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2023/11/22
ウィリー五目 久里浜港 五郎丸
11月22日(水)、定宿、久里浜港の五郎丸からウィリー五目に出撃してきました。

先週のW五目は想定外の強風海悪に見舞われて、しかも魚がチョー食い渋り。掛けた魚の半分も上がらないという苦戦を強いられましたが、結果的には30枚を超える釣果となり、食材的には十二分。なんですが、やっぱ釣り的にはねぇ、あんだけバラシが多いと納得行かないのが釣り人の心情というもの。釣技的に回収率を上げようとするなら、元々バレが多い魚ではありますので、何か工夫の余地があるのかもしれません。今日は針のサイズひとつ大きくしてきましたが!?ということで、贅沢な話、そろそろ食べ飽きた感が否めないカイワリですが、今日はビシッと決めてきたいところです。



いつもの時間に釣友と二人で到着すると、お客様11名で、本船6名、サブちゃん船5名の2杯出しにして下さり、ナンて良心的なんでしょう。本船は右舷ミヨシから私、常連Hさん、Aさんコンビの3名。左舷ミヨシから釣友、常連Sさん、Kさんコンビの3名で計6名。私はともかく、皆さん大ベテラン揃いで、もしかすると船宿選抜トップクラスではないでしょうか。準備も整い7時前に離岸して、成り行き港前で定刻7時を迎えるといざ発進。東電防波堤をまわって南西方向に15分ちょっと走って減速。場所はいつもの沖側の赤旗ブイの上手。何度か旋回して位置取りが決まると7時20分、第1投。



北北東の弱風で快晴、海上は最高のナギ。水色は澄んでますが、真っ青ではなく、海面にやや塵が浮遊して色着いた水。水深41m前後で、指示ダナは底から4〜12m。長潮で朝から上げ潮、終盤12時50分が満潮、最後下げ潮に変わるかどうか。今日は新調の自作電源コード使用なので、ご興味がありましたら、ひとつ前のブログを見てやってください。上げ潮トロっと流れていて、ナント1投目からダブル。皆さんマシンのように入れ食いで、こりゃスゲェわ。その後、自分も入れ食い状態で、バラシもあって3枚掛けたのが途中で減ったり、取り込みで1枚落ちたりはしょっちゅう。



しかし、今年は魚どんだけ居るの!?って感じ。話によると八景のライトアジ船でカイワリが爆食いとか、保田の定置網に大量に入ったりとか聞きますので、東京湾全体に当たり年なのは間違い無さそうです。確かにカイワリはアジ科の魚ですし、タナは活性上がると12mくらいまでは浮きますが、通常は底から6mくらいまでと低めがメインなので、イワシミンチでアジの釣り方でやったらまぁ釣れるでしょうね。今日は朝から気温が高くて、インナーのダウンベストがこの時間から暑くて着ていられない状況。もう11月後半だというのにどうなっちゃっているのでしょう。海もおかしいですが、陸も天候が狂っています。明日は20度超えの予報?



開始6投でアブレなく9枚確保。30分で12枚、だんだんうん?って感じになってきて13枚釣ったところで、いきなり食いが渋くなってモーニングサービスはコレにて終了。8時を回ると、どうしたことかアタリが激減して、アタっても掛からなくなり、掛かっても食いが浅く途中で居なくなるの連続。不思議なもんですね。ここまで急変するとは!?今日はフグが居ないのでかなり楽。底潮は完全に止まってしまって、上っ側だけチョロッと流れてる程度。風も弱まり、風速と流れのバランスで船の左舷で風を受けてストッパーにして風で押される分、前進して位置を保つような操船で、左舷潮先となりアタリも多い状況。



船が前進すると右舷はトモに持って行かれるので、下げ潮のような感じになりますが、たまに魚掛けると船下から出てくるので、上げ潮が左舷に行っているのでしょう。調子悪くなったので、内側のブイ寄りの35m、途中の31mと入れてみますが、バタバタっと来てすぐ終わるパターン。船が動いて場所に入るのか、魚が群れで回っているのかどっちかは判りません。ポツポツ拾って24枚。しばらく、低調な時間が続きましたが、11時、朝やった場所に戻って再開すると、いきなり爆食い。どういうこと?4本針パーフェクトもあって数が伸びます。今日は平均サイズも良さげ。やっぱ食う日は型もいいですね。



