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2023/03/15
マダイ 久里浜港 五郎丸
3月15日(水)、定宿、久里浜港の五郎丸からマダイに出撃してきました。

先週末はお天気は良かったのですが所用で釣りはお休みとなり、今週末は予報が悪く、土曜は雨、日曜は南西強風の可能性大。ということで今週は平日釣行。一番良さそうな水曜日にマダイで予約を入れました。マダイ船は4月から6時出船に変わりますので、電車客的にはやるなら3月中がラストチャンス。話は変わって、東京の桜の開花予想が当初17日だったのが早まって昨日14日に開花宣言となり、2020年、2021年に並んで観測史上最早。地元横浜も例年ですと東京より4、5日ほど遅いのですが、近所でちらほら咲き始めているので、本日辺り開花となるかもしれません。さて、週末にマダイに出撃した釣友が水が悪くて苦戦と言っていましたので、まぁ型見るのが目標くらいのつもりで行ってきましょう。



いつもの時間に単独到着すると本船はお客様5名で皆さん常連さん。右舷ミヨシから私、Sさん、Yさん。左舷は胴の間からSさん、Aさん。W五目はお休みなので、今日は店主がマダイ担当。ムツは本日仕立船だそうです。昨日はベトが湧いて、所謂水ゴケのような海藻の腐ったような茶色の浮遊物が針のチモトや仕掛けの結び目に付着する状況だった模様。こうなると魚が口使わなくなるという春によく見られる潮だったそうで、一昨日の南西シケで水が変わってくれていることを祈りたいです。7時前に出船して港前でスパンカ揚げて、定刻7時を迎えるといざ発進。



どうやら航路下に向かっているようです。東南東方向に一直線、航程約10分で減速すると、下り線航路下の浦賀水道航路1号緑ブイの下手で位置取りが決まり7時16分、第1投のアナウンス。海面から34mで止めて、29から28mに合わせるようにとの指示。北東の弱風で晴れ、海上はナギで水色はかなりの澄み具合で今んとこ水ゴケは見られません。小潮の3日目で朝イチ上げ残りで8時20分頃が満潮、その後は最後まで下げ潮の予報。道具下ろすと思ったほど流れておらず、気持ち上げ潮ですがほぼ止まっている状況。朝の上げ残りと下げっ端が狙い目だったのでちょっとガッカリ。第1投目、いきなり左舷のSさんにマダイでナント仕事が早いことでしょうか。



開始早々餌盗りの猛攻で餌がそのまま帰ってくることがありません。対策としては早めに入れ替えて餌の着いていない時間を減らすこと、あまり余計な誘いは入れないこと。光物は着けていませんが、着けている場合は外すこと。それにしてもスゴ過ぎて手の打ちようが無し!穂先がずっとモゾモゾしているのでアワセを入れたら何か乗ったぞ!?回収すると小振りのオスのウマヅラと30cm級のサバフグというサイテーの一荷。この澄み具合ではフグ目天国ですかねぇ。ウマヅラも小振りのオスじゃ食うトコ無いので両方とも放流。8時40分、本日初の良いアタリはイナダ。



けっこう引きが強かったのですが、さすが余裕でキロオーバーのイナダ。この時期のイナダってどんなだっけ?太ってて旨そうですけどね。船中ポッツリポッツリとイナダがアタっている中、9時10分、コレはマダイでしょ!というアタリが出ましたが、なんか引きが違うような。半信半疑で回収したのは案の定、色が黒かった。1.3Kg近いまずまずサイズ。寒クロというにはちょっと遅いですがどうかな?9時40分、トモのYさんに船中2枚目のマダイ。下げっ端の潮はほぼ流れず、緩い下げ潮が続いて、コレといった時合いはありませんでした。10時40分、左舷Aさんにも1枚上がりましたが単発、もうちょっと連続でバタバタっと出ないとね。



11時頃から急に下げ潮が上っ側だけ速くなってきたと思ったら、イナダが回って来て、朝より活性高く全員複数尾型見る勢い。若干タナ低めに取って動かさないようにしても捕まっちゃいます。魚体は旨そうなんですけど、クーラー満タンになっちゃうし、あんまり持って帰っても食い切れないし、規定数は3本ですね。風が止んで日差しがさんさんと注いで、上着脱いで今年初めて長袖シャツ1枚になりました。ナントも気持ちのいい海なんでしょう。天気が不安定な中、合間を縫ってサイコーの釣り日和が交ざって、コレで本命の型が出ればいうこと無しなんですがねぇ。相変わらず入れれば餌盗り地獄。



カワハギが1枚、マダイ針が口にガッツリ。やっぱ海の中フグ目天国でマダイの鼻先に餌が届く前に盗られること必至。下手するとハリスが馴染む降下中にもう盗られていて、タナ切った時点で餌が無い可能性も大あり。こうなっちゃうと自分の釣り方もへったくりも無くなっちゃうので面白くは無いですよね。最初の時点で運が良ければ針に餌が着いているかどうかで、それをマダイに食わせなきゃいけないんですから。11時55分、またイナダのアタリ。コレちょっとデカイぞ!イナワラかな?糸の出る勢いとトルクがちょっと別物。こりゃ捕るぞ〜っ!けっこう強引にやり取りしてハリスを手繰るとウン!?



