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2023/03/20
ムツ五目 久里浜港 五郎丸
3月20日(月)、定宿、久里浜港の五郎丸からムツ五目に出撃してきました。

前回は先週の水曜日にマダイをやりましたが、かなりキビシイ展開でイナダでおかずは稼げたものの、マダイはナントイナダとの一荷で型は拝めましたが、まったく釣った気がせず。なんだかな〜という内容でしたが、ゼロのお客様も居られる中、本命の顔見られただけ魚運はあるのかもしれません。今週は後半天気悪く、火曜日が祝日なので最初は火曜日に出撃予定だったのですが、よく考えたらWBCの準決勝に当たるので月曜日に変更。問題の釣りモノなんですが、昨年の10月と11月に2連続ボーズ、しかも1回は一日魚のアタリゼロ、もう1回はシロムツのアタリ1回だけと惨憺たる内容で、しばらく萎えていたアカムツに久し振りのチャレンジ。この釣りはぜんぜん読みが利かなくて何度かやれば多少はイイ日に当たるかも!?といった感じですが、潮周りは良いので型見るの目標で行ってきます!



いつもの時間に単独到着すると本船お客様5名で右舷ミヨシから私、胴の間、トモに1名づつの3名。左舷ミヨシに地元のH君、トモに前回大物バラしたリベンジを意気込むIさんの2名。お隣マダイ船も常連さん多く5名様、同じくW五目も常連さん中心で5名様。皆さん考えていること一緒なのかな?まぁ良い釣り日和というのもあるでしょうけど、女将によると週末よりお客さん多いとか。とは言っても一船5名づつで釣り出来るなんて、かなり恵まれているのではないでしょうか。急遽、前日の夕方にムツで予約入れたんですけど、ムツが一番堅いのでは?との話もあったりで、潮周りも大きいし船が流れれば多少の期待は持てるかもしれません。回数こなしてナンボの釣りですので当然ボーズも覚悟。



7時を回った頃出船して、港前でスパンカを揚げてしばらく待機。定刻7時15分を迎えるといざ発進。東電防波堤を超えて南に舵を取ります。航程10分ちょいで到着したのは下浦沖の上手側のポイント。場所で言うとアシカ島の真南ラインで京急三浦海岸駅の真横ライン辺り。低速で旋回して位置取りが決まると7時28分、第1投のアナウンス。北北東の微風で晴れ、海上良いナギで水色は珍しく濁り気味。東電前もこの水だったらメバル食いそう。大潮の初日で最初下げ潮、10時20分頃が干潮で後半上げ潮の予報。指示ダナはオモリの位置で底から1、2m。アタリが出なければ4、5mくらい上まで探るようにとのこと。潮は緩い下げ潮でクセも無く道具はまっすぐ立ちます。



一流し目は220mからで凸凹して230mくらいまで下る流し。7時40分、右舷トモ氏に40cm近い船中初物。続いて7時47分、右舷胴の間氏に35cm級で序盤続けて2本出ましたが、こちらまでアタリ回らず回収指示。二流し目、同じく220mくらいから入れて最初凸凹の後、深くなる流し。8時20分、いきなり7mくらいの崖を落ちたところでタナ取り直したら、ホゲホゲキュキュン!とあの懐かしい食い上げアタリが出てくれて、何回か手巻きで距離を縮めてから穂先に重さが乗ったトコでドスっとアワセが決まりました。無事取り込んだのは37cm級のなかなかサイズ。昨年の2連続ボーズの後、間が空いてしまいましたが、案外早めに顔見ることができてホッ。



居れば釣れるじゃん!!左舷のHくんを見てもシロムツのアタリが多いようで、自分にもソレっぽいアタリが出るんですが、なるべく掛けないようにアタったら掛かる前に煽って避けちゃいます。作戦というほどでもないのですが、支給のサバタンが小さめなので、自前のデカ目のサバタンと併用で2枚掛けして、シロムツの食い込みを悪くするようにしてみてます。8時50分、胴の間氏に早くも2本目。遠巻きに見て35cm前後かな?今日は今んとこ細かいのが出ないのでいいですね。胴の間氏が巻き上げ中に私にもアカムツを確信する食い上げアタリ。これは間違い無いでしょ!でも叩く頻度がちょっと多いので一抹の不安がよぎります。でもコレどう見ても本命の引きだよなぁ。



回収するとアレ!?色が違う!ナント上がったのは40cmのメダイでした。頭の中98%アカムツで一抹の不安が2%。アタリ方から叩き方まで本命のそっくりさんですっかり騙されました。この魚、ヌメリが半端無いのでタワシでよく洗ってからビニール袋に入れて保存。回り直して196mから徐々に深くなる流し。9時40分、だいぶ下って230mを超えた辺りで食い上げとは逆に下に突っ込むアタリが出て、アワセるとかなりの重さ。シロムツのパーフェクトか!?巻いてると時折叩くので何だコレ!?半信半疑で回収すると下針からシロムツ、アカムツ、シロムツという塩梅で、アカムツは36cmとまともサイズ。まだ2本目ですけど周りを見ても今日は型が揃ってますね。仕掛けはチリチリパーマでオシャカ。



