるってことなので頑張らなきゃ!と言ってもこの釣り、どうやって頑張るのか頑張りようがないんですよね。誘い過ぎもNGだし。



下げ潮があるのかないのか、殆ど潮っ気を感じないのですが、船は流れているようで水深が5〜7mくらいゴロゴロ変わります。なので、ここのアカムツ釣りは置き竿に向きません。マメな底取りで食いダナに当てて行かないと可能性減っちゃいますからね。ハリス75cm、枝間1.5mの4本針、捨て糸1.2mの仕掛けで、2mほどタナ切ってます。これでもけっこう上っ針に食ったりするので、ご当地のアカムツは他の地域の話を聞くよりはタナ高めでアタることが多いと思います。活性もあるのでしょうけど。



9時40分に1回周り直して2流し目。10時30分、グググっと下に引っ張るアタリだったのでシロムツのちょっと大きいヤツかな?と思って巻き始めると、うん?途中で引きがありますね。もしかしてもしかしたかも。残り50mくらいでクククン!おっ!コレはそうでしょ。小さいけど。仕掛け回収すると下から2番目にオレンジの魚影が浮かんで、Y太君に救って頂いたのは28cmの小振りでしたが、本命アカムツ。もしかしてコレで全員顔だけは見たのかな?



時間とともに風が収まってきてだいぶ楽になりました。11時くらいから急に上げ潮が効いてきて、どんどん浅くなる流し。250mから入れて235mくらいまで。お昼前になるとシロムツの活性が上がって一荷も散見。皆さん型は出したものの上げ潮に入るとアカムツが口使わなくなってしまって、何度か回り直しましたがどこもシロムツしか食いません。今日はドンコが一匹も見ないので底潮が冷えてはいないのでしょうね。だったら、少し低めのタナも様子見できそうですが、食わないっす。



13時、回収指示で10分弱、上手に走ること東電前?というか東電沖ですか。完全に風が止んでベタ凪。ここも250mくらいからで、今日はほぼほぼ235〜260mの深場攻めで徹底。こっちもブッ込みでシロムツがパタパタっと出たものの本命が食わん。13時25分、コレはもしかして!?というアタリで、かなり期待して巻き上げましたが上に来て叩かなくなったのでアレ?違うな。仕掛け回収するとやっぱ色が違う。Y太君に救って頂いたのは34cmのクロムツでした。



1回周り直して水深ほぼ一緒。シロムツ2尾ほど追加だけで本命が遠い。ホゲホゲガチョチョン!みたいな派手なアタリが今日は一度も出ません。まぁ久し振りにやって小振りながら型見られたのでいい方ですけどね。14時を回ってラスト10分コール。さ〜て最後の1投。底着いてタナ切ったと同時にダダダン!重さはまずまずありますけど、巻き上げ中、暴れ過ぎ。本命はたまにカククン!やガココン!ですがボコボコ叩きっ放し。上がったのは小型のメダイで、これにて終了〜!



【本日の釣果】
アカムツ1尾(28cm)、クロムツ1尾(34cm)、メダイ1尾(36cm)、シロムツ10尾(24〜20cm)、以上。小振りですが、一応、赤・黒・白とムツ3色達成。他、小メダイが釣れましたが、五目まで届きませんでした。船宿さんから採り立てのワカメ、メカブをタップリと頂戴しましてありがとうございました!コレが美味しいんだよね!

【船宿釣果情報】
下浦沖 230〜250m、水温=14℃、水色=薄濁り
アカムツ = 28 〜 42 cm ・ 1 〜 1 尾
他に良型まじりでクロムツとシロムツ
喰いは渋かったんですが・・・大物まじりで何とか皆さんが顔を見る事が出来ました。



シロムツの炙り刺身。当日、大きめの3匹炙って賞味。そんなに味や旨味のある魚ではありませんが、食感ゴリゴリと硬く、これを味わえるのは釣った当日ならでは。1匹、血抜き忘れたようで身が赤いですが、正直申し上げて、血抜きしてない方が甘みがあって旨いです。魚によりけりとは思いますが、血抜きは賞味期限を延ばすには有効である一方、当日だと血抜きしない方が旨い場合もあるってことです。採れ立てワカメ、早速、付け合わせに使わせて頂きました。食感シャキシャキ、新鮮な香りもあって最高っすね!!



