K's Fishing Blog

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2023/09/06
ウィリー五目 久里浜港 五郎丸
9月6日(水)、定宿、久里浜港の五郎丸からウィリー五目に出撃してきました。

例年より一ヶ月から一ヶ月半ほど早い時期にハナダイが釣れ始めましたが、依然好調で毎日トップツ抜けは当たり前、月曜には常連Aさんが22枚と今季最高釣果を上げられて、ウワ〜ッ!そんなに釣れたら困る〜!という感じになってきました。目下、台風13号が北東に進んでいますが、当初の予報より少し速度が遅めになってきました。その影響で南風が強めに吹いて雨雲を運んでくるため、お天気は不安定な予報。ですが、雨さえ覚悟すれば釣りにはさほど影響無いと思われますので、水曜日に出撃決定。ハナダイの場所が下浦沖のやや入り込んだトコなので、南西の風は風裏になるのもありがたいです。



横須賀線の衣笠辺りから雨が降り始めて、久里浜駅のバス停でカッパを着ました。いつもの時間に釣友と2人で到着すると本船お客様6名で、右舷ミヨシから私、常連Sさん、トモに古いお客様が1名。左舷ミヨシから釣友、常連Wさん、こちらもトモに古いお客様が1名で片舷3名の計6名。実はお隣のSさん良く知っているんですが、いつもK名人とコンビで来られるイメージが強いので、まさかお一人とは思わず、上手なお客さんだな〜と横で思っておりましたが、帰り際までSさんだと気付かなかったという、大変失礼しました。お隣ムツ五目は3名様、マダイ船はお休み。7時前に出船して港前で成り行き定刻となって発進。



東電防波堤を面舵に回って南西方向に一直線。航程15分ちょっとで減速すると、隣に松輪のD丸が居てオキアミ撒いてるからイヤだなぁと思ったところ、すぐに移動してくれました。何度か旋回して位置取りが決まると7時25分、第1投。天気は曇り時々晴れ時々雨のち午後から晴れ。何度もパラッと来ますが、暑いしすぐに止むのでカッパを脱ぎました。南西の風で海上ナギ。小潮の初日で8時20分頃が満潮で帰り際まで下げ潮の予報。水色は海面は澄んでますが、すぐ下辺りから色着いてる水、まぁよくある水色で澄み潮系といっていいでしょう。水深41mで指示ダナ底から3〜10m。



ブッコミで誰もアタリ出ず、開始10分ちょっと、およそ3投目くらいで左舷2番のW氏にヒット。続けて2枚目、右舷2番のS氏にもヒット。自分は何度か触りが出たんですが針掛かりまで行かず。8時ちょっと前、ようやくガッツリ掛かったんですが引きが変。半信半疑で上がって来たのは、上針に後の計測でジャスト30cmの良型カイワリ、先針に30cmないくらいのマルソーダ。その後もマルソーダがちょっとウルサくてフォールで止まっちゃったりけっこう迷惑。すでにお隣S氏は何枚か上がっていますが、8時45分、ようやく自分にも確信のアタリが出て、30cm超のハナダイが上がりました。



朝イチ上げ潮っぽかったのが8時過ぎに潮っ気が完全に無くなり、8時半過ぎてやや下げ潮が来たかな?と感じた途端にアタリ出ましたね。この後、ナント4連荘でハナダイゲットでコレはモードに入ったか!?ところが5回目はマルソーダ。次はチ〜ン!なんだよもう終わりかよと思ったら、少し空いて9時過ぎにもう1枚ゲットで、およそ25分で5枚確保。この調子だったらツ抜けくらいは行くかな?と思ったんですが、急に何にもアタリ出なくなり、ハナダイの気配無くなっちゃった。食いダナはおよそ7m前後で、釣れた5枚は全部針が上唇貫通してました。掛かんないアタリは何度もありましたがバラシは無し。