10時前くらいから潮が止まってそろそろ干潮か?10時半を回ると気持〜ち上げ潮っぽくなって上げっ端のチャンスタイム。風はまったく無くなって海上ベタ凪。すると10時50分、再び穂先が突っ込むアタリが出てアワセが決まると、コレも本命っぽいよ。今日はこれまで釣ったアカムツみんな残り30m付近での激しい叩き込みが無いもんで、魚影見るまで確信できないんですが、今回もあまり叩かないまま上がって来まして、コレが34cmと再びまずまずサイズ。今日は人数も多くないし、潮が素直なおかげでオマツリも最低限で済んで楽ですねぇ。日中はシャツ1枚のポカポカ陽気。最高の釣り日和ですよ。しかも前半で本命3本も釣れて言うこと無し。何しろ電車釣行で航程10分ちょいの場所でコレですから。



11時過ぎから無風の上げ潮で船が東向いてしまい、コレだと釣れない展開なんですが今日は違いました。11時45分、再び穂先を持って行くアタリが出て叩き方はアカムツ。無事回収!?と思ったんですが、最初に目に入ったのが40cm級のトラフグ。ウン!?そしたら船下からフグに食われてズタボロになったアカムツが出てきました。海面まで追いかけて来るとは執念深いヤツ。バッカヤロ〜ッ!!身が半分くらいと内臓全部食われてしまって悲しい姿に。計ったら33cmあったのにもったいない。形整えて煮付けにすれば食べられるかな?今年は何やってもフグがやたら多くてかなり迷惑ですよね。昨年の秋のハナダイの頃から何かとフグに悩まされるシーズン。サバ、ショウサイ、コモン、トラの4種。



水深は一日220〜240m中心に200〜250m。11時50分、左舷のH君に初物。続いて右舷胴の間氏に3本目。段々南風がマトモに吹いてきたら船首が南東方向に向いてしまい、ミヨシはド潮っケツ。あ〜あトモの潮になっちゃったと思ったら、こちらはシロムツの猛攻と化してしまい、デカイ餌が無くなったせいか掛かりが良くなって10枚いっちゃいました。終盤13時50分、案の定、右舷トモ氏が連荘で2尾上げられてジ・エンド。結果、右舷ミヨシから4、3、3。左舷ミヨシから1、0と残念ながらゼロが1名出てしまったようです。上げ潮入ってからの方が魚が小振りになってしまいました。久し振りのアカムツ釣り、トラフグの被害さえ無ければ気分よく終われたのですが、ホントあったまに来ますよね〜!!



【本日の釣果】
アカムツ4尾(37、36、34、33cm/33cmはトラフグに食われてズタボロ、見た目がイタいので患部は画像修正しました)、メダイ1尾(40cm)、シロムツ10尾(28〜19cm)、以上。今日はタナが低めで2m切って食い上げアタリが1回、穂先を絞るアタリが3回、掛かった針は一番下が2回、下から2番目が2回でした。

【船宿釣果情報】
下浦沖200〜250m
アカムツ0〜4匹(船中11匹) 28〜37cm
その他 クロムツ(0〜3匹)・シロムツ・メダイ

今日は朝から割とよくアタってくれました。相変わらずシロムツが多いですが、そこに混じってアカムツ、クロムツもポツポツアタって船中11匹と好調。トップ4匹でしたが、うち1匹はフグにかじられ残念な姿に...。続いて3匹が2名、1匹が1名。0匹が1名出てしまったのは残念でした。



写真は船宿HPより借用。



アカムツの茹でキモポン。1匹はフグの被害で内臓がありませんでしたが、無事の3尾は良質のキモが入っていましたので、半分茹でキモポンで賞味。アカムツのキモ、メチャ旨いっすね。残り半分はフグの被害の1尾と一緒に煮て食べる予定。



アカムツの煮付け。フグに食われた1尾は煮付けで賞味。真ん中に乗ってるのがキモの残り半分。いや〜旨いっすね。フグに半分近く持って行かれましたが、チビ1匹分より身がゴロっと採れて、思ったより食べ応えがありました。さすが脂もスゴイです。煮るは早いが良し!!絶品でした。昆布は船宿さんの早煮昆布で重宝します。もちろん食べて美味しいです。



メダイの刺し身。2日目でまだ早いかとも思ったのですが、小振りだからいけるかな?料理人、血合い骨抜いて渡りで切るほど気合が入っていました。確かにまだ早い感じはしましたが、歯応え程好く、薄っすら脂が回って、臭みやクセは皆無。大変上品なお刺身でしたね。



