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2023/04/04
ムツ五目 久里浜港 五郎丸
4月4日(火)、定宿、久里浜港の五郎丸からムツ五目に出撃してきました。

4月からマダイの出船時刻が1時間早まって6時になったので、電車組は間に合わず、選択肢が狭まるところ、W五目は去年と違ってイサキがまったく湧かなかったのも影響して釣る魚が無い!剣崎沖のハナダイまでの繋ぎが利かない状態。時期的にはそろそろコマセを撒きに行ってもいいのですが、コマセ撒いても魚が釣れないとねぇ。人数も集まらないし。ということもあって、先日久し振りにやって好調だったアカムツに出撃。今週は後半お天気荒れそうな予報で、潮周りが良いので行くなら火曜か水曜なんですが、水曜は日中南風に変わる予報なので火曜日に予約を入れました。



いつもの時間に単独到着するとマダイ船はお客様4名で出船済み。本船は先週マダイでご一緒したSさんともう1名様。右舷に3人で並びましょうという話で私はいつもの右舷ミヨシ。この船のココって足場の木板がテーブル代わりになって私のお気に入りの釣り座。Sさんは先週ムツやりたかったと仰っていましたが、人数揃わずマダイに乗船。いつも水曜日にお見掛けするので火曜は来ないかな?と思いましたが、さすが風向きの読みで火曜がベストと判断されたようです。今日は一日ナライの予報ですが、明日は遅かれ早かれ南風に変わるので、下げ潮の時間と被ると逆潮になりますからね。



7時過ぎに出船して港前でスパンカを揚げることしばし待機。定刻7時15分を迎えていざ発進。ここんとこ170m前後のだいぶ浅場で釣れ始めたそうで、今日も笠島の黄色ブイを通過して南東方向へ航程僅か10分で減速。久里浜沖のアシカ島ラインの下手。位置取りが決まると7時27分、第1投のアナウンス。指示ダナはオモリの位置で底から1、2m。北の弱風で晴れ、海上良いナギ。水色は濁ってやや茶色っ気が入った潮、この水はけっこう魚釣れる日が多いと思いますが、さてどうだか。大潮の初日で、朝イチ下げ潮から10時25分頃が干潮、後半、上げ潮に変わる予報で、まともに流れてくれれば全員チャンスあり。



暑くも寒くも無く海上穏やかで最高の釣り日和。最初は水深156mから徐々に深くなって170mくらいまで落ちた後凸凹。仕掛け長が7.5mちょいあるので、実際はその分足した水深になります。一流し目、開始早々の7時半過ぎ、お隣Sさんにアカムツがヒット。その巻き上げ中に、私にもそれっぽいアタリが出て針掛かり。下に突っ込んで行くアタリでした。Sさんとダブルヒットで上がったのはお互いに35cm級のまずまずサイズ。針は下から2番目。いや〜1投目に釣れちゃったよ。ウレシイのですが、1投目で釣ると後が全然ダメというのは釣りアルアル。魚体が太っていてヌルヌル感がスゴイので間違い無く脂スゴそう。



二流し目は161mから徐々に深くなって最後凸凹の流し。船が流れる方向は南南西気味に少し斜めに流れています。8時15分、再びSさんとダブルヒット。今度はキョキョン!と食い上げ。小さそうだけど動きは本物っぽい。上がったのは29cmの小振りでしたが、一応本命ゲットで釣りアルアルは回避。針は一番上。しかし、トモ流しなのに何故潮っケツがよくアタるのでしょうかね?最近、何やってもこのパターンが多いと思います。先週のマダイもそうだし、その前のアカムツもそう。コマセ釣りだったら理屈は付くのですが!?



三流し目154mからは空振りで四流し目、9時10分、ド派手な食い上げアタリが出て何やらヒット。本命だったらいいサイズだと思いますが、明らかに動きが違います。ちょっと頻繁に暴れ過ぎるのでメダイかな?回収すると見慣れない魚。コイツかぁ。47cmのニベでした。何度も周りでは見たことあるのですが、自分で釣ったのはコレが初めて。刺し身とかでも美味しいと船長。初めての魚はワクワクしますねぇ。血抜き〆は完ぺきに処理。このサイズですと数日寝かせた方がいいでしょうね。イシモチ、所謂シログチと同じ仲間でこっちが親分に当たるのかな?もっとデカくなるのはオオニベっていうのが居ます。