その後、何度も周り直しますがマルアジとマルソーダのマルマルコンビの猛攻でどうしようもありません。10時半の流しで久し振りのハナダイは左舷Wさん、続いて釣友にヒットしてボーズ逃れましたね〜っ!続いてWさんと左舷で何枚かアタってましたが、自分は当たればマルマルコンビばっか。同じ流しでお隣Sさんがポツポツ4枚程追加されてまずまずペース。なんだかやっていて左右ミヨシと胴の間の間に網でも張ってあるんじゃないかと思うほどミヨシと胴の間でアタリの出方が違います。下浦沖のハナダイは胴の間が一番釣れるというのが通説ですが、ホントその通りでこちらはカスリもせずどうにもならず。



結局、その後の流し換えでもハナダイはご機嫌悪く、今日はトップツ抜けに至りませんでしたねぇ。右舷2番のS氏が8枚、左舷2番のW氏が6枚、右舷1番の私が5枚、左舷1番の釣友が辛うじて1枚顔見ただけ。左右トモは遠くて状況判らずといった状況。昨日の水見てないので判んなかったのですが、昨日までは濁っていたのが、急に澄んでしまって、空が晴れたのも影響して食わなかったのでは?と船長。なるほど、色んな魚共通に言えますが、水の色が変わった当日は食いが落ちるのが定説で、慣れてくるとまた食い出すんですよね。なので変わりっ端はダメっすね。



12時15分、回収指示でイサキに行くって。東北東方向に5分足らずで減速。何度か旋回して場所が決まるとイサキの部が開始。指示ダナ底まで下ろさないで8〜4m。アレ!?こっちの方が水がキレイ?とりあえず始めるといきなりアタリ出て、なんだよ心配には至らずイサキ釣れるじゃんと思って、20cm無さそうなのはその場で放流。3投目くらいまでダブル交じりでアタリ出ていたんですが、その後か急速にペースダウン。シャクれども待てどもどうやってもイサキが食ってくれなくなり、下から上までスズメダイのオンパレード。かなりの高速シャクリでも掛かっちゃうし避ける術が無し。



最初小振りの魚放流していた手前、同じ基準でキープしていたら、ナント!13尾釣ってキープはたったの6尾。なんだよ放流しなきゃよかった。ダメな日は得てして型が小さいんですよ!蓋を空けたらイサキも超不機嫌で、アタリが出てもゴツとかギュンで終わって針に掛からないのがほとんど。ちゃんと掛かるのはスズメと10cm級のマメアジばっか。マメアジそんなに釣れないと思って逃がしていたら、結局20くらい釣れたのでキープすればよかったと後悔しても後の祭り。結局、イサキは絶不調でやってることもチグハグ。13時40分、ちょっと早いけどラスト10分コールとなり、諦めてさっさとお片付け開始。



【本日の釣果】
ハナダイ5枚(34〜29cm)、カイワリ1枚(30cm)、イサキ13尾(24〜18cm、最初、20cm未満は放流してたら、その後ぜんぜん釣れずに6尾キープのみで7尾は放流)、以上の持ち帰り。その他、マメアジ20尾前後(10cmくらい)、スズメダイ多数、マルアジ多数、マルソーダ多数、ミニカサゴ、ネンブツダイなどは放流。ハナダイの場所が定置網の撤去跡みたいで、仕掛けがロープに6回も引っ掛かって、魚釣れないのに仕掛けやたら消費。

【船宿釣果情報】
下浦沖15〜40m
ハナダイ1〜8枚 27〜35cm
イサキ9〜32匹 20〜27cm
その他 カイワリ・アジ・カナガシラ

下浦沖のハナダイから開始しましたが、きれいに澄んだ水に変わっていて朝から嫌な気配...ハナダイはアタってはくれますが、掛からないしバレるしで悪戦苦闘でした。9:00近くなって若干活性が上がりましたが、ソウダ、アジがうるさくてハナダイはポツンとアタる程度。状況は好転せずお昼過ぎにイサキのポイントへ移動しました。お土産は確保できましたが、水が変わったせいかこちらもイマイチでした。



