K's Fishing Blog

      >>> 最近の5件
      2024/04/11   ムツ五目 久里浜港 五郎丸
      2024/03/27   マダイ 久里浜港 五郎丸
      2024/03/19   マダイ 久里浜港 五郎丸
2023/11/29
マダイ 久里浜港 五郎丸
11月29日(水)、定宿、久里浜港の五郎丸からマダイに出撃してきました。

今年はカイワリが大当たりで、過去に秋のハナダイの時期に被ってけっこう釣れる年もありましたが、ここまでトップ50〜75枚という釣果が1ヵ月以上の長きに続いていて、ハナダイがとっくに影を潜めた現在も入れ食い状態。しかも卵が入っていないので、産卵で集結している訳でもなく、なんでこんな無尽蔵に湧いているのかまったく想像つきません。自分も毎回、枚数抑え気味にはしているものの、やる度に30枚、40枚と食べていると、流石の高級魚もやや食傷気味となってしまい、そろそろ他の魚が食べたい!ということもあって、先週の釣行の際に私、釣友、Aさんの3名で翌水曜日にマダイで予約となりました。



3名で出船決定というのもあっての予約ですが、如何せんマダイが釣れていない!海も水温高めで推移していて、ようやく18度切って来てこれからがマダイ、イシダイの本番。航路ではまだワラサやメジが食っている状況。いつもの時間に釣友と到着すると、本船お客様6名で全員常連さん。右舷ミヨシからKさん、私、Sさんの3名、左舷ミヨシからAさん、釣友、Yさんの3名。お隣W五目船は6名、ムツ船は3名様ですかね。全船操業です。低気圧の通過により、昨日は午後から20〜23mの南西大シケ。今日も凪る様子はまったく無いので、どうなるかは出たトコ勝負。釣り座、胴の間でラッキーかも。



7時前に離岸して、港前で成り行き定刻7時を迎えるといざ発進。真沖に走って航路下の定番ポイントへ。航程13分程で減速すると1回旋回して位置取りが決まって、7時15分、はいやっていいですよ〜!で第1投。西南西の風やや強く、体感で8〜10m。空は快晴。海は南から1、2mのウネリが入って、船は西南西向きでドッタンバッタン。でもまぁナントかこの程度ならギリギリできるかな?といった海象。水色は基本澄んでますが、やや色着いた水で真っ青ではありません。指示ダナは海面から25mなので、30mまで下ろしたらコマセを数回に分けて振り上げてから、道糸のマーカーを見て指示ダナまで上げて止めます。



1投目はアタリ出たんですが餌盗られ、2投目は28cm級のイサキ。3投目はちょっと重量感が増してタモ取りして頂いたのは35cmのメタボイサキ。コレはいいお土産。このクラスが4、5匹釣れるとタイが釣れなくても食材的には悪くないですよ。その後、もう1匹、小振りのイサキが釣れたのを最後にアタリがナンモ無くなって餌も盗られず。大潮の最終日で朝から下げ潮、干潮が11時40分頃で、午後から上げ潮の予報。今んとこ下げ潮がトロっと効いていて左舷前方に行ってはいますが、フグの針盗りも出てきちゃって、早々にダメな時間に入ってしまった模様。回り直して指示ダナ30m、40m、28mとか。たぶん+4、5mってトコ。



あっという間に15隻超の船団ができてしまい、松輪のN銀丸が3隻!?間違ってたらスミマセン、こっちが向こうに入るのは確か時間規定がありましたが、向こうがこっちに入るのって時間の規定無いんですかね?この辺りの詳しいことは知りませんが、単純に不公平感は感じますよね。8時40分、ミヨシのKさんにワラサがヒット。コレが60cmくらいで長さはそんなでも無いんですが、真ん丸に太ったデブワラサ。コレは間違い無く当たりでしょう!おめでとうございます!9時過ぎから風が体感で13mくらいに上がってきて、揺れが2割増しで仕掛け捌くのも厄介。今日は一日コレ覚悟ですかね。