10時過ぎから上げ潮っぽくなってきて、予報より早めに上げ潮が来てミヨシ流しに変わった直後、後ろから順番に巻き上げ開始でトリプルヒット。トモ氏は40cm近いアカムツ、お隣Sさんは水面ですっぽ抜け、私は27cmの小振りでした。小さいの続いちゃったなぁ。トロっと上げ潮に変わった瞬間の時合いでした。食い上げアタリが出た割に針は一番下。下げ潮の間、ドンコが煩かったので3m切っていましたが、上げ潮に変わるとドンコが居なくなって代わりにシロムツが顔出し始めました。明らかにシロムツのアタリはなるべく掛けないよう、持参のデカサバタンで食い込ませずに煽っちゃいます。



しばらく小物以外のアタリに見放されていましたが、11時半、派手な食い上げアタリで乗った〜っ!でもなんか動き過ぎ!?本命かもしれないけどかなり怪しい。回収すると案の定、色違いでまずまずサイズのクロムツ。これはこれで美味しいのでウレシイのですが。お昼前後になると、胴の間とトモでアタリ活発で、トモ氏は2本、Sさんはクロムツ、シロムツ交じりでほぼ下ろせば何かアタる状態。こっちはシロムツが突っつくの避けながら、いいアタリさっぱり出てくれず。Sさん小振り交りながらも4、5匹釣ったのでは!?



何度も言いますが船は前に流れているのに何故後ろ寄りがアタリ多いのか不思議。12時半頃、タナ切ろうと思ってオモリ底に着けた瞬間、派手な食い上げアタリがでて、乗ったと思ったら巻き上げ始めにすっぽ抜け。コレはまずまずのアカムツだったと思います。針は上から2番目。しっかし上手く行かん!テンション抜けてる時にアタったのでタイミング合わず。下げ潮時にはドンコが煩かったので少しタナ上げ気味にしてましたが、さっきもそうだったように、Sさん曰くベタ底だそうなので、1mくらいに調整。上げ潮でドンドン昇る流し。すぐオモリが底叩いちゃうのでタナ取りは5秒に1回ペース。



一日通して水深は160〜170m中心に145m〜195mの範囲とだいぶ釣り易いです。280mと比べたら雲泥の差。13時過ぎ、ようやくアタリ回って来てくれました。下に突っ込むアタリなのでやっぱ低めなんでしょうか。コレは間違い無い。回収すると本日1尾目とほぼ同サイズの35cm級。コレも太ってイイ魚ですよ。針は一番下。コレ以降、終盤戦は特にアタリ出てくれず、最後の流しで型出ることもよくあるんですが、最終流しは195mから浅くなる流し。今日はアタリ出てくれず、13時50分、ラスト10分コールとなり、残り5分の所でお片付けに入りました。結果はミヨシから4、7、3。



【本日の釣果】
アカムツ4尾(35×2、29、27cm)、クロムツ1尾(36cm)、シロムツ3尾(26〜23cm)、ニベ1尾(47cm)、以上。小振りのドンコやユメカサゴは放流。

【船宿釣果情報】
久里浜沖150〜200m
アカムツ3〜7匹(船中14匹) 24〜36cm
その他
クロムツ・シロムツ・ドンコ・ニベ

一日通して好調でした。朝の一投目から顔を出してくれて、その後もシロムツ・クロムツなど外道混じりでよくアタっていました。



写真は船宿HPから借用。



キモの茹でポン。当日、アカムツとクロムツとニベのキモを茹でてポン酢で賞味。もはやどれがどの魚かよく判らないのですが、お味的にはあん肝に似た感じで美味しく戴きました。N酸値が気になるところなんですが、毎日食べてるわけじゃないので・・・。



ニベの炙り刺し身。翌日ではまだちょっと早いかなと思いましたが、他の魚もあるので炙りで賞味。いや〜初めて食べましたけどバカウマっすね。脂はアカムツに引けをとらず、味はどちらかというとクロムツに近いかもしれません。これだったら釣れたら大喜びですわ。



ニベの握り寿司。昨夜の炙りがバカウマだったので、翌日は握り寿司にしちゃいました。脂の乗り具合と言い歯応えと言いカンペキですね。酢飯との相性が悪いはずも無く思った通りで大満足でした。