なんか魚影が2つ。なんだよイナワラかと思ったらイナダのダブルかよ!と次の瞬間、タモ入れしてくださったお隣Sさん、魚赤いよ!マジっすか?コレがナナナント、枝針にマダイ、先針にイナダの一荷。道理で重いわけだよ。しかしあんだけ出し入れしてゴリ巻きしてマダイよくバレなかったなと思ったら、閂にガッツリ貫通。型見られたのはウレシイですけど、なんかタイ釣った気がしないですよ、まったくも〜。タイはそれ以降アタリでず、お昼過ぎまでイナダはアタっていましたが、風が東周りで南に変わると自席はアタリが遠のきました。イナダはもう十分なのでいいんですけどね。



午後に入ってからは下げ潮の南風と逆潮になってしまい、船が横向いちゃってたまに流れに立てて北向きに戻すような操船。トモのYさんに2枚目のマダイが上がったようですが、それ以外はイナダばっかでトモのYさん入れ食い状態。自分はすでに5本釣って規定量の3本をキープ。だんだん南風が本格的になると船は完全に東向きになってしまい、右舷は払い出しとなりタナボケ状態。最後の最後は仕掛けの入り方が不安定で、餌も盗らなくなって生体反応ナンモ出ず。こりゃ終わったでしょ。13時50分、ラスト10分コールが出ると、釣れそうな雰囲気まったく無いので早々にお片付け開始となりました。



【本日の釣果】
マダイ1枚(39cm/820g)、クロダイ1枚(43cm/1.26kg)、カワハギ1枚(22.5cm)、イナダ5本(50cm/1.28Kg〜48cm/1.16Kgの3本キープ、後から釣れた2本は放流)、以上。その他、ウマヅラ(小振りのオス)、サバフグは放流。写真撮るの忘れてて、イナダのウロコ落としてから気付いて、並べて写真撮りました。

【船宿釣果情報】
マダイ0〜2枚 0.6〜1.1kg
その他 クロダイ・イナダ(2〜9本)・カワハギ・ウマヅラ

久里浜沖40mから開始して一投目で顔を見ることが出来ましたが後が続かず、エサとりが多くて四苦八苦でした。潮変わりから単発で顔を出してくれましたが活性は上がりきらずイマイチ。後半はイナダオンリーになってしまい、マダイは0枚がお一人でした。



写真は船宿HPより借用。不本意ながらナントか型だけは見ました。



イナダの和風カルパッチョ。当日、下ろしたらなかなか良い身質でやっぱ旨そう。柵取りしてから10分塩〆してから薄切りにして、タレはポン酢と柚子胡椒、仕上げにオリーブオイル。ミョウガなどの薬味と一緒に食べたらコレがバカウマ。当日は柵を塩〆するのがポイントかもしれません。発色も良くなります。ちなみに塩〆した後は流水で塩を洗い流してクッキングペーパーでよく水気を拭き取るのがコツ。



イナダのキムチヅケ丼。イナダが釣れたら翌朝はコレが定番。普通にヅケても美味しいのですが、イナダとキムチは相性鉄壁。朝から爆食い。



カワハギの薄造り。カワハギもそろそろ旬が過ぎて、春から初夏にかけてはキモが抜けて子持ちになって味は落ちるのが相場なのですが、このカワハギはキモも入ってて身もキレイでまだ冬モードの魚体で大変美味しかったです。



イナダのゴマダレ和え。料理人の思付きアドリブ料理だと思います。イナダの身は例によって柵にしてから塩〆10分。流水で塩と染み出た水分は洗い流し、よく水を拭き取ってからブツ切り。タレは市販のゴマドレッシングをベースにポン酢、酢、醤油、豆板醤、ゴマ油で調味したそうです。仕上げに白ゴマ振って完成。ゴマのコクに酸味と少しのピリ辛が加わってイナダの身とマッチしていてバクバクイケちゃう感じ。



イナダ出汁の蕎麦。イナダのあらが出たので早速あら出汁で蕎麦。掻き揚げはウチの定番、生協の冷凍モノ。ここ最近、アジ出汁、サバ出汁、イナダ出汁と続けて蕎麦を賞味しましたが、それぞれ個性があってどれも甲乙つけ難いところ。やっぱイナダが一番ガッツリかな?