10時頃から風が体感で5、6mまで収まって来て、2m前後のウネリだけとなりこれはいいや!だいぶやり易くなって、下げ潮も終盤となったところイイ感じに流れ始めたと思った10時20分、私にもワラサが食っちゃった!ハリス3.5号でやってたので、1回も巻けずに出されるだけ出されてパツン!魚デカ過ぎ!船長の指示ハリス5号以上だもんね。ここが悩ましいトコでマダイ、イシダイ、イサキ狙うなら3.5号くらいがベストなんですが、ワラサやメジを考慮すると5号でも細いくらい。で、自分のクーラー22Lなので、ワラサ丸ごと入らないし、ワラサは捨ててマダイ寄りの仕掛けで通す作戦。



なので、ワラサのバラシはそういう意味では想定内。11時前に食い上げのアタリが出て何かがヒット。回ってるからソーダか?オマツリせずに無事回収したら、コレがナント!超お久し振りのヒラソーダ。あんまデカくはないけど、1回分の刺し身にはなるサイズ。ヤッタゼ!下げ潮の終わり際はイイ感じで流れてくれて、続いて11時10分、コレも手持ちでアワセ入れると、イサキにしては引きが強いぞ!と思ったら、半分諦めていたマダイちゃんが浮上。タモ入れして頂いたのは38cm級の食べ頃マダイ。いや〜こんなグチャグチャな海でも釣れるんですね。マダイ船なので普通の仕掛でちゃんと本命が獲れたってのは大きいですよ。



11時半頃から再び風が強くなってしまい、今度はウネリと風向きがだいぶ一致してきたものだから、ウネリの高さが1.5倍クラス。しかも13mくらいの強風。久し振りに目線より高い波を見ました。ウネリが襲ってくるときはおいおいマジかよ!と思うのですが、超えちゃうと特にナンモ感じません。ですが、隣の船見てると傾きがハンパないので、見てて怖くなります。ってことはこっちも同じってことだよね。隣の船が見えなくなるほどの海は本当に何時以来かな?程なくすると流石に下げ潮は止まり気味で、アタリもたまに餌盗りくらい。私は基本船酔いはしないので、11時半にちゃんとお昼ご飯を食べて上げ潮に備えます。



12時を回るとはっきりと上げ潮に変わり、船は南西向きでトモに流れる潮。イサキが小振りではありますがちょくちょくアタってくれてお土産稼ぎ。35cm級はアレ以来食ってくれません。12時20分、明確なアタリにアワセが決まったのですが、けっこうトルクがあって最初の伸しでハリス切れ!あちゃ〜!コレたぶんイシダイ。船長も見ててシマッコロ居るからな!前歯のくちばしが当たったか!??気を取り直して針結んで再投入すると、すぐにアタリ。コレはもらったぞ。引きはタイっぽいけど!?無事、タモ取りして頂いたのは37cm級のまたもや食べ頃のマダイ。今のマダイって金色味が入ってスゲェ綺麗。ヤッタゼ!2枚釣ればまぐれとは言わせませんからね。



如何せん海が悪過ぎて、置き竿だと跳ね過ぎちゃってダメダメ。手持ちで上下動をカバーするようにやらないとアタリが出ません。全身運動もいいとこ。これで魚っ気無ければ早上がりもあり得るところ、こうなったら最後までやるんだろうな。キモ据えて3枚目を狙っていたら、13時20分、穂先がストン、その後持ち込むアタリにアワセが決まってヨッシャ!アレ?なんか引きが変、と思ったら、コレが1.7Kg級のメジマグロ。クロマグロが絶滅危惧種に指定されたので、遊漁船で狙うのは禁止、30Kg以下は放流が義務付けられています。コレを最後に時合いは終了となり14時前にお片付けに入りました。



【本日の釣果】
マダイ2枚(38cm/750g、37cm/800g、短い方が重かったですね)、イサキ10尾(35〜22cm)、ヒラソーダ1尾(36cm)、以上。その他、メジマグロ(1.7Kg)、ワラサは一発ヒットするもまったく勝負にならずハリス切れ。船中、ワラサ、ヒラソーダ、メジがそれぞれ3本づつくらい出たのかな?

【船宿釣果情報】
久里浜沖35〜45m
マダイ0〜2枚 0.4〜0.6kg
その他 ワラサ・イサキ




写真は船宿HPから借用。下船してからクーラーボックスの撮影。酷い海でしたがそこそこおかずはゲットできて結果オーライ!?