3、40分で20枚超えて、お昼前には47枚に到達。28cmクラスの良型も何枚か交じってすでにクーラーボックス8分目。15枚くらい配る前提でも、流石にもう要らないなぁ。手を休め休め談笑タイムに入って、仕掛けがロープに絡んでロストしたのを機に12時には自主納竿。ちなみに今日はフグ被害がほとんど無い代わりにロープが4回。朝、出船前に全員30枚釣ったら航路行こうか!と言っていたんですが、どうもイサキの調子が良くないらしく、移動を躊躇っていたところ、皆さんカイワリ釣れ過ぎでやる気ナッシング。しょうがないので、航路行ってみますか?ということで12時20分に回収指示。



東北東方向に20分ちょい走って、定番ポイントの浦賀水道航路の緑1番ブイと中央1番ブイの間の下手。松輪の船が3隻と久里浜の船が3隻?操業中。その真ん中辺りに位置取って、12時45分、イサキの部が開始。他の船はどうやらマダイかワラサを狙っている模様。アミコマセなのは本船だけかな?タナは底からやってみて!22mくらいまで反応出てるから!降ろすと水深37m、期待しないでシャクリ始めたら、1投目でHさんと、Sさんに小振りですがイサキがヒット。居るじゃん!もう魚要らないんですが、マジメにタナ探ると上から25mでアタリ。まずは26cmクラスの中羽をゲット。



黄色味が強くて体形もいい魚。水深37mで食いダナ25mプラスマイナス1mくらい。30mで止めて、シャクり上げて25mくらいでアタリ出す感じ。最初ポッツンポッツンだったのが、だんだん魚が着いちゃったのか、入れ食い状態になってしまい、こんなに持って帰れないし!流石皆さんタナ探るの早くて、特に情報交換もせずのまま自動的に船中入れ食い状態。朝はダメという情報でしたが、上げ潮がまともに流れていて、潮時も良かったのかもしれません。ダブルも増えてきて拷問のような食いとなり、ヤバイっすよもう。ちなみに他船はオキアミコマセで太仕掛けなのか?イサキは釣れてません。



早々にツ抜けして、自分はまぁまぁサイズを7尾だけキープして、26cm未満はその場で放流。ちょっともったいないかな?というサイズは船長用の桶に突っ込んでっしまい申し訳ありません。不思議なもので、魚もう要らないと思うと余計に釣れるんですよ。逆に釣るぞ釣るぞと躍起になると食わないのが釣りアルアル。放流したのも普段はキープサイズなので数はカウントして23尾。13時45分、ラスト10分コールと同時にお片付け開始。自分はデカイの出ませんでしたが、船中30cm超の良型も何匹か上がっていました。1時間でこれじゃ、来週辺りから航路はイサキ狙いの船が増えるかもしれません。



【本日の釣果】
カイワリ47枚(28cm〜20cm)、イサキ23尾(28〜23cm、釣果多過ぎにより7尾だけ持ち帰り。)以上。勘違いかもしれませんが、下浦沖の釣り場の南側にも定置網ができていて、沖の赤旗ブイのさらに沖目に黄色っぽいブイが新設されたような?

【船宿釣果情報】
下浦沖〜久里浜沖 30〜45m
ハナダイ船中1枚 33cm
カイワリ35〜68匹 18〜28cm
イサキ12〜23匹 21〜31cm
その他イナダ

6人と5人の少人数に分けて2隻で出船しました。下浦沖から開始して今日もカイワリは絶好調でした。早い時間帯で皆さんそれなりに釣ったので、早めに動いてみましたがハナダイのアタリはなくカイワリがポツポツ拾える程度。その後は12:30ごろに皆さんの要望に応えてイサキ狙いで久里浜沖へ。イサキはポツリポツリとではありましたが皆さんにアタって良いお土産になりました。



写真は船宿HPから借用。左が釣友、右が私。船中唯一のハナダイやイナダも入ってますね!



イサキのヅケ丼。翌昼です。朝は先週釣ったカイワリご飯の焼きおにぎりを食べました。イサキが皮引いたら白くてビックリ。脂ノリノリでヅケてもトロっとしてバカウマ!これだったらもっと持って帰れば良かったと思いますが、ほぼクーラー満タンでしたので、結果論ですが苦渋の放流でした。



カイワリの刺し身。翌日の夜です。まずはカイワリを普通にお刺身で賞味。う〜ん、やっぱコレですよね。イサキが思いの外、脂乗っててビックリしましたが、こちらは毎週頂いていますが、相変わらず安定した品質で、文句が出ないっすよ。市場にほとんど出回らない高級魚をこんなにバクバク食えるって、釣りやってるからこそで、ホント幸せだと思います。今回は干物はやらない予定なので、揚げ物の究極ともいえる一品が味わえるかもね。