メダイのヅケ茶漬け。翌朝、私は先週のクロダイご飯の焼きおにぎりを頂きましたが、かみさんはメダイの残りや刺身の切れっ端をヅケといて、その場でメダイのあら出汁を採って、茶漬けで食べていました。私は味見していないのですが、美味しかったそうです。



シロムツの掻き揚げ。シロムツと玉ネギ、大葉で掻き揚げで賞味。いや〜揚げるとサイコーに旨いですね。軽くていくらでも入っちゃいそうです。残りは蕎麦にでも使いましょうか。



シロムツのフライ。同日に天ぷらとフライをやるのは稀なケースですが、どうせ揚げ油を使うので、両方やっちゃって残りはサンドにしたり流用するつもりで全部揚げてしまいました。掻き揚げも旨いですけどフライもいいですよ。シロムツは揚げ物にするのが一番真価を発揮するのではないでしょうか?



シロムツの掻き揚げ蕎麦。予定通り蕎麦の具にしました。出汁は先週のイナダの出汁でこれで4回目の蕎麦。ホント好きですよね。



シロムツの掻き揚げうどん。かみさんはうどん派なので掻き揚げうどんにして食べてました。魚系のうどんは細麺の乾麺が相性抜群!



アカムツのお造り。4日寝かせて十分食べ頃。2番目に大きかったヤツ、炙り刺身のお頭付き。渡りで切って一番太いとこで一切れ軽く10cm超え。やっぱアカムツってスゲェ!脂あるのは当然、もう言葉が出ませんね。山葵醤油良し、塩でも良し。夫婦二人で平らげてしまいました。



お福正宗飲み比べ3種。最近あんまり酒の写真を上げていなかったのですが、アカムツに合わせて今日はコレが登場。お福正宗は新潟のお酒で、以前からかみさんのお気に入り。こういう時のために隠してあったようです。一瓶300mlで左から生貯蔵、純米、原酒。それぞれ個性があって美味しいのですが、想像通り原酒が一番ガッツリくるタイプ。そう思って左から飲み切って行って、アカムツの脂を洗い流すように3本ともスルスルと無くなって行きました。



シロムツのフライサンド。土曜の朝です。地元横浜は朝から大雨で傘さしてゴミ出しに行きました。明日、日曜も日中からまとまった雨になる予報。さて、先日のシロムツフライを残しておいてサンドイッチにして朝ごはん。味付けはソース塗ってタルタルを一絞り。朝から4個くらい軽く入っちゃいますよ。



アカムツの握り寿司。炙りで握り寿司にしました。脂に甘みがあって旨い。酢飯との相性は抜群。余計なコメントは不要でしょう。映ってませんが、味噌汁はアカムツのあら出汁でこちらも脂スゴくて濃厚な味わいで最高。



アカムツの塩焼き。寿司採ったあとの残りは塩焼きで賞味。干しても旨いですが、塩焼きはジューシーさがスゴイです。身を割ると肉汁と脂がジュワァ〜。もちろん旨味も申し分なし。



アカムツのしゃぶしゃぶ。最後、一番デカかったヤツはしゃぶしゃぶで賞味。あらで出汁採ってアカムツ以外の具はあえて少な目に長ネギとワカメのみ。つけダレはポン酢、塩ポン酢、大根おろし、赤柚子胡椒、小ネギがウチの定番。お味の方はもはや説明不要でしょう。口に入れた瞬間溶けます。脂が甘い!



シロムツのカツ丼。月曜の朝です。この週末は荒天により釣りはお休み。さて、シロムツフライがまだ残っていたので、最後はカツ丼にして賞味。朝からカツ丼と聞くと重そうに思えるかもしれませんが、ネタがシロムツなのでお腹にもたれることもなくサクッと完食。フライにしてから保存しているので臭みが出ることも無く旨かったっすよ。味噌汁はシロムツ出汁なんですが、昨夜の大根おろしの残りを入れたらコレ旨いですね。新たな発見でした。



アカムツのあら焼き。出汁に使って残った釜付きの頭2尾分を割って塩焼き。兜焼きというほどのモノではありませんが、目玉が一番の食べどころですか。あとは釜に纏まった身が少し入っていて、骨までしゃぶって美味しく頂きました。



アカムツ出汁の雑炊。先日のしゃぶしゃぶの残り汁で雑炊。2日後に鍋の締めとなりましたが、消化も良さそうで朝ご飯にピッタリ。出汁が濃厚でいい味出てました。これで今回の食材は完食ですかね。また近いうちに釣って来たいですが、この釣りはやってみないとまったく判らないので、安定供給するには数やらないとダメでしょう。

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