マダイの肝焼き。片方のマダイは良質なキモが入っていましたので、塩焼きで賞味。珍味です!



ヒラソーダの刺し身。いや〜何時以来かな?皮引いたら脂で真っ白。臭みも皆無で文句なく旨い。ニンニク、ショウガ醤油で頂きました。爆食いで夫婦2人でコレじゃ足りないくらい。これ食べた人、みなさん本ガツオより旨いって言いますもんね。そういう意味でも一度スマっていうのを食べてみたいのですが、東京湾ではさすがに見たことありませんし市場にも出回りません。相模湾のカツオ釣りで交ざったのを聞いたことあるくらい。



イサキの刺し身。翌晩です。26〜28cm級を何匹か使ってお刺身。見た目はそんなに太っていないのですが、下ろしてみると脂乗ってて品物はかなり良質。もっと水温下がるとラードが乗って来て、所謂寒イサキと呼ばれる極上品になるんだと思います。今回釣れた35cmのイサキはお腹の中すでにラードいっぱいでしたけどね。後日のお楽しみ。



イサキのヅケ丼。小振りはヅケ丼のネタ。食感トロっとして何回食べても旨いし飽きないですよ。数釣れなかったから茶漬けまでは回らないかな。味噌汁はイサキのあら出汁。コレも旨い。



マダイの湯引き刺身。2日寝かせてマダイに着手。まずは半身を湯引きで賞味。やっぱマダイはマダイですね。身は透明感があって見事。質はしっかりしていて、脂も適度に乗っており、湯引くことでマダイ固有の香りが立ちます。



ヒラソーダ出汁の蕎麦。掻き揚げはいつもの生協の冷凍モノ。出汁なんですが、ヒラソーダは所謂カツオの仲間なので、味的には文字通り追いガツオした感じで、そのまま濃くなったような味になっております。もちろん旨いです。



マダイとイサキの握り寿司。マダイ5貫と手前がイサキ3貫。イサキはデカイの贅沢に渡りで切りました。両方とも皮剥くのもったいないので皮付きで炙りました。どちらも抜群に旨いんですが、良型イサキの脂の乗り具合がウリンボクラスと違ってしっとりと上品でお見事。



イサキの炙り刺し身。昼間に炙って握り寿司で食べたんですが、夜は再び、残り半身を炙り刺身で賞味。寿司の時は面積が欲しいので削ぎ切りにしました。単体での刺身はあえて直切りにして岩塩で頂きました。渡りで切っているのでスゴイ幅で食べ応え満点。脂はスゴイんですが、乗り方がいい塩梅に上品でクドさが無いんですよ。香りも良い。コレがデカイサキの持ち味なんだと思います。40cmオーバーは釣ったこと無いのですが、さぞかしスゴイことになるのでしょうね。



イサキのヅケ茶漬け。残ったイサキはヅケてしまって茶漬けで頂きました。コレはもうウチでは定番の鉄壁の食べ方で絶対にハズれません。熱々の出汁に浸かると脂乗ってるので、ホロっと溶けるような食感。飯と出汁と身を一緒に掻き込んで、ご馳走様!朝から満足できる一品。



マダイの炙り丼。朝はイサキで昼はマダイとなんとも贅沢。マダイに敬意を表して酢飯を炊きました。最近ウチでブームの丼にイクラのトッピング。コレがけっこういいアクセントになって旨味アップ。マダイが脂乗ってて、バーナーで炙る際に全体に火が上がりました。味噌汁はマダイとイサキのあら出汁でかなり濃厚。



マダイの酒蒸し。残り半身弱、どうしようと思いましたが、酒蒸しにして美味しく頂きました。ちょっと残りの身が少な目だったので、具材が多いんですが、コレをポン酢、赤柚子古書、カボスの絞りで食べたらかなり美味しかったですよ。コレで今回の食材は完食。後は出汁だけですかね。今週は天気が不安定なのもあって、ちょっと不規則ですが、明日の火曜日にW五目に行ってくる予定です。またカイワリ入れ食いですかね!?

- Topics Board -