カイワリのヅケ丼。2日連続でヅケ丼ですが、魚の個性が違うので、また別の味わいで美味しいです。イサキは最初から脂出ていてトロっとしていましたが、カイワリの方は脂はあるものの、まだ硬さが残っていて歯応え好く、しかも使い放題なので二重、三重に盛って食べ応えありました。味噌汁はカイワリのあら出汁。



カイワリ出汁の蕎麦。朝はヅケ丼、昼は蕎麦。掻き揚げは生協のミニサイズ2個。毎回言ってますが、アジやイナダ程はガッツリ来ませんが、汁を飲めば、使うと使わないとではまったく違う厚みが出ています。魚を下ろせばあらが出るので、ウチではあらが出る度に毎日のように出汁を採っています。



カイワリの刺し身。2日続きですが、昨日は山葵醤油、今晩は柚子胡椒とポン酢で頂きました。柚子胡椒はノーマルと赤の2種類を適当に混ぜて頂くと美味しいですよ。カボスも絞ってあっさりバクバク行けちゃいます。



カイワリのヅケ茶漬け。ヅケ丼が2日続いたので、今朝はヅケ茶漬け。コレもウチの大定番でお味は間違い無し。カイワリの旨みと脂の後、山葵の香りが鼻に抜けて抜群ですよ。



カイワリの刺し身。3日連続で刺し身。一番デカかった28cmのヤツ2枚。切り身にしたら真っ白でスッゲェ脂。少し常温に馴染ませてやや透明感が出てきたくらいが食べ頃。やっぱり2日目にやった、柚子胡椒、ポン酢、カボスのタレがあっさりしていてバクバクいけます。



カイワリの塩焼き。これもカイワリの代表料理、といいますか魚の代表料理ですよね。長男が遊びに来たので24cm級2枚焼きました。お味の方はもう語る必要無いでしょう。



カイワリのフライ。アジフライが旨いんですからカイワリで不味いワケがありません。半身を血合い骨に沿って2つに縦割りにした背中側の身を使っています。腹側の身は鍋にする予定。



イサキの炙り丼。イサキを皮付きで炙って盛ったら、イクラ、メカブ、大葉の千切りをトッピング。魚釣れ過ぎでほとんど放流しちゃいましたが、今回のイサキが脂ノリノリでバカウマなんですよ。毎年、航路のイサキはハズレないですね。味噌汁はイサキのあら出汁。



カイワリ鍋。カイワリでは初めてやったかも。フライに使った背中側の反対側のお腹側の身を全部使って鍋。脂乗っててトロッとして最高に旨いっすねぇ。イシダイ鍋に近いくらいの味わいです。



カイワリのフライサンド。先日のフライを4切れ残しておいて、朝ご飯のサンドに流用。コレもウチでは常套手段なんですが、毎回美味しいんですよ。カイワリは15枚配って、ウチはコレで出汁以外は完食、あとイサキが少し残ってたかな?



カイワリ鍋の味噌仕立て。焼きおにぎりは先週のカイワリご飯のおにぎりを冷凍してあったモノ。汁は今週のカイワリ鍋を味噌仕立てに味変したモノ。おにぎりは冷凍保存が利きますので、解凍して焼けば当然美味しく頂けます。鍋の残りがけっこうあったので、残りのうちの半分を味噌味にしてみましたが、イシダイ鍋の青物版といった感じで、お腹側の身だけ使っているせいもあって脂出ていてスゲェ旨いです。



イサキのアクアパッツァ。残り3匹半はアクアパッツァで賞味。実はアクアパッツァの必須食材のアサリがこの時期、良質なものがなかなか手に入らず苦労するんです。面白いものでちょうどカワハギ釣りのシーズンになると、アサリの身が痩せて、餌に使うには良いのですが、小粒主流で食べるには向かないという。仕方ないので北海道産の巨大アサリと冷凍モノを両方使ってナントかしました。



イサキのアクアパッツァスパゲティ。アクアパッツァの翌日はコレが定番。麺に絡むように少しトロみをつけています。朝からペロっと行けちゃいます。



カイワリ鍋のうどん。昨日、マダイ釣りに行ってきた翌朝なんですが、先週の鍋の残りがまだあったので、ポン酢で味付けしてうどんで頂きました。ちょっと柚子胡椒が効き過ぎて咳き込みましたが、そこそこ身も残っていて美味しかったです。コレで完食です。

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