アカムツの開き(干し中)。一番小さいヤツは開いて干物にしました。水の量に対して酒10%、塩7%で、今回は魚脂乗ってて塩の入りが悪いとみて、長めに55分漬けた後、真水で洗って水けを拭き取り部屋で扇風機干し。コレが一番失敗しない干し方。夏はエアコンを併用しますが、ちょっと時間は余計に掛かりますが、この時期はまだ扇風機だけでOK。



ニベ出汁のリゾット。金曜の朝です。ニベのあら出汁を使ってリゾット。味付けは岩塩と粉チーズだけ。昨日の寿司の残りの身が入っています。出汁は頭も使ってかなり濃厚、脂もあって旨いっすね〜。お腹に優しく朝ごはんには最適だと思います。



アカムツの炙り刺身。2番目に小さいヤツ、煮付けにしようかなと思ったんですが、かみさんの希望で炙りになりました。3日寝かせてこのサイズでもスゴイ脂です。脂に甘みがあって、歯応えもあって、言うこと無し!確かに煮るよりはアカムツ感はダイレクトに味わえると思います。明日、娘夫婦が来るので、アカムツとクロムツがほとんど自分の口に入りそうにないのもあってのこと。



シロムツのフライ。シロムツが3尾だけでしたが、サイズがまあまあだったので、半身2切れでフライにして賞味。やっぱシロムツはフライがベストかも。



アカムツのお造り。今日は娘夫婦が遊びに来ると言うので、アカムツとクロムツを両方尾頭付きの造りにして食べさせてやりました。こちらは味見程度しかつまめませんでしたが、見た目ですでに間違い無し!35cmくらいあるとけっこうボリューム感あります。



クロムツのお造り。アカムツと同時に二皿並べて食べ比べ。クロムツは体形がやや細身なのもあってか、脂の乗り具合はアカムツと比べると劣りますが味はいいです。食べてみるとやはりニベの味はクロムツに似ているかもしれません。



アカムツの炙り茶漬け。炙り茶漬けがウチでだいぶ定番になってきて、色んな魚でやってどれも美味しいのですが、ついにアカムツでやってしまいました。こりゃヤバイっすね。一気にランクが圏外に突破してしまいました。濃厚な出汁は脂、旨味が十二分、身は口に入れた瞬間溶けますが、余韻が口いっぱいに広がって、最後に特有の脂の甘みが鼻を抜けます。またひとつ毒の味を憶えてしまったようです。



アカムツの開き。一番小さいヤツは開いて干物にしてみました。干してから4日経ったのでそろそろ熟成具合もよく食べ頃と思います。干物も干し立てよりは4、5日冷蔵庫で寝かせた方が風味がアップします。たぶん乳酸菌が関係しているのでは?との想像なんですが。脂乗ってるのでいつもより長めに1時間弱漬け込んだのですが、賞味してみるとまだ味の入りが薄いという、どんだけ脂乗ってるの?って感じ。1時間半くらいでいいかも。薄味ながら魚の旨味は十分、干して焼いてだいぶ縮みましたが、身がゴロっと採れて美味しく戴きました。



アカムツの炙り丼。コレは初めてやりますが不味いワケが無い。しかもイクラも乗せちゃって超贅沢。朝からスゴいモン食べちゃってスミマセン。映ってませんが味噌汁はアカムツのあら出汁でこっちも脂スゴかったです。これで出汁以外は完食ですかね。結果的に今回、小さいアカムツ干したのとシロムツフライ以外、ほぼ生で行っちゃいました。毎回この調子で釣れるといいのですが、そうは行かないでしょうね。



ムツ出汁のうどん。あらの残りが半端な量になってしまったので、アカムツのあらとクロムツのあらで併せ出汁。揚げ玉入れてるせいもあると思いますが、脂が浮いていて、確かに魚の脂と旨味が感じられます。もちろん出汁の魚が何だか判るわけないのですが、美味しければ良し!翌朝、味噌汁に同じ出汁を使ったのですが、脂があって甘みの濃い素晴らしい出汁でした。

この季節、ウチはよく生の竹の子買って来て茹でて食べるんですが、日吉にある夜は居酒屋さんやってるお店(いろり屋金魚さん)が、当日横浜市内で採れた竹の子を茹でて、夕方開店前に他の野菜と一緒に店頭販売していて、ここの竹の子が抜群に旨いんです。やはり採れ立てを業務用鍋で大量に茹でるのが美味しさの秘訣なのでしょうか。味の濃さや香りが全然違うんです。季節と時間限定だと思いますので、もしご興味がある方はお問い合わせの上来店されることをおすすめします。

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