あら出汁の味噌汁。翌朝です。見た目ただの朝ごはんですが、メインは味噌汁。シロムツの頭全部(エラは除去して二つに割った状態)と昨夜の刺身で出たあら、クロムツの頭、メダイの頭(処理はシロムツ同様)で採った出汁に具は頂いたワカメ。コレが予想より旨味がでてまして、適度な脂っ気と甘みがあって大変優しい出汁が採れました。



あら出汁のとろろ蕎麦。翌日の昼です。朝の味噌汁で使ったのと同じ出汁を使って温か蕎麦。具は摺り下ろした長芋、所謂とろろと、船宿さんから頂いたメカブの微塵切り。ネバネバ同士の相性は鉄壁で、ベースにあら出汁の旨味が下支えしてて実に旨い。



ワカメとジャコのサラダ。翌晩なんですが、今日何食べんの?と訊いたら、一日お休み!と料理人。釣りの翌晩に食べるもの無いとは寂しいので、頂いたワカメとジャコのサラダの写真。ジャコはオリーブオイルで炒めてカリッと食感よく、表には出てませんがツナもツナギ程度入っているようで、あとはワカメ、トマト、レタス、ミョウガ少々で味付けはオリーブオイルと塩。取り皿に山盛り2杯食べちゃいました。



あら出汁の掻き揚げ蕎麦。金曜の朝です。連日蕎麦続きですが、最初に採ったあら出汁が蕎麦1回分残っていたようで、今朝は掻き揚げ乗せた温か蕎麦。蕎麦好きなので2、3日続いてもまったく抵抗はありません。まぁヅケ丼もそうですが。掻き揚げは昨日、生協で届いた冷凍掻き揚げ。コレが我が家の最近の定番。もちろんワカメも乗せて旨かったっすよ。



メダイの刺し身。2日寝かせて、まずはメダイでしょう。こんな小さいメダイ初めて見ましたが、お味の方はナント!脂ノリノリで親分と大差なし。



メカブと菜の花のサラダ。おまけですけど、メカブも何にでも使える万能食材のひとつです。味付けは市販のドレッシング。メカブも菜の花も季節もの、もうすぐ3月、春ですねぇ。



メカブ丼。土曜の朝です。今回は好物のヅケ丼もネタがないのでメカブで丼。メカブをメインに明太子、鮭フレーク、浅漬けの賽の目切りで賑やかな丼になりまして、どこにメカブが混ざってもOK。味噌汁にもワカメ。今晩は娘が飯食いにくるので残りの魚がいろいろ出るかもしれません。今日は長男がスミイカ船予約入れたそうですが、強風により出船中止とのこと。この時間、剣崎で北東風20m超えてるので正解でしょうね。明日は久々にW五目、アジが釣れたらアジのヅケ丼にメカブを乗せよう!!



茎ワカメの炒め物。おまけですが、茎ワカメの硬いところは炒めるのがウチの定番。煮て食べる方も多いかと思われますが、唐辛子とニンニク効かせてペペロンチーの風に炒めるとかなり旨いです。



シロムツのフライ。小振りのシロムツを半身でフライ。毎回美味しいですが、身がふっくらして軽くていくらでも食べられますよ。今回は前に出て来た桜塩とソースで頂きました。



アカムツのお造り。土曜日、娘が晩飯食いに来たので、見栄えがするように尾頭付きの炙り刺身にして出してやりました。私も何切れか食べましたが、相変わらず旨いですわ。時期的なのかな?脂の乗りは最高潮まで行かないんですが、魚として十分に美味しいです。



アカムツの味噌汁。上のお造りで使った頭やあらを使って味噌汁にしてあげました。旨味がしっかり出ていて最高っすよ。小振り1尾でしたが、娘と親二人分、十分に出汁が採れました。



クロムツの炙り刺身。日曜の夜です。今日、釣り行ったのですが、当日はコレ。さすが34cmあったので思ったより量採れましたね。こちらも脂の乗りは最高潮まで行かないんですが、魚として美味しいです。歯応えあってネットリ感も程好くクロムツの風味が良く出ており、かみさん箸が止まらず、相当気に入っておりました。



シロムツのフライサンド。火曜の昼です。先日のシロムツのフライでサンドしようと思ったのですが、食べ過ぎてあまり残せなかったので、半分はハンバーグが挟まってます。これにて今回の食材は完食。

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