イサキのヅケ丼。翌朝は定番のコレ。辛うじてヅケ丼とヅケ茶漬け分ほどは確保しましたので早速ヅケ丼。お味はいつも通りで文句無し、最近マイブームのメカブもいいですよ。味噌汁は先週のイサキとハナダイのブレンド出汁でコレが脂スゴくてかなり濃厚。



ハナダイの湯引き刺身。翌晩です。大きめのハナダイを1枚湯引きにして賞味。やっぱ今回のハナダイは歴代トップクラスの旨さと言って間違い無いでしょう。いわゆるシーズンである産卵期も脂はあるのですが、子が入っていないせいか、脂は乗ってるし身の締まりがワンランク上の極上品。



カイワリの刺し身。運よく良型のカイワリが釣れましたのでお刺身で賞味。昔、洲崎沖で冬場に釣れたカイワリは一週間寝かせろなんて言ってましたが、ここの品物はまったく別モノで、脂の乗り具合が半端無いので、2日寝かせれば十分。硬いんですが脂ノリノリで文句なしの絶品!



イサキのヅケ茶漬け。残りのイサキは全部コレに使って今回は終了。ある意味、釣れなかった割りには2食分確保できて結果オーライ。毎度のことながら旨いですし、毎週食べても飽きません。



ハナダイの骨無し一口干物(漬け中)。今回のハナダイは脂乗っていて身がしっかりしているので干してみようか?開き干しはやったことあるのですが、身が厚くなかなか思ったように干せなかったので、イサキなどと同じように切り身にして一口干物。ハナダイは血合い骨のラインから縦切りにして、その後、なるべく同じ大きさになるように乱切りに。後で燻製にすることも視野に入れています。初めてやりましたがどうでしょうね?漬け時間は1時間。



ハナダイの炙り茶漬け。ハナダイの刺し身を炙ってお茶漬け。コレも最近はすっかり定番で、かみさんもお気に入り。皮の香ばしさと鼻に抜ける山葵の香りが上品です。



ハナダイの骨無し一口干物。出来立てなのでお味見に2枚だけ炙ってみました。漬け時間は1時間で正解でしょう。日が経つとまた味わいが変わってきますが、干して3日ほど経過してからの方が旨味が熟成して味わい深いモノになります。脂スゲェ乗っててバカウマっすよ。普通に塩焼きにしたより数倍旨いんじゃないでしょうか。一番難しいのはハナダイを同じようなサイズや厚みに揃えて切るのがけっこう大変といえば大変でしょうか。大きさがあまりにバラついていると塩の入り方や燻製にした場合の燻の入り方にムラができちゃいますからね。コレは3日経ったら燻製にして船長に持って行かねば。



ハナダイのソテー。久し振りにやりました。半身使ってソテー。塩。コショウで下味を着けた身をオリーブオイルでこんがり焼き目が付くまでソテーして、仕上げにバターで香り付け、ソースはソテーしたフライパンの油にバルサミコ酢を加えて煮詰めたモノ。長年ウチの定番ですが、コレはお金取れるくらい旨いです。



ハナダイのホイル焼き。かみさんは残り半身をホイル焼き。味見しませんでしたがネギと舞茸が敷いてあるようです。ポン酢ベースでこちらも最後にバターで香り付けしていると思います。



ハナダイ出汁のうどん。天ぷらはスーパーの天ぷらセット。やはり白身出汁の時は細麺のうどんがバッチリ合います。朝から納得のお味でした。



ハナダイの燻製。骨無し一口干物が上手くいったので、予定通り3日経ってから燻製にしてみました。ハナダイでやったのは初なんですが、たぶん旨いのではないでしょうか。コレができるようになると多少余計に釣れても干しちゃえばいいことになるので、消費方法の選択肢が増えますし日持ちもするのでデメリット無し。



ハナダイの茶わん蒸し。切れっ端が残っていたのですかね。最後に茶わん蒸しが出てきました。たぶん身は出汁醤油かなにかで下味がついていると思います。

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