イナダ出汁のうどん。うどん派のかみさんはコレ。昨夜の残り物のゴマダレ和えを乗せてこれも旨そうですね。



白身出汁の湯豆腐。マダイとクロダイの頭、カワハギの頭とあらで採った白身のブレンド出汁で湯豆腐。脂が浮いて魚の味がしっかり出ていて、湯豆腐というより潮汁といった味わいでした。



マダイの湯引き刺身。だいぶ色が濃くなって乗っ込み色が出てきていますが、身質は落ちませんね。このサイズだからいいのかもしれませんが、3日寝かせて湯引き刺身は定番。脂もそこそこ乗っていて、やっぱり久里浜沖のマダイは味が濃いです。



イナダのコンフィ。最近よくやるヤツですが、塩コショウで下味付けたイナダをオリーブオイルに香草を入れて油煮にした料理。香草はローズマリーだったかな?元々がフランスの保存食だそうなので、オリーブオイルに漬けたまま冷蔵庫でかなりの期間保存が利きます。1本分を半身を3切れ、計6切れ作りましたので、1回一切れで6日楽しめそうです。



イナダ出汁の蕎麦。今週2回目になりますが、飽きが来ずに毎回美味しいです。蕎麦の出汁にするならアジ、イナダ、サバが3強かもしれません。カツオやマルソーダなど普段は殆ど釣って来ませんが、もし釣れたら間違い無く合うでしょう。



クロダイのカルパッチョ。ちょっと型が良かったので皮は剥きました。剥いた皮は出汁になります。脂はそんなに出てきませんが、ウチの定番アッサリ系の味付けで、身が適度に柔らかくなってクセもまったく無く、白身でカルパッチョネタとしては極上ネタでしょう。いくらでも食べられそうな感じ。



マダイの酒蒸し。今日、アカムツ釣ってきたのですが、当日は食べないので、マダイで酒蒸し。マイタケと長ネギを敷いた上に、塩と昆布に漬け込んだマダイの切り身を乗せて20分ほど蒸します。漬け込んだおかげで適度に味が付いていますので、調味料無しで美味しく頂きました。今晩はコレとアカムツの茹でキモポン。それにイナダのコンフィ1切れ。



クロダイの鯛飯。クロダイで炊き込んでみました。桜の花の塩漬けを適量混ぜ込んで、季節感のある上品なご飯ができました。残りはまたおにぎりなどで楽しめそうです。味噌汁はマダイのあら出汁でこっちも濃厚で脂浮いて旨味たっぷり。



イナダの塩麹漬け。一番デカかったヤツの釜下一番を塩麹に漬けておいて6日目に焼いてみました。思ったより脂あって旨かったですが、味がやや生じょっぱくなっていたので改善点ありですかね。



イナダ出汁の蕎麦。これで3回目ですかね。毎回、全部載せているわけでは無いので、実際に食べている回数はもっと多いんです。今回あえて3度も載せているのは、それだけ回数食べても旨くて飽きないってことの証明になるかと思いまして。ホントに旨いんです。



クロダイの鯛飯のおにぎり。かみさんはこれを食べてました。焼かないでただおにぎり温めただけ。明日辺り、私は焼きおにぎりにしてもらいますか。



クロダイの鯛飯の焼きおにぎり。予定通り、翌朝は焼きおにぎりにして頂きました。海苔巻いて食べるのがサイコーっすね。炊き立ての時よりは桜の花の香りは飛んでっ仕舞いましたが、鼻を抜ける余韻にまだ香りが残っていました。味噌汁はイナダのあら出汁でこちらも旨いっす。



クロダイの鯛飯の焼きおにぎり茶漬け。日曜の朝です。雨がしつこくて土日中、ほぼ降りっぱなしで、日曜の日中は再び強雨の予報。さて、残ったおにぎりは出汁で茶漬け。今日も替え玉一個付き。出汁が熱々のうちにほぐして混ぜながら食べるのが美味しいです。そろそろ出汁以外は完食かな?



イナダのコンフィのスパゲティ。そろそろ2週間近く経ちますが、コンフィがまだ残っていたのでスパゲティに流用。オイルもイナダを漬けてあったモノを使っており、魚の出汁が乗っていい味が出ています。さすがに保存食というだけあってまったく劣化が感じられず美味しく頂きました。この調子だと相当持ちそうですね。

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